楽しき妄想 その❷(フォワードの務め)

ゴールキックの距離はまた、フォワードのミッションにも変化をもたらしつつある。

まづは、ファーストディフェンスのライン設定とタイミングが、それ。
去年までの山雅には、この事項は、かなり重要だった。

または、相手陣内における、高さを活かしたボールの競り合い。

ゴールキックをルカオ、小松 蓮らの頭に照準を絞っておいて、そのセカンドへの反応を高めることで、ボールを手中にする。

こういうやり方が、今季は、どうなっていくのか?

クロスへのヘディング対処を考えると、高身長は、かなりの武器にはなる。

が、そういった戦術でやるのかも、前線プレイヤーの選択に影響しそうです。

 

― へ~、36歳なんてもう齢じゃん、と加入発表直後の家人。

自分の齢を棚にあげて、よく言うよ、という言葉を呑み込むと、

― おいおい、その戦歴を確認してご覧よ、とだけ言っておく。

渡邉 千真の真骨頂は、ペナルティエリア内外の位置取りの良さ、落ち着き払ったシュートの正確に在る、と思う。

たとえば、2017年天皇杯ラウンド16、対山雅戦で魅せた、ディフェンダーふたりの間を、グラウンダーで冷静に抜いたゴール。

ただ、彼は、唯我独尊的なセンターフォワードというより、他者との連動で活きるタイプと診る。

(国友らとの)トップの一角、あるいは、みづからが2列目に入ることで、ペナルティエリア殺到の駒になるには、

彼と意思とボールのやりとりを担うカード、それが、ぜひ必要。

その点で、菊井 悠介や、滝 裕太との絡みを期待する。

では。