ミゴトな完敗。(グンマ戦レビュウ❶)

1 – 3 の敗戦。

モモ氏(職場の同僚) が今季初のご来場。

山雅にお金を落としてくださった、まことに貴重なゲームとなり、まづは御礼。

で、そのモモ氏の中学時代の友人が南ゴール裏の定住者。

ということで、彼は、

ハーフタイム時に、そのお方を訪ねて、南ゴール裏へとおもむく。

そのおかげで、移動中に、3失点目を見逃したモモ氏ではあったけれど、

友人は、ずいぶんと御立腹で、その怒りの要旨……、

もう、前半で見切って帰るわ。
相手がサイドから来るってわかっているのに、なんの手当もほどこさず。
こんなじゃあ、0 – 5 になるだろう、云々。

さすが、ゲームの本質をほとんど見抜いているではないか。

❶ザスパは、そのサッカーを忠実におこなってきているにもかかわらず、その対策が、まったく追いついていない。

素人の筆者が、グンマ戦は、栃木SCより 5割増しの困難さ、と言ってたのに。

❷相手との個の技量差を埋めるためには、こっちが数倍〈アタマ〉を使うしかないが、そこも不足。

つまり、ファン&サポーターがよく口にする、走れ、必死にやる、は使いものにはならず、

どこでどうやって走る?、の突き詰めが、グンマとは、雲泥の差。

米原のプレイスタイルが、グンマにフィットしない要素が、うかがえたりする。

❸たまたま、ミスからレッドをもらったものの、あれは、ゲームの本質を決定する言い訳にはならない。☜ここを見誤ると、山雅を評価できない。

❹枠内シュートが、想来のPKによる 1本だけ。トホホです。

……テストで 80点獲れるはずが、30点であれば、それを、裏切りと評し、そこにBOOを放っても良いだろう。

けれど。

精一杯やっても、 30~40点がいいとこ、となれば、

2部リーグ降格組との 3連戦、1分2敗の戦績(勝ち点1のみ) も含め、

グンマさんに教えてもらった、順当、かつ、説得力に満ちた、完璧な敗戦

では。

朝顔と桔梗と。

きのうの朝、我が庭では、

今年いちばんはじめの、朝顔が咲いた。

して、桔梗は、数日前に開花しているから、

こうなったら、季節はもはや、秋に違いない。

万葉集には、山上 憶良が、秋の七草を列挙した一首が収まっていて、

その中で、〈朝顔〉と詠んだのは、実は、桔梗のことだ、とどこかで読んだ。

が、どちらも、秋のおとづれを待って咲き出すのだし、美しさに優劣はないのだから、

それが、朝顔だろうと、桔梗だろうと、どうでもいい。(と思えるようになった)

僕に関して言えば、かように、

どうでもいいことは、年々増えていて

地方政府の首長が、(結果として)学歴を偽っていたのを、周囲が大騒ぎしているのを観ると、

あまりよろしくはない他者の言動を責める偽善には、ウンザリする。

キリストじゃあないが、かつて嘘をついたことの無い者だけが、石を投げるがよかろう、と言いたくなる。

だいたいが、大学卒業か、除籍かが、投票の動機でもなかったはずなのに、

どうも違っていることがわかると、とたんに、学歴詐称と騒ぎ出す。

大学を卒業していなくなって(卒業、とは公言していたけれど)、

市長の職に就ける、そして職をまっとうできる、という事例をつくってもらう、

これほど格好なチャンスは、またとない、と思うのですがね。

どうやら、事はそういうふうに進行しそうはないのが、日本という国の薄っぺらさ……。

参考までに、学費も払わずに学校と途絶すると〈除籍〉、それなりの届けを出して学校を去ると〈中退〉となるはず。ま、どうでもいいか。

では。

米原 秀亮と共にやって来るもの (ザスパ戦プレビュウ)

それは、

ザスパ指揮官みづからが、そう自認する かなり攻撃的サッカー

今季就任時のインタビュウで、彼は、

3点とられても、4点獲って勝つサッカーをめざす、と公言しているのだ。

現況。

ザスパが、その熟成に向けて、どんなレヴェルにあるかは承知していない。

が、僕は、2部からの降格組との三連戦にあって、もっとも対戦するにむづかしいチーム、と診ていて、

栃木SCと比しても、チームの持ち味がハッキリしていることによって、5割強は手強い、のではないか?

山雅が後手にまわって、なぞるようなサッカーをしてしまうと、

(リーグ最多数の) パスによって翻弄される、そんな悲観的な覚悟です。

❶米原 秀亮の立ち現れ方。
今季、18ゲームを消化し、

先発 9回、途中投入が、3回、12ゲームに出場。
ま、すくなくとも登録メンツのひとりとしては、(おそらく)アルウィンにご帰還か。

群馬は、3バックのチームとやる時は、3バックを、4バックとやる時は、4バックシステムを採ることが多い。

ギャップを嫌い、ポジション的に真っ向対峙の状況でサッカーをやりたい。

思うに、個の能力に自信があるのと、サイドの侵入を阻止したい、そのふたつが狙いでは?

ならば、米原は、藤村らとのダブルボランチの一角を担って登場する可能性が大。

すると、いちばんの警戒点は、視野の広さを活かした、そのサイドチャンジに違いない。

❷攻撃的なサッカーの中身。
フォワード登録が、8名 (山雅は 5名)であることからしても、その姿勢がハッキリしているけれど、

その攻撃は主に、リーグで 4番目に多いクロスを起点とする。

つまりは。

米原の気の効いたサイドチャンジは、サイドからのクロスのお膳立てとなるから、かなり危険、というストーリイが成立するのです。

ところが。

クロスを強みとする反面、クロスからの失点パターンがいちばん多いのも、ザスパの特徴。

だから、山雅が狙うとしたら、最終ラインのサイド奥のスペース、となる。

目には目で、クロスを多く浴びせる、ってことで。

❸ザスパにおける、ある兆し。
18ゲーム累計で、ボール保持率が、平均で 60%。(リーグトップ)

これは、ゲームや、その時間帯によっては、70%超 ボールを握るのが当たり前、ということ。

ただし。

前節の金沢戦(0 – 1 の敗戦)では、18試合目にしてはじめて、ボール保持が、5割を切って、49%。

ここには、ボール支配がリーグ第3位の金沢とやったという事情もあろうが、

リーグ折り返しにあたり、

ボール保持一辺倒から、ロングボールを使う速い攻撃も織り込みたい意思の発動、と考えるのは、うがち過ぎだろうかね?

スタート、リスタートを、相手にボールを持たせたところから始めたい山雅とすれば、

ボールを持ちたいザスパは、フラストレーションが溜まりにくい相手なんだろうが、

それでも、焦点は、サイドの獲りあいとなるだろうから、山雅指揮陣が、

サイドバックのメンツの配置、アウトサイドハーフとの連携に、くれぐれも意を払うことを希望。

それと。

コーナーキック(または高い位置からのセットプレイ)、それには、最大アラートを発信せよ!!

群馬は、直接フリークキックの本数でも、リーグトップなのだから。

では。

今さらながら、聴く アレサ。

8月が来ると、アレサ フランクリン(1942~2018) が亡くなって、まる 7年が経つ。

このご時世、とりたてて長寿ともいえない、享年 76歳。

ポール サイモンよりも、たった 1年、早く生まれたに過ぎないのが、なんだか不思議。

存命のうちに、

たとえば、映画『ブルースブラザーズ』(1980年米)の中で、その歌唱する姿を観られただけでも儲けもの、と思っている。

あの中で、主演のジョン ベル―シ(1949~1982)らが身につけていたのは、レイバンの、ウェイファーラー(サングラス) だったのね。

ヘップバーンのような美形も、ベル―シのような野獣でも、それなりに画にしてしまうのが、レイバンの偉大さ。
そういえば、楽器店のオーナー役は、レイ チャールズが演ってました。(余談)

多くの黒人歌手と同じく、幼少の頃に聖歌隊員だったならば、

すんなりと、ゴスペルを身にまとうだろうから、

帰依の軽重はともかく、教会音楽の土壌があることが、当時の〈ソウルシンガー〉の誕生条件だとしたら、

我が国の歌い手に、それを要求するのは酷、ってことか。

今回の動画。

キース リチャーズを、ほんの若造にしか見えなくしてしまう、アレサの存在感に、まったく呆れる。

(☞もちろん、何歳になっても、少年っぽく演るのが、キースの良きところ)

では。

因果のとりこ。

6月になると、我が庭で。

立葵(タチアオイ)が、日陰で開花する。

これはいつも通りだった。

それとほぼ同じ時季(6月20日頃) に、豆萩(マメハギ) が咲き出した。

草かんむりに〈秋〉と書くのだから、こっちは、チト早かないか?

6月末には、今度は、桔梗(キキョウ)が、紫の花をつけた。

他方。

夏椿(ナツツバキ)は、いつもより、十日ほど開花が遅かったので、

いまが、落花の真っ最中。

あることが先に起こり、その後に、その結果として、次のことが起こるのが、自然の法則であり、ならわし。

それを観馴れている僕らの感性は、

どうしても、ものごとの継起(現象)のなかに、因果の糸を見い出したくてたまらないらしい。

度重なる偶然の積み重ねがそこには在る、に過ぎないのに、

結果には、かならず、なんらかの原因がなければならない、という強迫観念で、そこに因果関係をさぐろう、と必死になる。

それを乱暴なアタマでやると、

勝てないのは、走れないから、といった〈もっともらしい〉、けれど、荒唐無稽な議論が臆面もなく出現する。

もっとひどくなると、

負けという結果で、心象が曇ってしまい、そのゲームが全否定される、とか。

先制することは素晴らしいのに、その功績も、見逃されてしまう。

しかし、菊井 悠介は。

ああやって、力みを棄てて、たとえば、インサイドで蹴り込むほうが、よほど精確なシュートを撃てるではありませんか。

あれは、良かった。

思うに。

他の局面でも、なにからなにまで自分でやろうとせずに、もっと、他者に任せる視点と姿勢を採ったら、

チームとして成長があるのでは?

では。