歴史は,今作られている。

田中 想来が、(レンタルで) ゲイランインターナショナルFC(シンガポール) に所属しているご縁から、

松本の地で、ゲイランの今季(2024/2025)ユニフォーム(1st)が、手に入るというニュース。

― なかなかいいじゃあない?、が家人の評。

白地に、明るいグリーンがボーダーに配されていて、ゴールドで縁取ってある。

それが、山雅のオーセンティックの、半額ならば、悪くはない。

もともと僕は、

山雅自身にしても、(パンツとの配色組み合わせは別として) グリーン一色のユニフォームに、これからずっと固執する必要もない、と思っている。

2019季は、白×緑のボーダーだったけれど、

2022季 ☜ 2020季(訂正) の、あの黒とのコンビネーションを一歩すすめて、黒×緑、あるいは、白×緑のストライプに挑戦してはどうか?、と毎年思う。

思い切って、(クラブカラーグリーンはそのままで) レアルマドリ、宮崎など、のように、ファースト(ホーム用)を思い切って、白基調に振ってみたって、面白い。

白には、プレイヤーを大きく、精悍に見せる効果だってあるじゃあないか。

安定、を否定しはしないが、つねに新しい可能性にチャレンジすることは大切。

(クラブカラーだって、ダークグリーンにこだわらない将来が、あってもいい)

で。

冒頭の画像について、少々説明すると、

これ、現在イングランドの2部(EFLチャンピョンズシップ)リーグに所属する、

プレストンノーズノースエンドFCの、歴代ユニフォームの一覧。☜訂正

ここのクラブカラーは、白と紺。

プレストンは、1880年の創立で、(イングランド)フットボールリーグの初代チャンピョンという、それは歴史ある球団。

ゆえに、これだけ立派なコレクションになるわけですが、見てて飽きません。

プレストンは、4シーズンを 3部で暮らし、その後、2015年からは 2部に参戦、

今季(2023/2024)を、チャンピョンシップ(2部)で、終盤の 5連敗が効いて、第10位で終えた。

本拠地の人口が14万人くらい、で、ホーム観客動員は平均で、17,200人。

松本の街で、悲喜こもごもの日々を過ごしながらも、

山雅が生き続けていけば、僕たちの子孫もまた、こういったコレクションを、部屋に飾っているのかも知れません。

そうなってもらいたいな、と思う。

では。

足許の話は,続く……。

先日、拙宅にやって来た小学二年生が、新しいスニーカーを履いている。

全体が白で、かかとの部分がグリーンのシンプルさ。

― これ履いて、アルウィンへ行くんだ、と嬉しいことを言ってくれるではないか。

僕も負けじと、そろそろ新調したい足許のこと、を考える。

アディダスは、山雅界隈ではありきたりだし、

ナイキの、 ダンクLOW レトロSE、などはいかが?

白基調で、ヴィンテージグリーンを、縁取り的に差し色に配し、シューレースも深い緑を採用、なんてのは、上品だなぁ。

もしも〈ミドリ〉がくどければ、靴紐を、たとえば、紺色に変える、とか。

でも、価格が、100ドル超……。

これじゃぁ、相方の支持取り付けがむづかしいかも知らん。

なら、他種を探しましょうかね。

ところで。

大宮遠征の頃から、愛車に流れているのが、

ライ クーダ―のアルバム『チキンスキン ミュージック』(1976年発表)。

さきの二年生が、この中の、

〈Smack Dab in the Middle〉をかなり気に入って、スキップして曲を探しては聴いている。

どこがいいの?、と訊くと、

繰り返しの最後、歌詞の、

Well,let me rock and roll to satisfy my soul 

この末尾、単語〈SOUL〉を引っ張るようなコーラスが、素敵なんだそうな。

確かに、豪華なバックコーラス。

で、このアルバム全体のテーマ、

古いスタンダードな楽曲を、ライとその仲間たち独自のエッセンスを注入して、

アッと言わせるほどに、(別ものの)新曲に仕立てて魅せる感が、満載。

というわけで、1977年のライヴ演奏(BBCTV)で、それを楽しんでしまおう。

メンバー紹介をやってるから、コンサートのラストナンバーでしょうか。

ちなみに、SOULは、どこかの球団では、SOU1、ですけどね。

では。

足許をみつめる話。

家人が、新聞記事の切り抜きを、

―これ面白いよ、とテーブルに置く。

市民タイムスの、5/26付け。

〈山雅プレイヤーの愛用サッカーシューズ事情〉のコラムだった。

― へぇー、31人中14人。
およそ半分が、アディダスを履いていらっしゃるんだ。

インタビュウしてみると、着用のフィット感とか、見た目で選んでいる、といった回答だった、とか。

こういうところが、市民タイムスのお行儀の良さであって、

僕なんかは、もともと下賤な性格ゆえに、

選手は、特定のシューズメーカーとスポンサー契約しているんでは?(つまり、現品や金銭が動いている)とか、

高校時代の監督が、やたらと某メーカーを推すので、仕方なく履くようになった、とか。

もっと、生々しい理由を求めてしまうんですね。

(3部リーグのJリーガーには、そういった契約のアプローチはない?)

(そういう意味で、

― どこも似たり寄ったりですけど、見た目の格好の良さだと、これです、なんて答えが、いちばん納得できます)

市民タイムスのお行儀の良さ、と書いたけれど、

これは、不要な煽りもない、平穏で平和な記事を好む、という社風を褒めているのです。

(これにくらべると、どこかの新米などは、サッカーについて洞察が浅薄であるもかかわらず、不見識に、評価を上げたり下げたりすることにおいて、ひたむき。

数多くの世帯が、その偏向した記事を読まされるのだから、これこそ、信濃の国の不幸、というものだ)

ところで。

サッカー界にあっては、アディダス社製が、断然トップのシェアを獲ってるんでしょうか。

スニーカー全般においては、いまや、ナイキ社が、アディダス社の数倍の売り上げ。

で。

ナイキが市場を席捲した背景には、こんなエピソードも在った。

1980年代半ば、当時、ナイキ社は、プロ入りしたら、アディダスとの契約を望んでいた新人マイケル ジョーダンと、(おそらく破格の金額で)契約を結ぶことに成功。

さらに、全米プロバスケットリーグのゲームでは、そのカラーに〈白色〉を一定以上含むシューズを着用、というルールがあったが、

ナイキは、彼専用に、赤×黒でカラーリングしたやつを提供し続けた。

1ゲーム当り数十万円の、違反金もあわせて払い続けて(おそらくは)。

一般向けセールスのキャッチコピーは、こうだ。

ジョーダンなら罰金ものだが、君なら、このエアジョーダンを自由気ままに履くことができる!!

……以上、どこまでも、お金のお話で失礼しました。

では。

たかが統計、されど統計 (いつ得失点するのか?)

クラブの本心かどうなのか、はさておき、

ファン&サポーターに半ばおもねる格好で、強くなる、などという標語を掲げるものだから、

要らぬ騒音が、耳に入ってきて迷惑している。

おそらくは、強い、の中身を吟味(定義) することもなしに、

強い、イコール、勝ちゃあいい、といったような抜きがたい狭量に加え、

過去に縛られた感性が上乗せされて、これからも、ゲームが評されるだろう。

だから、よけいに気が滅入る。

たとえば。

勝てないとBOOの洗礼を浴びせる、あの南ゴール裏の、精神的な退廃は、なんとも切なくて、

いままでは、センスある(応援組織の)前衛的な存在、と好感をもって敬愛して来たけれど、

今は、蓄積してきた応援スタイルを食いつぶしているだけの現状であるから、

あの団塊には、かならずしも、アルウィンを代表する価値はないと見切り、

こっちとしては、同化ではなく、訣別を考えたほうがよさそうだ。

……さて、ここで。

ひとつのデータを、共有しましょう。

Jリーグ公式データによる、時間帯別の得失点、がそれ。

〈得 点〉
2012~2018年(2部の通算6シーズン)
後半45分(含アディショナルタイム)における得点の割合 ☞ 57.9 %

2020~2021年(2部の2シーズン)
同、得点割合 ☞ 71.3%

2022年(3部リーグ初年度)
同、得点割合 ☞ 56.5%

2023~2024年ここまで

同、得点割合 ☞ 58.6%

〈失 点〉
2012~2018(2部6季)
後半45分(含アディショナルタイム)における失点の割合 ☞ 27.9 %

2020~2021(2部2季)
同、失点割合 ☞ 22.8  %

2022年(3部初年度)
同、失点割合 ☞ 27.2 %

2023~2024季ここまで
同、失点割合 ☞ 32.8 %

上記、きわめて粗いデータによって語るなら、

赤字で表記した過去に比して、ここ2季で、5%ほど悪化した失点率が、非難と酷評の対象、ということか。

あの盛大なるBOOの 原因は、この5%の上昇ゆえ、かい?

ちなみに、アディショナルタイムの失点率は、ここ2季通算では、9.0%。

ただし、2012~2018のそれが、7.8%だったから、これは、取り立てて騒ぐ数値でもない。

各ゲームでは、それが、勝敗を左右する得失点であったかどうか?、が、

もっとも鮮やかに刻印されるんでしょうが、

重要なのは、

そもそもが、ゲーム趨勢の問題。

つまり、攻勢に曝されている程度や、

引き分けを嫌って、あるいは、挽回をはかろうとして、得点を獲るため前傾姿勢を強める程度、そういったものを勘案しないと、単純には評価できない。

ただ、現況の戦い方として、後半の得点率が少々上昇している(青字で表記)山雅であるから、

それも斟酌すれば、あくまでデータの上は、

過去比較の、目標値として、今後、4%ほど後半での失点を減らしたい。

しかし、まあ(余談ですが)、

2020~2021季の後半得点が、全得点の 70%超だったとは、恐れ入ります。

居心地が悪く、しかも、リーグ陥落のシーズンなのに、勝負強かった?……まさか。(もっと解析が必要ですな)

でも、所詮は。

これらデータも、結果による議論に過ぎないわけで、

(先制)ゴールが、どの時間帯に、どっちに入るかによって、まったくゲーム自体が変わるサッカーにおいては、

よっぽど頭抜けた技量を持っていない限りは、〈先制点〉が、ゲームの8割方を規定してしまう。

その意味で、

このところ、山雅が先制するシーンが多くなっているのは、

たとえ、その後、同点、逆転を喰らおうとも、強くなりつつある証拠のひとつ、かも知れませんぜ。

では。

『バッファロー ’66』からの、おまけ。

この作品には、スタン ゲッツ(テナーサックス奏者、1927~1991年)の楽曲が使われている。

そう言えば、当ブログの〈過去画〉の紹介では、

ゲッツが、チェット ベイカー(トランペット奏者、1929~1988年)と、

1983年、ストックホルムのコンサートで競演した、

〈Dear Old Stockholm〉を採りあげてあるんだった。

この曲は、僕の、大大お気に入り。

なので、

ブログでは、いままでに

マイルス デイビス(トランペット奏者、1926~1991年)と、

ユタ ヒップ(ピアニスト、1925~2003年)の演奏を、それぞれ、ご紹介した(記憶があります)。

で。

懲りずに、今回は、トミー フラガナン(ピアニスト、1930~2001年)のやつをご紹介に及んでしまう。

しかしまあ。

こうやって、親しいジャズミュージシャンを、ズラリと書き下してくると、

皆さん、昭和一桁(初頭)の生まれ。

でもって、今世紀に入るか、その手前で、他界されている……。

今さらながら、

僕は、そのあたりの方々の演奏をよく聴いてるわけだ。

では。