未練の言い訳に走るなら (奈良戦レビュウ❸)

☞指揮官や、プレイヤーのゲーム後コメントは読んでおらず、したがって、
的外れだったら、ご愛嬌。
あくまで、萬年式のうがち、ですので。

奈良戦の難しさは、

ひとつ。
タレントふたりの引退試合という伏線があったこと。

ふたつ。
前半のうちに、ポンポンと あっけなく2失点してしまったこと。

珍しく、最基底部での守備が、淡泊というか、そこに居るべきところに居ないという様相。

とにかく。

これで、後半の戦い方を整理するのが、なかり厄介になった、と思う。

前半をみていて、

むこうの2ボランチに対しては、

たとえば、松村を下げて、深澤とツーボランチとし、

センターバックを 2人にする、つまり、4バックにしてしまうのも手かな?、と僕は、思っていた。

でないと、中盤における優位は、こっちに引っ張ってこられないから、
パス阻止、ボール奪取が期待できない。(奈良の上手さをもってされると)

結果としては。

センターバックには手をつけずに、

松村に代えて、アレンを入れ、ワントップ、ツーシャドウにして、村越も加勢する格好で、

相手のセンターバックからボランチへのパスコースを不自由、あるいは消去する方策だったと思う。

山形戦は、後半からの手当て(=交代)が、いつもより、10分くらい早かったが、

奈良戦は、それと対照的に、10分くらい後ろにずれ込んだ。

……これらの差配については、是非を問うものではない。

祥平さんの強みは、もっと長時間観たかったけれど。

要は、奈良戦のやりくりについては、

観ているこちら側が、多少の斟酌をしなければならないのではないか。

……以上、単なる感想です。

では。

さらなる強みへ。 (奈良戦レビュウ❷)

もう一年 やってくれよと 吐く弱音

このゲーム、

山雅になにが欠けていたのか?、と考えてはみるものの、

結局。

あれだけ上手く、活きの良いサッカーと対戦したら、

いまのレヴェルだと、あれが限界、と断ずるしかないのかも知れない。

さて。

奈良は、4 – 2 – 3 – 1 を採ってきた。

対し、山雅は、3 – 3 – 2 – 2 。

深澤をワンアンカーにおいて、澤﨑と松村が、ツーシャドウ、で、その前に、

村越、加藤のツートップを置く。

ひとつ。
こうすると、奈良の中盤(ボランチ#10と#50)が 2枚。

対し、こっちは深澤ひとりとなって、数的に不利となる。

その防止策とは、

ふたりのシャドウが、ボランチ的に適宜、中盤もこなすことで

三角形が上方に開いた▽格好で相手の中盤と対峙することが、山雅手法、と僕は、思ってきた。

奈良戦では、ここが機能せず、

特に、松村の立ち位置に、チーム的な統一感が欠けた。

ハイプレスを敢行したい加藤は、盛んに、連動せよと、松村に前進を要求、

ところが、松村は、

自分の前方に位置する 相手#10へのマークを考えてだろう、そこを外すわけにいかない風情。

これが中途半端となって、結局は、

ふたりのフォワードで前線からプレスをかける山雅に対し、

ボランチひとりが最基底に落ちて3バックとなることで、数的優位を保つ奈良が、

もうひとりのボランチにボールを収められることで、そこから、サイド、前方にボールを展開した。

安永、という個性の不在だけでは済まされもせず、

多くは深澤を経由して攻撃に転ずるやり方の再考、

つまりは、べつのボール経路の開発(by チノ氏)、も必要。

ふたつ。
どうこう言っても、

およそ、すべてのポジションで、

ボール保持のレベル、それから、ボール奪取の執拗さに優れた奈良であったから、

山雅に、手のほどこしようがない、後手にまわる感が生じたのは、当然ではありましたが。

みっつ。
目の前の相手を捕まえ切れない状況下、

守備面でも、相手を放してしまう、寄せが甘くなる、そういう格好の 2失点。

……極言すれば。

強固な守備と、前線からの鋭い追いかけまわし。

これを、連動と一体性を保って続ける、といった〈強み〉が、

その上をいかれてしまって無力化された、それが、奈良戦の正体であり、課題。

では。

あっけらかんの完敗 (2026.6.6 プレイオフ奈良戦レビュウ❶)

0 – 2 の完封負け

いやいや、あっけらんどころか。

チームは、連動性なく、もがきながら

今季いちばんの、徒手空拳っぽいゲームを、強いられていました。

山雅がおかしたファール 16個 (奈良は 8個)、もらったイエローが 3枚。

それが、ゲームを握れなかったなによりの証拠。

そんな不出来は、隣で観戦しているご婦人にも了解されて、

このゲームで推せるプレイヤーは、残念ながら、山雅の側にはなく、

奈良の、#17 田村 翔太の、

ゴールを陥れようとする、熱心と強欲が溢れたプレイぶりを、

― 彼、これで、リーグ 15点よね、と高く称賛していらっしゃる。

たしかに。

こうなったら。

かつて浅川を呼んだように、

このリーグ得点王を、熱く誘ったらどうだろうか、山雅。(いや、冗談でなく、フォワード陣の手当ては必須ゆえに)

……無理にこじつけるとしたら、

中途半端なリーグの性格が飽きられ、

かつ、奈良クラブの知名度の低さもあっての、6,000人を下回る観客であったと思いますが、

それとまるで整合するように、

山雅のチーム創り込みも、ひとつの踊り場で一段落したかの風情。

ま、それだけ、本リーグまでの 1か月のパワーアップに期待するのみですけど。

しかし。

あれだけ素晴らしく仕上がった奈良クラブが、アルウィンで目撃されなかったことは、けっこう大きな損失だった、と思いますよ。

あぁ。

これほどの好チームと、来年までに、2回は戦わなければならないといった、しんどさと、お楽しみ。

大分さんを、それこそ笑っていられない敗戦。

では。

梅雨入りしたので。

 さつき雨 田毎(たごと)の闇と なりにけり       蕪村

庭では、紫陽花も立葵も、まだ花をつけないけれど、

僕の感覚では、

一昨日か、昨日、ここらは梅雨入りしたに違いない。

だから、今日のアルウィンにはレインウエアを持っていこうか、どうしよう。

でも、こんな季節だからこそ。

It Never Rains in Southern California〉(1972年発表) を聴こう。

カリフォルニア州の南部、ロサンジェルスあたりへは行ったことがないが、

はたして、雨は少ないのかね。

アルバート ハモンドがヒットさせたこの曲の歌詞は、

ハリウッドで成功するために、ボーイングのジャンボ747でカリフォルニア州にやって来た役者。

が、彼、なかなか芽が出ず、捨て鉢な気分を歌う。

南カリフォルニアは雨が降らない、なんてウソだろう、って。

カリフォルニアの明るさとは大違いで、かなり暗い気持ちなわけです。

いやはや。

では。

奈良は 辺境であるか? (順位決定ラウンド2回戦)

まさか。

たった 1,300年前は、この国の中央政府が置かれていた場所なのだぞ。

という冗談は抜きにしても、

直近 2ゲームで、

富山を 5 – 1、大分を(逆転で) 4 – 3 で、それぞれ葬り去った〈事件〉が、

僕のところまで、かまびすしく聞こえてこないのは、あんまりではないか。

それもこれも、特別リーグの、

性格の中途半端さ、チームによって落差があり過ぎる仕上がり、それがための煮え切らない戦績のゆえだろう、きっと。

特に、大分戦は、前半で 0 – 3 までにされたのを、延長までやっての逆転勝利。

負けた大分にしてみれば、クラブ史上、稀な大汚点であろうし、

しかも、奈良は、リーグ得点王が、そのゴールで逆転の狼煙をあげたのだ。

が、逆転劇の現地目撃者が、2,000人とは、なんと、もったいないことか。

……さて、いよいよ。

気鋭の新監督率いる、ハツラツとした奈良クラブを、

今後 7週間は、梅雨の眠りにつくホームアルウィンに迎えてのリーグ最終戦。

いまや、うっすらと、26/27リーグへの胎動がうかがい知れつつあるので、

ゲーム戦略、戦法を、どうこう言うつもりもありませんけれど、

― 福島戦の 3点目の起点となった、小田さんへのロングフィード、あれには痺れました、と申し上げたら、

いや、あのくらいは当然、との小川 大貴兄も現役引退とは。

ますます勝利するしかないゲームと、その後のセレモニーなどなど。

しかも。

しばらくはお会いしない、北ゴール裏の方々とのご挨拶もあれば、

それなりに、体力と気持ちを引き締めての参戦をいたします。

追記☞ 当ゲームのチケットを、シーパス価格で入手できるご配慮に感謝。

では。