前半13分の失点を挽回できず、
そのまま時間は流れ 0 – 1で敗戦。
前節yscc横浜戦みたいな、ご褒美のPK、今回は、それも待っていなかった……。
後半、(たしか) 福島のシュート 0本、というこっちの優位を言ったところでねぇ……。
先制した福島は、あわよくば 2点目、くらいの気持ちで 残り 80分間たたかっていたことが根底にあったとは言え、
山雅が究めたいサッカーの水準からすると、
このゲームにあっては、守備面はそこそこ格好になりつつある(二流)が、
攻撃は、重度の停滞(四流)、そんな評価ではないか?
攻撃に関しては……、
左サイドが、不活性。
そのために滝 裕太の攻撃性がほとんど活かされず。
樋口 大輝の出来が良くなかったから、
ハーフタイムで山本 龍平を投入すると思いきや、60分過ぎまで引っ張ったのは、大いに疑問。
したがって、クロスを一向に入れられない左サイドとなる。
他方、右サイドは、福島の守備が大甘になって自由に使えたんですが、
ここからの単純なクロスは、敢えて回避する策を採ったために、
結果、サイド攻撃が、福島にとっては、それほど怖くなかった格好。
樋口にしてみれば、高橋 祥平がセンターバックの左だと、スペースに容赦なく鋭いパスが入ってくる。
こういったハードルを、突破するだね。
基底ライン(ボランチとの協業で) におけるボールの動かしが、かなり成熟度を増している。
(高橋の加入と、野々村 鷹人の成長によるところが大きい)
だからこそ、そこからサイドへ展開するボールこそを、活かさないと、もったいないではありませんか。
守備面……、
今季、ここまでで露わになった守備方策は、
相手の侵入に対し、自陣ゴール手前30mからの、徹底したマンツーマンと、挟み込みによる抑え込み戦術、と診ます。
相対するポジションの山雅プレイヤーが、かならず相手プレイヤーにまとわりつき、動きを阻止する入り口対策があって、
その次に、入って来るクロスやショートパスへの出口対策を施す二段階式。
これによって、守備のために、寄せると寄せない(行く行かない) 、が整理されてきた。
そのために、山本 康浩、安藤 翼らの、中盤のプレイヤーは、かなりの上下動を要求されているはず。
勝てなかったことは、残念。
でも、チーム練度があがっている兆候は、そこかしこに明白であって、
高身長なフォワードを頼った、ハイなクロスの放り込みは封印する、を前提にしておいて、
まづは、雑なフィニッシュ(シュートチャンスの場面) の改善、そんなところでしょうか?
では。