結果は、0 – 0 のスコアレスドロー。
― 期待してたから、がっかり……。
― (アビスパの杉本)太郎は、(交代からの)負傷退場。守備も攻撃も変えてかないと、これじゃダメだわ。
DAZN観戦中、京子さんからは、辛辣なゲーム評がメールされて来る。
確かに、攻めあぐねや、追記:決定機を外して口惜しがること3~4回、レノファの攻撃を追い廻すに苦慮する局面もあったけれど、それを差っ引いても、相当な手応えを感じさせるリーグ初戦では?
なんたって、手勢のうちの16名を繰り出してのお披露目でもって、これだけできれば、かなり期待が高まった、というのが萬年所感。
テストで、79点も獲れれば、おおいばりの萬年にとって、
京子さんの望むラインって、どんだけ高いんじゃい?
❶胸算用式には、アウェイで引分け以上、ホームで勝利を積み上げていけば、勝ち点84に近づいていくわけなんで、その線上には入っているから、良しとする。
❷前半10分過ぎや、後半の入りの時間帯は特に、ボールへのアプローチ、ボール収容などの能力において、山口とは歴然たる差を魅せていた。
相手にボールが渡っても、その攻撃をことごとく遅らせていて、見事だった。
これだけの個のクオリティの集積を、どうやって鋭利な得点シーンへと高めるのか?、今ゲームの課題は、これに尽きましょう。
京子さんの不満とは、まだまだ、連携の結び目がギュッと絞り切れない、どこかなぞるような半端さの印象ではないか?、と思うが、新所帯のチームに、今その完成を望むのは酷ではありませんかねぇ。
采配的に面白かったのは、三点。
ひとつは、両サイドの作り込み。
田中(右)/表原(左) ➡ 表原(右)/外山(左) ➡ 外山(右)/下川(左) ➡ (すこしシステムを変えて) 田中パウロ(右)/下川(左) ……、交代カードを切りながら、こうやって最適な組み合わせでサイド攻撃を活性化しようとするやり方には感心。
ふたつめは、昨季からの継続であるけれど、ボランチもできるプレイヤを2列目に置くことで、より高い位置からボールを狩り込んで攻撃圧を加えられるようにする布陣。
山雅が握った時間帯には、前と安東が効いていた。
特に前は、90分間あまり運動量が衰えることなく、献身的に攻守に渡って光る。
上記の2つのポイントを軸に、サイドへ展開してから、おおよそペナルティエリアのラインに侵入したあたりで、ボールを横(逆サイド、または中央)へ動かしてシュートチャンスを創り出す。
―こういった攻撃スタイルを強化するのだ、というストーリーには納得がいきます。
みっつめ。
鈴木 国友、横山 歩夢。
ふたりの新加入フォワードが、それぞれ特性の片鱗を魅せていて、今後、チーム内の相互認識が深まれば、かなりの楽しみ。
横山、J初舞台で、シュート4本打つ度胸と姿勢は大したもの。
実際の体格よりも大きく見える背中には、高い将来性を感じました。
攻撃陣の競争はさらに激化するであろうから、阪野も、これでは、うかうかできん。
最後に、レノファさんについて。
追記: 解説者が弁明に忙しいくらいに、とにかく、ミスが目立った。
思ったよりもリアリスティックな戦法で来ました。
後ろでためておいてから、機を見て処理しづらいロングなボールを入れてくる、いわば、相手をスカすやり方。
実力者に対する時の今季レノファ、と記憶しておきましょう。
でも、最後の、ハンドリングによって取り消されたゴール、あれ、レッドカードに相当するんでは?
追記:手で押し込んだことを見逃していたら大誤審であったし、そもそも、正直さにもとるよなぁ。
では。