3月15日は、あの独り者の狐のほかに、もうひとつの出逢いにめぐまれまして。
こちらのほうは、正確には、再会というべきでしょうか。
毎年、会社の軒先で子育てをする燕たち。
今年はこの日に、(萬年にとっては) 初めて姿を見せたのだ。
一羽、二羽と、さかんに巣を出入りしている。
で、下の地面をみると、卵の破片がいくつか落ちているではないか。
越冬地から戻って、彼らがまづおこなう仕事はどうやら、旧巣の確認と清掃、そして、修復のようなんです。
では。
3月15日は、あの独り者の狐のほかに、もうひとつの出逢いにめぐまれまして。
こちらのほうは、正確には、再会というべきでしょうか。
毎年、会社の軒先で子育てをする燕たち。
今年はこの日に、(萬年にとっては) 初めて姿を見せたのだ。
一羽、二羽と、さかんに巣を出入りしている。
で、下の地面をみると、卵の破片がいくつか落ちているではないか。
越冬地から戻って、彼らがまづおこなう仕事はどうやら、旧巣の確認と清掃、そして、修復のようなんです。
では。
― 狐って、冬眠しないのかしら?
調べてみると、どうも彼ら、冬眠はしないようだ。
この日の朝、6時頃。
家から出ると、すぐ隣の畑の中、狐が一匹、鼻先を地面にこすりつけるようにしながら、進んでいく。
距離にすると、30mくらい向こうのあたり。
熱心に食物を捜しているんだろうか、息を殺して見つめていたわけでもないのに、こちらには一向に気づきもしない。
道を渡ると、そのままの格好でずっと歩いていった……。
大した食べ物にもありつけていない様子に、餌付けの誘惑にかられたが、そうしたらきっと、あいつの自由と自立を奪うことになる。
僕にできることはせいぜい、新見 南吉の『ごんぎつね』(1932発表)を読み返すくらいだろう。
そして、二日もすると。
庭の隅に見つけたふきのとうを、天ぷらに仕立てて食している萬年なのだ。
では。
ご幼少の頃、内湯のない長屋に住んでいた時期があった。
そういう子が数人つるんで、午後、開いたばかりの銭湯へと繰り出す。
沸かし立て、こなれていない湯は、硬く、猛烈に熱い。
すかさず、水道の蛇口をいっぱいに開き、湯温を下げながら浴槽で遊んでいる。
すると、そんな時間に常連らしき老爺が、ムッとした形相でやってくる。
さも渾身の力を感じさせるかのごとく、無言で蛇口を締めると、また、洗い場に戻っていく。
子らはその勢いに押され、しばらくは静かにしているが、やがて蛇口に手が向かう。
こんな繰り返しが何度かあって、こちらは遊びにも飽きてしまい、浴場を後にするのであった
先日、バスタブに入った途端、わぁっ、となった。
モニターをみたら、湯温41℃に設定してある。
これじゃあかなわん、というわけで、40℃に落とす。
ホンネは、39℃ぐらいにしたいのだが、おそらく、誰かの逆鱗に触れるだろうから、40℃で手を打つことにした。
どう考えたって、ぬるい湯にぐったりと浸かるのが極上、と思うんだけれど。
湯温に関するつばぜり合いは、人生の今も続く。
では。
【コメント】
☞ジョー 氏より
実はここ2ヶ月前から、”林檎の湯屋おぶ〜”に通っておりますよ
なかでも少し熱めの石芝の湯に、どっぷりとハマっております。
自分は熱めの湯が大好きで、長時間浸かっては、外に出て体を冷ま
やっぱり醍醐味はサウナに入った後の水風呂。
焼けるようなサウナに入った後に、水風呂に全身浸かるのって最高
昭和の頃の銭湯。
思い出しますよね、ケロリンの黄色い風呂桶に、風呂上がりの瓶の
ケロリンの風呂桶ってネットで買えるんですよね。
フルーツ牛乳派のジョー。
月曜日の職場で、幾人かの方々からいただいた感想を、すこし。
― 昨日はテレビ(地上波)で観てました、お疲れさま。
アディショナルタイムは、もう、ひやひやでね。
それにしても選手、知らない人ばかりになっちゃって。
また、覚えないと。
― いやぁ、山形ってあんなに強かったっけ?
― 1 – 0 で勝ちたかったでしょうに。山雅的には、ゲームどうだったんですか?
こういう会話が、みづからをサポーターと名乗らない人々の間でもフツーにあること。
これこそが、地域の中で生きる山雅の財産であり、強みですな。
グラスルーツ(英語 Grass roots)とは、〈草の根〉のこと。
グラスルーツ アンバサダー。
地域にあって、その草の根っこにしっかりと密着しようとする山雅の、新しいチャレンジ。
地道な活動にはなると思いますが、その方面における活躍を 山本 真希氏には期待します。
ゲーム後におこなわれた、山本氏の引退セレモニー。
語り口からは実直な人柄が垣間見え、山雅という樹が、すこしづつ枝を伸ばしている様子。
その緑陰が、雄大に育つことを祈るのみ。
では。
タイトルは、萬年の真情そのものなんです。
スコアは、1 – 1 のドロー。
でも実際は、(特に後半は) 20 : 80 くらいでゲームを握られていたので、ドローで持ち堪えたことを良し、としてしまうのが、敗けを引きずらない妙手。
チームの練度、仕上がりが、山形に比べると その半分にも満たない、と素直に認めて精進する、ってことでしょうね。
互いに、局面を優位に進めて攻撃を創っている時間帯で得点している、ってこと。
これが当たり前のゲームであったことは、自慢していいと思います。
山雅のプレイヤーには全体的に動きの緩慢というか、切り換えの遅さがあって、身体の重さしんどさを感じていましたが、これ、山形の試合巧者ぶりによって心身ともに疲労感が深かったのかな、と勝手に憶測。
〈予想が的中して〉
スタジアムに到着した瞬間、河合 秀人のゴールが宣せらる。
起用法とその躍動からすれば、得点の匂いが最も濃かったゆえに、まっこと喜ばしいことであります。狭いスペースへ走り込んで、しかも、左足でよく決めた。
〈ゲームのポイントは〉
河合のゴールをアシストしたのが前 貴之で、得点のシュートを放った加藤 大樹(山形)の足許に滑り込んだもまた、前 貴之だった、というのがゲームを最もよく象徴していました。
山雅の得点直後、指揮官は、表原 玄太をインサイドハーフへ、前貴之をサイドバックへとチェンジ。
それまで山雅の右サイドを山形が人数をかけて何度も侵していましたから、それへの手当てとして、かなり気の効いた策には違いなかった。
でも、これによって、中盤におけるボール奪取力がかなり減衰したことも確かであって、左右サイドに加え、中盤でセカンドボールをほとんど獲られてしまうこととなる。
後半、見せられたテイタラクにつながってしまったわけ。
決して表原を否定しているのではなくて、求める資質が違っている、というお話。
では、どうするか?
後半に投入された篠原 弘次郎。
彼が、あれほどシュアなプレイで山形FWを無力化できるのであれば、4バックを採ることで、前はそのままスリーボランチの一角に残すほうが、全体の距離感が保たれたはず。
表原は突貫能力を、前は中盤の形成力をそのまま発揮し得たと思います。
4バックシステムの運用を、ゲーム最終盤のパワープレイ用にいつまで限定するのかを、注視しています。
それにしても、左サイドの活性化を考えた場合、そろそろ登場しなきゃあダメでしょう、田中 パウロ純一よ。
では。