光あるところに陰もあり (2022.10.23今治戦レビュウ❶)

またもや、2 – 1 の逆転勝利。(今度はアウェイで)

仕事から帰宅したら、ゲームは、既に、前半40分にさしかかる頃。

DAZNで映し出される山雅のプレイには焦りの色も無かったので、これは、後半いけるかなぁ、といった印象ではありました。

画面で観る限りなので、あまり確定的に言えませんが、今治は、やはり、4 – 3 – 3 で来たんでしょうか。

こっちの3バックに、同数のフォワードで向かってくるやり方を凌ぎ切れなかった被決定機が 2回あって、そのうちのひとつで、先制されました。

あれは、ビクトルのオウンゴールのような格好になってしまい、チト不運でしたけど、今治としては狙い的中で、してやったりだったでしょうね。

ところが、あれだけ攻撃的に前方を目指すところに、同時に、脆さが存在してしまうのもサッカーでありまして、いわゆる、光あればそこに陰がつきまとう、ってやつ。

よほど当方のセンターバックの裏に魅力があったのか?、基底部からのロングボールを多用したのは今治。

ひょんなことからボールが前に出ると、チャンスが生まれる反面、

その陣形が間延びしてるんで、特に、中盤にスペースが生まれ、そこを、コンパクトな態勢を採り続けた山雅に、自由に使われてしまった。

セカンドボールも含め、中盤に転がったボールは、ほとんどこちらがモノにできていたんではないか。

小松らの前線が降りて来てのボールさばきにも余裕がありましたから。

で、グッと陣形を押し上げて、かつサイドへの出し入れを活発に使っての、たとえば、20分前後で魅せた波状攻撃は、山雅としてのひとつの完成形でしょう。

もちろん、随所に現われる個の技量、手腕においては、山雅のほうに分がある、という現実はあるにせよ、です。

急な勾配の観客席は満員御礼で、4,000人弱。

となれば、スタジアムの刷新も必要なんでありましょうが、このゲームの重要性、見応えの期待を感じた人々がこれほど集まる、という今治の可能性は大いに感じました。

それにしても、現地参戦(400名とか) の山雅ファミリーには心から感謝申し上げます。

では。

2 対 2 を制しておいて (FC今治戦プレビュウ❷)

 

では、こっちの攻撃はどうやる?

3 – 4 – 1 – 2 の陣形でスタートするとして。

まづ 、ツートップには、当方最大の強みであるロングカウンターを、たゆまず繰り返すことを期待。

それには、センターバックや、サイドバックからの縦パスを、あうんの呼吸で、出す受けるを、徹底的にやりましょう。

さて、中盤。

そこは、今治の2列目の3人と、こっちの中盤の3角形が、3 対 3で、互いの動きを抑止しつつ、自分の側にスペースを獲ることで、前線を押し上げようとするだろう。

ただ、運用的には、菊井 悠介がトップに躍り出るようにして前からプレッシャーをかけ続けたいはずだから、こちらは、どちらかというと、ツーボランチに近い感じか。

今治は、インサイドハーフ(=ボランチ) が基底ラインに下がり、2列目が2人になるような気がしますけれど、そうすると、中盤は、2 対 2 か。

いっそのこと、岐阜戦の後半でやったように、アンカー(ひとり) に負担はかかりますが、初めから 3 – 3 – 2 – 2 で、より攻撃的にやるのはいかがなもんでしょう。

その場合、2列目には、菊井と、あとひとりは、誰が入るのか?

推したい候補は何人もいるんですがね。

ところで、システムはともかく、ボールを繋ぐ攻撃において、山雅が追求していて比較的に奏功しているのは、ふたりでワンツーパスを駆使してペナルティに侵入するやり方なんです。

起点がロングフィードであっても、あるいは、縦パスを通したなだれ込みが発端になるにせよ、停止しない動きの中で、そのワンツーでシュートコースをいかに創るか?、それが、攻撃における、今節の注目点と考えます。

では。

タカサキさんで 柳さんを聴く『コインランドリー ブルース』

久しぶりにお店に並んでいたと言って、家人が買い求めた、山形村の、高崎 寛之さんが出荷しているシラヒラタケ。

一昨日は、それを煮込んだシチューを夕食にいただいた。

で、おなじ苗字の女性が、柳ジョージの『コインランドリー ブルース』(1985年発表) をカヴァーして、You Tube 動画に投稿しているのに気づく。

けっこうお若い御方と拝察するけれど、よくもまぁ、こんな(失礼!)歌をご存知のことで。

なかば埋もれた曲を、しかも、女声で聴けるとは、なんという望外なことか。

たまには、こういう事が起きてもいいよね。

では。

3 対 3 を凌げ (FC今治戦プレビュウ❶)

FC今治は、全ゲームで、 4バックを、 ふたつのパターンを半々くらいに採用。

サイド攻撃に強みを持ち、攻めに関するスタッツ、ゴール、シュート数、攻撃回数はリーグ屈指であり、どれもが山雅のそれを上まわる。

(スタッツそのものは、山雅の数字は、リーグ内順列では、凡庸です)

前線には活きの良い若手が目立ち、そこに、この夏の補強で、三浦 雄大(元大宮)が加わることで、中盤から2列目あたりからの確固とした起点になっていて、脅威。

山雅が3バックを採るので、おそらくは、、4 – 3 – 3 でかなり攻撃的にやってくるだろう。

要は、こっちのセンターバック3人に、同数のフォワードで対峙したい。

ゆえに、山雅は、活発な今治の3トップに、自由な仕事をさせないためには、

守備に回った時は、3人のセンターバックに、サイドバックを加えた5バックを形成して対処するだろう。

けれど、それが、相手にボールを持たせた流れでの守備なのか、はたまた、こちらが持っていたボールを、奪取反転された被カウンター時の守備なのか?

そこらをはっきり想定して守備の受け渡しをしないと、相手を捕まえきれずにサイドで競り負けてしまう。

ゲームのポイントは、サイドの攻防でしょう。

ざっと診る限り、ディフェンス枚数の違いこそあれ、両者は、けっこう似通ったサッカーを志向しているように思われます。

となれば、このゲームでは、余計な策は施さず、真っ向勝負の〈強く、速く、聡く〉の山雅流を、相手よりも強烈に表現しさえすればいい。

……、と割と楽観的に構えています、何故か。

では。

10日も早いプレビュウとして (対長野戦)

あくまで、チケットをたんと捌きたいがための一手段ならば、それもありかなぁ?、と考えもする(商売は大事だ) けれど、

単にゲームを盛り上げたいのなら、いかがなものか?

わざわざ特設ページを設けるのは、と、そんなふうに僕は思う。

❶自分の父母が北信の出身ゆえなのかも知れぬが、信州ダービーとか騒ぐのは、なんだ、狭めえコップの中で熱くなってるだけじゃん。

なにも、こういう格好で、チームに、街や地域の対抗意識を代表させてどうしろと?

街の誇りとするなら、どこと戦ってもやはり、地元愛の対決だろう。

❷すべてが必勝のリーグ戦の中、ワン ノブ ゼム (One of them) でいいよ。

変に現場が騒然となって、余計なカードや怪我をもらったところで無意味。

観ているおおかたの者にしたって、ムダに熱くなろうとも思ってやいまい。

互いに成長し、もっと上のステージで対戦するようになったら、それなりに喧伝すれば十分でね。

このカードを煽ったところで、こっち側にはほとんどメリットは出ません。

そもそもACとは、総合アスレティッククラブのこと。
サッカーチームは傘下のひとつに過ぎない。

茶店から始まって以来、サッカー一筋の山雅とは、本来的にあちらの熱量の入り方はまったく違うのだから。

では。