(出来はともかく、これはひとつの詩であります)
〈空。2022秋〉
愚行
やってはならない報復
当然な レッドカード
そんな非難が 湧き起こるだろう
さも、分別顔した連中によって。
でも、次のゲームでは、
君のゲーフラをいっそう 高々と掲げてやるのだ
月間MVPを祝福し
ゲームにおける その不在を 惜しむかのように。
これからも 共に闘ってくれることを
願いながら。
では。
(出来はともかく、これはひとつの詩であります)
〈空。2022秋〉
愚行
やってはならない報復
当然な レッドカード
そんな非難が 湧き起こるだろう
さも、分別顔した連中によって。
でも、次のゲームでは、
君のゲーフラをいっそう 高々と掲げてやるのだ
月間MVPを祝福し
ゲームにおける その不在を 惜しむかのように。
これからも 共に闘ってくれることを
願いながら。
では。
萬年式予想では、昇格云々は、最終節までもつれ込むはずだった。
が、その前に、山雅にとって、リーグの白熱は終わりました。
これで勝ち点は、ラストで 1勝したとしても、66 。
目標の68点には、わずか 2点の未遂です。
他チームの勝ち負けなど云々しなくたって、ゲーム平均勝ち点 2 に到達する力なくしては、リーグ戦をモノにできないことが証明された。
(2016年は、それをクリアしてさえも、トップリーグへ上がれませんでした)
もっとも気張るべき注目ゲームで、まったく歯の立たないような (こちらにとって) 低品質なパフォーマンスを紡いでしまうとは……。
唖然を通り越し、なんともミゴト過ぎるほどの、90分間をはさんだ暗転。
いづれかの時点で、ゲームの成り行きにあらがえなかったのか?、とは思いますが、
ともかく、こういうゲームをやるようでは、そりゃあ、軽々に上へは這い上がれませんわな。― これが、おおかたの総括に違いない。
これからふつふつと湧き起こるであろう糾弾、批判、愁嘆場のもろもろを考えるだけでも、鬱陶しくなります。
が、他人の口に戸は立てられませんから、適当にやり過ごすとして、
まづは足許、それから、やがてその先へ、としっかり思いを向けるしかありません。
が、しかし、ここまで5位より順位を下げることなく、ずっと昇格圏争いに絡んできたこと。
これは、見逃せない大きな成果だと思います。
もしも僕が、今より十歳若ければ、
3位も最下位も同じこと、と思っていたかも知れませんが、それほど狭量でもなくなりました、今は。
あぁ、田中パウロと榎本 樹にとって、リーグ戦は終わり。
けれど、毎度のことになりますけれど、
真の同伴者でいるためには、さてと、リーグ最終と、それからを、どうやって見届けましょう?
自分なりの答えは、もちろん、ありますけどね。
では。
〈まづは、宮崎戦の総括〉
1 – 4 の、かなり無惨なスコアで敗戦。
1 – 2 と逆転されたところで、なんとか踏ん張りたかったですね。
こういうゲーム、次の点がどっちに入るかでゲームの帰趨が多く決まります。
僕は、仕事の都合で、前半40頃からのDAZN観戦になりました。
先制点は、ルカオがサイドを侵してクロス、それを中央に詰めた菊井 悠介が決まめる、という狙いどおりの攻撃から生まれた。(プレビュウで推奨した方法)
横山 歩夢も、相手にとって危険なランニングをしてシュートまで行けていた。
TVで観ていた限り、後半の3失点すべては、守備が緩くなり、マークに全然つけない状況下で起きました。
思うに、現地宮崎は、かなりの高温。
ゲームが進むうち、体力を消耗して、走力がガクんと落ちましたね。
こっちの陣形は縦に大きく間延びするから、セカンドボールを拾えなくなる。
すると、ボールをいいように動かされ、相手を捕まえられず、ディフェンスが背走するような格好になった。
山雅がやるべきだった、ピッチを拡げて使う戦法は走力がベースになりますが、こっちは、ガス欠。
となると、むしろ相手がこれをやって奏功した。
ならば、体力温存を図って戦う手立てはなかったのか?、と思ってしまうんですが、ほんらいが、時間と態勢をタメてやる戦法を棄てているチーム。
ですから、無い袖は振れなかった、ということでしょうか。
まぁ、もうチョットは抵抗してもらいたかった、というのがホンネですけど。
彼我の持てる力はともかく、さすが宮崎、上位チームを総ナメにしているだけあった。
こういうのを、手立てなくしての完敗という。
この結果は、フロックでもなんでもありません、というところから始めないと。
では。
ゲームが終了してから気づいた。
富山戦の開始直前に、息子からショートメールが入っていたのに。
― この前の試合(註:長野戦のこと)を見て思ったのは、結果の勝ち負けが人を惹きつけるのでなく、勝つ為のプレーが人を惹きつけるのだ、ということ。
今の山雅が、勝つ為にやったら勝つとは思います。
自力と技量で優っていながら、たったひとつのミスやセットプレイで敗戦する、というゲームをしない限りは、勝利への期待が持てるのが、今の山雅だろう。
実際、神様が幾度もチャンスをくれているようにみえるのは、その都度、立ち直っているからだ。
コップに水が半分しか入っていない、と考えるのか。
あるいは、半分も入っていると思うか。
後者の、ポジティブに思考/行動する者にチャンスは微笑む。
で、勝つ為に希望すること。
❶〈ラン、横山、ラン〉を、2列目のバックアップを絡めて、敢行すること。
4バック一択の宮崎は、センターバックふたりが基底を成すだろうから、空いた左右サイドのスペースを使おう。
ロングボールであっても、パスワークであっても、とにかく、そこを徹底して侵す。
先の対戦でも、菊井とのコンビネーションで得点している。
サイドから入っていく際、単調に突っ込むのでなく、ワンツーを絡ませるなどで相手ディフェンスを剥がすだね。
あるいは。
横山やルカオがサイドに駆け上がることで、相手ディフェンダーを引っ張り出しておいて、守備網が粗くなった中央で勝負。
過去、この方式は、多くゴールに結びついている。
❷サイドバックのより外側を、センターバック が駆け上がるやり方の繰り返し。
そこからクロスが入ればいいが、もしも、それがダミー走となっても、攻撃の人数が増えることでパスコースも多くなる。
比較が適切かはわからぬが、プレミアリーグ、ブライトンでプレイする三苫 薫を思い出す。
絶品のドリブルを敢えて控え、サイドバックの追い越しを利用するとか、自分が中央寄りに入っていって、攻撃枚数を厚くするとか。
単純なクロス投入をすべて否定はしないけれど、
外山 凌、下川 陽太には、中に入っていってインサイドハーフと絡むようなプレイを望む。
かなり強欲とはいえ、田中パウロの、シュートまで行ってしまえ!!、という姿勢を、彼ひとりの専売特許にしておくのは、もったいなかろう。
もともと攻撃的な布陣に加え、宮崎の強みは、パスをつなぐと思いきや、ロングボールをも織り交ぜた、主にサイドを使うカウンター攻撃。
こうなったら、そのお株を奪う、で行きましょうや。
では。
明日の松本マラトン。
ルノワール氏の、今年3本目のフルマラソン。
その無事な完走を祈りつつ、その壮行、みたいなものです。
優れた曲は、こうやってサラリと演っても、ココロに響くなぁ。
ただ、それだけ。
山雅にとっても、馴染みも深いことですし。
では。