嘘から出でよ マコト。

きっと、感性が古式なせいなのだ。

前日になると、今年はどんな趣向でいこうか?、などと思案する 4月1日。

で、ことしのは、これ。

朝、居間に入っていくと、寝起きの家人に向かい、間髪を入れず、

― ロシアが撤退する、ってさ。

 

なんとも言えぬ反応ではあったから、

― 今年のは、願望をウソにしてみたわけ。

とうそぶいたんだが、不謹慎の誹りもなかったので、ホッとする。

要は、不埒な侵略をネタにしているという意味では、辛い。

その前々日、『シンドラーズ リスト』を再び観て、大泣きしたという御仁でもあらせられるので、この嘘は、けっこう効いたのかも知れない。

人間のココロとは不思議なもので、悲しい時に悲しい歌が要るわけでなく、楽しい時に嬉しい歌を求めるわけでなく。

ジョー氏から奨められた森田 童子の曲は、先日ご紹介した他にもうひとつあるから、ここで引用しておきます。

もちろん、今日の話題とは、なんの脈絡もありません。

では。

一気に 山雅レディース創立。

このニュースには、少々驚いた。

4年前に、U – 15 (中学生年代) レディースを発足させて、北信越では、1、2位を争えるようなチームを築いてきたことはかなり評価できること。

となれば当然、じゃあ、そこで育成されたプレイヤーの、次の受け皿は?、となって、

たとえば、某高等学校の女性サッカー部と連係して、やがては、U – 18 を立ち上げていくのかいな、とか思っていましたが、

それを飛び越えて、社会人(高校生を越えた年代)チームを先に編成、かつ、

今年から、北信越リーグに参戦するというのですから。

U -15 で鍛えられたタレントが、やがてレディースに回帰する

そういうサイクルができあがる(4年経過)のを待っての、チーム発足なのか?

ただ、その間の3年間、彼らがどこで、どのように爪を磨くのか、これは大いに気になるところではあります。

一気に成人チーム創立の、もろもろの事情は、そういうわけで承知しませんが、

こうなれば、これを応援、支援するしかないでしょう。

機会あれば、U – 15、社会人チームのゲームには、できるだけおつきあいしたいものです。

では。

序盤の 大一番 (鳥取戦プレビュウ❷)

正確には、今節と次節北Q戦が、序盤戦の、最も高いハードルふたつ、と僕は診る。

まづは、鳥取。

今季、3部リーグ20チームのうち、新監督でスタートしたのが、12チーム。
(Jリーグは、選手と同じように、監督の流動性もかなり高い)

その中、ガイナーレは、キム ジョンソン氏が、指揮を執って3年目で、

信条とする攻撃的サッカーがチームに浸透、深化しているだろうから、それだけでも、他にアドヴァンテージを持ってシーズン入りしている。

現在、勝ち点が、山雅とは、わづか1つ差で、第4位。

得点は、ここまで 計10で、リーグ1位(グルージャと同点)。
ゲームを追って、3、3、2、2 とすべて複数得点、

攻撃回数、ペナルティエリア進入回数、いづれもリーグ1位となれば、いかに攻撃サッカーをやっているかが、一目瞭然。

パスを積んで、敵陣深く、サイド中心で入ってくる、という攻め方。

他方、失点は、リーグで下から2番目の、8点。

おおざっぱに言うと、失点をおそれず、それ以上に得点して勝ってしまえ、という姿勢だろう。

では、失点がこれまで2の山雅とは、攻撃の鳥取 vs 堅い守り、という図式なのか?

いやいや、それでは、新・山雅にとって、やり甲斐と、自己表現に乏し過ぎる。

あくまで、〈守攻一体型・高強度〉サッカーを貫くことによって、

相手の攻撃体勢をそのままひっくり返してしまうくらいの、攻撃的なサッカーをやらないと、面白くもない。

言葉は悪いが、ある意味、開幕戦のやり直しくらいの、闘志でいきましょう。

中盤では、鳥取の要である、普光院に仕事をさせず、左右サイドは、こっちが制圧して、先手でクロスを投入する、そんなイメージで。

ゆえに、注目は、藤谷 壮(右)、下川 陽太(左)のボールの持ち出し。
彼らが何回それをやって魅せるか?、それを楽しみに。

では、アルウィンで。

成長のあかしを (鳥取戦プレビュウ ❶)

日曜日、いまのところ、天気予報はまあまあ。

実験的に往路シャトルバスも導入されるようで、僕にとってのホーム開幕戦に、より期待がかかります。

さて、レビュウで、宮崎戦を完璧なゲーム、と評したことを、少々補足すると、

やろうとしている(であろう)内容が、完璧なレヴェルに達している、ということではもちろんなくて、

スタイル構築のプロセスが、個とチームに素直に落とし込まれていて、それに向かってチャレンジしているのが、あからさまにうかがえる、という意味です。

滝、藤谷といった画期的なタレントが加わったものの、昨季とほとんど同じメンツで、これだけの変容を、観る者に訴えているのは、

各個が、それぞれ真摯に新しい山雅の追求に取り組んでいる証拠。

たとえば、センターバックふたりに、ボランチが絡み、相手の守備網にズレを生じさせておいて、空いたスペースで、ワンタッチパスで前進していく、とか、

前線では、サイドを侵しながらも、そこに、ひと手間かけてサイドチェンジや、横パスを挿し込むことで、効果的にペナルティエリアでシュート機を見い出そう、とか。

これらは、いままでになかなかなかったやり方であって、チーム内意思の統一がこのまま深まれば、さらなる強化につながっていくと思います。

チーム一体の部分で、僕が特に強調したいのは、いままでの4ゲーム総じて、後半に入って、内容が改善されていること。

これこそ、やるべきこと(スタンダード) が明確で、そこに対して、ゲーム内修正が効いていることを物語る。

いまの道行が、たしかに成長への変化、と見守るなか、

では、鳥取戦。

ガイナーレ鳥取という、かなり尖がった特性のチームとやりあうので、独特の愉しみが在って、

それは、プレビュウ❷にて。

では。

『僕たちの失敗』と。

自分が生まれた、その前に作られた曲を見つけてきて、気に入ると、僕に教えてくれるジョー氏。

今回は、森田 童子 (1952 ~ 2018)の、『僕たちの失敗』(1976年)。

こういう優しい、メロディアスな曲に惹かれるのが、やはりジョー氏らしい。

先日、助手席に6歳の男児を連れて、開墾地の山道をドライブしていたら、

突然、その児が、一軒の庭を指さして、

― なに、あれ、ミニクーパー?、と叫ぶから、

あれはね、N360といって、ホンダの車、と答える
(彼はミニクーパーが、最近のお気に入り)

車体は、オリジナルの黄土色(キャメルカラー)、フェンダーには、(おそらく)いすゞベレットの砲弾型ミラー、ナンバープレートもついている。

歌も、車も、まるで突然、 1970年早々の、あの!!時代にタイムスリップしたかのような一瞬。

では。