山雅のおかげの シェークスピア。

新体制発表会の折、

60周年コラボウオッチが発表されると、

― ねぇ、○○さん(僕のファーストネーム)、あの腕時計ほしい?、と家人。

それも、2度も訊くので、

思うに、― あぁ、いいねぇ、と答えたら、きっと注文許可が下りただろう。

あの自動巻きは、EPSONの子会社 オリエント時計の、

〈オリエントスター〉をベースにした製品。

オリエント社は、リーズナブルな価格(143,000円もそこそこに安い!!)で、魅力的なラインナップを有しますが、

スケルトンのクロノグラフタイプではなくて、もしも、

ヴィンテージ風のシンプルな文字盤に、ソッと、グリーンをあしらってくれたならば、僕の食指が動いたかも知れない。

が、今回は、まぁ、やめとくか。

大貴よ、大貴。

次回は、スウォッチあたりとコラボしたらいかがかな?

70周年記念、あるいは、トップリーグ殴り込み記念の際には。

ところで。

新体制発表会では、あとひとつ。

60yearsアニバーサリーの、金糸をふんだんに?織り込んだタオルマフラーを狙っていた家人。

ところが、本数限定で、入手がむづかしいことを悟ると、

― なにも、あれでなくて結構、金をありがたがるのも、陳腐だわ。

あぁ。このセリフ。

〈ヴェニスの商人〉(1596年頃に初演)第2幕7場。

資産家の貴婦人ポーシャが、求婚者を試すために示す言葉 !! すなわち、

― 光り輝く者 悉(ことごと)く黄金にあらずとは。
 汝 嘗て(かつて) 幾たびか 聞きたるならん。  (坪内 逍遥 訳)

光輝くもの かならずしも 金(=価値あるもの) ならず……か。

さすが、シェークスピア(1564~1616)、とっておきの古来の格言を引用なさるとは。

では。

見る者は, 悟れ。(トレーニングマッチ vs甲府)

21日、静岡県清水区で、

〈外国籍使いまわしの達人〉ヴァンフォーレ先輩と、トレーニングマッチをおこなった、との公式ニュース。

果たして、なにを試し、なにを検証したいチャンスだったのか?

ゲームを観ていないのでわかりませんが、

掲載フォトをみると、安藤 翼をのぞけば、

あとは、ディフェンダーと、ディフェンシヴな機能を負うプレイヤー。

ここから、読者は、

― ははぁん、これは、守備面をフューチャーしたところにゲームの狙いが在ったのか、と理解していいのかいな、と思う。

発信者が、そんな意図をもって画像を選んだ、と勝手に推断しておきましょう。

おぉ、新たなる褐色の壁 チアゴ サンタナも出場しているではないか!!

で。

昨日からは、松本よりかはずっと温暖な和歌山県串本キャンプに突入。

試行錯誤してのチーム作り、楽しみです。

では。

山雅の価値が増減する人々へ (その❷)

この前の日曜日。

家に来た息子の曰く、

― 企業としての〈ビジョン〉がロクなものでなかったから、山雅はいつの間にか、他クラブの後塵を拝するに至った、たとえば、レノファ山口とか。
特に、中小な会社にとって、ビジョン(戦略)や組織風土は生命線だ。

なるほどね。

では。

山雅が落ちぶれた、との根拠は何か?と問うと、これが、いまや 3部リーグに在るから、というのが答え。

たしかに、経営マネジメントは結果責任こそ問われる、という意味では的外れでもないが、

参戦リーグをもって、クラブ運営企業の評価とすることはいかがなものか、と僕は思う。

ましてや、組織内部の意思決定構造や、企業風土や士気について知らない者であれば。

それこそが、(参戦)リーグ至上主義の裏返しの議論ではあるまいか?

……と、こんなたわ言を交わしているのは、

なんだかっていっても、山雅の魅力に衝かれた者

闘うリーグがどこであれ、流行り病の苦難を経ても、

現状、この街の8,000人そこそこの人々は、

その日常生活に山雅観戦が織り込まれているのだから、彼等の中では、山雅の価値は不変なわけ。

売上金額(クラブ収入) 14億円(現在)、今後も、この枠組みを踏襲していく運営を図るのもひとつの手、とは思うが、(組織が大きいことが必ずしも良くはない)

成長を目指すところには、やはり、なんらかの活性化(=ハツラツ)があるだろう。

となれば、山雅が目を向けるべきは、

収益3本柱のひとつ、入場料収入の増大(つまり復旧)にある。

そのためには……、

❶アウェイ観客によっては1,000人単位の集客が見込める、2部リーグ以上への昇格。(対戦クラブの動員力をあてにする)

❷上位リーグへの関心と、対戦相手の知名度などによって、
それじゃあ、アルウィンに行ってみようか、と足をむけてもらえる、いわば、
状況次第で〈山雅の価値が増減する人々〉の来場を増やす。

このふたつが、常道、かつ王道。

それは、昨季だと、

ホーム金沢(9,002人)と大宮戦(11,169人)、プレイオフ福島戦(12,604人)が証明する。
(☞長野戦の 14,411人、あれは、オマケ)

入場者数が回復基調に乗れば、営業にはずみがつくから、いちばんの売上、スポンサー(パートナー)収入も伸長するだろう。

それがため、

クラブとチームは、好戦績を獲るために活動することは当然として、

日頃、山雅界隈に在る者は、まづは、

山雅にココロを向けてもらえるチャンスをつぶすことがないよう、

山雅への好意や厚意をそこねるような行為を控えること。
(たとえば、駐車場違反、不適切発言、良俗に違背するSNS発信)

こういう観点からすれば、

その信条/信念がなんたるかは存じませぬが、
山雅に法廷闘争を仕掛け、しかも、それを世に向かって発信するとはどうもねぇ、というのが、僕の思い。

では。

山雅の価値が増減する人々へ (その❶)

この前の日曜日、

家人は、松本市内で、親友と旧交を温め直していて、

帰宅すると、

― アイさん(仮称)がねえ、パルセイロ戦、ゴール裏に来るんだって。

― 長野のかい?

― 松本のよ!!

アイさんは長野市在住のおかた。

で、長野のホーム戦を(頻度は知らないが)観戦しているようだから、

山雅のゴール裏に来た日には、不義理になるんでは?、と僕は思ってしまったんだが、

ともかく、アルウィンに足を向けてくれるとは、嬉しい限りではありませんか。

ホーム開幕は、1万人超えで埋まるんだろうな、きっと。

……こういう会話をしていると、すこしでも開幕近し、を感じられる。

また。

松本山雅が、公式上に、練習風景の動画をリリースすれば、

数時間も経たずに、千回単位で閲覧にやってくるのだから、

ファン&サポーターは、相当に、今季開幕を待ち焦がれているということか。

……と、今回は思わせぶりなタイトルの、

ほんの入り口の風景でして、本論はその❷で。

では。

 

秋春制は,すぐそこまで。

年が明けたから、

もう来年は、春秋制秋春制への移行時季だ。

春から夏(初秋)にかけては、2部と3部リーグはエリア分割による特別大会をおこない、
(☞ この特別大会の結果による、昇降格はない)

その後、中断を経て、秋春制による、2026/27シーズンの本番が始まる。

春秋制秋春制のもとでは、

12月あたりから1月過ぎにかけて、ウインターブレイク(厳冬期の中断期間)が設けられる。

ちょうど、今の時季で、

その間も、トレーニングが安定的におこなえる環境と設備、この整備が、いまから急がれる。

つまり。

2か月弱、どこで、どうやってチーム錬成をおこうなうのか?

南国の、温暖な地でミニキャンプを張るのも一手だとは思うが、

それを、これから秋春制が続く限り、ずっと繰り返すのか?

和歌山と鹿児島でのキャンプインの手前、

(かりがねの芝は養生期ゆえに)

さまざまなグランド、たとえば、地元高校のまで借りて、放浪しながら凌いでいる現状をみていると、

できれば、この地に、

降雪/降霜、厳寒に耐えうる設備と芝。

たとえば、可動式屋根つきの天然芝グランドを用意できるのが、いちばん良い。

初期費用はかかるだろうが、将来、その都度の遠征費を要しない。

南信あたり、遠州との県境だっていいのでは?、その地を山雅の影響力下における。
落合 博満のように、昼神キャンプとか。

最悪。

東海地方でもいいわけだ、我が山雅が、占有的に使用できるグラウンドが確保できれば。

ひょっとしたら、リーグ肝入りで、集合的な施設を創ることもあり得るだろうが、

クラブが自前で持てれば……、と先のことも考えてしまう。

では。