サッカー界における、プレイヤー獲得や移籍に関するネゴシエーション(交渉事)など、なにひとつ承知していない僕が、
根も葉もない妄想を、諸人にオープンなこの場で、かように無責任に語ることをあらかじめお赦しを。
と、まづは、言い訳しておいて。
さて、前節対鳥取戦における萬年的な、三大収穫は……、
❶中山 陸のアウトサイドハーフ(あの場合だとサイドバック)起用、および、それに応えた彼の働き。
❷野々村 鷹人の、攻めるディフェンダーとしての成長著しいこと。
❸橋内 優也の、危機的状況における果敢な守備(ゲームでは、ペナルティエリアにおけるスライディングタックル)の再認識 ……、であったんですが、
或る晩、ソファーにひっくり返って、❶について思いを致していると、…、
2020年12月の対甲府戦。(なんだか遠い過去ですな)
中山(もちろんヴァンフォーレの一員)は、オフェンシヴハーフ (=トップ下)として先発し、前半の45分間を我が山雅と戦っていた。
プロキャリアではいままで、そのポジションでの起用がほとんだだったはず。
それを、右サイドバックに配置したのは、その才能に対する慧眼、というべきでありましょう。
気の効いた縦パスを何度か前線に送っていた中山をみていると、山雅の首脳陣は、ひょっとしたら、ボランチ(インサイドハーフ)での起用までを視野に入れているんではないか?
すると、こんな図式が頭の中をヨギる。
この夏、前 貴之に、かつての所属チームであるレノファからオファーが舞い込み、移籍を決断。
サイドバック、ボランチを難なくこなせるユーティリティな駒の流失は、今のチームにとっては、かなりの痛手。
で、2021シーズン以降、甲府(レンタル先の富山でも)で 満足な出場を獲ていない中山が、獲得候補として浮上。
交渉の過程で、若手の攻撃的なボランチ希望を、ヴァンフォーレが提起したのかはともかく、米原 秀亮の名が上がり、クロス的な期限付き移籍が成立。
中山については、育成型を活用することで落着した。
……、とまぁ、こんな夢想。
今の懸念はひとつ。
米原がヴァンフォーレで出場機会を得られていないこと。
現在、甲府は、16位。
ここ数年では、お話しにならないくらいの2部下位に低迷していて、かなり余裕のない闘いを強いられてる感じがする。
要は、ノンレギュラーを実戦投入する暇などない?
4 – 1 – 4 – 1といった攻撃的布陣を採用しているからには、ワンボランチのところでレギュラーを獲るには、山田 陸(同い年)や、野澤 英之とのポジション競争に克たねばならないわけか……。
ひとりのプレイヤーのキャリアの中にも、たくさんの因縁があることを思いつつも、
中山 ⇔ 米原 の 交換的な移籍を意味のあるものにするには、我がチームの2部への返り咲きしかないんでしょうね、きっと。
では。