素材は揃った (プレマvs神戸 からみえたこと)

いよいよ、鹿児島キャンプの始動。

おそらくは、戦い方の、より精緻な構築をする章のはじまり。

対ヴィッセル神戸とのゲームで、最も印象深かったことの、第一。

それは、山雅プレイヤー達が、気後れもせずにゲームに没頭していたこと。

(トレーニングマッチになると、ネームヴァリューが吹っ飛ぶ分、そこらはもっと顕著に)

まぁ、謙遜とリアリズムで言えば、3部に居るのがオカシイような山雅(資金力、保有タレント)なんだから、選手目線なら、それもあたり前のことかも知れない。

スターぞろい、というのはメディアの常套句だけれど、それをベースにしてあの程度の迫力である限り、ヴィッセルは、必ずしも勝てない相手にもあらず、か。

けれど、終わってみれば、シュート18本打ち込まれて、0 – 2 というのが、なかなか乗り越えがたい、キツイ壁なんですけどね。

(山雅公式サイトの、ゲーム結果の画面、スタッツ表示が新鮮です、お試しあれ)

印象に残る、第二点目。

登録メンバー18人の中に、新規に獲得(と復帰)のプレイヤーがすべて含まれていたこと。
藤谷、喜山、滝、渡邉、鈴木。

多分にうがった観方にはなるけれど、

チーム編成と、それを駆使する現場との間に、部門間ギャップがない、とみたい。

これからチーム創りの過程でレギュラー獲りがどう展開するかは別にして、従来、これほどの緊密さを感じるシーズンはなかったのは、事実。

獲ったのに、なぜ使わない?、とかね。

逆を言えば、 獲得資金を無駄にできない、という台所事情もあるやも知れず降格2シーズン目は、それ相当の覚悟、と思っていたい。

チーム創りが深まっていく中、今後の課題は、実質的な 背番号#10を、誰が担うのか?、これでしょう。

果たして、開幕に間に合うのかどうか?

では。

トコトン変化を楽しもう。

ヴィッセル神戸との、プレシーズンマッチと、トレーニングマッチ(2/4)。

まづは、現地参戦のファン&サポーターの皆様、お疲れ様でした。

無事、ご帰還のことと拝察いたします。

ところで、ノエスタは、屋根が開いていたんですね。
どんな風がスタジアムに吹くのか?、いつの日にか体験したいもの。

小さな画面で、ハイライト、それと、トレーニングマッチを、ざっと観た、今回は、その感想。

❶現時点の、プレイヤーの重用度が察せられて興味深いものがありました。

根底には、コンディショニングの良し悪しもあろうかとは思いますが、あとひと月後には、変わっているのか?、そうでないか?

❷初期陣形は、4 – 3 – 3、で、それがゲーム中、4 – 4 – 2、または、4 – 2 – 1 – 3へと、ポジションの、左右入れ替わりを含めながら、変容する。

いづれにしたって、見慣れた3バックは、ほぼ棄てた。

まぁ、守備的な3バック(つまり、5バック)ならやめてもらいたい僕からすると、賛同したくなります。

その分、センターバックふたり(と、ゴールキーパー) には、守備の負担と、パスで組み立てていく視野の広さや、ボランチとの連携の面で負担がかかるので、そこらで信頼を得ることが、レギュラー奪取の鍵か。

❸インサイドハーフ(ボランチ)を経由し、パスを多用して前に進むやり方が顕著。
ロングボールは、サイドチェンジなど一気に局面を変える場面に限定される。

観ていて面白い。

けれど、パスがずれて相手に渡ると、即、反転攻撃に曝される。

連係の精度を高めるには、まだまだ修練を要す。

❹無得点。
観ていて、あぁ、やりたいんだろうな、とは思うが、そもそも、シュートに持ち込むまでのシーンが少なかった。

攻撃面の迫力不足は、相手が、神戸だったからなのか。
(かと言って、ヴィッセルに圧倒的な迫力は感じませんでした)

これが、3部チーム相手ならどうなのか。

ただ、具体的な場面は忘れましたが、相手4人の最終ラインに、こっちも4人並んで攻め込んだシーン、ああいうのは、ワクワク感が半端ないです。

❺個別には、濱名 真央の、サイド駆け上がりには、かなり魅力を感じる。
#7のヒアン、ファーストディフェンスもまじめにやっていた。
前方に開けたスペースが在る局面でボールを持たせたら、と期待が高まります。

ラフなスケッチですが、印象を羅列しました。

では。

それでも 続けるトレーニングマッチ(本日)

諦めました、本日のノエスタ参戦は……。(これから仕事です)

キャンプの高負荷、そして、たて混んだトレーニングマッチをこなした直後、帰松の途中の、立ち寄りマッチ。

開幕に向け調整を仕上げつつあるヴィッセルにとっては、いい意味で、適度な相手として、こっちに白羽の矢が立ったんでしょうから、

もろもろのハンディキャップなどを言い訳にせず、力量豊かなチームに立ち向かい、検証すべきことをトコトンやってもらいたい、と望むのみ。

あらかじめ準備したことと、それをゲーム内でみづから考えて修正できるかどうか?、そこら辺が注目でしょうか。

できれば、ハイライト映像なんかを観られれば、いいのですがね。

現地入りするファン&サポーターの皆様、共闘くれぐれもよろしくお願いします。

ノエスタの屋根など、その声量でもって、吹き飛ばしてしまうまでに。

では。

おそるべきは 東信 (その❶)

同僚のヤナさんから、山雅公式サイトがリニューアルされた、と教えてもらい、

早速、覗いてみると、なかなか洗練されて、見やすくなった感がある。

最上段に、おおどころのスポンサーが列記されているのが目を惹いたので、画面を下までスクロールして、スポンサーの一覧を見てみたら、なんと!!

〈ミネベアミツミ〉様の名が在る、ではありませんか。

御代田町に本社を置き、ミニチュア、小径サイズのボールベアリングでは、そのシェア、ダントツの世界トップ。
(積極的なM&Aによって、分野広く、豊富な製品を製造)

かねてより、僕は、東信には機械、精密などの優良企業が多いから、山雅は、スポンサー開拓のために、〈北東に進路をとれ〉説を唱えてきた。

まさに、その願いがひとつ叶った思いが深い。

ミネベアさんは、昨年9月には、あの!本多通信工業を子会社化しているから、その方面のツテがあったにせよ、Yamaga営業本部は、いい仕事をしていると考えたい。

さて、そのミネベアミツミ社は、今年1月27日をもって、㈱ホンダロックを、以前の親会社である本田技研工業から全株式の譲受することで、子会社化した。

ゆえに、ホンダロックFC (JFL所属)は、その名を、ミネベアミツミFCへと改称した。

クラブ運営そのものには、ほとんど変更はないようですが、ただ、クラブカラーが、赤から青に変わるみたい。

で、そこの熱烈、かつ著名なサポーターである、ロック総統にあっては、引き続き、そのお名前で活動なさることを宣していらっしゃいます。

ロック総統の表現では〈強くもなく弱くもなく、人気もない〉ミネベアミツミFC。

勝利至上主義、Jリーグ至上主義とは一線を画するそのサッカー哲学は、傾聴に値しますが、宮崎市を本拠地として、これからもその路線で邁進するんでしょう。

サッカークラブのオーナーにして、かつ、松本山雅のスポンサーの誕生。

ビジネスとサッカーの、面白いお話のひとつではありました。

では。

点を獲らねば 勝てませぬ。

異なるチームと、同日に 45分を計 4本。

去る29日は、キャンプ地で山雅、トレーニングマッチ漬けだったようだ。

しかも、当初の予定では、前日にも試合が組まれていた(急遽、中止)んだから、集中して実戦で検証をこなす姿勢が顕著だ。

(ゲームを観戦していないことを前提にして)、その得点結果だけで、いろいろ論評する者が後を絶たない。

それが、悲喜いづれかであっても、まったくオメデタイ頭脳としか言いようもなく、その単純さが、かえってうらやましい。

なにかが検証されて、より高次のクオリティへの切り口が見えたのかどうか、チーム始動後2週間の現時点では、それが大切。

僕など、ほう、結構得点できていて、しかも、前線のプレイヤーがそれをゲットしてるね、と良い感触です。

とにかく、5年越しの貧弱な得点力、これの挽回が、山雅最大のアジェンダでしょうから。
(註:正直な話、得点力を語れるのは、2014季ぐらいですがね)

では。