Stand by You , PJT .

(出来はともかく、これはひとつの詩であります)

〈空。2022秋〉

愚行

やってはならない報復

当然な レッドカード

そんな非難が 湧き起こるだろう

さも、分別顔した連中によって。

でも、次のゲームでは、

君のゲーフラをいっそう 高々と掲げてやるのだ

月間MVPを祝福し

ゲームにおける その不在を 惜しむかのように。

これからも 共に闘ってくれることを

願いながら。

では。

ここから,それから (2022.11/13 宮崎戦レビュウ❷)

萬年式予想では、昇格云々は、最終節までもつれ込むはずだった。

が、その前に、山雅にとって、リーグの白熱は終わりました。

これで勝ち点は、ラストで 1勝したとしても、66 。

目標の68点には、わずか 2点の未遂です。

他チームの勝ち負けなど云々しなくたって、ゲーム平均勝ち点 2 に到達する力なくしては、リーグ戦をモノにできないことが証明された。
(2016年は、それをクリアしてさえも、トップリーグへ上がれませんでした)

もっとも気張るべき注目ゲームで、まったく歯の立たないような (こちらにとって) 低品質なパフォーマンスを紡いでしまうとは……。

唖然を通り越し、なんともミゴト過ぎるほどの、90分間をはさんだ暗転。

いづれかの時点で、ゲームの成り行きにあらがえなかったのか?、とは思いますが、

ともかく、こういうゲームをやるようでは、そりゃあ、軽々に上へは這い上がれませんわな。― これが、おおかたの総括に違いない。

これからふつふつと湧き起こるであろう糾弾、批判、愁嘆場のもろもろを考えるだけでも、鬱陶しくなります。

が、他人の口に戸は立てられませんから、適当にやり過ごすとして、

まづは足許、それから、やがてその先へ、としっかり思いを向けるしかありません。

が、しかし、ここまで5位より順位を下げることなく、ずっと昇格圏争いに絡んできたこと。

これは、見逃せない大きな成果だと思います。

もしも僕が、今より十歳若ければ、

3位も最下位も同じこと、と思っていたかも知れませんが、それほど狭量でもなくなりました、今は。

あぁ、田中パウロと榎本 樹にとって、リーグ戦は終わり。

けれど、毎度のことになりますけれど、

真の同伴者でいるためには、さてと、リーグ最終と、それからを、どうやって見届けましょう?

自分なりの答えは、もちろん、ありますけどね。

では。

どういうゲームを創りたかったの? (宮崎戦レビュウ❶)

〈まづは、宮崎戦の総括〉
1 – 4 の、かなり無惨なスコアで敗戦。

1 – 2 と逆転されたところで、なんとか踏ん張りたかったですね。

こういうゲーム、次の点がどっちに入るかでゲームの帰趨が多く決まります。

僕は、仕事の都合で、前半40頃からのDAZN観戦になりました。

先制点は、ルカオがサイドを侵してクロス、それを中央に詰めた菊井 悠介が決める、という狙いどおりの攻撃から生まれた。(プレビュウで推奨した方法)

横山 歩夢も、相手にとって危険なランニングをしてシュートまで行けていた。

TVで観ていた限り、後半の3失点すべては、守備が緩くなり、マークに全然つけない状況下で起きました。

思うに、現地宮崎は、かなりの高温。

ゲームが進むうち、体力を消耗して、走力がガクんと落ちましたね。

こっちの陣形は縦に大きく間延びするから、セカンドボールを拾えなくなる。

すると、ボールをいいように動かされ、相手を捕まえられず、ディフェンスが背走するような格好になった。

山雅がやるべきだった、ピッチを拡げて使う戦法は走力がベースになりますが、こっちは、ガス欠。

となると、むしろ相手がこれをやって奏功した。

ならば、体力温存を図って戦う手立てはなかったのか?、と思ってしまうんですが、ほんらいが、時間と態勢をタメてやる戦法を棄てているチーム。

ですから、無い袖は振れなかった、ということでしょうか。

まぁ、もうチョットは抵抗してもらいたかった、というのがホンネですけど。

彼我の持てる力はともかく、さすが宮崎、上位チームを総ナメにしているだけあった。

こういうのを、手立てなくしての完敗という。

この結果は、フロックでもなんでもありません、というところから始めないと。

では。

惹きつけるもの (宮崎戦プレビュウ❷)

ゲームが終了してから気づいた。

富山戦の開始直前に、息子からショートメールが入っていたのに。

― この前の試合(註:長野戦のこと)を見て思ったのは、結果の勝ち負けが人を惹きつけるのでなく、勝つ為のプレーが人を惹きつけるのだ、ということ。
今の山雅が、勝つ為にやったら勝つとは思います。

自力と技量で優っていながら、たったひとつのミスやセットプレイで敗戦する、というゲームをしない限りは、勝利への期待が持てるのが、今の山雅だろう。

実際、神様が幾度もチャンスをくれているようにみえるのは、その都度、立ち直っているからだ。

コップに水が半分しか入っていない、と考えるのか。
あるいは、半分入っていると思うか。

後者の、ポジティブに思考/行動する者にチャンスは微笑む。

で、勝つ為に希望すること。

〈ラン、横山、ラン〉を、2列目のバックアップを絡めて、敢行すること。
4バック一択の宮崎は、センターバックふたりが基底を成すだろうから、空いた左右サイドのスペースを使おう。

ロングボールであっても、パスワークであっても、とにかく、そこを徹底して侵す。

先の対戦でも、菊井とのコンビネーションで得点している。

サイドから入っていく際、単調に突っ込むのでなく、ワンツーを絡ませるなどで相手ディフェンスを剥がすだね。

あるいは。

横山やルカオがサイドに駆け上がることで、相手ディフェンダーを引っ張り出しておいて、守備網が粗くなった中央で勝負。
過去、この方式は、多くゴールに結びついている。

❷サイドバックのより外側を、センターバック が駆け上がるやり方の繰り返し。
そこからクロスが入ればいいが、もしも、それがダミー走となっても、攻撃の人数が増えることでパスコースも多くなる。

比較が適切かはわからぬが、プレミアリーグ、ブライトンでプレイする三苫 薫を思い出す。

絶品のドリブルを敢えて控え、サイドバックの追い越しを利用するとか、自分が中央寄りに入っていって、攻撃枚数を厚くするとか。

単純なクロス投入をすべて否定はしないけれど、

外山 凌、下川 陽太には、中に入っていってインサイドハーフと絡むようなプレイを望む。

かなり強欲とはいえ、田中パウロの、シュートまで行ってしまえ!!、という姿勢を、彼ひとりの専売特許にしておくのは、もったいなかろう。

もともと攻撃的な布陣に加え、宮崎の強みは、パスをつなぐと思いきや、ロングボールをも織り交ぜた、主にサイドを使うカウンター攻撃。

こうなったら、そのお株を奪う、で行きましょうや。

では。

景気づけに『日曜日よりの使者』

明日の松本マラトン。

ルノワール氏の、今年3本目のフルマラソン。

その無事な完走を祈りつつ、その壮行、みたいなものです。

優れた曲は、こうやってサラリと演っても、ココロに響くなぁ。

ただ、それだけ。

山雅にとっても、馴染みも深いことですし。

では。