ワールド杯において。
前回 ロシア大会(2018年)から続くトレンドとして、
高い軌道のクロスが減少し、
ペナルティエリア内に、より深く進入てからの、グラウンダー性とか、あるいは、ゴールから遠ざかる、いわゆる、マイナスに走るクロスが増えているらしい。
読者の頭には、予選リーグスペイン戦で、三苫 薫が魅せた、ゴールラインぎりぎりから折りかえしたクロスが、すぐに想起されるのではありませんかね?
トレンドの理由は、おそらく、
相手ゴールキーパーが処理しやすいような、単純な軌道、単純なタイミングでクロスを放り込んでもゴールに結びつきにくい、という考え方が、ひとつ。
ふたつめ。
ヴィデオ アシスタント レフェリー(VAR)制が採用されるようになると、
ペナルティエリア内における守備側による反則が、かなりシビアにとられるようになったこと。
このため、攻撃するほうからすれば、とにかくペナルティエリアに入ってしまえば、そこで得点につながる状況を獲得できる、という胸算用があろう。
実際、シュートを打つ位置についても、ペナルティエリア内からが増加しているようなのだ。
(つまりは、ロングシュートの比率の低下)
もちろん、日本の3部リーグは、VARなど導入されていない。
けれど、単純なクロスを入れたところで、得点機会が、それと比例的にアップはしないだろうな。
と、素人が観ていても了解できるのだから、クロスに活路を見い出すならば、山雅は、そこらへん工夫と、技量を相当深めなければ。
なお、参考までに。
霜田氏が指揮した1年目(2018季)のレノファは、J2リーグで (試合平均)
シュート数 ☞ 1位 ( 2位 )
クロス数 ☞ 1位 (17位 )
ペナルティエリア侵入回数 ☞ 1位 ( 8位 ) …でした。カッコ内は山雅の順位。
では。