気持ちを 持ち堪えるために (隼磨の薦め)

田中 隼磨が、クラブ山雅人として、諸々の活動に手を拡げてくれているのを見聞きする度、

今更ながら、昨季最後のゲームを忘れちゃあなるまいな、と思っている。

昇格がほとんど消滅した中で、田中 隼磨の現役ラストゲームとなった、あの日。

これで最後の最後のクロス投入を期待して、まるで、チームとスタジアムの総意思であるかのように 隼磨にボールが渡り、

その渾身クロスを無駄にすることもなく、最後は、中山 陸のシュートでしとめた、あの瞬間を。

メンバーに異動があったにせよ、あの一連の流れは、きっと今季へ持ち越されているはずだ。
チームの一体性、連携の意思力のようなものになって。

さて。

より地上戦に傾きつつ、ボール繋ぎを駆使するサッカーへと変身を遂げようとしているチーム。

思うに、そこでは、いままで以上に、陣形の〈結束点〉として、インサイドハーフ(=ボランチ)のポジションが重要度を増す。

いわゆる〈水を運ぶ者〉が、いかにその仕事をクオリティ高く行うか、がゲームの帰趨を決めるであろうことが、神戸とのゲームを観ていて垣間見られた。

そのヒントは、ボランチがボランチをこなすように見せかけておいて、

むしろ、アウトサイドハーフやシャドウのプレイヤーが自在に中に入ってきて、その仕事までを担ってしまうことにある、と思うのだが、いかがだろうか?

とにかく。

観る者の責任は、良いプレイには称賛を、拙いプレイには不満を、それぞれ遠慮なくぶつけていくこと。

隼磨の言葉のとおり、そういうシーズンにしたい。

では。

お金は 本気を呼ぶ?

サッカー、バスケットボールを対象にした、クジ『WINNER』。

ゲーム毎の勝敗、大会(リーグ戦)の優勝を、1口200円で手軽に楽しめる、というのが売り文句。

そのJ3リーグ優勝予想クジについて、オッズ(的中した時の、払い戻し倍率)を、2月13日10時現在で、書き下してみた。

20位 YSCC横浜           57.4倍

19位 ヴァンラーレ八戸   52.0

18位 アスルクラロ沼津   37.0

17位 カマタマーレ讃岐   28.7

16位 FC大阪       27.7

15位 奈良クラブ      23.4

14位 テゲバジャーロ      19.3

13位 ガイナーレ鳥取    15.2

12位 SC相模原             15.0

11位 愛媛FC          13.8

10位 ギラヴァンツ北Q    13.3

9位 AC長野               12.2

8位 FC岐阜           11.4

7位 いわてグルージャ     11.1

6位 福島ユナイテッド     10.6

5位 カターレ富山             8.2

4位 FC琉球         5.0

3位 FC今治               4.6

2位 鹿児島ユナイテッド    3.3

1位 松本山雅             3.2

その時点でのクジ購入内容が、オッズに反映されている。

だから、つまりは、松本山雅の優勝を予想して買われたクジの口数が最も多い、というに過ぎない。

ただ、この場合。

購入者が、単に、贔屓チームへの支援のつもりで買っているだけなのか?

あるいは、資本主義社会に生きるサガから、お金を投じるからには、けっこうシビアな調査と観察眼によって、的中を狙って優勝チームを予想しているのか?

まぁ、実態は、そのどちらでもあるんでしょう。

が、コチラのほうが、我田引水型順位予想よりかは、多少はマシなものと言えなくもない。

自分を本気なコミットメントに追いやるには、お金(=時間)を投下すべし、というのが浮き世の原理なんでしょうか。

なお、このクジは、3月18日、つまり、第2節が消化した時点まで購入が可能だそうです

 

― そんなこと聞いても、ちっとも嬉しくもないわ。

が、うちの同居人の、数年裏切られ続けた結果の、シビアな感想なんですけれど。

では。

素材は揃った (プレマvs神戸 からみえたこと)

いよいよ、鹿児島キャンプの始動。

おそらくは、戦い方の、より精緻な構築をする章のはじまり。

対ヴィッセル神戸とのゲームで、最も印象深かったことの、第一。

それは、山雅プレイヤー達が、気後れもせずにゲームに没頭していたこと。

(トレーニングマッチになると、ネームヴァリューが吹っ飛ぶ分、そこらはもっと顕著に)

まぁ、謙遜とリアリズムで言えば、3部に居るのがオカシイような山雅(資金力、保有タレント)なんだから、選手目線なら、それもあたり前のことかも知れない。

スターぞろい、というのはメディアの常套句だけれど、それをベースにしてあの程度の迫力である限り、ヴィッセルは、必ずしも勝てない相手にもあらず、か。

けれど、終わってみれば、シュート18本打ち込まれて、0 – 2 というのが、なかなか乗り越えがたい、キツイ壁なんですけどね。

(山雅公式サイトの、ゲーム結果の画面、スタッツ表示が新鮮です、お試しあれ)

印象に残る、第二点目。

登録メンバー18人の中に、新規に獲得(と復帰)のプレイヤーがすべて含まれていたこと。
藤谷、喜山、滝、渡邉、鈴木。

多分にうがった観方にはなるけれど、

チーム編成と、それを駆使する現場との間に、部門間ギャップがない、とみたい。

これからチーム創りの過程でレギュラー獲りがどう展開するかは別にして、従来、これほどの緊密さを感じるシーズンはなかったのは、事実。

獲ったのに、なぜ使わない?、とかね。

逆を言えば、 獲得資金を無駄にできない、という台所事情もあるやも知れず降格2シーズン目は、それ相当の覚悟、と思っていたい。

チーム創りが深まっていく中、今後の課題は、実質的な 背番号#10を、誰が担うのか?、これでしょう。

果たして、開幕に間に合うのかどうか?

では。

トコトン変化を楽しもう。

ヴィッセル神戸との、プレシーズンマッチと、トレーニングマッチ(2/4)。

まづは、現地参戦のファン&サポーターの皆様、お疲れ様でした。

無事、ご帰還のことと拝察いたします。

ところで、ノエスタは、屋根が開いていたんですね。
どんな風がスタジアムに吹くのか?、いつの日にか体験したいもの。

小さな画面で、ハイライト、それと、トレーニングマッチを、ざっと観た、今回は、その感想。

❶現時点の、プレイヤーの重用度が察せられて興味深いものがありました。

根底には、コンディショニングの良し悪しもあろうかとは思いますが、あとひと月後には、変わっているのか?、そうでないか?

❷初期陣形は、4 – 3 – 3、で、それがゲーム中、4 – 4 – 2、または、4 – 2 – 1 – 3へと、ポジションの、左右入れ替わりを含めながら、変容する。

いづれにしたって、見慣れた3バックは、ほぼ棄てた。

まぁ、守備的な3バック(つまり、5バック)ならやめてもらいたい僕からすると、賛同したくなります。

その分、センターバックふたり(と、ゴールキーパー) には、守備の負担と、パスで組み立てていく視野の広さや、ボランチとの連携の面で負担がかかるので、そこらで信頼を得ることが、レギュラー奪取の鍵か。

❸インサイドハーフ(ボランチ)を経由し、パスを多用して前に進むやり方が顕著。
ロングボールは、サイドチェンジなど一気に局面を変える場面に限定される。

観ていて面白い。

けれど、パスがずれて相手に渡ると、即、反転攻撃に曝される。

連係の精度を高めるには、まだまだ修練を要す。

❹無得点。
観ていて、あぁ、やりたいんだろうな、とは思うが、そもそも、シュートに持ち込むまでのシーンが少なかった。

攻撃面の迫力不足は、相手が、神戸だったからなのか。
(かと言って、ヴィッセルに圧倒的な迫力は感じませんでした)

これが、3部チーム相手ならどうなのか。

ただ、具体的な場面は忘れましたが、相手4人の最終ラインに、こっちも4人並んで攻め込んだシーン、ああいうのは、ワクワク感が半端ないです。

❺個別には、濱名 真央の、サイド駆け上がりには、かなり魅力を感じる。
#7のヒアン、ファーストディフェンスもまじめにやっていた。
前方に開けたスペースが在る局面でボールを持たせたら、と期待が高まります。

ラフなスケッチですが、印象を羅列しました。

では。

それでも 続けるトレーニングマッチ(本日)

諦めました、本日のノエスタ参戦は……。(これから仕事です)

キャンプの高負荷、そして、たて混んだトレーニングマッチをこなした直後、帰松の途中の、立ち寄りマッチ。

開幕に向け調整を仕上げつつあるヴィッセルにとっては、いい意味で、適度な相手として、こっちに白羽の矢が立ったんでしょうから、

もろもろのハンディキャップなどを言い訳にせず、力量豊かなチームに立ち向かい、検証すべきことをトコトンやってもらいたい、と望むのみ。

あらかじめ準備したことと、それをゲーム内でみづから考えて修正できるかどうか?、そこら辺が注目でしょうか。

できれば、ハイライト映像なんかを観られれば、いいのですがね。

現地入りするファン&サポーターの皆様、共闘くれぐれもよろしくお願いします。

ノエスタの屋根など、その声量でもって、吹き飛ばしてしまうまでに。

では。