ルヴァン杯あれこれ❷(vs湘南ベルマーレおしまい)

〈浪花節かよ、サッカーも?〉

より高みをめざす(べき)個人事業主として生きるプロサッカーの世界を前にして、

違う男(or女) の元に去った恋人を、自分の魅力不足を棚あげにして(=自分の盲点)責めたてるとは、

センチメンタルな未練も、ここまでくると、見苦しくて、不快。

こねくった惰弱なボールの軌道は、

僕など観ていて、深澤が、意識的に外したんではないか、と確信しまうほどにぶざまだった。

だから、ドラマチックな終末にするには、

あれだけ、GK高麗が、旧友を煽ってるんだから、

深澤は、左枠内にピシッと打って、それを、横っ飛びした高麗がはじく。

……これで、はじめて、劇的なPK戦の幕切れ。

PKを外したりストップされた味方プレイヤーを、真っ先に駆け寄っては鼓舞するキャプテン深澤の姿が、ベルマーレでも、やがてみられるようにと祈ります。

〈カップ戦の現実〉
ともに、9/5のリーグ戦先発メンツと比べると、

湘南は、先発とベンチスタートには皆無の、完全ターンオーヴァー
(しかも、8人まで帯同できるサブを、6人でと、延長戦かつかつの交代カードを用意する省エネ思想)

他方、山雅は、ひとり(金子 光汰)をのぞき、10人のターンオーヴァー
ただし、ベンチには、9/5先発の 5人を置く。

これには、さまざまの思惑とやりくりがからまっていると思うが、

観てるこっちは、それを適当に邪推しながら楽しめばよろしい。

ベルマーレには、小野瀬、奥埜といった懐かしい名があって、

そうか、かれら、リーグ戦ではあまり出番がないのかい?、と推断するしかなかったけれど、

実質的には、このふたりにアシストとゴールの仕事をゆるしたがために、ドローで終わったようなもの。

奥埜の2得点は、やっぱり、一瞬のマークが甘い。

ペナルティエリア内にボールを運ぶ技量がたいしたもの。

が、7年ばかり以前のベルマーレの迫力は、この程度だったっけ?

90分で(☜捕捉)勝てるゲームではあった〉
思い切りよく、ペナルティエリア外縁からでもシュートを撃ち込む積極性があって、シュートは、20本近く。
しかも、枠内が、80%くらいか。

前線からのプレスも、ゲーム慣れしないメンツがやったにしては、かなり上等。

となれば、勝っておかしくないゲームを落とした、とも言える。

よく言えば、レギュラーと、ノンレギュラーの格差はそれほどでもなく、

逆に。

もっと、鋭利なチームを、競争によって彫り出さないと、

他を圧倒する腕力(脚力)がまとえない、そんな感想です。☜もちろん、期待大。

20日後の、vsアルビレックスのメンツは、如何に?

では。

ルヴァン杯あれこれ❶(2026.9.9 1回戦vs湘南ベルマーレ)

延長戦までやって、3 – 3。(実質ドロー)

PK戦を勝ち抜いて、これで、次ステージへと進出。

その2回戦も、ホームでできて、

9/29(火) 19:00 ゲーム開始の予定。

これから、9月から 10月にかけての日程をみると、

週中のゲームはあるにせよ、ホームゲーム(移動無し)がうまい具合に入ってるから、比較的に、心身には負担がかからなくて、助かりますかね。

……観ている側の、勝手な感想ですけど。

最初に。

萬年式ゲームMVPを発表しておきますと、

❶連続降雨を感じさせない、素晴らしく水はけ上等のアルウィンと、それを整備してくださる人々。

❷ゲーム中は、ほとんど雨をもたらさなかった天候。

このふたつでありましょう。

ゲームに水を差される、なんてことが皆無だった!!
(ロングスローには、少々、影響があっただけで)

プレイヤー的には、#20シブリョ―の受賞には、まったく文句ありませんけれど、

1ゴール1アシストの、#18 佐藤 亮を、推したいですね。

いい味出してましたから、おっつけリーグ戦に投入は、間違いなしでしょう。

彼と、#7 松岡リム、これらテクニカルなプレイヤー待望論です。

つまり。

9/29 2回戦vs新潟戦でも、出場に飢えたプレイヤーの活躍が楽しめるってことで。

ついでに。

まわりをながめておけば、3部リーグの半数10チームが、

ルヴァン1回戦を勝ち抜いていて、先発メンツのチョイスによっては、

2部チームをジャイアント、と表現できるご時勢では、とてもとてもありません。

では。

ルヴァン杯のありがたさ。

雨予想の、週日ナイトゲーム。

観戦者が少なければ、少ないなりに、ゲームと雰囲気を楽しめるってもんだ。(決して負け惜しみにあらず)

ベルマーレは、やるのに不足はないチームでもあるし、しかも、来松くださるんだから。

それが、ひとつ。

ふたつめは、これが、いちばんの愉しみなんだけれど、

ベンチを暖める、あるいは、ベンチに入れないプレイヤーたちの、

思いの丈のプレイを観られることだろう。

ベンチ入り当確線上、あるいは、フルタイム熱望組、

個々の名は敢えて出さないけれど、

そういったつわものを観にいくのだ、アルウィンに。

もちろん、勝ちにいってもらいたいが、

消極的なサッカーだけは御免ですね。

では、アルウィンで。

いい大人なんだから。

 

勝てない、勝てない、とずいぶん騒がしいが、

なにか言わなきゃあならんから、

挨拶代わりに〈勝てない〉と、深刻ぶってるだけ、と思っている。

深刻になるのは、当事者にまかせておくのが礼儀であって、

僕にいわせれば、

周囲がいろいろ言えるところは、ホームで勝てないことだ。

そこに限定してしまうと、

今度は、ホームで勝たせられないという、自責の部分が浮かび上がる。

つまり、自分にできることは何か?、という自省と、コミットメントに心を向けずして、ただ文句を垂れて、嘆いてばかりは、いい大人のすることじゃあない。

でなけりゃあ、せいぜい、

こうせいああせいと、精神論無用なサッカー論議をするに限る。(萬年は、そのひとり)

20ゲームやった特別リーグの戦績は、(PK戦をドロー、と数えると)

7勝 6分け 7敗の、ちょうど五分で、良くも悪くもない。

これには、対2部チームも混じっているから、3部ではもっと良い結果が、と思うだろうが、

2部チームが、それほど手が届かない存在でもないことを知れたのが、特別リーグの功績であって、

相手が3部ばかりでも、ほぼ同じようなもん。

つまり、石﨑式錬金術を認めるにせよ、まさか、打ち出の小槌でもあるまいし、

予想外の流出に対して、精を出して集めたのが、今の所帯なんだから、

すぐにでもさまになる、と思っているとしたら、それこそ能天気過ぎて、笑われる。

ここまで、

5ゲーム消化して、負けが ひとつ。

これって、シーズンを 8敗でおさめるところの、なかなか上等なペース。

分けのうち、ふたつは、追いついて、ドローに持ち込んでいる。

先制されたり、突き放されると、そのままあっさり負けていた2025シーズンからすれば、

かなりの変貌、ではなかろうか。

ここは、ひとつ、

竹原ピストルの、この曲でも聴いてみます?

では。

田口次第…… (FC大阪戦レビュウ❷おしまい)

ひとつ。

ゲーム後、スタジアム一周の挨拶を待つ、北ゴール裏で。

たまたま隣に立つご婦人に、

―どうでした、今晩のは?

と、ゲーム感想を訊いてみると、

― 田口次第かしらね……。

この返しには、感心してしまった。

それが、僕にとっては、〈解答〉レヴェルの重みだったから。

ハーフタイムに、チノ氏との雑談中、彼が、

― 田口は、センターフォワードとして、中央にドンと構えていてもいいねえ。

ご婦人のゲーム評は、チノ氏の発言と、まるで符合するではないか。

#17 田口には、布陣的に、カナショーとのツートップが割当てられているためなのか、

はたまた、それがミッションとして与えられているのか、

サイドに流れて、プレイヤーと連携したり、クロスをあげたり、ずいぶん広いスペースを、田口は駆ける。

ただし。

たとえば、田口が外にまわった際、では、誰が中でボールを受けて、シュートで終わらせるのか?

このゲームでは、その候補は、カネショー、安永、澤崎であったろうが、

互いにサイドを侵したいサッカーの競合というベースがあったから

カネショーは北爪と、澤崎は高野、あるいは宮部との連携に追われる様相があって、中に入ってくるのが、どうしても遅れる。

外から、中へパスを通せるとしても、だ。

田口には、相手センターバックが、2枚で挟み込んで自由を奪う守備をしていたこともあるけれど、

彼独特の、ペナルティエリアにおける軟体的なプレイは、

やはり、それなりの時間的な準備を要するから、

#17には、ロングボールの収めはするにせよ、

できるだけペナルティエリア内でのボールタッチを望みます。

ふたつめ。

宮部の変貌、野田の投入によって、ここへ来て、俄然と顕著になったのが、

センターバックの高い位置への進出と、後方からのクロスボール投入。

金子 光汰のフィードも、かなり精度を増して高野を狙えるように進化中。

ならば。

これらのプレイを活かして、ウイングバックと絡ませることで、

サイド侵攻作業における、シャドウの負担を減らし、

たとえば、澤崎、安永には、

より中盤を締める格好で、力安と、トライアングルを形成して、後方と最前線をリンクしてもらいたいんですよね。

大阪戦では、サイド攻防と、サイドからの寄せはあったが、

ゴールマウス幅内からシュートを狙うシーン、がほとんど見られず

それが、ゴール臭がしない要因でもあった。

みっつめ。

ゲームでは、攻撃の大事なところで、

出し手と受け手の意思が合致せず、マイボールをムダにするシーンがけっこう目立ち、それが、

多く投入されたクロスが、受け手となかなか合わないことと関係しているのならば、懸念は残ります。

では。