― 内容と結果、その二兎を追い求める。
チーム山雅の指揮官が語った言葉。
まことに、ごもっとも。
というより、内容と結果、いづれかを獲るなんていう世界が、果たして本当に在るのかいな?、とつねづね思っています。
他にも、たとえば、量か?、質か?、といった二者択一論も、そう。
量を伴わない質などありませんでしたし、量は突き詰めれば、質に転化します。
僕の経験からすると。
願わくば、内容のサッカーとは?、結果を求めるサッカーとは?、それを、それぞれ示してもらいたいもんだ。
でないと、論評もなにもできないではありませんか。
素人目ではせいぜい、
こういうことを追求したかったんだけど、モノにできなかったゲームがあったり、すこしも狙いは果たせなかったけれど、ひょんなことから勝ちが拾えた、あるいは、負けを回避できた、そんなのが現実ではあるまいか。
観ている側からすれば、
サッカーとは、手が使えない以上、宿命的に、危うく、不安要素満載の戦いであって、
一体、なにをやりたいんだか?!、といった言葉が終始口をついて出てくるようなゲームでなければ、まづは、楽しめます。
それが証拠に、カネ返せ!!、と罵倒したくなるゲームは、かならずしも敗戦にあらず、です。
せいぜい、〈勝ちにこだわる〉で、いいんじゃあない?
では。