奮起せよ,ユース組 (磐田戦レビュウ❸)

(註:背番号が、昨季のもので失礼)

井上 アレンが、果敢な守備で魅せるぶんだけ、

かわって投入された 田中 想来の仕事が見劣りしてしまう。

チーム全体に疲弊があらわれる 60分以降のピッチ投入という事情があって、

注文どおりのボールがなかなか来ない辛さがあるにせよ、

あと30分、前への勢力を保つことがミッションであるからには、

ここで、ひとふんばりの、奮起を望みたい。

(このゲームの場合は、藤枝と意思疎通をしたうえで)

単に、ボールホルダーにプレッシャーをかける、パスコースを消す程度の守備は意味がなく、

ボールを獲るための位置取りとアプローチをしなければならず、

走るライン取り、ボールの要求、連携のひと駒としてのポジショニングを見直すべき。

想来の持ち味は、裏抜けのスプリントなので、
たとえば、大橋あたりから、グラウンダーの縦パスが入るのが理想なんだが。

もうひとりは、樋口 大輝

反対サイドからのクロスなどに呼応してのペナルティエリアへの突進は評価しますが、

サイドバックである以上、自身のサイドからクロスを入れたいよね。

磐田戦は、すくなくとも 2度は、単騎突破のチャンスはあったから、

敢行しなかったのには、観ていて不満が残った。

ひょっとしたら、松村 厳が、左サイドバックを任されることだってあり。

ですから、うかうかしてられない。

……つまりはすべて、期待しているからこその苦言です。

では。

開始早々のゴールは必然 (磐田戦レビュウ❷)

金子のファーストゴールは、

加藤のもらったファールによるセットプレイのボールを、

もう一度入れ直して、こぼれたのを、ノーステップで叩いたもの。

その弾道がよすぎた感があるので、非現実的に思われるやも知れんが、

開始ホイッスルが鳴ってからの、

山雅の活発な攻め込みと連携の良さが続いた中での得点だから、これを必然、と診るべきでしょう。

せき止められた満水が、激流となってほとばしるような勢力、それをできる限り90分間続けたいサッカー、その片鱗ですね。

さて。

(村越は あえて棚上げするとして)

当ゲームのMIP(最も印象的なプレイヤー)は、

右サイドバックの、#2 小田 逸稀で、

準MIPが、ツートップで布陣の #39 井上 アレン

両者ともに、ボールそのものを奪いにいく、執拗な守備で魅せた。

さらに、小田は、上質なクロスを 2本投入している。

これこそが、今の、山雅式サッカーの体現でありましょうし、

彼等が、さらに攻撃へと、そのタレントを、チームとして活かせるようになること。

それが、イコール、攻撃面の進化尺度のように思います。

では。

【即報】ほぼ最上級のゲーム (2026.2.21 磐田戦レビュウ)

アウェイ連戦の第三幕は、2 – 1 の勝利。

これで。

次節、キャンプ漬け最終幕〈信甲ダービー〉への期待も高まって、なによりです。(筆者はすでにチケットを購入済み)

ジュビロの最近をよく知らないので、そこらへんはお許しをいただくとして、

あれだけクロスに活路を見い出すサッカーとは、

すなわち、ペナルティエリア内で決め切る信念と技量があるわけでしょうから、

それを何度もしのぎ切った守備は、上等でした。

さて。

現在、組立てなかばの攻撃のほう。

その、2点得目。

#41 凱光の、カットインからのシュートは、それ自体素晴らしかったけれど、

あれも、大宮戦の藤枝ゴールとほぼ同様に、

深澤、小田、そして、加藤がアタマで村越に渡して前をめざした、
(追記➩ そこには村越と加藤のワンツーが絡んでた?)

要は、右サイドでつくったゴールだった。

これで、反対の左サイドが同じように活きてきたら、もっと良くなる。
ここらは、#16 宮部の持ち上がりが鍵になりそう。

特筆すべきは、村越がサイドライン沿いを駆け上がっていると同時に、

相手ペナルティエリアに、4人ほどが駆け込んでいることで、

反転攻撃に、これだけ人数をかけるようになっているのは、確かなる進化であって、おおいに楽しみ。

あれだけハイプレスを徹底することは、みづからの陣形を崩すこともやっているわけですから、

その距離を挽回して、敵陣へ走り込むエナジーと気力を讃えます。

つまりは……、

いま求められる、ほぼ最上のゲームだったということで、OK?!

では。

時間軸を 理解しつつ。

昨季の、思うような戦績が残せない頃のかりがねで。

― あまり義務的にならずに、楽しんでつくってください。

〈INSIDE〉ものについて、勝手な注文を申し上げたことがありますが、

広報ご担当には、その後も変わらずに、

チーム情報を、おおくの動画で発信していただき頭が下がります。

SNSによる情報発信量と、それへのアクセス量は明らかに、クラブの力ですね。

で。

対藤枝戦の インサイドを見た。

チームへの思い、共感、愛情が押しつけがましくないものの、

ゲーム前の円陣で、副キャプテン #16が、

去年までいた彼に、出て行ったことを悔やませるようなファイトをしよう、とハッパをかけるひとコマを拾うあたりは、なかなか憎い演出。

敗戦後のロッカールーム。

ロッカーの角で、失点のきっかけを与えた(と思われる)プレイヤーがうつむいている中、

指揮官が、チーム全員に向かって、

― 下を向いてる暇なんかないよ!  OK?! 、と励ますところ。

チームの士気を下げまいとする石さんの人柄が滲み出て、名場面だと思いますが。

おそらく。

山雅スタイルの構築は、特別リーグの順位争い(勝った負けた)とは、べつの時間軸の中でおこなわれているはず。

けれど、勝負事の常として、勝利とは、あきらかに、チームづくりの自信と促進剤に他ならない。

ここらへんの塩梅、せめぎあい、雑音の無力化、そこにも目を配ってやってんだろうなぁ。

そこを克服して、通過していく指揮官であることへの信頼。

僕ら周囲の者も試されている、ってこと。

では。

テンポとクロス (ジュビロ戦プレビュウ)

山雅の課題は、藤枝戦レビュウ❸で示したので、重複をできるだけ避けながら……。

ボール運びの上手さは、ジュビロに断然と分がありそうですし、彼等は

4 – 4 – 2において、長身のツートップ(外国籍) を用意するだろうから、

こっちがアラート高くやるべき局面とは、

❶ジュビロが最終ラインと中盤にかけて組立てるプロセスで、
どれだけ、効果的にボールを奪取して、その連携を破綻に追い込めるのか。

❷機をみては飛んで来る、こっちの最終ラインと、フォワードを競わせるロングフィード、これの対処を、いかに無難に手際よく切りぬけるか。

……このふたつ。

〈素早く前へ〉プレイヤーとボールが動く、という山雅スタイルの決め事が、

上のふたつの局面で、奪取後のセット(一体のもの)として発動されれば

磐田の最終ラインとの勝負は、トントンに持って来られるだろう。

ジュビロは、岐阜戦を観ると、攻撃時(=前傾態勢で)は、どちらかのサイドバックがあがって、3人が最終ラインに残るので、そこを踏まえて。

前節。

藤枝にひどく劣った点は、ドルブル数(ボールを動かす度合)とクロス本数
(まぁ、奪取数も向こうに分があった)

そこの修復には、

前傾になった瞬間の、逡巡なき視野と位置取り、良き連携(精度高いパス/クロス)は必須

とにかく、機敏に、テンポよく先手で

キャンプ漬けで身体はシンドイでしょうが、〈知力〉は切らさずに

それが、山雅の勝機を握るはず。

DAZNの画面からですが、共闘します。

では。