どのように生きるか?

ひとつ。
私は、なぜ、ここに在るのか?

ふたつ。
私は、なぜ、生きなければならないのか?

これを、まったく考えなくたって、僕らは毎日を、生きて過すことはできる。

が、ふと。

魔が射すと、こんな自問をすることもあるだろう。

問いふたつ、への答えの中身はともかく、

ひとつめは、宗教に、ふたつめは、哲学にその役目を負わせるべきことが、

この年齢になって、やっとわかるようになった。

さて。

宗教と哲学に鍛えられて辿り着きたいのは、

今、ここに生きていて、

私は、どのように生きるのか?、を知るに尽きる。

もちろん、自問などしなくたってかまやしない、

自分を偽らず、実際に、そう生きていれば。

では。

上手く、そして 巧く (福島U戦プレビュウ❷)

前回の対戦(第3節)では、山雅は、4 – 2 – 3 – 1を採用。

安藤 翼をワントップ、山口 一真を2列目中央に置き、浅川、菊井はベンチスタートだった。そこから、

福島が、シーズン当初から、ほとんど不変なスタイルを貫き通しているのとは、

かなり対照的な道をたどって、つまり、よっぽど試行しながら、

いまや、(福島と)同一の、4 – 1 – 2 – 3 (≒ 4 – 3 – 3)システム、にたどりついた山雅。
(註、と言っても、システムは万能にあらず)

ところで、 0 – 1 で敗れた、あのゲーム。

13分に、中央を割られた縦パスを、#10森に、ドリブルでシュートまで許して先制されると、

同点、逆転を期して、しゃにむに突貫を繰り返した、その結果、

スタッツは……、

ボール保持は、こっちが 58%、パス数は、福島の 1.5 倍を繰り出し、

シュートに至っては、山雅 13(枠内 6)本、対し、福島は、8(枠内 1)本。

どっちが、ボール保持とパスサッカーのチームなのか?、わからないようなゲームでした。

それから、4箇月が経過しての再戦。

萬年的な観点からすれば、

福島は、自流のクオリティを増す、要は、もっと上手くやるつもりで乗り込んでくるだろう。

対し、山雅は、これから上位を追撃するためにも、上手くやる(個の技量を上げる)だけでは物足りず、

アタマを使って、巧く(巧妙に)立ち回って、ゲームをモノにしなきゃあならん。

❶福島のお株を奪うかのような、縦に鋭いパスを、たとえば、米原や野々村から、菊井、安原、安藤に多用するのか。
そして、ペナルティエリアの(ゴールマウス)中央への侵入をめざすのか。

❷相手の攻撃的な前傾を、そのままひっくり返すように、ロングでハイなボール、ビッグスイッチを、相手陣内奧に叩き込んで、空いたスペースを使うのか。

どっちを選ぶのかは、結局のところ、FC大阪戦のように、

相手の意表を衝き、はぐらかすサッカーをいかに表現するか?、に在るはず。

いずれにせよ、自分の陣形は間延びさせず、相手のそれを縦方向に寸断することが必要で。

となると。

中盤で多く奪取をおこなうであろう山本 康浩が、

かつてのチームメイト(磐田) 宮崎 智彦をいかに抑えるのか、そこがひとつのポイントと診ます。

では。

明快にして不動なり (福島U戦プレビュウ❶)

明快とは?

ボール保持(自陣でも相手陣内でも) をモットーとして、

パスとドリブルを多用(ともにリーグトップ)、

中央突破を狙う、攻撃的なサッカー

180㎝超のセンターバックを配する、4 – 1 – 2 – 3 システムで、

ボールを握って攻撃することが、そのまま上等な守備である、という信条。

不動とは?

ずっと、4 – 3 – 3 ともいえる布陣。

前回対戦(第3節)時とは、

最前線の中央(FW)が変わったのみ、それ以外の 10人はほぼ固定で闘っている。

観ていて、まっことわかりやすいサッカーを推し通している福島ユナイテッドなんであります。

あっ、気がつけば、順位的には、山雅のすぐ上にいらっしゃる。

10勝もしているのに、負けも 10回で、引き分けはたったの 2度なんで、それなりの地位。

要は、勝ち負けが交互にあらわれる出入りの多さ。

勝負にこだわるよりは、むしろ、サッカースタイルに殉ずる、そこまで思想的に昇華できている (こだわりへの執着です)。
主義をまっとうすれば、勝ちを呼べる、という考え。

これはこれで、敬服に値いするわけであって、

前々節の、対ys横浜戦をチラ見したのですが、

数か月前と同じサッカーを貫いていて、良くも悪くも〈進化〉とは無縁、

自分流サッカーの世界で、いかに上手くなるのか?、がテーマなんでしょう。

 

……福島サッカーを、かなり粗暴にスケッチしましたが、

さて、こことどうやるのか?

それは、プレビュウ❷で。

では。

【個人嗜好でやる】戦力の棚卸し。

サマーブレイク前の、ホーム福島戦。

萬年的には、今月下旬がメドの、

山本 康裕、J400ゲーム達成メモリアルグッズ入荷の連絡を待っているんだが、

クラブからは、第23節の煽りメールが入っていて、ゲームを盛り上げよう、との仕事ぶりには感謝している。

さて。

リーグ後半戦に突入して、ここまで 3節を消化で、戦績は、1勝 1分 1負。

同じチームとの再戦、として診た時、

3戦すべて、前回よりも、内容的に、工夫と進化の跡が在ることが素晴らしい。

この観点は、福島戦のプレビュウの伏線でもありまして、プレビュウでは、そこを強調するつもり)

ところで。

安藤 翼と、短い会話をすることがあって、

― ハイなボールを、相手に身体を当てるなどしておさめる技術には感服してます、と言うと、

それが、自分の強みだと思う、と返してもらった。

ゴール数は、今季 いまだ 1得点といえど、

前線へボールを運ぶ、前線でボールを保つ、さらには、後方へ下がってボールをさばく。

広範囲に及ぶ、彼の貢献は大きい。

福島ユナイテッドとやる際には、ボールに絡む回数の多さ、という点で、安藤がキープレイヤーの可能性は、高い。

では。

得点王の現実味。

― 浅川さん、得点王も、いよいよ現実的になっちゃいましたね、と話しかけたら、

そのために、ここ(松本山雅)へ来ましたから、と応えてもらった。

なぜ、現実味を帯びるのか?

彼自身の得点能力は、もちろんのこと

このチームには、アシストを担えるタレントが多い、というのが、その根拠。

となれば。

得点王、アシストキングを擁しながらも、パッとしない順位に甘んじた昨年の二の舞は、ダメですよ、山雅。

ゲーム終了時、相手より多く得点していなければ、勝ちをモノにできない。

いくら(ゴールを)獲っても、それ以上に失点するのは論外。

けれど、やはり〈得点〉できなきゃあ、話にならない。

ここへ来て、

ゴールが生まれる在り方の、〈輪郭〉のようなものが、そこそこ浮き上がってきていて、

これをもっとキッチリとした形にしたい。

8月はじめの 2週間(お休み)が過ぎる頃には、

高井 和馬の合流もありそうな予感もあるから、

ますます、得点力の増大には、期待がかかる。

こうなったら、さらに。

橋内 優也を、フォワードで活かしてみたらどうか、などと調子づいて、妄想してしまう萬年ではあります。

では。