ラスト20分間の光明 (2022.11.20 相模原戦レビュウ❶)

ゲームどんづまりの90分。

外山 凌によるクロスに反応して走り込んだ、中山 陸のゴールによって、

1 – 0 の勝利。

山雅が、反復攻勢に手が届くようになったのは、ようやく 70分過ぎから、

それまでは、良く言えば伯仲、悪く言えば、チャンスを潰しまくりの行ったり来たり、その中に、相模原の惜しいセットプレイが挟まれる、そんなゲームでした。

ディフェンスラインを下げなかったために、センターバックとボランチの距離感が良いといった美点もあって、悪くはなかった。

ただ、横山 歩夢よりは、ルカオのほうが数倍走っているといった面白い現象も在ったりして、チト不足感はありました。

で、息を吹き返したラスト20分。

ここでは、新卒から2~3年の年代のプレイヤーたちが、しっかりと働きを魅せていた。

その意味で、これからの山雅の方向性は確かに提示された。

いや。

ゲームを通して、それらの世代が躍動しなければ成り立たない山雅の将来が透けて見えていた、と思います。

では。

なんとなく勝てる,と思うな!! (相模原戦プレビュウ)

このメンツで戦うゲームも、これで最後。

……と思うと、若干は、感傷的にもなる。(各方面で引退ニュースもあれば)

―  もう来季ですね、ユニフォームも買ったんで来年も応援しますよ、とクレ君。

―  いや、山雅が 9 – 0 で勝って、裏で、藤枝が長野に 0 – 9 で大敗すればさ、

などと、およそみっともない悪あがき。

それはともかく、前期の対戦で4点獲ったからといって、楽観視すると痛い目にあうでしょう、きっと。

しかも、下方をみれば、勝ち点で今治、富山が追って来ていて、最悪、6位転落ですからね。

勝って、なんとか藤枝と勝ち点で並び、2016季のデジャブが、最高位。

けれど、どのリーグで闘っていても、どこでゲームをおこなおうと、誰がユニフォームを着ていようと、山雅は山雅。

じゃあ、山雅なるものの核心とは、なんなのか?

今日のように天候が芳しくなくたって、〈山雅〉を楽しむために週末、10,000人内外の熱心がアルウィンに集う生活、結局は、これ。

もちろん、チームの戦うスタイルと作法、それは時々で、どうにでも変容、変転していくのが当たり前。

〈山雅らしさ〉という形容詞によって求められる、なんらかの不変性は、それとはまったく別次元のことであると思うし、しかも、それを云々する時代は、かなり前に過ぎ去っている。

(追記)
だから、実は。

〈原点回起〉の、回起は方法論で対応するとしても、原点の部分に関しては、いまだ議論が尽くされていない、と思います。

さて、対戦相手の相模原。

既に契約満了を告げられたプレイヤーが多く、元山雅戦士もピッチに立つ。

でも、えいやあ!、と感傷気分をかなぐり棄てて、お互いに手加減なしの激戦を期待するのだ。

では、長い冬ごもりの前、それを求めて、アルウィンで。

松本が誇るもの。

松本の誇り、田中 隼磨 (松本山雅所属) が、一昨日、現役引退を発表した。

選手生活の最後のほうは、怪我との苦闘が続いていて辛かったと思う。

松本へ来て、9シーズンを戦い、ここに、#3のユニフォームを脱ぐ。

とにかく今は、その働きに感謝しつつ、お疲れ様のひと言に尽きる。

これで、相模原戦は、#3松田 直樹のオーセンティックユニフォームを着込んでの観戦が決まり。

チームとしても、それなりのゲームをしなくちゃあね。

……、などと、やはり松本の誇る れーずんくっきー(by 藤むら)をいただきながら、

これもまた、松本の自慢、東山山麓線からの眺望に想いを馳せている。

では。

思いっ切り演ってくれ『Stand by Me』

チュービスト (チューバ奏者)の御方から、ご厚意でコンサートのチケットをいただいたのは、かれこれ、2年前のこと。

その方が所属している楽団の演奏会のやつだったんだけれど、COVID – 19の自粛騒ぎによって、結局は、中止になってしまった。

その後も、演奏会は復活していないようだ。

あれから、それなりの月日が経った。

だが、僕たちが、現在やらされている、この流行り病対策は、だらだらと惰性化していて、とても科学的でもないように思われるし、

ただあるのは、ワクチン打って、のそれだけ。

なにかにつけて制度的にも手厚い保護を受けているご高齢の者は、大人しく粛々と、その勧告に従っている。

けれど、一体この先、どれだけワクチン打つのかいな?、とその胡散臭さに気づいた者がだんだんと増えているから、接種率が一向に高まらないようだ。

という僕も、繰り返される〈波〉議論にうんざり。

ワクチン漬けの乱暴さを疑っている者のひとりだから、舞い込んで来た接種勧奨の葉書は、そのまま打っちゃってある。

さて、名曲『Stand by Me』(1961年発表) は、僕のそばに居ておくれ、と訳したくなる。

けれど。

動詞 stand には、~の側につく、~を支持する、という意味が込められているらしい。

となると、〈僕を支えておくれ〉くらいの気持ちで聴きたい。

ブラスには、たまった憂さを、楽しく吹き飛ばす効能があるようです。

では。

山雅を気づかう 埼玉県人。

昨日、僕は日帰りで、浦和市に出かけた。

埼玉スタジアム2002で開催 (11/16 19:30~ )の、

浦和レッズ vs アイントラハト フランクフルト (ドイツ1部) のゲームを観戦するためでは、

もちろんありません

旧友の、K君、O君と3人で、別所沼公園の陽だまりの中、秋を楽しんでいたのだ。

別所行の目的などについては、またの機会にご報告するとして、

K君をとおして、僕が松本山雅のファンをやっていると伝え聞いていた O君 (所沢市在住) 。

事前に直近情報を下調べしたらしく、

― 山雅、今シーズンは残念だったね、と慰めてくれる。

― でもね、最後まで手に汗握らしてドキドキさせてくれたしね、と僕。

― ところでさ、名波さんは続投なんだろうか?  契約のからみもあるんでしょうけど。

― うん、僕としては、3年くらいはかけて、じっくりやってもらいたい、と思う。

― ジュビロを昇格させたのも、足かけ2年かかった?

― 今年にしたって、自分の望むメンツが大勢を占める中で闘っていたわけでもないだろうから。

(強化部がそろえた現有勢力で結果を出すのが、現場指揮官の使命とは言え、

やはりそこには、指揮官の意見吸い上げや摺り合わせが必要だろう。

監督が、プレイヤーのチョイスの分野で、それ相当の影響力をクラブ内で持つには、ある程度の年月は必要ではあるまいか)

……、とまぁ、こんな会話を交わしていたんだが、

O君は、かつて10年ほど浦和レッズのシーズンパスホルダーであったほどのサッカー通でもあるから、

大宮NACKスタジアム、清水IHIスタジアムでも観戦歴があって、スタジアム談義などで話が尽きない。

で、来週からのカタールワールドカップに話を向けてみた。

すると、既に、対戦相手と日程が頭に入っていて、O君なりに(かなり緻密に) 、ゲーム、および予選突破のためのシュミレーションをしてあるようだ。

ならば、日本代表のゲームレビュウを、その都度彼から聴取してみようかしらん。

すべては、こっちのリーグ戦が終わってからにはなりますが。

では。