レビュウ❷は、前半の辛酸をどう振り返るのか?、という点について。
a)相手にボールを持たせ、それから反転アタックを狙う、という意味では、それほど破綻があったわけではなくて、想定内の進行だった。
致命的だったのは、要らぬファールを、しかも、同じような位置(左サイド奥)で 3回も与えてしまったことに尽きる。
うち、2回はそのまま失点につながり、
残る 1回も、ビクトルのファインセーブによって救われたものの、あわや!! のシーン。
ファールの発端は、ロストしたボールを追いかけて強引に回収しようとしたこと。
で、ロストの原因は、判断の遅延や、トラップミスだった。
(もちろん、富山の寄せの速さも徹底してましたし、山雅に後ろ向きのプレイを強いた富山の対策は、レビュウ❸で)
結局、ゴール30m付近では、後ろ向きになるようなプレイに追い込まれるその前に、前方へと早急に展開する。
相手がどう出てこようとも、リスク低減は、これに、尽きます。
b)対し、右サイドはけっこう踏ん張っていて、そこから裏抜けを狙う横山 歩夢に再三のロングボール供給を敢行した。
ただ、林堂、今瀬クラスのセンターバックになれば、横山単騎で侵入を試みてもなかなか自由を与えてくれない。
そこには、一旦、横山から受けたり、時間を創るバックアップ要員が必要で、ここらに、佐藤、菊井不在の悲しさが出ましたかね。
久々の先発だった住田 将にしてみれば、ここで信頼を得たかったはず。
ですが、守備に追われ、位置取りが低かったのは悔やまれる。
……以上、〈スピードと剛性をもって前へ〉と修正してみせた後半との印象的ギャップで見誤りがちですが、そこそこの前半ではあった。
でも、まぁ、残りの2つの対戦相手は、富山さんほどには狡知、老獪でもなさそう。
であれば、つまらんファールとその要因分析をしっかりやっておけば、これからも、速さは不可欠の、基本、ああいうゲームの入り方で良いのでは?
では。