攻撃 四流,守備 二流 (2024.3.17福島戦レビュウ)

前半13分の失点を挽回できず、

そのまま時間は流れ  0 – 1で敗戦。

前節yscc横浜戦みたいな、ご褒美のPK、今回は、それも待っていなかった……。

後半、(たしか) 福島のシュート 0本、というこっちの優位を言ったところでねぇ……。

先制した福島は、あわよくば 2点目、くらいの気持ちで 残り 80分間たたかっていたことが根底にあったとは言え、

山雅が究めたいサッカーの水準からすると

このゲームにあっては、守備面はそこそこ格好になりつつある(二流)が、
攻撃は、重度の停滞(四流)、そんな評価ではないか?

攻撃に関しては……、

左サイドが、不活性。

そのために滝 裕太の攻撃性がほとんど活かされず。

樋口 大輝の出来が良くなかったから、
ハーフタイムで山本 龍平を投入すると思いきや、60分過ぎまで引っ張ったのは、大いに疑問。

したがって、クロスを一向に入れられない左サイドとなる。

他方、右サイドは、福島の守備が大甘になって自由に使えたんですが、
ここからの単純なクロスは、敢えて回避する策を採ったために、

結果、サイド攻撃が、福島にとっては、それほど怖くなかった格好。

樋口にしてみれば、高橋 祥平がセンターバックの左だと、スペースに容赦なく鋭いパスが入ってくる。
こういったハードルを、突破するだね。

基底ライン(ボランチとの協業で) におけるボールの動かしが、かなり成熟度を増している。

(高橋の加入と、野々村 鷹人の成長によるところが大きい)

だからこそ、そこからサイドへ展開するボールこそを、活かさないと、もったいないではありませんか。

守備面……、

今季、ここまでで露わになった守備方策は、

相手の侵入に対し、自陣ゴール手前30mからの、徹底したマンツーマンと、挟み込みによる抑え込み戦術、と診ます。

相対するポジションの山雅プレイヤーが、かならず相手プレイヤーにまとわりつき、動きを阻止する入り口対策があって、

その次に、入って来るクロスやショートパスへの出口対策を施す二段階式。

これによって、守備のために、寄せると寄せない(行く行かない) 、が整理されてきた。

そのために、山本 康浩、安藤 翼らの、中盤のプレイヤーは、かなりの上下動を要求されているはず。

 

勝てなかったことは、残念。

でも、チーム練度があがっている兆候は、そこかしこに明白であって、

高身長なフォワードを頼った、ハイなクロスの放り込みは封印する、を前提にしておいて、

まづは、雑なフィニッシュ(シュートチャンスの場面) の改善、そんなところでしょうか?

では。

四月になると。

……僕は王子ではないけれど、アイスクリームを召し上がる……、

そんな歌の詩が、なぜか、頭の中でくりかえし再生される日。

いくら考えたって、知ることはできない

知らないことに関しては、問うことはできない

……こんな真理が、わかってきたような気がしているが、それとて錯覚かも知れない。

アレサ フランクリン(1942~2018 )の歌唱には、いまさら舌を巻かされるけれども、こんな曲に、ほっとするこの頃だ。

四月、恋人が……

四月。
恋人が 現れる
川の流れが増して  雨でうねる頃に

五月。
恋人は とどまっている
僕の腕を枕にして

六月。
恋人は 変調をきたす
たえまなく 夜にさまよって

七月。
恋人は  飛び立つ
なんの前触れもなしに

八月。
恋は 尽きてしまう
秋風が 冷たく 寒く吹く中で

九月。
僕は  思い至る
新鮮だった愛が いまは 老いてしまったのを……

〈April Come She Will〉は、ポール サイモンの作詞作曲による(1966年発表)。

では。

川崎流サッカーとやるのだ (福島戦プレビュウ)書き棄て御免。

時間がない、と、まるで、不思議の国のアリスに出て来るウサギか。

ましてや、それって、仕事ができない者の常套句を、この自分が吐くとは、なんとも切ないのでありますが、

今回は、結論めいたものをのみ、記します。

☞ 福島ユナイテッドの新しい顔。

なんといっても、新監督は、ずっと川崎フロンターレで指導者として歩んできた御方。

ゆえに、あの比較的短く、速いパスで相手を崩して攻める、川崎流の免許をお持ち。

ちなみに、新加入12人のうち、ふたり(若手) を、川崎からレンタルで獲得。

かれらを、思想的、戦術的、技量的な〈核〉にすえて、船出したようにお見受けするのです。

ボールポゼッションを望み、反則数も(たった2試合の消化ですが)、リーグ屈指に少ない。

ホーム開幕、ということで、力も入ることでありましょう。

☞ 山雅は、ルヴァン杯に、ずいぶん長時間とエネジーを費やしてしまったので、

先発と、ベンチメンバー編成が気になるところ。

でも、まぁ、それなりに考えて、遠征だ。

……となれば、互いに、ボールを握って仕掛ける、攻撃型サッカーがぶつかるわけで、

つまりは、チーム練度と、各個の技量差を全面に出して、勝ちにいく、ってもんでしょうか。

では。

ルヴァン杯,その余録。

当日、スタジアムの除雪に駆けつけてくれたファン&サポーターの皆様、

まことにありがとう存じます。

ゲーム後、レノファプレイヤーが、南ゴール裏に挨拶に出向いたのは、その御礼であったのか、と今更ながら知った。

で、こういう降雪、除雪の手間をみて、

だから〈秋春制〉は無理だろう― という声が、湧いてきそうだが、

Jリーグは、秋春制移行においては、冬季に長い中断を置くことを表明しており、

かつ、今は3月で、現行の〈春秋制〉の出来事なんだから、この降雪を、春秋制反対の理由に使うことはできないはず。

くれぐれも、こういった、ほとんど詐欺に近い議論には、惑わされてはなりません。

さて。

ゲーム評に、少々追加。

藤谷、山本のサイドバックの出来が素晴らしかった。
これには、彼等とサイドで連携したプレイヤーを含めて。
特に、山本については、そのプレイから、無用なバックパスが消え失せていて、チョッと驚いてしまった。

❷あれだけ最終ラインで、ボールを余裕をもって動かせたのは、

山口の中盤(ボランチ)が、ファーストディフェンスをおこなう前線と連動性が乏しく、不活発だったことに助けられた部分が大きい。

❶と❷の上々な出来については、レノファの対応がおろそかだった、という要素もあるから、

したがって……。

これらの真価は、対福島戦以降のゲームで見極めないとならないテーマ、ということになってしまうのであります。

楽しみにしてますよ。

では。

我が道を往くのみ (2024.3.13 ルヴァン杯山口戦レビュウ)

延長戦含め 120分やって、3 – 3 のドロー(公式記録では)。

ゴールキーパー大内 一生が、シュートストップで魅せたのと、

ホームの利が最大限生かされたことにより、PK戦で決着をつけた勝利。

南ゴール裏から、あれだけ圧力をかけられれば、レノファプレイヤーもやりにくかったに違いない。

〈結局、誰と闘っていたのか?〉
山口のサッカーは、個人の特性を活かすスタイルのようにみえた(タレント豊富)が、精度を欠き、全体的に〈緩さ〉を感じました。

ゴールキーパーから組み立てて、サイドへ展開して中へ、あるいは、相手を引きつけておいて、敵守備ラインの裏へロングボール、と割合と定型的。

言葉は悪いが、あまり上等な試金石でもなかった、と思う。

双方のファールも10個前後と、比較的クリーンなゲームの中、

こっちは、ボールを余裕をもって動かせたし、セカンドボールも多く回収できていたし、

テーマはあくまで、撃ち合いのゲーム上等、これを制す。

今後も、それを追求するということでしょうけれど、

山雅のプレイヤーひとりひとりは、

実際は、眼前の山口というチームではなくて、もっと重大な、レギュラー獲りのために、走っているように見えたのは、僕だけか?

ゴールキーパー、両サイドバックの選択が、やはり今季のポイント、と思わせる出来でした(高評価)。

これで、4月17日、ナイトゲームで2回戦(対アビスパ)を、アルウィンで開催できる。

それまでに、夜間照明が、ゲーム中に、数度も!!!、突然落ちてしまう事態は緊急に要改善。

あと、個人的は、

この画像からおわかりになるかどうか?

南ゴール裏中央が、視覚的に暗く沈んでしまう。

そのため、そこから威圧的な迫力が減じるのを、なんとかしなければ!!

ほぼ 0℃の寒天下に、ほぼ4時間。
身体をを解凍するのに、一晩かかってしまって、

夜間に、家人(夜勤中)からショートメールが数通入っていたのに、今朝になって気づく始末。

― 良かったね! 嬉しいね! 気をつけて帰ってください。
長野が徳島に 5 – 1 で勝った、徳島どうしたんだろ   (21:56)

いやいや、そういう時はただ、長野強い、でいいんじゃあないの?

では。