
ニュースのTV画面で、
漫画家ちば てつやの訃報を伝えていた。
実際、氏の作品を味わった人が、現在、どれだけ生きてるのだろう?
実は、かなり少数派であって、
名前だけは聞いたことがある、って人々が多数なんだと思うけれど、
同じ時代を生きた僕としては、
このブログの一稿を、ささやかではあるが、彼に割くのが、責務のように感じる。
ニュースでは、
ボクシングを描いた作品を代表作に見立てて、プロボクサーのスパーリング映像を流していた。
たしかに、有名かも知れないが、あれは、梶原 一騎(原作者)の代表作とするのが至当であろう。
僕の中では、
ちば てつやの真骨頂は、あくまで、少女漫画に在る。
しかも、その作画のいちばん最上な部分は、
主人公(女性)が、無言の中に、何ごとかを決意する瞬間を描くコマに違いない。
たとえば、それは、
下に引用したような、〈みそっかす〉の中のいちシーンを指す。
(著作権のことには、目をつぶってください)

だから。
どんな作品を読んでいてもかまわないが、
ちば漫画における、ふきだし(=💭)の無い、この静寂の世界、
それを、知っている読者を、ちば漫画の理解者、と呼ぶべき。
ちなみに、〈みそっかす〉は、1966年8月に、『少女フレンド』で、連載が開始された(という)。
今から、ジャスト 60年前のこと。
当時の読者がだんだん減っていても、アタリマエか……。
氏のご冥福をお祈りいたします。
では。





