開幕まで10日の 明日には、

〈2021年 Jリーグ選手名鑑(サカダイ版)〉が、発刊になるはず。

毎季購入に走るほどの律義さもなく、かと言って、決して入手せず、と決め込んでいるわけでもなし。

店頭でページを繰ってみて、それから、その時の気分次第で……、となりそう。

ひとつ注文をつけるとすれば、審判名鑑の充実だ。
ルーペ越しでないと到底見えないような活字で、しかも、たったの一ページに押し込まれた情報は、少な過ぎないか?

ところで、キャンプレポートを読みながら思ったことがありまして。

鹿児島で、山雅が使わせてもらっているのは、主に白波スタジアム。

これ、鹿児島ユナイテッドの本拠地。

で、当の鹿児島ユナイテッドは、どこでキャンプを張っているかというと、どうも、鹿児島市内らしい。

たとえる、とですよ。
よそのチームのキャンプ地としてアルウィンを提供し、地元チームは、市内の他のところで開幕に備える、という図式。

薩摩のお国の気前の良さには、頭が下がるばかり。
こういう懐の深さを、僕たちも持ちたいもんだ。

さて、キャンプは今週いっぱいで終わる。

開幕は2/28、長州の地で。

となると、一週間の間隙を、すくなくとも、ゲーム登録メンバーはどう過ごすのだろう?

天然芝がいまだ使えない松本に、一旦戻ってからまた、本州アイランドの最南端へ出かけていくのだろうか。

風がやけに強い曇天の朝。
あぁ、こうなったら、いっそ雨でも降ってくれないかい。

では。

苦と楽とは まさに表裏 (テストマッチ前に)

フロンターレは、札幌と90分を2本やって、14 – 3 でキャンプを締めくくったようだ。

このスコア、もはや仕上がりうんぬんではなくて、単に地力差だろうな、と感心していたら、山雅は、本日、鹿屋体育大学とのテストマッチをおこなうことを知った。

対サンフレッチェ戦はなにもできず、エスパルスとは、(おそらく)主力組が、ゴールで音無しの3失点で、ここまで来ている現状。(結果だけみれば)

トレーニングでは、被セットプレイ(コーナーキック)の守備、とクロス攻撃の確認、とあるから、基本のキの繰り返し、というところなんだろう。

鹿屋大とは、やっぱりね。
昨年もやっているから予想していたとおり。

ゲームをはさんでいかないと、仮説と検証でチームを仕上げていけないはずだ。

昨季主力メンバーのうち、前線とサイドの5人がゴソッと抜けたんだから、それはもう、現場スタッフにしてみれば、今が、産みの苦しみの真っ最中なんだと思う。

そして、残ったのは、後方の、中盤と最終ライン(含むGK)。
ならば、佐藤、前、安東のボランチ陣をそっくりキャプテンに、というのは実にわかりやすいストーリー。

おそらくは、彼らのいづれかが、おおくゲームキャプテンを務めるんだろう。

ということは、特に熾烈な競争は、前線とサイド(ウインガー)の部分にあり。

開幕後、6~7節くらいまでは、試運転的なのを覚悟しながら、競争とチーム仕上がりを観ていきましょうか。

でも、こうなると、現場の苦しみが、そのまま暢気なファンのお楽しみへと、まさに、コインの表裏のように一致してしまうんでありますな。

お気楽なことで、まことに申し訳ありません。

では。

【提言】#10 を継ぐ者たちよ。

いよいよ新装なった、公式ページ、トップチームの顔ぶれ。

それを眺めながら、1/28、対モンテディオとのテストマッチで、オーセンティックユニフォームをまとっていたのは、あれは、撮影用のためだったんだ、と今頃気づき、ひとりで失笑。

さて、チームづくりの中では、やはり背番号10を背負う者が、必要不可欠。

みづから得点し、得点もさせられる攻撃の立役者、言わば、チームのヘソ、のようなファンタジスタが。

たとえ、現時点で#10のユニフォームをピッチでは観られないにせよ、実質的なその担い手を準備しなければ、リーグ戦は闘えない。

定位置争いの実際を知る由もないので、ここからは、もちろん想像の世界。

#10候補は、小手川 宏基、佐藤 和弘がまづ頭に浮かび、山口 一真が復帰してくれば可能性が高いだろうし、いや、待てよ、鈴木 国友にだってその芽はありか、いやいや、活かし方次第では、河合 秀人にだってチャンスがあるぞ、などと妄想にはキリがない。

いつだか家人に披瀝したら言下に否定されたんだが、敢えて言わせてもらうと、

本気で昇格をめざすのなら、大前 元紀 (流経大附柏高卒、現ザスパ群馬) にオファーを出すべきだろう、というのが萬年持論。

大前よ、一緒にJ1に戻ろう、と。
(エスパルスには是非、今季残留をお願いするとして)

どのカテゴリーに在っても山雅の存在価値は不変だが、ことリーグを闘い抜く動機のいちばんは、そこでお山の大将になること。
お山の大将になれば、必然と、トップチーム参入がご褒美でついてくる。

今夏の補強を見通した中で、強烈な得点源の確保、チーム内競争の激烈化のためにも、大前の獲得には、今から動いておくべきでありましょう、山雅。

オマケではあるけれど、塚川、高橋、中美、乾がチームを去り、流経出身者が野々村 鷹人君ひとり、というのもなんだか寂しいではありませんか。

では。

テストマッチも三度目で (対エスパルス)

昨日の昼間、京子さんから家人に、

―  公式の発表はまだないけれど、1 – 4 から、立て続けに3得点! で同点、とメールが入ったようだ。

どうも、エスパルスの公式ツイッターを追いかけていたんですね、京子さん。

トップリーグの下位で奮闘するエスパルスとならば、自力に圧倒的な格差もないから、それなりのゲームができるんじゃあないか?、の予想どおり。

そこそこの展開だったようだ。

こちらのオウンゴールもあるから、実際は、5 – 3 だね。

山雅はメンバーを開示しないのでなんとも言えない部分もあるけれど、ラストの3本目(45分)で、イーヴンに持ち込むってのは、気持ちがセイセイする。

若手が得点してアピールしているし、30mのループシュート、あれは、小手川が放ったのか。そういうアイディアっていいね。

ゴールを畳みかけるのは素晴らしいが、並み居るフォワード陣にも得点がほしいところ。

さらに、チト心配な点は、4バック時に失点が重なったこと。

それを、3バックに変更したら改善されたようだけれど、なんとしても、4 – 4 – 2、もっと攻撃的に、4 -1 – 4 – 1 くらいはモノにしてもらいたい。

ところで、永井 堅吾とは、このテストマッチでは対戦がなかった様子。

あと、2週間と少しで開幕。

実戦に投入するメンツの絞り込みが、いよいよ本格化するんだろうな?

では。

夢の名残りに (セルジ―ニョと)

セルジ―ニョの契約満了が、2/7、公式にリリースされた。

契約の裏話などは、この際、どうでもよくて、彼のようなクオリティが、4シーズンにもわたり山雅戦士でいてくれたことが、むしろ出来過ぎ。

違いを演出するテクニカルなプレイを、僕らはずいぶんと楽しませてもらった。

山雅史上、最高のパフォーマンスを披瀝した外国籍プレイヤー。

いい夢をみられた、と思うべきでありましょう。

だから、セルジ―ニョを呼んできた編成関係のスタッフはずいぶんと良い仕事をしたのだ。

ここでは、萬年式の、メモリアルなベストパフォーマンスを、三つ挙げて、心からの感謝を伝えたい。

❶2017.7.12 天皇杯3回戦におけるゴール
山本 大貴からのパスに反応、ペナルティエリアへ斜めに侵入すると、ツータッチで打ったシュート。
バーを叩いてのゴールは、見事だった。

❷2020.12.6 第39節ホーム新潟戦におけるアシスト
55分、阪野のゴールをお膳立てしたシーン。
常田から出た縦パスを、スルーすることで新潟ディフェンスを置き去りにして阪野に繋げたプレイ。
ボールを持たずして、決定的な局面を創ってみせる腕前。

❸レフェリーへの無言の抗議
特にオフサイドなどの判定に対し、ルールに抵触することなく、けれど、不満を訴える視線。
こういうのは、ゲームをこちら側に引き込む伏線を作ってるわけで、重要な仕事。

Boa sorte ,  Serginho !

ご縁があれば、またいつの日か。

では。