10月はおいしいので,その❷(兼 鹿児島戦プレビュウ)

天候も定まったから、秋の収穫(趣味程度) にいそしまねばならず、

すると。

明日の、13:00キックオフにはとても間に合わないので、リアルタイムでDAZN観戦を決め込んでおります。

さて。

明日のゲームテーマは、

彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず。(かれをしりおのれをしればひゃくせんしてあやうからず)、がよろしいかと。

今から2,500年前、シナの兵法家 孫武が、その著『孫子』に遺した言葉。

相手と自分の力量を理解したうえで戦えば、そうそう危険な事態に陥ることはないが、その論旨。
必ず勝利する、とも言っていないところが、実に、深い言いまわし。
孫武は、戦わずして勝つことも、兵法のひとつとしているくらいなので。

……前置きは、このくらいにして。

思い切り単純化してしまえば、

彼、すなわち鹿児島サッカーは、データやスタッツを診る限り、これはもう、

カウンター戦法以外のなにものでもない。
ここまで、ボール保持率(平均)は、41%そこそこが、それを示す。

どこかで、ボール奪取したら、長短かまわずに、反転攻撃を仕掛ける。

対し。

己、すなわち山雅流は、高い位置からのカウンターを主体にしつつ、ロングボールを織り交ぜながら、ボールを獲って、ゴールを狙う。
ゆえに、どちらかといえば、相手が持つ状況から始めるのが、居心地良い。

で、両者に共通するのは、サイドからの攻撃に、強みを有すること。
クロス数(ゲーム平均)で、山雅はリーグ2位、鹿児島は、同8位。

こう見てくると、お互いが、

どのポイントで、ボール奪取するのか?、セカンドボールを入手するのか?の、せめぎ合いで、まづは、優位に立つことが求められる。

鳥取戦では、ゲーム冒頭20分までは調子が出なかった山雅だったが、それでも、そこから挽回して、まぁまぁ攻撃的な前半であったから、

鹿児島戦では、ボールの落ち着かない冒頭をいち早く脱却して、自分の時間に持っていきましょう。

❶クロスの山を築いてもいいから、どれかでゴールを獲ること。
高野の離脱を埋める人材と手法とが、あからさまになれば、と願う。

❷セットプレイでは、攻めでは工夫、守りでは、ラインコントロール。

❸ルヴァン広島戦で出場不可のアレンは、目一杯躍動しようか。

では。

10月はおいしい。

 

残念ながら?、食物の話では、ありません。

山雅が、今月戦うゲームは、七つで、うち、五つを、ホームでやれる。

加えて、アウェイふたつのうちひとつは、たった70㎞離れた篠ノ井開催だから、

これって、観戦をもくろむファン&サポーターにとって、おいしくなくて、なんであろうか。

その初っ端の鳥取戦は、

たった一本、枠に飛んだシュートを決められた苦い敗戦ではあったけれど、お楽しみは、まだまだこれから。

となれば、ますます、ホームアルウィンでこそ勝って魅せてもらおう、となる。

山雅は、過去、アルウィンで、362試合を戦ってきたが、

その累計の勝率は、ここまでで、42.5 %。

これをどう診るか?

ことさら、ホームで勝つ、または、勝てないともいえないが、

けれど、10回やると、4回は勝ってます、って感じか。

さらに、これを、在籍リーグ別に落としてみたのが、以下の数字なんですが、

トップリーグ(J1) ☞ 20.6 %

2部リーグ(J2) ☞ 44.9 %

3部リーグ(J3) ☞ 44.0 %

日本サッカーリーグ(JFL) ☞ 45.5 %

すべてのリーグにおいて、アルウィンでは、累積で勝率50%をクリアしていない。(単年度だと、べつの話)

もちろん、こういう数字を並べたところで、なんの励ましや慰めにならない。

が、まぁ、知っておいても、損はないや。

で。

アルウィンで、勝ちゲームを増して、勝率を上げるには、

これはもう、チームに、CEOの語彙をそのままいただくと、〈競技力を向上〉してもらうほかない。

盛大で、多量の応援は、たしかに、プレイヤーのハートを熱くするだろうが、

それは、あくまで、勝利へ至らせる従者であって、主人公ではない。

僕らは、分相応の立場で、最大の声援を飛ばすのみ。

ただし、声援のほかに、ふたつ注文しておこう。

❶我がチーム内で、パスが通らずにチャンスを潰したように見えても、決して、その際、落胆の嘆息を漏らさないこと。

❷相手チームによる、好プレイ、好シュートが生まれても、決して、その際、感嘆の声をあげることなく、完全に黙殺すること。

アルウィンにおける勝利のためには、正直さは、決して美徳ではないのです。

では。

〈劇場〉のツケ (鳥取戦レビュウ終章❷おしまい)

ワースト、と申しましたが、

根本的な課題が積み残されたままで、鳥取式サッカーを仕掛けられると、

しかも、先制されてしまったら、

問題点が際立って露呈するに過ぎない。

一対一の局面を徹底して詰めるの方式は、パルセイロ、相模原あたりが採った手法。

かつ。

非コンパクトでボールを動かされると、いともたやすく前進されてシュートまで持っていかれる。

なんで、あっちは、あんなに簡単にシュートに満ち込めるの?、ってのは、お馴染みの光景。

これをやられて、ゲーム開始から 20分は、ほとんどこっちのサッカーにならず、
鳥取は、ボランチさえが絡むことなくして、ボールを運んだ。

ここらに手を入れないと、次節の鹿児島戦が、ワーストを更新する可能性が大、ということですな。
その際、相手の勢いに面食らった、は、食えないご冗談。

攻撃と守備両面で、規律(=再現可の、ロジカルな約束事)が、アタリマエに表現されること。

それこそ、勝利へ至る王道では?   ☜2025季も、言ってたなぁ。

前半のどこかは忘れましたが、

こっちの右サイドを駆け上がった時、佐相と田中ソラが連携をいかに取るのか、と思いきや、両者の思惑がちぐはぐで、結局、ボールロストしたシーンがあって、

これなど、決まり事と意思疎通が皆無なの?、と感じてしまう。

息子の指摘した50分台のプレイとは、おそらく、

失点のコーナーキックを与えた部分前後だと思いますが、繰り返し観る気も起こらないほどに、緩み切ったものだった、と記憶。

スリートップにするのはいいとして、そこにラフなボールを入れて、はい、お願い、と任せておいて良いのか?

後方からのサポートなどをして、地面に落としたボールを、ゴールマウス正面から撃ちたい。

薄氷の、綱渡り的な勝利なのにもかかわらず、それを、なんとか劇場とか呼んで称揚してきたファン&サポーターよ。

その高揚感を否定はしませんけれど、

裏を返せば、ほよどの稀有なゴールが無い限りは勝てないサッカー、ということでして。

この先も、それでいいんですかね?

では。

我らが強みとは 何? (鳥取戦レビュウ終章❶)

同じく、大芝生への帰り道すがら、携帯に息子からのメール着信に気づく。

開くと……、

― ちょっと重症でしょうか。
一部(DAZNを)流して見ておりましたが、ボックス内はおろか、アタッキングサードでの決定的なシーンが一度も無かったかと。
後半メンバー交代後はこちらポゼッションで高い位置まで運べるシーンもありましたが、あいかわらず後ろから作れないですね。一対一でプレスをかけてけばひっかけられるというのが完全にバレてるし、非コンパクトな形で攻めれば松本のプレスは効かないというのもしっかりやられてしまってますね。
クロス数は順調に稼げてますね。
お疲れさまです。
あ、前半の村上のシュートは惜しかったね。では。
(諒承により全文引用、以下も。なお、太字は、萬年による加工)

萬年の返し。
― ご指摘のとおり。クロスの山は築くも、被弾してからは、ワンサイドにみえながら、シュート数はほとんど伸びない、それを考えながら大芝生に向かっていました。

で、息子からの返信。

― 今の山雅のストロングポイントって、残念ながら挙げられないよね。
この形なら、この選手なら、みたいな期待もないというか……はぁ。
なんとなく記憶したのだけれど、52分、56分あたりのプレイ、流れをみていると悲しいというか。
チャンネルを変えたらベルマーレの深澤がインタビュウ出てたわ。
愛媛群馬観てるけど、愛媛強いね。
ではお疲れ様です!

……数分間の大ざっぱなやりとりではありますが、ワーストゲームの様相は、シッカリ表現できているかな?、と思います。

では。

だから アルウインはやめられない(2026.10.3鳥取戦レビュウ序章)

58分、コーナーキックから被弾すると、時間はそのまま経過して、

0 – 1 の敗戦。

実は。

我が庭の、スモークツリーとアオダモの樹が、虫害で、枯死寸前の有り様。

同じ瀕死状態でも、山雅のそれよりかは、僕にとっては、はるかに気がかり。

で、心が晴れないんですけれども、気を取り直して、書かないと。

さて。

ゲーム後に、大芝生に向かって歩いていると、

後方から、男性の声で、

―あ~、 楽に勝てると思ったんだけどなぁ……。

鳥取が、ルヴァンと天皇杯で、上位リーグのチームを下して勝ちすすんでいるのを、マグレと思っているのか、あるいは、その事実さえ知らなかったのか、

2時間前にさかのぼってでも、ガイナーレとその周囲の人々に謝罪すべき案件と申せましょう、これは。

しかし。

考えてみれば、7,000人の失意を前に、

たった数十人で、勝利の歓喜を味わえるコントラスト。

これって、なかなかの至福でありましょうから、

アルウィンは、まったく、素晴らしき場所に違いない。

鳥取戦は、滋賀戦、相模原戦と比しても、かなり酷い負けであって、

今季のワーストと呼ぶべきゲームでしたが、

挨拶にやってきたチームを前にした南ゴール裏からは、

盛大なBOOはなくて、激励の声と拍手がしきりにとんだ。

これぞ、チーム事情が最悪な時こそ、チームに寄り添うといった、

ファン&サポーターのあるべき姿。

……ゆえに、勝者と敗者双方にとって、

アルウィンとは、麗しきところの、秋の午後でした。

では。