テンポとクロス (ジュビロ戦プレビュウ)

山雅の課題は、藤枝戦レビュウ❸で示したので、重複をできるだけ避けながら……。

ボール運びの上手さは、ジュビロに断然と分がありそうですし、彼等は

4 – 4 – 2において、長身のツートップ(外国籍) を用意するだろうから、

こっちがアラート高くやるべき局面とは、

❶ジュビロが最終ラインと中盤にかけて組立てるプロセスで、
どれだけ、効果的にボールを奪取して、その連携を破綻に追い込めるのか。

❷機をみては飛んで来る、こっちの最終ラインと、フォワードを競わせるロングフィード、これの対処を、いかに無難に手際よく切りぬけるか。

……このふたつ。

〈素早く前へ〉プレイヤーとボールが動く、という山雅スタイルの決め事が、

上のふたつの局面で、奪取後のセット(一体のもの)として発動されれば

磐田の最終ラインとの勝負は、トントンに持って来られるだろう。

ジュビロは、岐阜戦を観ると、攻撃時(=前傾態勢で)は、どちらかのサイドバックがあがって、3人が最終ラインに残るので、そこを踏まえて。

前節。

藤枝にひどく劣った点は、ドルブル数(ボールを動かす度合)とクロス本数
(まぁ、奪取数も向こうに分があった)

そこの修復には、

前傾になった瞬間の、逡巡なき視野と位置取り、良き連携(精度高いパス/クロス)は必須

とにかく、機敏に、テンポよく先手で

キャンプ漬けで身体はシンドイでしょうが、〈知力〉は切らさずに

それが、山雅の勝機を握るはず。

DAZNの画面からですが、共闘します。

では。

あぁ、スタジアム (その❷)

ブラウブリッツ秋田が声明を出してから数日。

県や市のトップからはコメントがあったらしいが、ここでは省きます。

流れとして、

(秋田市長の狙いどおりに) 新スタの議論が、かなりの注目度の中、白昼の下で進行することになった。

秋田市とそこの市民感情は、現職の任期満了日2029年4月11日までに方向性を確定、あるいは、決着がつけば、との胸中か。

さて。

たとい鉄骨落下によってジプシー観戦を強いられることがあっても、
それは〈持てる者〉の悩みとする筆者の感想をのべておく。

〈税リーグ〉でしかありえない。
新スタジアム実現は、地方政府からの資金投入がなければ現実成り立たない。
民間民営といわれる今治里山スタジアムでさえも、その用地を市からの貸与でまかなう。

サッカーに限らず、おおくのプロスポーツが、公営施設を運用している以上は、
程度を問わず税リーグなのだし、

そもそも全住民(=納税者)が恩恵を受けるような税金使用は、ごく限られた分野であろう。

たとえば、子どものいない世帯にとっての、教育費の無償化。
ゴミ処理施設の設置にしても、特定地域の住民には犠牲をともなう。

最近は、反対論を抑える目的で、経済効果がよく持ち出されるが、

投入したいがための効果算定だから、そこでは斟酌されない負の持ち出しは隠される。― マトモに受けるな、ということ。

❷理念、あくまで理念で。
よって。

税金の公益的な使用は、もっぱら〈理念的〉に押しとおすしかない。

教育費の場合、将来を背負う世代に、あまねく教育の機会を与える、といった。

で、サッカーというプロスポーツだと、

これもやはり、〈地元民と未来ある世代〉のための生きがいと夢、で押しとおせ。

その際、秋田市長みたく聡明な人物があれば、そこを強行突破などできぬ。

❸容器満タン状況の実績づくり(ひたすら)
サッカー興行は、現スタジアムで可能だから、それでいいでしょ?、が世論

追記➩現スタの収容数は19,000人ほど。Jリーグは、いままでの動向を踏まえ、まだ見ぬ新スタを条件として、J1ライセンスを秋田に交付している

さすれば、条件闘争に持ち込んで、周囲のおおかたが、まぁ、これならば身の丈であり、将来性も残す、と譲歩できる投資と規模、運用を手に入れるしかない。

地域の活性化につながるから援助は当然(=おんぶにだっこ)の思想は反感を買う。

市トップの主張は、市の財政運用は、市民の自決/専決事項で、ブラウブリッツはそれについて勝手な発言をする立場にない、と明快です。

それでも、

秋田の場合、新規スタジアムに地方政府も乗ってきているのだから、シメたもの。

百年構想(=ビジョン)なんでしょ?

リーグを始めて 30年として、あと70年のなかでどう創り上げるか?

だから、それなりの時間と辛抱を、現容器に溢れる観客数増加と地域の盛り上がり(生活と経済)の実績づくりに費やさなければ。

今回の騒ぎで〈ブラウブリッツ〉の名が親しくなっただけでも、御の字。

オリジナル10のエスパルスさんにしたって、30年超を経て、ようやく新スタジアムの話なんですから。

山雅のように、専スタが初めから存在した、あるいは、

長野のごとく、地元財界と地方政府トップの一枚岩体制を利用して作っちゃった、は、参考にならん。

その山雅だって、観客増にひたすらなのだから。

では。

幸福な民のつぶやき (あぁ、スタジアム❶)

註☞少し前の青森市中心部のようす。

はじめから 2万人収容の専用スタジアムが眼の前にあったとさ。

ならば、せっかくだからと、プロリーグ参戦のクラブを始めた 我等が 山雅。

なんとも幸せな者が、こういうテーマで語るのは申し訳ない、というココロで考えてみます。

去る12日、ブラウブリッツ秋田は、

〈2026.2.12新スタジアム整備に関する当社の考え方について〉http://blaublitz.jp/whatsnew/139575.htmlを、公式サイトに掲載した。

新スタジアム整備の案件は、ここ10年を要しているらしいが、

俄然、世間の注目を集めたのは、去る1月9日の、秋田市長による記者会見だった。

で、上の声明は、市長会見への〈アンサー〉の趣きとなっている。

内容は……、

❶税金に頼らないでは、新スタジアム整備は、不可能。
❷その整備費用は、各経済界団体(ブラウブリッツを含む)、秋田県、秋田市が、同等規模の負担で。(おのおの 3分の1 、官民折半、のいずれかは不明)
❸ふるさと納税制度の活用、(全国)民をあてにした基金の創設を希望する。
❹スタジアム維持費は、ブラウブリッツが中心の事業体で負担していく。
❺スタジアム規模は、10,000人収容で。

……ざっと、こんなところか。

参考に。

2部昇格後5年間の、秋田ホーム観客数は、( )は最多数
2021年 2,097人 (3,961人 対磐田)
2022年 2,283人 (5,404人 対仙台)
2023年 3,139人 (5,139人 対山形)
2024年 4,128人 (7,467人 対千葉)
2025年 4,953人 (13,172人 対仙台) ☜常に 5,000人を集めてはいない。

さらに。

参考として、秋田放送による、新スタジアムに関する会見(12分間)を、

youtubeから拝借して、引用します。(お時間がゆるせば、ぜひご覧ください)

では。

山雅に勝てたわけ (藤枝戦レビュウ❸)

〈その必要条件〉
❶3バックが、システム本来の狙いどおりに、山雅ツートップに対して、数的優位を保てたこと。

センターバックが、空中戦において、相手フォワードに対し99.%勝利の圧倒的優位を保ったこと。

〈戦術の変遷〉
ゲーム前半、執拗に喰いついてくる山雅の最前線と中盤に手を焼いて、おいしい攻撃機会をまったく作れなかった藤枝。

その修正として、

ゲーム後半冒頭から、基底(GK)からの組立てを棄て、ロングフィード一本槍に縛ったことにより、

空中戦の圧倒優位をそのまま活かしつつ、
攻撃の起点を、センターライン前方の(敵陣内)高い位置に設定できた。

山雅ディフェンダーが跳ね返したボールを、センターバックが(アタマ等で)中盤から前のプレイヤーへ供給できるようになると、
そこから、サイドや中央へとボールを配球、味方同士の距離が縮まって、テンポよいボール回しが実現した。

この際、菊井は、ほぼ中央の高く位置し、ボール転送とパス供給に専念できた。

さて。

山雅は、その不利をそっくりひっくり返さないと、次節以降の勝機に乏しい。

❶ツートップをやるなら、相手最終ラインの駆け引きにおいて、センターバック2人の状況を創り出して、そこを裏抜け、でしょう。

❷ロングフィードで始めるならば、マジメに競るのか、または、相手に跳ね返させて、そのセカンドを回収するのか、明確な指針は必要。(ロングフィードでなくともよいが) それ次第で、ポジションを準備しよう。

藤枝戦、こっちのクロスって、あったっけ?(覚えがありません)
もし単騎ドリブルが無理なら、横縦のワンツーで持ち上がる(連携です)とか、センターバックが、サイドバックの外縁を上がる手も考えないと。

クロスを、裏狙いの方策のひとつにするには、そろそろ小川 大貴の出番かな。

ボール奪取はだいぶ板についてきており、それをベースにするのはもちろんのこと。

では。

レボリューションの性格 (藤枝戦レビュウ❷)

つくづく思うことは、

チームの日々鍛錬の様子、ゲームの有り様、プレイヤーによる発信、

これらすべてから、

……ここまで方法論を積んできていて、今、ここに居て、これから究めなければならない課題がこれとこれと……が、

実にわかりやすく、周囲で観ているファン&サポーター、山雅ウォッチャーの腑に落ちること。

つまり。

打ち立てようとしていること(=レボリューション)が、かなり明快で、かつ、それがプレイ随所に見てとれることが、

たとえ、事故やミスに近い(つまらなく思える)失点があったにせよ、チームへの信頼と期待感として現れている。

シーズンが進むにつれ、やろうとするサッカーがぼやけた昨季からは、

かなり違った地平を感じます。
(あれが、手を抜いた結果とは決して思いませんが)

革命は、おおくその過程で、紛争、反動をはらむので、その停滞局面をやり過ごす覚悟と余裕は必要。(☜追記)

そういう目で見直すと、

対藤枝戦の出来は、僕の愛車のドライブレコーダーの採点方式を真似て、

― 前回のゲーム診断は、88点でした。
特に、最終ラインの安定性に優れていました。次回は、イーヴンなボールの入手と、手に入れたボールの活かし方に注意しましょう ― となります。

#43 金子 光汰は、その風貌にも助けられて、ルーキーにはもはや見えませんものね。

では。かk