新時代の予感 (2022.3.13 讃岐戦レビュウ)

(註:ごく身近の、長文を嫌う読者のために、投稿は、せいぜい800字程度にまとめるべく努めておりますけれど……)

2 – 1 の逆転勝利。

遠慮なしに言うと、選手層の厚みと、地力においてかなり優位なことが根底に在った勝ち、ではありました。

ゲーム開始10分程度は、相手の出足に戸惑ったものの、それ以降は、ほぼ、ワンサイドゲームでしたから。

ただ、シュート13本で、観ている限り、枠内が 5本。
やはり、最低でも、半分はゴールマウスに入れたいですな。

〈なぜ新時代なのか?〉
❶周囲から押しつけられた〈山雅らしさ〉などに目もくれず、自分好みの、割り切りと執拗なプレイを徹底していた。

こういうアプローチは、高く評価したい、現場は周りの雑音には無頓着で良いのです。

割り切りとは、例えば、前 貴之の、前線への素早いボール供給のこと。
これ、ルカオが、ディフェンダーを背負いながらもボールの受けどころとして優秀なこととセットになっている点が見逃せない。

執拗さは、稲福 卓がボールロストするや、相手を追走したあげくにボールを獲り返したことに象徴される、しつこいディフェンス。
すべてのプレイヤーがこれについては手を抜いておらず、セカンドの、そのまたセカンドボールまでも手中にできていた。

力量差というのは、ノーファールで奪える球際に現われるもので、讃岐の場合、相手(山雅)に与えたファールが 20ですから、これは断然に多い。

こちらの選手が無駄に痛まないかハラハラでしたが、被ファールでゲームのリズムが崩れることもなくやり過ごせていたのは、一安心。

❷レギュラーが誰にも約束されていない、横一線のゼロからのスタートが強く推察できること。
途中交代で投入された、#15菊井 悠介(流経大卒ルーキー)は、近年、稀な逸材ですよ。
FW登録ですが、守備範囲が広くユーティリティプレイヤー。

自分でシュートを放つ、榎本樹にアシストパスを供給する、ゲームを決めたコーナーキックを蹴る、これらをすべてやって魅せた。

将来の #10候補に躍り出ましたねぇ。上のクラブの目に留まりました、きっと。

❸初期の、4バックシステム。
実質的には、ボランチがひとり落ちて3バックとなって、3 – 3 – 2 – 2 で運用していた。
基底の米原 秀亮が左利きのために、左から、米原、常田 克人、宮部 大己という並びとなり、常田の負担が軽くなって、かつ、ボール持ち上がりが自在になること。

さらに、この利点は、佐藤 和弘が2列目の高い位置で、より攻撃参加できることと、3ボランチが配される格好となって、潰し役が多い中盤が生まれることでありましょう。

今後、更なるタレントたちがこれに絡んでくる、なんというワクワク感でありましょうか!!

では。
(以上、圧縮したつもりでも、1000字を越えてしまいました)

もうひとつの開幕に寄せて。

周りの方々が、いよいよ始まるね、と声をかけてくれるのが誠にありがたいこと。

さて、もうひとつ。

大相撲の大阪場所は、本日が初日。

御嶽海にとっては、大関昇進、という責を負うての特別な場所。

かといって、過度に力むことなく、自分の強みの発揮を追求するだけ、でいいのではあるまいか、などと、スモウ素人の僕なんかは思っている。

(初代)貴ノ花(1950~2005年、横綱貴乃花の父) は、大関在位が50場所という記録を打ち立てた。

けれども、奮闘で魅せるものの、場所を終わってみると、なかなか二桁勝利に届かないことが続くと、〈クンロク〉大関と呼ばれたものだ。

勝ち越しにチョッと上乗せした、9勝6敗がせいぜい、という揶揄ですな。

こういう評価からすると、大関ならば、優勝争いに絡みつつ、最低10勝は確保してよ、というのが相撲ファンの願望なんでしょうが、現在横綱はひとり、となれば、12勝くらいは期待されるのではないか?

僕なんかは、勝ち越しすればいいぐらいに思う派なんだが、それじゃあ、さすがに志が低すぎますかね?

では。

已むに已まれぬ 不正直。

海の向こうの騒乱をみながらも、さて、自分の足許を見つめないわけにもいかぬ。

Global Firepower というところが、毎年、核兵器をのぞいた軍事力ランキングを発表している。

その国の、人口、軍事費、兵力、陸海空の保有兵器、戦略視点からの地理など、50項目を数値化して、順位づけしているらしい。

最新のそれによれば、我が日本は、第5位なんである。

だから、上には、第1位の米国からはじまって、露、シナ、インド、の4つの国しかない。

ちなみに、ウクライナは、22位。

武力はこれを持たない、と内外に宣言したものの、その後、冷戦下の集団的な安全保障体制に組み込まれる過程で、あくまで防衛力とかいいながら、再軍備。

結果、堂々たる軍事力を持っているのですよ、僕らの祖国は。

もちろん、持っていることと、これをどう使うべきか、ということがセットではっきりしていないといけないけれど、

どうしようもなかった、とはいえ、やっぱり国を挙げての不正直だったわけで、これからは、この事実をキチンと受け止めて進まなければと、特に、有為の世代に向かっては、期待を込めて言いたいものだ。

核アレルギーを含め、臭い物に蓋をするような態度でウダウダとやってきたベビーブーマーの世代(1946~1964年生れ) の思想を、葬り去ってしまう迫力でもって。

穏やかな平和愛好者がすむ列島、けれど、ひとたびこれに攻撃を加えた日には、激烈なる反撃を覚悟しなければならない国。

だから、アンタッチャブルな日本として、国際社会では生きて行く。

これからの道はこれしかないだろう、とは前にも書きましたけれどね。

では。

尽きせぬ問いに 答えを求め (3部リーグ開幕直前)

職場のクレ君が、
― 今季はJリーグも観てみたいです、と言ってくれる。

多分に、僕へのヨイショもあるんだろうが、かつての絶対的な強さがまだ戻らないバルサファンとしては、すこしは他を眺めてみようか、ということだろう。

ま、実際は、プレミアリーグなんかを、多く観るんでしょうがね。

そのプレミアのサッカーについて、
― いかに手早く空いたスペースを獲って、そこを起点に、人数をかけて攻め込むかを徹底してるよね、と言ったら、

― リバプールがその典型ですね、というのが、クレ君の答えだった。

これですよ、これ。

日本には寿司職人という良い模範があって、手指の熱が具材にうつらないよう、いかに手数をすくなく握って供するか、これを追求している。

ボール保持の態勢か、あるいはカウンターかはともかく、速く手数少なく攻め切ってしまう、これをモノにしてもらいたい。

それでも、念のために、カマタマーレのプレイヤーを下調べ、と思い、公式サイトを開けてみたんだけれど、旧知というと、重松 健太郎ひとりぐらい。

いつか観たプレイヤー探し、もう、そういう回顧趣味は捨てろ、ってことでしょう、きっと。

― ほぼ同じメンツをとどめた、ってことは、昨季と同じようなテイタラクを覚悟しなくてはと、とても楽観視はできません、が家人評。

もちろん、一筋縄ではいかぬ3部でありましょうが、もはや言い訳の効かない名波氏が、どこまでチームを鍛え上げてきたか?、の一端を期待するのみ。

以上、讃岐戦のプレビュウに替えさせていただき、明後日は、DAZN観戦します。

では。

R★E★S★P★E★C★T

― ほんの一握りの人間が決めた賞になど興味はない、私が欲するのは、大衆の喝采だ。

とは、チャールズ チャップリン(1889~1977) の言葉。

確かにな、とは思う。

思うものの、人間にはどうしても優劣をつけたい要求があるようで、それが他意の無いお楽しみであるならば、師チャーリーには、大目にみてもらいたい。

米国の音楽誌Rolling Stone は、ベストソング歴代500曲、というランキングを、17年ぶりに更新して公開した。

昨2021年の、9月15日朝のこと。

500曲のうちおよそ半分、上位100曲のうち3分の1に、前回(2004年)には選ばれなかった曲が、入選している。
時代はとめどなく流れているんだから、当たり前といえばそれまで。

その第1位は、『Respect』(1967年)by アレサ フランクリン(1942~2018)

作者は、オーティス レディング(1941~1967)。

アレサはこれを、もっと、この私を大切に取り扱ってよ、という女性からの恋歌として、仕立て直した。

第3位は、『A Change Is Gonna Come』(1964年) by サム クック(1931~1964)

ボブ ディラン(1941~ ) の『風に吹かれて』にインスパイアされてサムが作ったが、ディランの曲を聴いた彼が、― これを、白人の若僧が作ったのか……、と感慨深そうにもらしたらしい。
そこには、プロテストは、俺たちのやることだろうに、という矜持と義務感が読み取れるような気がする。

そのディランは、第4位に『Like A Rolling Stone』(1965年)によって、ランクイン。
アコースティックギター一本で時代を評して歌う自分、との訣別を宣言した曲、というのが僕の持論。

ローリングストーン誌のランク付けの姿勢は、単なる愛唱歌、秀歌の収集という視線ではない。

時代や音楽に対して、どれだけ革新的なアンセムであるか、あったか?、という目線が際立つ。

その立場をリスペクトしながらも、このランキングは、けっこう楽しめる。

そんなこんなで、第1位のアレサが、第3位に入ったサムの曲をカヴァーしているのを、ただただ聴いているのです。

では。