合格点の出来!!【2021.2.28山口戦レビュウ】

結果は、0 – 0 のスコアレスドロー。

― 期待してたから、がっかり……。

― (アビスパの杉本)太郎は、(交代からの)負傷退場。守備も攻撃も変えてかないと、これじゃダメだわ。

DAZN観戦中、京子さんからは、辛辣なゲーム評がメールされて来る。

確かに、攻めあぐねや、追記:決定機を外して口惜しがること3~4回、レノファの攻撃を追い廻すに苦慮する局面もあったけれど、それを差っ引いても、相当な手応えを感じさせるリーグ初戦では?

なんたって、手勢のうちの16名を繰り出してのお披露目でもって、これだけできれば、かなり期待が高まった、というのが萬年所感。

テストで、79点も獲れれば、おおいばりの萬年にとって、
京子さんの望むラインって、どんだけ高いんじゃい?

❶胸算用式には、アウェイで引分け以上、ホームで勝利を積み上げていけば、勝ち点84に近づいていくわけなんで、その線上には入っているから、良しとする。

❷前半10分過ぎや、後半の入りの時間帯は特に、ボールへのアプローチ、ボール収容などの能力において、山口とは歴然たる差を魅せていた。
相手にボールが渡っても、その攻撃をことごとく遅らせていて、見事だった。

これだけの個のクオリティの集積を、どうやって鋭利な得点シーンへと高めるのか?、今ゲームの課題は、これに尽きましょう。

京子さんの不満とは、まだまだ、連携の結び目がギュッと絞り切れない、どこかなぞるような半端さの印象ではないか?、と思うが、新所帯のチームに、今その完成を望むのは酷ではありませんかねぇ。

采配的に面白かったのは、三点。

ひとつは、両サイドの作り込み。
田中(右)/表原(左)  ➡  表原(右)/外山(左)  ➡  外山(右)/下川(左)  ➡  (すこしシステムを変えて) 田中パウロ(右)/下川(左)   ……、交代カードを切りながら、こうやって最適な組み合わせでサイド攻撃を活性化しようとするやり方には感心。

ふたつめは、昨季からの継続であるけれど、ボランチもできるプレイヤを2列目に置くことで、より高い位置からボールを狩り込んで攻撃圧を加えられるようにする布陣。

山雅が握った時間帯には、前と安東が効いていた。
特に前は、90分間あまり運動量が衰えることなく、献身的に攻守に渡って光る。

上記の2つのポイントを軸に、サイドへ展開してから、おおよそペナルティエリアのラインに侵入したあたりで、ボールを横(逆サイド、または中央)へ動かしてシュートチャンスを創り出す。
―こういった攻撃スタイルを強化するのだ、というストーリーには納得がいきます。

みっつめ
鈴木 国友、横山 歩夢。
ふたりの新加入フォワードが、それぞれ特性の片鱗を魅せていて、今後、チーム内の相互認識が深まれば、かなりの楽しみ。
横山、J初舞台で、シュート4本打つ度胸と姿勢は大したもの。
実際の体格よりも大きく見える背中には、高い将来性を感じました。

攻撃陣の競争はさらに激化するであろうから、阪野も、これでは、うかうかできん。

最後に、レノファさんについて。
追記: 解説者が弁明に忙しいくらいに、とにかく、ミスが目立った。

思ったよりもリアリスティックな戦法で来ました。
後ろでためておいてから、機を見て処理しづらいロングなボールを入れてくる、いわば、相手をスカすやり方。
実力者に対する時の今季レノファ、と記憶しておきましょう。

でも、最後の、ハンドリングによって取り消されたゴール、あれ、レッドカードに相当するんでは?

追記:手で押し込んだことを見逃していたら大誤審であったし、そもそも、正直さにもとるよなぁ。

では。

【山口戦プレビュウ】ゲームの主人公たれ。

南国(鹿児島) にそのまま居残ることで、開幕に備えてきた山雅。

いよいよ今日、長州の地で、2021リーグの初戦に臨む。

レノファ山口FC。
渡邉 新監督の指揮下、陣容をみると、
特に、ミッドフィルダーに、歴戦のヴェテランを揃えた印象が強い。

そのスタイルやテイストは、正直わからないのが、ホンネ。

だから、直感に過ぎないけれど、オーソドックスの硬派な、スキのないサッカーで向かってくるのではないか。

対して、山雅。

田中パウロをこちら側にひっぱっただけメンツ的には有利だが、現時点では、先発およびベンチメンバーに関し、確固たる予想もつかない。

定位置を確保しているのは、せいぜい3人くらいでは?、と思うぐらい。

どんな初期布陣、あるいはシステムの運用であろうとかまわないけれど、貪欲にゲームの主導権を求めて、先手先手で押しまくるサッカーにチャレンジすることを願うばかり。

もちろん、過去の実績などからして、軽々しく開幕ダッシュを望むほど、当方、能天気でもありません。

自己スタイルを確立するための、真摯な試行錯誤を感じられんことを希みます。

では。

開幕特集記事に思う「求心力は誰が?」

― 本日の〇〇タイムズを読むべし。

昨日の朝いちばんに、京子さんからメールが入る。

新聞のたぐいを購読していない拙宅なので、出かけていって、手に入れてきた。

ほぉ、紙面8ページを使って、山雅のシーズン開幕特集が組まれてるんだ。

リーグ展望、ゲーム日程、チーム目標勝ち点84への目算、選手名鑑、といった内容。

主将(ゲームキャプテンとは違うだろうか)を務める #38 佐藤 和弘が大きく扱われているのが、目を惹いた。

ゲームでタクトを振る者、得意な局面を仕掛ける者としての期待を集めている様子がうかがわれる。

現状、4バックへの仕上げはどうやら未完のようで、開幕当初は3バックを採るような文面。

いづれにしても、両サイドを誰が担い、どのように連携するのか?、得点源ではそこが焦点に思われる。

これほどにタレントが揃うとむしろ、先発とベンチ入りの絞り込みに多く苦しみそうな、そんなシーズンスタートになる予感ですな。

では。

『さらば 青春』(1971年)

ジョー氏からは、これは違うでしょう、と言われそうだ。

なぜなら、それから二十数年後に、エレファントカシマシが、まったく同名の曲を発表していて、彼の世代にとっては、それこそが、さらば青春、だろう。

この曲、僕にしても、どこかで接して旋律をすこしは知っていたが、題名とセットで憶えてもいなかった。

そのくらいの親しみなんだけれど、しかし、聴きながら思うんですが、青春と訣別した先には、何が在るんでしょうかねぇ?

では。

【コメント】
☞ルノワール氏より (2/27 17:12)
小椋佳の
さらば青春
をカバーしたアーティスト

さらば青春を再び世送り出す
シンシアの17歳を
森高千里がカバーして再び世に送り出す。千里さんはダンスも素敵です
名曲は時代を選ばず ✨
今日日、便利になりました
YouTubeでシンシアも小椋佳も森高千里も見られます。

開幕前 言いたい放題❸(自分規定の貫徹こそ)

開幕前の言いがかり、3回目。

まづは、全豪オープン、男性の決勝戦を数分チラ見して思ったこと。

ジョコヴィッチの頭の中では、こうやれば、次の展開はどうなる、というストーリーがほぼ出来上がっていて、それを実現できないプレイへの不満が、自分にとって最大の敵、そんなふうに見えた。

自分が自分であることを証明すること、それが彼にとっての、ゲーム価値なんだ、きっと。
対戦相手は在るが、格闘して乗り越えるべきは、自分の技量と心。

我が山雅が、良い戦績を残せるかどうかも、結局はそれと同じであって、
要は、自分でそうなうると決心した自己を、どれだけ表出、表現できるか?

表現の部分とは、初期フォーメーションや、稼働システム、局面ごとの戦術。

では、その源流となる〈どういう自分で押し通すのか〉はどうなんだ?

保有できているカード、昨季以来のゲーム、さらに、キャンプでは4バックを試している、という情報からすれば、

……ジッと相手の攻撃を我慢、ボール奪取したら即反転攻撃でトドメまで敢行、
加えて、力量的な差を帳消しにするセットプレイは、工夫を凝らすなどして最大の得点機として重用……、といったサッカーからの脱皮、を図っているように思える。

あえて単純化してしまうと、窮鼠猫を噛むの一撃を得意とする弱者から、互角以上の強者への道、それを探る今季となりそうな気配なのだ。

たしかに、チーム山雅の将来は、そこにかかっている。

端的には、レアンドロ ぺレイラや塚川 孝輝を活かせなかった(2019年の)山雅とは、もう、おさらばせよ。

ある意味、2016年シーズンへの回帰、とも言えようが、
かと言って、持てる戦力の充実、ここ5年間のリーグクオリティの上昇速度からすると、単なる〈先祖返り〉では、他との差別化はできない。

ゲーム支配の欲求を、強く前面に出して!!、これでしょう。

強者のサッカーへの道、これを諦めずに辿れるのか?、を今季ずっと見守りたい。

特に、前回トップグループに入れた、長崎、磐田、新潟、大宮、千葉といったチームとの対戦では、強く意識しよう。

では。