チャントよ、ふたたび。

来月以降に解禁されるであろう、声だし応援に備えてなんでしょう。

ウルトラスマツモトの方々が、(チャントが歌えなくなってから)新たに加入したプレイヤーのチャントを、このところ続々、You Tube上に発表して下さっている。

まっこと、時宜にかなったプレゼント。

加えて感心するのが、それらが既に、4桁の再生回数を積み上げていることで、こういう熱心な予習態度こそが、山雅ファン&サポーターの美徳。

これぞ、原点回帰の、狼煙上がる、と言えましょう。

ところで、多々良 敦斗 (現ラインメール青森) のチャント。

その原曲は、『Seven Nation Army』(2003年発表、by ホワイトス トライプス) のギターリフの部分、なんですね。

ベースのように響くリフは、萬年的には、『Honky Tonk Women』(1969年発表、by ローリングストーンズ) のリフほどの魅力はないしても、それでも、かなりユニークで、傑出している。

この曲は、2018年FIFAワールドカップ(@ロシア)では、ついに、入場アンセムに採用されるまでになって、サッカーの世界では、もはや特別の曲。

という背景があるんで、2 CELLOSのおふたりは、皆様ご存知の、有名チームユニフォームをまとって演奏、というわけなんですな。

さて、この曲は、短めのチャントだけで使うには、チトもったいない。

なので、できれば。

ゲーム中の、特定なシーンに際し、定番的に歌えるチャントにしたらいいんじゃあないか?、と思うんです。

となると、入場アンセム、ゴールアンセム、ヴィクトリーアンセムの他、となりますけれど、
たとえば、(前後半) キック オフ時は、如何なもんでしょうかね?

(もちろん、誰かのチャントで復活してくれるだけでも大歓迎)

では。

悲観的に準備するなら。

悲観的に備えて、楽観的に行動する、とは、防災における鉄則。

最悪の事態を想定した準備をしておき、いざとなったら時、果敢に事に当たる。

だれもが(心の底では)、もうそれなりの対応でいいや、と思っているから、COVID-19対策は、社会として、これを適当にやり過ごしていくんだろうな、とは考える。

けれど、規定が変わらない以上、ゲーム中止は、これからもありそう。

となると、今季けっこう速いペースでリーグ戦を消化しているとは言え、どこかで強制終了、なんて最悪の事態を想定しておきたくもなる。

2021季の規定を引っ張り出してくると、リーグ全体で75%、各チームが50%、をそれぞれ消化していれば、そこで打ち切って、リーグ成立とできる、だった。

今季は、成立要件の特例はまだ設定されていないけれど、もしそうなったら、そんな感じだろう。

現在、リーグ戦半分が終わっているから、チーム毎の要件は既に満たされていて、リーグ全体だと、26節までやって、75%を満たす。

となると、残すは、あと 7ゲーム 。

山雅の場合、あと 8ゲームについては、各節を必勝の構えでいって、26節終了時には、2位以内を確保しておくこと、これが大命題……、ということか。

こんなろくでもない思いが湧いてくるような、ルーチンが無くなった〈虚〉の時間でした。

では。

キチンと大きな画を描けない国。

絵画の世界では、大きいサイズの作品をモノにすることが、たしかに力量の証明ではある。
造形力を誤魔化せませんからね。

けれど、ここで言う、〈大きな画〉とは、世の中全体を、ダイナミックに、全体最適の視点でとらえた発想のことなんです。

先日、家人が醤油を購おうと、なじみの醸造店に出向いたら、そこの社長が、或る書類を見せてくれた。

もらって来た資料の見出しには……、
〈日本国内においてコロナワクチン接種後、急に発症し、医学学会で報告された疾患〉(2022年 4月~ 7月)  ……とある。

要は、この社長、ワクチン接種は止めたほうがいい、と勧めてくれたんだが、

― あら、でも、2回目まで受けちゃったんですよねえ、と家人は答えたらしい。

でも、(3回目以降の)ブースター接種については、思いとどまっているのが、我が家。

対COVID-19 施策については、2年半が経過しているのに、いまだフラフラとしているし、かつ、怪しいことが多過ぎる。

(後年振り返った時は、知見に乏しいがゆえのことであった、と言い訳が入るだけか?)

気がつけば、集団免疫、なんてことは、いつの間にか誰も言わなくった。

あまり公言されないけれど、厚労省の資料をのぞけば、新規感染者のうちで、3回接種済みの者が、多数。

こういう数字はもっとキッチリと報道すべきなんだが、そうしないのはワクチン接種にブレーキがかかることを怖れて?

もはや、社会全体が免疫力を獲得するんてことは、非現実なのだ。

地域的、年齢的なバラツキがあるにせよ、日本人の12人に1人は、感染済みなんですよ。❶

この流行り病で騒ぎ出してから約900日。

で、亡くなった方は、累計 30,000人。

一日平均だと、30人の死者。❷

これは、(基礎疾患などによる)二次的な死因でカウントしたのではなくて、COVID-19感染していれば、すべて、〈COVID-19による死〉にぶっこんだ数字なのだ。

従来の季節性インフル死者を、そのようにして計算し直すと、年間最大10,000人、という推計をどこかでみた。

ということは、なんだかんだで、後遺症うんぬんといってみたところで、所詮究極の指標であるところの〈死亡〉視点からして、社会的にそれほど重いことか?

厚労省は、〈日本の1日〉という統計を発表していて、その平成28~令和2年版だと、1日あたりの死亡原因別死者は、

がん   ☞       1,034人
心疾患  ☞            562人
脳血管疾患  ☞      291人
事故   ☞            104人
自殺     ☞              58人

COVID-19とのつきあい方も、こういう観点から見直す必要もある、というのが先の社長のご意見なのであった。

医療界は、なにかと言うと、現場崩壊を盾にした見解しか示さず、政治リーダーは、行動制限はしない、としか言わず。

現在、感染しても、よほど重症化しなければ、家に居て治せ、ということでしょう。❸

だから、上記❶❷❸の理由で、僕は、新型インフルエンザとは、もはや風邪と同様なつきあい方をすべき、と思っている。

宣言は出ないが、社会だってその方向に進みたいのは、明らか。

日本人はもともと、風邪と一年中慣れ親しんでいる。

ここのところの感染者急増は、ようやく欧米並みの感染状況になったまでの話。

ただ、向こうは既にマスク無しの生活、こっちはいまだ自主規制だのみの生活。

このまま、ワクチン接種を何回させれば、気が済むのだろう。

弱毒化した?異物を、この大人しい民は、これから幾度、体内に注入するのか。

いろんな規制緩和や基準引き下げを、仕方なくやっているようなフリはせずに、こうなったら、こうします、とキッパリと何故言えない?

向こう(ゴール)から観た発言や〈画〉の提示は一向になくて、ただ、国がやると言うから、民もそれに粛々と従う。

80年前のいくさでも、やはりこんな感じで流れていったのか?、その頃の大人に訊いてみたいのは、僕だけ?

もしそうならば、敗けた後で、自分は反戦主義だった、嫌々協力したなどと、後出しで平和論はぶたないことだ、特に、これからのシーズン。

では。

今更ながら、

チャーリー チャップリン  (1889~1977) の、肉体の強靭さには驚くばかり。

『ライムライト』(1952年公開 米映画) を撮った時、チャップリンは、既に63歳。

けれど、その舞台(劇中劇)における動きの良さには、舌を巻かされる。

バスターキートン(1895~1966)とのコントは、上品、かつ洗練されていて、言葉を多くして褒めるのも、空々しい。

実は、著作権法上マヅイのだが、そのシーンを引用してしまえ。

この演技は、『説明しなければ理解できないような美に対して、私は寛容でない』と語ったチャップリンの真骨頂でしょうね。

ところで、チャップリンは、この映画『ライムライト』のプレミア上映のためロンドンへ渡航した際に、米国への再入国許可を取り消される。

その思想的、政治的な偏向を糾弾されての追放処分だった。

これは、当時ハリウッドに吹き荒れた〈レッドパージ〉(共産主義排斥)における犠牲のひとつだった。

まぁ、それから20年後の1972年、米国は世界で一番遅れる格好で、アカデミー名誉賞を贈ることによって、チャップリンに降参したんですけれど。

『ライムライト』は翌73年に再公開され、テーマ曲(チャップリン作曲)が、アカデミー作曲賞を受賞したのは、これまた、ほんのオマケのお話。

では。

醒めて狩れば,道は拓ける (いわき戦プレビュウ)

頂上の、直接対決!!

― とか煽られると、どうしても力が入ってしまう。

けれど、ここだけの話、アウェイでイーヴンに持ち込む、くらいに醒めていたい。

まぁ、なんとかダーヴィーみたいに、相手がテンションマックスで向かってくることもあるから、こっちの注文どおりにならないかも知れぬが、山雅はあくまで、戦略的に、沈着冷静を保ちたい。

(後半戦は始まったばかりで、越えるべきいくつもの山はある)

さて、いわきは、ブレることなく、ひたすら自分流のサッカーを遂行するチーム(だろう)。

そこを整理して対処すれば、山雅としては、あまり対症療法に終始することもなく、解答が書きやすいゲームだと思っている。

❶いわきは、ショートカウンター攻撃を身上とする。
だから、かなり高い位置からボール奪取に来る。

で、こっちもカウンターに強みのあるスタイル。
となると、〈ボールの持たせ合い〉にどう付き合うのか?、がポイント。

福島戦でやったように、ひたすら陣形をコンパクトに保持し、出て来た相手の裏スペース狙いで、そこへ、サイドチェンジを巧く加味しよう。

福島戦との違いは、あれほど相手が手間をかけてボールを回すようなことはせずに、サイドから、早めのクロスを入れてくることだろう。

だから、守備のポイントは、ボールの出し手へのマークを厳しくすること。

で、クロス投入を遅らせるか、いわきの突進をタッチライン沿いへと追いやる。

福島とのゲーム、山雅のボール支配率は30%台そこそこだったが、今回は、そこまでいかなくとも、いわきがカウンターを発動できないほどに、ボールを預けてしまえれば思うツボなんだが。

❷出されたカードは少ない(断トツな反則ポイントの少なさでリーグ1位)。

けれど、反則数自体は、リーグ筆頭に多いのが、いわき。

ゆえに、貰ったフリーキックの機会を、できる限り有効に活かす。
ここらへんは、ずいぶんとアイディアが豊富になったんで期待できます。

……上記❶❷を、虎視眈々と実行する。

前回対戦で知れたとおり、いわきは、前へ向かう手口がとにかく、オートマティカリイ。

練習で培ったであろう前進動作と連係が速くて、一途で単純。

それだけに、攻撃パターンは、それほど多くもない。

退場者が出て10人になった山雅が、防衛専一になった終盤20分間、ボール保持70%くらいに達したいわきの攻撃が、かなり陳腐化したのが、その証拠。

巧く立ち回って、ボールをより相手に握らせる、ってのは、観ていてあまり楽しくはない光景。

まんべんなくこちらの守備網にひっかけようとしても、自動化された連係には、どうしても後手に回る。
ゆえに、予想されるボールの出どころに、奪取ポイントを絞ろう。

でも、そうするからこそ、速く、鋭い攻撃が発動できるのだ。

で、連係によって、最適ポジションと体勢のプレイヤーでフィニッシュする。

……でも。

勝ち点1でいいや、とか言いつつも、そこをなんとか勝たせたいがため、Jヴィレッジスタジアムに向かうんですけれどね。

では。