ホームで勝つことの責務……。

ホームだから勝つべし、とよく耳にする。

が、そんなものは、理論、および、道義的にも在りはしない。

過去のデータからすると、Jリーグでは、わずかな例外(大宮アルディージャとか)を除き、大概、ホーム勝率はたしかにアウェイ勝率を上まわっているらしいが、

勝率上のデータが存するだけで、その要因は、どうも、推定の範囲のようだ。

素人考えだと、移動や外泊の負担が無いだけでもありがたい、それくらい?

だいたいが、勝利できる力量がチームにあれば、ホームアウェイにかかわらずに、勝ち点3 を手に入れるでありましょうし、

前にもちょっと触れたが、ある論文 (by 中京大学) によれば、

ホーム勝率と、観客数(と観客密度)には、なんの因果も認められない。

勝たなきゃあ、間近で観る地元民が嬉しくない、それだけのこと。(その心情が大切か?)

このことは、ファン&サポーターが、勝敗に対して、応援(勢力/方法いづれ)の責任を背負わなくていいことを意味する。
(責任を感じてしまう者があるのかどうかは、知らない)

同じように、クラブやチームにも、ホームで勝つことに格段の責任を感じる必要はない、と思う。

最高のファンサーヴィスは、とにかくどこでやっても勝つこと、これだけわかっていてもらえれば、それでいい。

ただ、アルウィンの皮肉、と呼ぶべき現象はあるかも知れない。

かつて鈴木 雄斗(現ジュビロ) が山雅に加入した時、

アウェイチームとしてアルウィンでやったときは、敵側の声援が嫌だったが、これからは、それを味方につけて戦える、と語った。

彼のように感じるプレイヤーもいれば、

逆に、アルウィンの熱狂によって、心身が高揚してしまうアウェイチームがあったって不思議ではない。

なんともはや。

では。

カーボンゼロに背を向けて (地方政府には内密)

すこし考えれば解かることだが、

現況、ゴミからプラスティック類を除いたら、あとには、食物残渣と紙類しか残らず、その割合は、どうだろうか、せいぜい全体の40%弱ではあるまいか。

ゴミ総量の60%強を、週一の収集でまかなえるとしたら、大したことだけれど、

町会から離脱している我が家では、ゴミの出し方が変わった4月から、

さて、どうしようか?、と思案した挙句、

トレイなどは洗ってスーパーマーケットの回収箱へ持っていくとして、大型のやつは、まとめてラーラ松本へ持ち込む、ことにした。

つまり、包装紙などのコマゴマしたものは、頬かむりして、可燃物として出してしまえ、という魂胆。

ところがです。

はじまって、一週間も経ってみたら、

― トレイひとつひとつ洗うのにだって、(有料の)水道水を使うわけよ、まったく。

と音を上げてしまった家人。

― トマトひとつふたつ買うにも、トレイとラップがついてくるんだから。

― そもそも、上流のメーカーや販売のところで、プラスティック包装をやめるのが先決なのに、その包装代(価格に含む) も払わされ、さらに、捨てるときには、水道代や手間を負担させられる消費者は、往復ビンタをくらっているようなものではありませぬか?

昔どこの商店でも使ってた、〈経木〉(薄い木の皮) を利用するとか?

ま、持続可能なんたらの理念に理解が深く、そして、従順なこの地の消費者は、反対の声も挙げず、このシステムに組み込まれていくんでしょうが、

そこは根が悪人の僕のことだから、すすんで共犯者と成り下がり、違反に対する罰則でにっちもさっちもいかなくなるまでは、このまま、頬かむりを続けるのでありました。

では。

そんな魅力は 望まない (ひと月向こうの件)

観客数の、正の変動要因として、魅力あるアウェイチーム が挙げられることを、この前は書いた。

やって来るチームに、魅力、つまりは、ネームバリューがあればあるほど、観客数は増える、と。

たとえば、長野パルセイロ。

その定常的な観客数は、現況、2,500人だろうから、

昨季の対山雅戦(第9節)、 観客数 13,000人超であったことは、

山雅効果が、10,000人の増加に現われた、といっていい。

なんとも魅力あるチームなんです、山雅は。

興行的には、半ば自殺行為的な、日曜日の 19:00キックオフであっても、この数字を叩き出したのだから、

今年の土曜日ナイトゲームにおいては、営業収益をもっと求めたくなるだろう。

で、二匹目のどぜうは、より小さい手間(運営努力)をもくろみ、

アウェイゴール裏を、全席指定の、通常より1,000円アップ価格にすることによって、手に入れたいらしい。

ホーム自由席にしたって、通常の500円増し。

大っぴらに山雅色を出して応援できない山雅ファン&サポーターの行動予測をした結果の、プライスアップなんでしょうか?

もしも、アウェイ山雅が持っている魅力が、ホームクラブの収益増大だけだとしたら、

(もともとこの対戦を特別視していない僕にてみれば) あまり嬉しくもないお話。

あくまで、山雅がやってるサッカーそのもの、によってすべてのスタジアムを魅了したいものです。

では。

常に前へをくどく (北Q戦レビュウ❷)

以前、田坂氏が山雅コーチ時代(2016年)、間接的に聞いた話ですが、その指導が細やかで若手からは好評だった。

僕は、氏が、福島ユナイテッド監督時代(2017~2018年) 、山雅ではついに売り出せなかった志知 孝明をレンタルで呼んだことが、特に印象に残る。

そういった田坂さんの意向の反映なのか、今季のギラヴァンツ、大卒ルーキーが多く加入、今節、途中交代で投入された5人のうち、3人がそのルーキー達だった。

何を言いたいか。

つまり、交代カードの技量と経験値だけとってみても、山雅のほうに格段の優位があったということ。

この傾向は、これからのリーグ戦でも出現することだが、

❶大切なのは、勝ち越し直後に投入された榎本、下川、村越、喜山らが、前進する姿勢を、より一層、チームに注入し続けたこと。

これをやられた日には、相手はけっこうキツく、ギラヴァンツの攻勢は時間を追うごとに衰えた。

☞ アルウィンでは、特に、プレイの巧拙に関係なく、前後に躍動するプレイを喜び、そうでない仕事をさせないような緊張感が必要でしょう。

❷特に後半が進み、北Qの陣形が間延びするようになって、こっちのパスがとおるようになったことが、山雅を利した。(パウリ―ニョの気の効いたプレイ!!)

おそらく意識してパススピードを上げているんでしょうが、前への強いグラウンダーは、たとえ相手に引っかかっても跳ね返りでボールを再入手できるから、チャレンジ回数を上げたい。

反対に怖いのは、岡田 優希にカットされた、住田の不用意な横パス(2失点目の発端)で、やはり、つねに前方向優先でやりたいよね。

他にも、なんで?、と思わせる、雑で、緩慢なプレイもあった(1失点は常田のヘディングクリアミスが発端) から、そういうのはひとつひとつ振り返って修正してもらうとして、

岡田マジックを、最少失点にとどめたのは、幸いでした。

あれだけのタレントだったら2部以上で十二分にやれるだろう、とは思うけれど、自己完結的なプレイスタイルが、必ずしもチームを利さない、という評価なんでしょうか?

さて。

このゲーム、縁の下のMVPは、鈴木 国友
地味な仕事を丹念にこなした。

それと。

数年前、松本市内の某食堂で挨拶した高校3年の山雅ユースが、ここまで成長するとは感慨も深く、

小松 蓮には、他の若手ともども脚光が当たるようなシーズンになることを願います。

では。

1点差など 保険に過ぎない (2023.4.9北Q戦レビュウ❶)

好天の小倉、敵地ミクスタで、4 – 2 の勝利。

サラッと先制されたが、見事に逆転、さらに、同点にされるも、突き放す。

小松 蓮のハットトリックがあって、つごう6回もゴールネットが揺れれば、盛り沢山で、にぎやかなゲームとなりました。

まづは、現地参戦の山雅ファミリーの皆様に心からありがとうを申し上げます。

DAZNの画面からも我がチャントの数々が勇壮に聞こえてましたから、プレイヤーを大いに鼓舞したはず。

……ただ、どっちに転んでもおかしくないゲームであって、

実際、2 – 1 にした時でも、
― これは、3点獲らないと勝てないなぁ、と思ってましたし、

3 – 2 になってさえも、安堵感は決してなかった。

要は、一応はリード、という保険をかけておいて、あと1点を待つ心情です。

霜田山雅は、別にウノゼロ(1 – 0の勝利) を信奉してはいないだろうし、
〈堅守〉を十八番にしてもいないから、観る側も、こういうサッカーを覚悟しないといけない、というだけのことかも知れません。

総括として、いちばんの勝因は、

更に1点を獲る、という姿勢を最後まで貫いたこと、

それと、技量の優位性に慢心せずに守功に汗を流したこと、この2点。

これこそが、いまの山雅の、最大なる武器でありましょう。

では。(レビュウ❷に続く)