
そりゃあ、プレイの安定、堅実性からすれば、
アンカー起用は、#8 深澤 佑太のほうに軍配はあがる。
けれど、
ポジションはどうあれ、
#36 松村 厳が先発投入されたのは、僕の注文のひとつだから喜ばしい。
ゲーム開始早々に魅せた、クロス投入と、ペナルティエリア内への侵入は、
彼の持ち味である、神出鬼没的な顔出しの典型。
残念ながら、クロスはゴールラインを割り、ペナルティエリアではみづからシュートの機会を逃すものの、
そのクリアが、#41 凱光のロングスロウとして、#43金子光汰のゴールに結びついたので、ムダであるはずがない。
逃げず立ち向かえば、ボール保持や主導権では、相手が上回ることはほとんど必定だったから、
願わくば、もっとチームいわきを、左右に揺さぶるようなパス、ビッグスイッチ、意表を衝くボールを多用しても面白かったのかも知れない。
けれど。
マジメに対峙したからこそ、#41 #40 樋口 大輝の、身長差相手#30とのバトルとサイド攻略が際立ったのだし、
逆サイドでは、#2小田の、切り込みと、相手#27との奮戦が、チーム士気を高めたのであるから、
畳みかけられたセットプレイ(ロングスロウを含む)からの失点がなかったこととあわせて、得られた教訓は、大きかった。
思うに。
いわきのスタイルは、ガタイの良いプレイヤーと飛び道具などを揃えておく〈装置型〉サッカー。
となると、流動的なボール転送よりは、むしろ、
相手を置いてきぼりとする瞬間移動と、空中戦勝利におおく依存し、カウンター攻撃と親和性を有すから、
60%近くに保持率が自分に傾くと、かえって、攻撃に膠着を生む。
たとえば、#10を背負うプレイヤーに何を求めるかが、ハッキリしない。
それが、山雅に幸いし、守備のポイントがハッキリした。
唯一、例外的に、
イカしたパスを最前線に通されたのが失点シーンだったことが、そのあたりの証左。
波状的な攻撃圧に曝されようと、ひきこもらず、カウンターを狙う。
この姿勢とプレイが、今シーズンを特長づける確かな進化でありましょう。
79分。#38 藤枝の振り向きざまのシュート。
あれが決まっていれば、ホームに続き、
金子=藤枝の、ルーキーアベック弾が実現したんですが、ここまで、
6勝 5分け(PK 2勝 3敗) 6敗で、最終戦(ホーム)にこぎ着けた、は良い仕事。
では。





