むしろコーチの件を。

柴田 峡氏が、このまま来季も監督として指揮を執ることが発表された。(12/12)

こういう事案には是非もなくて、決まったからには支援するのみ。

内部事情も承知しない者が、したり顔で論ずるのは笑止千万。

当方は、誰に頼まれたわけでもなく、勝手に生活の中に山雅を取り込んで楽しんでいる身。

戦績などに一喜一憂し、思うことあれば口にもするけれど、
山雅のために戦うプレイヤー、汗を流す組織、ともに集うファンサポーター、そういう人々が当地の日常に在ること。
―それをいちばん大切にしたい。

ところで、監督はともかく、これだけユース年代が着々と育ってきている中で、U-18監督だった西ヶ谷 隆之氏を、トップチームのコーチへ強引に引っ張ってきている現状を、なんとかしないとなりませんよ。

では。

なんとなく グリーティングの頃。

喪中により云々、の葉書も、そろそろ一段落しただろうか。

今年も、何通か届く。

特別のホリデーシーズンもない、年末年始がまたやって来る。

グリーティングカードのやりとりもだんだん減って……。

といっても、別に、寂しくも残念でもない、のですけれどね。

ただ、こんな曲を、ふたたび聴きたくなるような日々。

題名の、 It Doesn’t Have to be That Way とは、あんなのは おかしかないかい? という決まり文句なんでしょうね。

―僕たちが別れてしまうなんて、間違ってるんだよ。
寂しい男の背中が、見えるだろう?

クリスマスの季節、元の彼女とよりを戻したい男の未練を切々と……、そんな歌詞です。

果たして、この作戦は、巧くいくんだろうか?
相当に悲観的っぽいところが、曲の魅力でしょうけれど。

では。

 

甲斐だより (小淵沢あたり篇) 

かつて、単身赴任で数年を、山梨県(中央市)で過ごした。

その頃、手持ち無沙汰もあってか、休日、近くに出かけた感想などを小文にして、友人にメールしていた。

題名を〈甲斐だより〉と称して。


註:杖突峠より見る八ケ岳連峰 (2020.3.26)

先日、オフが家人と揃ったので、気晴らしをかねて、小淵沢あたりまで出かけて行った。

小淵沢ICを降り、そこらをうろうろしてから、次に、一般道を長坂まで走る。

八ケ岳、茅が岳、甲斐駒、北岳、それに富士。
贅沢な眺望だ。

昔の記憶と標識をたよりに、長坂ICの近くまで行って、オギノ(スーパーマーケット)に入る。

遠出の時は、地元のスーパーマーケットをひやかすことにしていて、今回もいろいろと興味深かった。

スイーツと、店内調理の惣菜など、かなり興味を惹かれたけれど、そこでは、澤田屋のくろ玉をひとつ、調達する。

家人としては、別にお目当てがあったのだが、今回は果たせず。

そのかわりに、八ケ岳山麓で採れたトマト(ミニサイズ)を入手したようだ。

帰宅後、薦められて食したのだが、これが、かなりの優れモノなのだった。

皮が厚いこともあって、その甘味ともども、ずっしりと味に迫力がある、という感じ。

みると、フルーツトマト〈フルティカ〉の名。

トマトはアンデス高地の原産というから、標高1,000mのあのあたりで栽培するのが本来なんだろうな。

……と、毎年酸っぱいトマトしか育てられない萬年さんは、感心しきりである。

では。

北北東に針路を取る日。

新潟戦(12/6)の折、北ゴール裏で近くに座った男性に、

―アウェイは行ってますか?、と訊ねられ、

―今年は皆無ですね。
今度の中銀スタジアムは、行こうと思っていますけど。
ただですね、ヴァンフォーレの公式ページをのぞいてみると、席どりも、指定のような制限があるような感じで窮屈。
どうしようか、少々悩んでいます。

―私は、南長野へ、高崎 寛之に会いにいこうか?、と思っていましてね。
パルセイロ vs FC岐阜戦です。

そうだった。
現在、第2位を獲ようと、昇格争い真っ只中のチームの対戦かぁ。

俗にいうところの、6ポイントゲームなのだ。

昨夜の第32節では、長野、相模原、岐阜がそろって勝利して、
決着は、残り2ゲームに持ち込まれた。

こうなったら、13日は南下するよりも、むしろ北上することで決まりだ。

家人に訊いたら、
―初の南長野、ということにもなるし、面白いじゃん。
ということでもありますし。

勝ち点が減らないサッカーでは、現在2位の長野が有利ではあるが、試合運びなんかを観ていると、相模原が来そうな感じがしてなりません。

岩沼、高崎、三島と、さんぽう(三方)よし、とはならない悩みです。

では。

【蒙御免】 退屈なサッカー (甲府戦プレビュウ)

(見出しの〈蒙御免〉は、もうゴメンではなくて、大相撲の番付表を真似て、御免こうむる、と読んでいただくことを希望)

さて、予習にでも、と思い、前節対千葉戦 (0 – 1 で敗戦) を60分まで観た。

〈ヴァンフォーレは、平明な定番 をめざす〉
❶ヴァンフォーレお家芸の、強力な外国人フォワードは、これを欠くものの、3 – 4 – 2 – 1 の布陣を採用。

❷ポジション毎に、その強みが明確にわかるプレイヤーが当てはめられている。

❸ダブルボランチ(#14、#15)は、ひとりが最終ラインに落ちて攻撃組み立ての起点となり、中盤では、2列目より前線に、鋭い縦パスを入れようと、虎視眈々。

❹両サイドバックは、ワイドに開き、センターバックや中盤と連動しながら、サイドからのクロス、またはカットインしてのシュートチャンスをうかがう。

❺ワントップ(当節は金園)は、前線でボールをおさめる役目。シャドウには、俊敏と、ボールを持って打開できるタレントのふたりを置く。

……、と、山雅ファンからするとお馴染みで、かつて来た道そのままのサッカー。

ところがところが。

対千葉戦では、この3バック戦法が、ほぼ機能しなかった。

前へとなかなか進めないのだ、甲府。

甘い部分をけっこう残すが、〈とにかく規律と統率〉をめざすジェフの守備陣形を相手に、ほとんど危機的シーンを与えられずに推移、船山 貴之の(予期せぬ)コーナーキック一発で沈められ、万事窮したのであった。

リーグでそれまで6敗(リーグ最少)しかしていない第4位のチームが、これじゃあ寂しい。

では、千葉はどうか?
クオリティの高いタレントを配していることもあって、それなりに〈巧い!〉と思わせるボール保持やシュート場面はチラホラと演出するものの、それでも迫力に漲るという印象は薄い。
ジェフにしては、なんだか、サッカーが平板過ぎる。

で、総括すると、なんとも退屈なサッカー観戦のお時間、となった次第。

都合のいい計算だと、勝利すれば昇格の芽が消えない甲府ではあったが、チームから必死さが発散されずじまい。(現実的には、昇格は既にほぼ無理なんだが)

〈ヴァージョンアップ版で 魅せとくれ、山雅〉
ヴァンフォーレ同様に、システムだけみれば、同じ3バックの山雅。

でも、3 – 5 – 2。
それも、5 のところがさらに、1 – 2 – 2 と分解される。
つまり、アンカー(ひとりのボランチ)、両サイドバック、2列目にふたり、の構成。

しかも、ふたりの2列目には、ボランチも出来る(=攻守に能力の高い)タレントを並べられるのが、差別化のミソで、具体的には、杉本、前、塚川、久保田ら。

となると、ヴァンフォーレに比べ、クオリティとヴァージョンアップ度において、特に、ファーストディフェンスとボール奪取と運用で、かなりの優位性を持つわけだ。

もちろん、システムが、すべてでもない。

守備を安定させつつ、ペナルティエリアに侵入する場面におけるスピード可変※を磨いてきているのだから、そこを存分に発揮すれば、勝機は我らに引き込める、と信じる。
※例えば、狭いエリアでのダイレクトパスの多用、クロスにおける高低、遅速の選択など。

あえて甲府対策、ということであれば、甲府左サイド(当方の右サイド)を、いかに無力化して、逆に、そこに侵入するか?

もうひとつは、ボランチを〈経験において若い〉#14武田と #15中村が務めるのであれば、そこを重点的に衝く、ってことでしょうか。
萬年が以前より注目の、#6野澤 英之は出場試合数が21と少ないけれど、彼が出場すると、少々厄介だなぁ、と思っています。

ただし、甲府は、本日アウェイの地で、コロナ陽性判定者が出て延期されていた第34節愛媛戦を戦う。

過密スケジュールをヤリクリするわけであるから、登録のメンツには変動要素がかなり多いことを含んでおこう。

柴田さんはともかく、甲府の伊藤監督が、どうか、この記事を読みませんように。

では。