早口言葉の極意。

娘が、その息子の、ああ言えばこう言うに、おおいに手を焼いている。

そこで、彼をやりこめようと、早口言葉をチャレンジした。

〈ナマムギ、ナマゴメ、ナマタマゴ〉。

案の定、彼、舌が回らずに、なかなかの悪戦苦闘だ。

そうしている間は、母親は、息子に絡まれないからひと息入れられる、というわけか。

で、おもむろに助け舟を出す。

― あのね、コツはね、頭の中に、ひとつひとつの語句を強く思い浮かべること。

要は、〈生米、生麦、生卵〉という言葉を続けて発音すればいい、と教えている。

隣で聞いていた僕、この極意を採り入れてひそかにやってみたんですが、これがホントウにその通り。

〈隣の客はよく柿食う客だ〉という文章を早めに読む気持ちでやってみると、案外、これが上手くいく。

早口言葉の落とし穴は、似た音の羅列にこだわってしまうこと、ということを悟らされた日になった。

しかし、チャレンジされている息子は、まだ漢字を知らず、ゆえに、その象徴力、イメージの造形力を使いこなせないから、ちょっとかわいそうなんであります。

では。

ライチョウは アルウィンにもいる。

(画像の版権帰属先:オフィス ウエストウッド)

勤務が終わる際の、ちょっとした休憩タイムで。

隣に座るジャガー氏が使っているバンダナを、ふと見たら、青地に白くライチョウがデザインされている。

訊くと、燕山荘創立100周年記念のもので、彼、登山ガイドの役得? で贈呈されたらしい。

― あそこは、去年、開設して満100年だったんです。

へぇ。1921 (大正10年) のことなのか。

大正の頃から、楽しみとしてのアルプス登山が本格化した、と考えていいのでしょうかね?

一年経ってしまったけれど、バンダナがまだ入手できるようであれば、なんとか、とジャガー氏には頼み込んでおいた。

ちなみに、直近で、スタッフにCOVID-19陽性者が出たため、数日間営業を停止していたのだ、燕山荘。

仕事をする標高差が2,000m、とは言え、どこかのサッカーチームと同じ厄災をこうむっている。

― このバンダナ、アルウィンでワンポイントでまとったら、お洒落に映えますよ。

― そうそう、アルウィンにもライチョウはいるんでしたね。

― はい!
『雷鳥は頂を目指す』が山雅ファン&サポーターにとっての合言葉でありますし。
山雅後援会は今、ライチョウ保護の募金活動してます(宣伝)。

でも、このライチョウ、定期的に、転落はしてますけどね。

……とあくまで謙虚さを失わないところが、僕なのでした。

では。

呆けたアタマで かもめはかもめ。

仕事から帰宅して、ソファにひっくり返ったら、そのまま眠りに落ちたようだった。

まだ明るい部屋の景色。

一瞬、翌朝が来ているのか?、という錯覚と絶望感で、目が醒める。

こういう焦り、僕にかんしては、しばしばなんだが、昨晩知らぬ間に起きたらしい停電のせいで、時計がリセットされてしまい、時刻が、皆目わからない。

それでもって、『かもめはかもめ』の節回しで戯れ唄しながら、再設定。

午睡は午睡、
長寝や、夢や
ましてや、疲れはとれない。

ボケたアタマが外界に馴染み始めたので、ルーチンのメールチェック。

山雅から、いわき戦チケット代金(7/23) 払い戻しについてのメールが入っている。

重要、という表題で。

手続きは、来月25日からひと月間なのか?

まぁ、いいや。

こっちは、追ってメールが来るまでは、放っておけ。

それより、すんなりと想定した通りの代替日(8/7)になった、第18節だよ。

参戦どうしようと、早々に悩み始める夜。

では。

チャントよ、ふたたび。

来月以降に解禁されるであろう、声だし応援に備えてなんでしょう。

ウルトラスマツモトの方々が、(チャントが歌えなくなってから)新たに加入したプレイヤーのチャントを、このところ続々、You Tube上に発表して下さっている。

まっこと、時宜にかなったプレゼント。

加えて感心するのが、それらが既に、4桁の再生回数を積み上げていることで、こういう熱心な予習態度こそが、山雅ファン&サポーターの美徳。

これぞ、原点回帰の、狼煙上がる、と言えましょう。

ところで、多々良 敦斗 (現ラインメール青森) のチャント。

その原曲は、『Seven Nation Army』(2003年発表、by ホワイトス トライプス) のギターリフの部分、なんですね。

ベースのように響くリフは、萬年的には、『Honky Tonk Women』(1969年発表、by ローリングストーンズ) のリフほどの魅力はないしても、それでも、かなりユニークで、傑出している。

この曲は、2018年FIFAワールドカップ(@ロシア)では、ついに、入場アンセムに採用されるまでになって、サッカーの世界では、もはや特別の曲。

という背景があるんで、2 CELLOSのおふたりは、皆様ご存知の、有名チームユニフォームをまとって演奏、というわけなんですな。

さて、この曲は、短めのチャントだけで使うには、チトもったいない。

なので、できれば。

ゲーム中の、特定なシーンに際し、定番的に歌えるチャントにしたらいいんじゃあないか?、と思うんです。

となると、入場アンセム、ゴールアンセム、ヴィクトリーアンセムの他、となりますけれど、
たとえば、(前後半) キック オフ時は、如何なもんでしょうかね?

(もちろん、誰かのチャントで復活してくれるだけでも大歓迎)

では。

悲観的に準備するなら。

悲観的に備えて、楽観的に行動する、とは、防災における鉄則。

最悪の事態を想定した準備をしておき、いざとなったら時、果敢に事に当たる。

だれもが(心の底では)、もうそれなりの対応でいいや、と思っているから、COVID-19対策は、社会として、これを適当にやり過ごしていくんだろうな、とは考える。

けれど、規定が変わらない以上、ゲーム中止は、これからもありそう。

となると、今季けっこう速いペースでリーグ戦を消化しているとは言え、どこかで強制終了、なんて最悪の事態を想定しておきたくもなる。

2021季の規定を引っ張り出してくると、リーグ全体で75%、各チームが50%、をそれぞれ消化していれば、そこで打ち切って、リーグ成立とできる、だった。

今季は、成立要件の特例はまだ設定されていないけれど、もしそうなったら、そんな感じだろう。

現在、リーグ戦半分が終わっているから、チーム毎の要件は既に満たされていて、リーグ全体だと、26節までやって、75%を満たす。

となると、残すは、あと 7ゲーム 。

山雅の場合、あと 8ゲームについては、各節を必勝の構えでいって、26節終了時には、2位以内を確保しておくこと、これが大命題……、ということか。

こんなろくでもない思いが湧いてくるような、ルーチンが無くなった〈虚〉の時間でした。

では。