松本駅前に 喫茶やまが が存った頃。

六九商店街 (大手二丁目) に、喫茶店があった。

(たまり場、休憩処としての喫茶店は盛りだった)

井上百貨店の前を、松本駅方面に向かって、

翁楼(そば)を過ぎると、アーケード街を横断する。

そのまま、女鳥羽川沿いの道に出た、その左角に。

その名を想い出すのに、数週間かかって苦労したけれど、ようやく

〈ロアール〉という名に辿り着いた。看板のレタリングも、なんとなくだが。

そうだ、間違いない。

(僕が立ち寄る時は)カウンターの中では、女性がひとりで切り盛りしていた記憶がある。

ほかにテーブルが、あったかどうか、店にどんな音楽が流れていたか、は忘れてしまったけれど、客の多くは常連のようで、皆、学生の僕なんかよりは大人に見えた。

入り浸っていた連中がサッカーチームを作り、その水脈が、やがてプロチームに結実したおかげで、

半世紀後の松本の街に、喫茶山雅は、(奇跡的に) 復活した。

でも、あのロアールは決して蘇らないだろう。

時代は移ろいで、当たり前、今の今も。

では。

山雅課長への回答 (ハットトリックをメモる)

― ところで、訊きたいことがあったんだ。

2日ほど前、山雅課長(職場の山雅シンパをこうお呼びする) に尋ねられた。

アウェイ北Q戦(2023.4.9) における小松 蓮ハットトリックは、鮮烈であったけれど、

山雅では、いままで誰が達成しているんだっけ?、というわけ。

― Jクラブになってからだと、船山 貴之と高崎 寛之がやったことは記憶にありますがねぇ、とその場ではお答えしたんだけれど、

あらためて、ここに書き留めておきましょう、僕のわかる限りで。

❶2014年3月2日 第1節 対東京ヴェルディ戦 ☞ 船山 貴之 (3得点)

❷2016年5月7日 第12節 対東京ヴェルディ戦 ☞ 高崎 寛之 (3得点)

❸2021年4月17日 第8節 対ヴァンフォーレ甲府戦 ☞ 鈴木 国友 (3得点)

上記はすべて、2部リーグにおけるもの、ただし、JFL時代 2010年、

7月31日 後期第5節 対ジェフリザーブズ戦 ☞ 柿本 倫明 (4得点)

という記録が残る。

註:或るゲームで、ひとりで3得点以上すれば、すべてハットトリックと呼ぶ。

もしも、取りこぼしがあったら、ご教示ください。

では。

すこし早いが、富山を喰ふ。

先の土曜日。

富山に単身赴任している息子が、久しぶりにやって来た。

その日の午前中に、魚津に出かけ、道の駅で購ったホタルイカを携えて。

今年は漁が芳しくないようで、高値なのだ、という。

数十秒熱湯にくぐらせてから、(定番は、酢味噌らしいが)

今回は、山葵と醤油 で頂戴する。

雑談は自然と、山雅の話に及び、(息子のほうがファン歴は長い)、この前の沼津戦が持ち出されると、

― ゾーンディフェンスは、果たして、どうなのかなぁ?、と息子。

たとえスペースを埋めても、対人マークが出来なければ悪手、という評価のようだ。

― たしかに、後方から飛び込まれて、或いは、外からシュートを打ち込まれて被ゴールになったからねぇ。

やはり、出て行って向かっていく守備をしないとダメ、ということなのか。

ここらへんの修正を注目することになりますな。

富山戦まで、あと一週間を切って、

験を担ぐ僕でもないから、ホタルイカは、ただただ美味しい旬をいただいたに過ぎないけれど、

どんな形であれ、昨季のアウェイ 3 – 4 のお返しは、したいね。

では。

断然、期日前投票派。

もう何年も前から、選挙の投票は、投票日の前日までに済ましている。

その理由は。

僕の勤務が、日曜日が必ずしも休みでないこと、に加え、

❶それだけのために時間を使うのは嫌で、日常の用足しのついでに投票したい。

❷山雅のゲーム(日曜開催)にかぶることがある。

❸期日前の投票時、いちいちと、うるさい理由も訊かれなくなった。
年を追うごとに、非常にオートマティカリイ、手早く投票できる。

❹指定された投票所(公民館)は、上履きに履き替えなくてはならず面倒だ。

で、先日。

庭先にいたら、ご高齢の婦人が、路傍に軽自動車を停めて、声をかけて来た。

あたしも車で動き回れるのは、これが最後だと思う、

(公示前であったけれど)某候補予定者をよろしく頼みます、ということだった。

政治的な所信を述べたチラシをもらって、名前をみると、

たまたま山雅の某プレイヤーと、一字違いであったから、

ご婦人の熱心さもあって、じゃあ、彼に入れますよ、とお答えした。

義理堅い僕のこと、もちろん昨日、とどこおりなく約束を果たしてあります。

では。

みづからの不案内を晒すの日。

職場の同僚、ABEちゃんと、雑談してたら、

― 女優でいうと、〇〇のような人が好みですかね。

ところが、その名〇〇が、僕のアタマのなかでは皆目、字面にも、画像にも結びつかない。

いま一度訊きなおすと、ヨシタカ ユリコ、だそうだ。

一見、澄ましてとっつきにくい?  が、お茶目なのが、魅力らしい。

― なるほど。僕、TVをほとんど観ないからねぇ、と言い訳をしたが、

まさか、自分が認知できる女優は、せいぜい沢口 靖子あたりまで、とも言えず。

松坂 慶子にしたところで、こっちはこっちで、老け過ぎてしまって、
先日TV画面で、誰かが、一向にわかわずに、
― この役者、誰?、と家人に訊いたばかり……。

で、帰り際、ABEちゃんが、スマフォで、その女優さんの画像を見せてくれた。

― あぁ、この人か、そういやぁ、銀行のCFで見かけた憶えあるよ。

吉高 由里子。

新たに役者さんの名を識ることができたので、ABEちゃんには感謝しないといけない。

では。