10ゲームしか or 10ゲームも。

リーグ戦は、24節を戦ってきて、あと10節を消化する予定の今。

これを、10ゲームしかない、と考えるのか、あるいは、10ゲームも残っていると考えるのか?

我が山雅にとって、答えは、決まっている。

あと10ゲームもこの緊張が続く、ということだ。

今、現在は、必死の追走。

上位がなかなか負けない状況もあるが、乱暴に言って一般的(かつ現実的)に、勝ち点1を詰めるには、1ゲームを要す。

全て勝つという決意はいいとしても、だから、首位いわきFCに並ぶには、早くても、第28節あたりだろう、と楽観的に診るわけ。

あくまでこっちが、それなりに勝ち点を積んで、との前提ですけれどね。

ということは、現在首位から、勝ち点で12差の、5位藤枝までが、奪取奪首、あるいは2位内の可能性を持つチームということかな。(藤枝は、未消化ゲーム2 を残すゆえに)

とか、勝手の胸算用をしていたら、2部では、ベガルタがここへ来て 、なんと 5連敗。

リーグ戦7ゲームを残して、首位新潟に、勝ち点で、13 も離されてしまった。

お蔭で、監督は交代、昇格は、プレイオフ狙い一択となっている。

3部で、これから、そんな連敗が起こるのかどうかは、神のみぞ知る。

とにかく、希いが手に届く好位置でここまで来られたことを喜んで、

僕等はひたすら、辛い緊張の日々を楽しみながら送るしかありませんな、ファンC&サポーター諸氏よ。

では。

予想的中も 痛しかゆし (2022.9.10福島戦レビュウ)

ゲーム開始早々の4分、右サイドのカウンター攻撃が発動される。

ルカオからのグラウンダークロスに飛び込んだ、左サイドバック外山 凌の、左足一閃によるゴールで先制。

それが、決勝点となって、1 – 0 の勝利。

さぁ、これで、今季2度目の4連勝を達成だ。

ゆえに、DAZNによる勝利インタビュウは外山だったんですが、ゲームを勝ち切れた立役者は、ゴールキーパーのビクトルだから、彼がスポットを浴びてしかるべきゲームでした。

ここらは、ゲームが止まるセットプレイと、ゴールキーパーの出来良し悪しが勝敗を決めるかも、という萬年予想が当る。

けれど、ゴールキーパーが目立ったということは、やはり、ゲーム中に、致命的な難が在った証拠。

ゲームの入りはほぼパーフェクト、前線からの追い込みが奏功して、福島のパスサッカーを裁断することに成功しました。

ツートップと2列目が、福島センターバック3人とボランチ間のスペースを巧く埋めて窮屈にしながら、パスコースを失くしていた。

かつ、ボール奪取もねちっこくて、グッジョブ。

これだけやったもんだから、福島をして、前線へのロングボール戦法への転換へ追い込めたわけ。

ただし、相手をそうやって誘導するならば、ロングボールとワントップとの競り合いでボロを出した、大野と常田の守備はいただけません。

まぁ、これら失策のいづれも、ビクトルの好セーブで事なきを得られたわけで、今後、攻撃的なチームとやって、相手が窮地のロングボール戦法を採った場合の対処としては、緊急的な要改善事項と考えます。

時節、常田がイエロー累積で出場停止ならば、これ幸いと、新たなカードを開発するくらいの采配があっていい。

それから、あとふたつほど、苦言があります。

❶せわしない、ボールが行ったり来たりのサッカーとなるなか、
パスがずれる、あとはなんとかしてよ、といった無責任なパス出しが目立つ。

主導権をシッカリと握るためには、こっちへ時間軸を引き寄せるべく、もっと丁寧なプレイをしないと、大きな破綻が生まれます。

こういう場合は、浜崎 琢磨を活かすことで、山雅独特のペース創りを期待するんですけれどね。

❷それと関連して、前線へとボールを動かす場合、たとえば、小松 蓮にどういったミッションを負わすか、ということ。

それが、裏抜けなのか?、あるいは、ポストプレイなのか?、繋ぎの役目なのか?

これは、好調さを取り戻したルカオとの役割分担、という面で考えるべきなんでしょうけれど、とにかく、中途半端なプレイが散見された。

しかるべき場所にランニングしないとか、小松へのボールの出しと受けが合っていないとか。

横山 歩夢を欠いて、小松等FWにアピールの場を与えるとしたら、そこらへんの立ち位置を、個々もっと明確にすべきでありましょう。

残り10戦を勝ち抜くには、勝ったので全て善しとしないで、地道に課題をやり遂げないとなりません。

では。

4連勝を賭けて (福島戦プレビュウ 後編)

この一戦をモノにすれば、4連勝という局面で福島と対戦するというのは、前回(7/17)と、まったく同じ……か。

なにかの因縁を感じます。

昇格にまつわる議論は、残り10ゲームぐらいになって始めよう、と以前書いたけれど、いよいよその入り口に入ってきた、今節(第24節)。

そんな覚悟をまで利用して、自分の気を引き締めるんですが、とにかく、3位につけてここまでやって来られたことには感謝しないと。

〈得点のチャンスはかなりころがっている〉
前編で、ボール支配率について触れましたが、山雅 35~40 :  福島 65~60、を基調としてゲームは進むと思われます。

パスで繋いでゴールを仕留めるサッカー(福島)と、ボールを奪取したら、即反転のカウンター攻撃で相手を沈めるサッカー(山雅)とのぶつかり合い。

その構図を、敢えてひっくり返しもしないでしょうから、お互いに。

いままで観てきて、この3部リーグは、そこまで戦術的ではありません。

前回の記憶では、山雅がカウンターを仕掛けたものの、前線の連係が思わしくなくて、好機をつぶしていた。
これ、複数得点が生まれない要因として、いまだに引き摺っている課題であるから、ここらへんの改善はひとつの見ものでしょうか。

福島は、3バックシステムの布陣。
これは中盤より前を厚くしておいて、攻撃に力量を傾けるための手段と診ます。

ということは、相手にボールが渡った瞬間はほとんど、センターバック3人が守備に残っている光景となる。
しかも、攻めていればいるほど、けっこう高い位置に居残っている。

アルウィンでやった時も、そんなシーンが観られた。

それこそが、山雅の狙い目。

となると、ロングカウンターが効くことになるが、横山 歩夢の怪我や去就が一切不明なので推断もできないけれど、誰が前線に置かれるにせよ、より長い距離のカウンターを狙い続けることは、かなり重要。

〈野々村 鷹人はデカい〉
その身体を言っているのではなく、野々村が定着しつつある3バックに、かなりの安定感が備わってきた価値のことがまづ一番。

これによって、下川や、宮部をサイドに配置ができるようになって、攻守に厚みが増しているのは、かなり大きいと思います。

今節もそれが踏襲されれば、守備はもちろん、セットプレイ時、高さの優位性がより加わるのも、デカい。

両者の対戦では、パスとか奪取とかに目が行きがちになりますが、案外、コーナーキックを含めたセットプレイが勝敗の分かれ目になりますよ、きっと。

その意味では、ゴールキーパーの働きが注目される一戦となりそうです。

では。

あえて〈信州人〉の名を捨てて (福島戦プレビュウ 前編)

他人の知識をあらかじめ決めつけないで会話することについて、ずいぶんと気を使う話、その第二弾です。

(小倉っ子の)ジョー氏に、坂(さか)に、城(しろ) の町と書いて、なんと読むの?と訊かれ、

― サカキマチ。上田と長野の中間くらいに在るよ、と答えたら、

―〈おしぼりうどん〉って、知ってます?、ときた。

ジョー氏が送ってくれた紹介動画をみたら、手打ち風のうどんを、ねずみ大根のしぼり汁につけて食すので、おしぼりうどん、と呼ぶことを知る。

うーん。
伝統野菜を喧伝しようとして、無理して麺つゆに使っているようにしか思えないなぁ、というのが、僕の感想なんだけれど、
そのあたりは、ジョー氏と意見が一致。

たとえば、カツオダシ風、フツーの麺つゆで、いいんじゃあないか。

帰宅して、これを話したら、家人の言うには、
― 信州人なのに、おしぼりうどんも知らないの?
北信の方では、大ポピュラー、と思っているけど。

と、暗に、北信がルーツの萬年を、挑発するのです。

しかも、
― 昔、(あたしの)実家でやっていたように、ねづみ大根タップリで仕立てたうどんを出したら、もう、こういうの要らないから、と言ったのよね、あなた。

へぇー、数十年前に、おしぼりうどんを拒絶した自分がいて、しかも、二度と食さないと宣言して、更に更に、その事実をまったく忘失していたとは、なんともあっぱれなことと感心してしまった。

さてと。

僕としては、信州人などと呼ばれなくとも、〈山雅人〉(やまがびと)でけっこう。

だから、たとえば、信州ダービーで舞い上がる気が知れない。

損得で言えば、ダービーによる恩恵は、当方にはほとんど無いのだから、むしろ、チームもファン&サポーターも頭を冷やして臨戦しないと、余計な怪我も負いかねません。
リーグ戦残り3分の1の、落とせないゲームのひとつ、でいいですよ。

……ところで、明日は、ベビーシッターの役を仰せつかっている都合上、DAZNでリアルタイム観戦の予定。

で、ルーチンで、福島ユナイテッドFC様の公式サイトに目を通しておく。

すると、今節を、両指揮官同士の〈盟友激突〉とぶちあげて煽っていらっしゃる。

しかも、松本山雅ファン&サポーターに向けて、専用ニュースをリリース、アウェイユニフォーム着用可の席種については、赤字で強調するなど、なにかと手厚い。

これもまた、お決まりで、公式ツイッターを覗いてみたら、9/7時点の、チケット販売比率、なんてものまでご教示くださっていた。

それによると、福島側 43%、山雅側 57% 。

とうスタを赤く染めろ、と盛り上げも盛ん。

松本山雅を使って、最大限のセールスをもくろむ。
こういった営業努力には、頭が下がります。

……、でこれの、どこが、プレビュウなんだ?

このゲームの、見逃せない潮流は、すなわち、ボール保持。

これがイコール ゲーム支配では決してない。

が、両者スタイルの結果としてどのくらい、どちらにボール支配のシーソーが傾くのか?、は重要なポイント。

どちらが、スタイルを表現できているのか、ということにおいて。

前半戦、ホームアルウィン(7/17) では、山雅 35 : 福島 65 だった。

2箇月経って、さて、今回は、チケット販売比率の真逆にほぼほぼ近い、

山雅 40 : 福島 60 、くらいになるんでしょうかね?

では、明日の後編に続きます。

身勝手な常識を 押し付けるな。

相手がそれを知っていて当然、といったような勢いで会話に入って、途端に、家人の反撃に遭うことが、しばしば。

こういう切り口で話を強要されるのは、相当に不快なことには違いない。

いま流行りの言い方で、

― それって、〇〇じゃあ~、ありませんか。

と、まるで、暗黙に了解を押し付けられる気分がして、

― そんなの知らねぇよ、それ、あんたの勝手な前提でしょうに、と言いたくなりますからね。

それと、まったくおんなじことでありましょうから。

そう言う訳で、最近、もっとも気をつけている態度と物言いではありますが、フト同じ過ちを繰り返している自分には呆れるばかり。

では。