〈劇場〉のツケ (鳥取戦レビュウ終章❷おしまい)

ワースト、と申しましたが、

根本的な課題が積み残されたままで、鳥取式サッカーを仕掛けられると、

しかも、先制されてしまったら、

問題点が際立って露呈するに過ぎない。

一対一の局面を徹底して詰めるの方式は、パルセイロ、相模原あたりが採った手法。

かつ。

非コンパクトでボールを動かされると、いともたやすく前進されてシュートまで持っていかれる。

なんで、あっちは、あんなに簡単にシュートに満ち込めるの?、ってのは、お馴染みの光景。

これをやられて、ゲーム開始から 20分は、ほとんどこっちのサッカーにならず、
鳥取は、ボランチさえが絡むことなくして、ボールを運んだ。

ここらに手を入れないと、次節の鹿児島戦が、ワーストを更新する可能性が大、ということですな。
その際、相手の勢いに面食らった、は、食えないご冗談。

攻撃と守備両面で、規律(=再現可の、ロジカルな約束事)が、アタリマエに表現されること。

それこそ、勝利へ至る王道では?   ☜2025季も、言ってたなぁ。

前半のどこかは忘れましたが、

こっちの右サイドを駆け上がった時、佐相と田中ソラが連携をいかに取るのか、と思いきや、両者の思惑がちぐはぐで、結局、ボールロストしたシーンがあって、

これなど、決まり事と意思疎通が皆無なの?、と感じてしまう。

息子の指摘した50分台のプレイとは、おそらく、

失点のコーナーキックを与えた部分前後だと思いますが、繰り返し観る気も起こらないほどに、緩み切ったものだった、と記憶。

スリートップにするのはいいとして、そこにラフなボールを入れて、はい、お願い、と任せておいて良いのか?

後方からのサポートなどをして、地面に落としたボールを、ゴールマウス正面から撃ちたい。

薄氷の、綱渡り的な勝利なのにもかかわらず、それを、なんとか劇場とか呼んで称揚してきたファン&サポーターよ。

その高揚感を否定はしませんけれど、

裏を返せば、ほよどの稀有なゴールが無い限りは勝てないサッカー、ということでして。

この先も、それでいいんですかね?

では。

我らが強みとは 何? (鳥取戦レビュウ終章❶)

同じく、大芝生への帰り道すがら、携帯に息子からのメール着信に気づく。

開くと……、

― ちょっと重症でしょうか。
一部(DAZNを)流して見ておりましたが、ボックス内はおろか、アタッキングサードでの決定的なシーンが一度も無かったかと。
後半メンバー交代後はこちらポゼッションで高い位置まで運べるシーンもありましたが、あいかわらず後ろから作れないですね。一対一でプレスをかけてけばひっかけられるというのが完全にバレてるし、非コンパクトな形で攻めれば松本のプレスは効かないというのもしっかりやられてしまってますね。
クロス数は順調に稼げてますね。
お疲れさまです。
あ、前半の村上のシュートは惜しかったね。では。
(諒承により全文引用、以下も。なお、太字は、萬年による加工)

萬年の返し。
― ご指摘のとおり。クロスの山は築くも、被弾してからは、ワンサイドにみえながら、シュート数はほとんど伸びない、それを考えながら大芝生に向かっていました。

で、息子からの返信。

― 今の山雅のストロングポイントって、残念ながら挙げられないよね。
この形なら、この選手なら、みたいな期待もないというか……はぁ。
なんとなく記憶したのだけれど、52分、56分あたりのプレイ、流れをみていると悲しいというか。
チャンネルを変えたらベルマーレの深澤がインタビュウ出てたわ。
愛媛群馬観てるけど、愛媛強いね。
ではお疲れ様です!

……数分間の大ざっぱなやりとりではありますが、ワーストゲームの様相は、シッカリ表現できているかな?、と思います。

では。

だから アルウインはやめられない(2026.10.3鳥取戦レビュウ序章)

58分、コーナーキックから被弾すると、時間はそのまま経過して、

0 – 1 の敗戦。

実は。

我が庭の、スモークツリーとアオダモの樹が、虫害で、枯死寸前の有り様。

同じ瀕死状態でも、山雅のそれよりかは、僕にとっては、はるかに気がかり。

で、心が晴れないんですけれども、気を取り直して、書かないと。

さて。

ゲーム後に、大芝生に向かって歩いていると、

後方から、男性の声で、

―あ~、 楽に勝てると思ったんだけどなぁ……。

鳥取が、ルヴァンと天皇杯で、上位リーグのチームを下して勝ちすすんでいるのを、マグレと思っているのか、あるいは、その事実さえ知らなかったのか、

2時間前にさかのぼってでも、ガイナーレとその周囲の人々に謝罪すべき案件と申せましょう、これは。

しかし。

考えてみれば、7,000人の失意を前に、

たった数十人で、勝利の歓喜を味わえるコントラスト。

これって、なかなかの至福でありましょうから、

アルウィンは、まったく、素晴らしき場所に違いない。

鳥取戦は、滋賀戦、相模原戦と比しても、かなり酷い負けであって、

今季のワーストと呼ぶべきゲームでしたが、

挨拶にやってきたチームを前にした南ゴール裏からは、

盛大なBOOはなくて、激励の声と拍手がしきりにとんだ。

これぞ、チーム事情が最悪な時こそ、チームに寄り添うといった、

ファン&サポーターのあるべき姿。

……ゆえに、勝者と敗者双方にとって、

アルウィンとは、麗しきところの、秋の午後でした。

では。

言葉の重み ふたつ。

ふだん、軽々しく言葉を吐いて生きている僕が、このような話題を語るのは、心苦しい。

でも、

コトバに、言の〈葉っぱ〉をあてた昔の人は、言葉の持つ、いい加減なはかなさを知っていたのだろう。

と、これも、いいわけです。

ところで。

山雅のゲーム裏事情を、インサイドと題して、マメに更新してもらえるのは、まことにありがたいことで、広報担当氏の仕事ぶりには感謝している。

その中で、勝ったゲームの事後ミーティングだと、

石﨑さんが、最後に、おめでとう!、と選手をねぎらうシーン。

あれは、いい。

さらり、としているけど、言葉に重みがあるよね、

あくまで、ピッチで戦った者たちを主人公と考える、といった。

リーダーは好かれる必要はないけれど、あれだと、指揮官についていく気持ちになるに違いない。

さて、別の話題。

公報まつもとの 10月号は、

最近逝去された (と僕はメディアの活字で知ったに過ぎないが)

草間 彌生氏の画業を、巻頭特集に組んだ。

そこでは、氏を、〈前衛芸術家〉と紹介。

これなどは、まるっきり、世評の記事からの受け売りだろうけれど、

草間氏が、生前、その名刺に、この肩書を刷っていたのならそうお呼びしても失礼には当たらない。

けれど、作品における思想性の皆無(それが悪いわけではない)から言っても、

ポップアーティストが、もっとも適切な扱いではなかろうか。

(もちろん、僕は、ポップアート全般を評価はする)

思えば、

かつては、前衛芸術という言葉をよく目にした。

が、マルキシズムの退潮と同期するがごとく、すくなくとも僕の辞書からは消去されて久しい。

それでも、

あえて、前衛芸術家の名にふさわしい名をあげるとしたら、

エドアール マネ(1832~1883年、仏画家)くらいかな。

では。

さて、これから この先。

― じゃあ、勝って、この先、どうなるのよ?

家人に言われて、ルヴァン杯の組み合わせ等を、あらためてキチンと見返すと……、

そうか、次ステージに到達するには、4回戦まで行かねばならぬのだ。

遠いことゆえ、考えてもおりませんでした。

で、次の3回戦は、(2回戦を勝った)サンフレッチェ広島、とやるのです。

ここまで来てやっと、名実ともに一線級のところと対戦できる……。

❶日にちは、10月14日(水)で、ナイトゲーム。

❷ホームアルウィンでの開催 ☞ なんと魅力な入場料収入よ!!!

❸そこから中三日で、アウェイ長野戦が待つとは。

❹いまだかつて、勝利したことのない広島と、
その地出身の指揮官を擁して、どうやって戦うのか。
もしも、GK大内だったら、その牙城をいかに落とすか。

個人的には、田中ソラに期待大、なんせ、レンタル契約上、アレンは出られませんから。

この際、連戦が、チームコンディションに不利という弱音は、けっこう分厚いスカッドを擁する我が山雅では、心配無用、と考えないと。

ルヴァン杯、ここまでは、

2部リーグで、ジュビロと鳥栖、3部リーグでは、ガイナーレと山雅。

この計4つが、残った。

その鳥取と、この週末にやるなんてのは、それこそ、天の配剤、と申せましょう。

ゲームに関する注文とは(プレビュウに代えて)……、

中盤を締めて、そこで自由にやらせず、こっちが、そこでボールを活かすこと。

ロングボールを上手く織り交ぜて、相手ゴールに向かおう。

……高野の怪我を心配しつつも、鳥取戦になだれ込みましょう。

では。