本気ならば 彼を獲れ。

― 飯田 真輝が、今度はさぁ、と家人。

最近発表された、㈱松本山雅の組織改編の中で、
彼が、強化(編成) 部門へと配転になった件を言っているらしい。

― これまでの、よくわからない役職より、はっきりしていいんじゃぁない?

すべては〈強い〉トップチームを創るための方策なんだろうから、あぁ、そうなのか、くらいに僕は思っている。

企業統治、組織内機能分担の見直しに関することは、外部の人間が、どうこう言うことでもない。

ただ、ステークホルダーに対する説明責任を果たす、ということは必要なんだけれど、あまり丁寧を尽くしてもどうか?、とは思いますね。

ああいうセッティングって、メディアの要求なんでしょうか?

ヘタをすると、山雅らしさ、強さとは?、といった、答えの出ないような堂々巡りの議論に陥ってしまって、ひどく生産的でない。

それほどに、降格、昇格失敗のショックは大きかった、とは言え、自分自身を責めてみせることで、必要以上にクラブを弱くすることもあるまいに。

この後、指揮官選任が、手順の初めにあるにせよ、僕の見立てでは、

ここ5年にわたる、攻撃力の貧弱を克服できなったことが、結果、チーム力を落とした根底にあるわけだから、そこらに集中してテコ入れを、図るべき。

背番号#10 を背負う者が不在、はその象徴でしょう。

堅守ばかりにしがみついたところで、得点できなきゃあ勝ちはないのだから。

たとえば、齋藤 学 (元名古屋グランパス)、あるいは、佐々木 匠 (愛媛FC)を獲って、あのような攻撃的タレントを、山雅で復活させ、活かせるようなチーム創りをしないと、強くすることにあっての、言行一致とは言えませんよ。

では。

きわめて身近な光景なんだが (対スペイン戦)

これを、国際舞台、しかも、ワールド杯の大舞台で実行するとなれば、それだけの覚悟は要っただろうなぁ、と思いながらゲームを観ていた。

といっても、6:00前には家を出る僕なので、集中してゲームも観られず、録画もしていないので、多分に印象論めくことを、お断りしておきます。

― 勝っちゃいましたね。

が、合言葉の朝の挨拶だったんですが、

山雅ウオッチャーからしてみれば、前線から猛プレスを敢行する前田 大然が、
横山 歩夢や菊井 悠介に置き換わるくらいの、ごくごく見慣れた光景がそこには在り、しかも、ふだんからこういうサッカーには慣れ親しんでいない代表プレイヤーが大半だろうから、著しく連動性に乏しいのであった。

(加筆、5 – 4 – 1の陣形は、ラインも下げずにコンパクトだった)

要は、大然の走りも、おおかたムダになっていたんだけれど、これはおそらく、首脳陣の想定内。

大然。
君は、いい意味での〈捨て駒〉。
ディフェンシブセンターフォワード(なんだ、この熟語は!!) のミッションを全うしてくれ。

後は、浅野、三苫らの突破で仕上げるから。

……、そんなところでしょうかね。

ゲーム冒頭数分で、この分だとスペインのパス数は、1,000くらいいっちゃうぞ。

けれども、実は、そこに怖い落とし穴があった。

簡単にボールを繋げる状況が、むしろスペインから攻撃の速さ/鋭さ、意表を衝くようなアイデア、スタイルに変化をつけてみる柔軟性を奪った、と診ます。

もちろん、皮を切らせて骨を断つ、みたいな勝ちっぷりは、これは、殊勲、快挙に違いない。

よくやった。

代表クラスの試合でここまで守備的にやるか!?、が国際的な感想ではありましょうが、そこまでやった決意は、買いです。

勝てば官軍、なんだから。

だって、これがもし敗戦で終われば、それこそ、みづからを弱者に規定するような卑屈なサッカーをやって、とアタマの硬いジャパニーズからは、非難ごうごうだったでしょうからね。

イニエスタ氏などは今頃、母国メディアに、
Jリーグのレベルの高さを思い知ったかい?、と答えているに違いない。

そこに、ビクトル (松本山雅) も加わってもらいたいなぁ。

では。

かういふ人を,推されてしまふ。

決まったぁ?

これが、僕に向けられる言葉なのだ、ここ数日の。

どなたが、山雅の新監督になるのかは、けっこう注目されているトピック。

僕に訊けば、なにか情報が得られるかも、ということで複数人から問われることになる。

― いや、まだ発表はないです、オファーは出しているんでしょうけど。

新聞のたぐいは一切読まないので、僕の情報源は、唯一、山雅公式サイトに過ぎないのだが。

一昨日も、庭で土いじりをしていたら、拙宅に配達にみえた宅配便のドライバーとそんな話題になって、

彼、曰く。

― とにかく、名のとおった人じゃなけれりゃあ、だめだね。

要は、松本の街(=人々) には、名前の知れた人物でなければ訴求しないということなんです。

フツーに山雅に関心を向ける人の、こういった希望にこそ、大切に耳を傾けないとならないなぁ。

松本の街には山雅が在る、のあかしのひとつでもあるわけだ、この意見が。

そう、山雅が上手くやってきた秘訣とは、こんなところかも。

……と僕は、去って行く軽トラックを見送りながら、たたずんでいた初冬の日であった。

では。

この人を 勝手に推す (11/28 am9:00時点)

松本山雅の、次の指揮官の件。

その選定も、チーム創りの手順として、詰めの段階に入っただろう。

あとは、リリースの時期うかがいだけ、そんな進捗かも知れない。

そこで、萬年的妄想を、いま時点でアリバイ的に記しておきます。

監督交代を、ひとつの起爆剤ととらえた場合、僕の眼には、

相馬 直樹氏が、最も適任に映る。

氏が、FC町田ゼルビアに浸透させたスタイルは、
ボール保持にはこだわらず、セカンドボールを拾いまくると、主に左右サイドをえぐることで、手数をかけずに(最小限のパスで) 相手ゴールへと向かい、とにかく、シュートを多く打ち込む、そんな流儀だった。

4 – 4 – 2 システムを採るが、密集と偏りを敢えて犯すといった、かなり偏執的、かつ、攻撃的な姿勢にもかかわらず、

悲しからずや。

2019季は、最後の決め手(=ゴール数)にあまりに乏しく(9得点のロメロ フランクが居てさえも)、最終順位18位で、そのシーズン限りでの退任となる。

相馬さんのやり方が、いままでチーム山雅がたどった方向と、どの程度同調するかは別として、

良くも悪くも、極端なまでのアイデンティティ追求のサッカーでないと気が済まないのではないか、おおかたのガンズ達にしてみれば。

相馬氏のヴィジョン達成のためには、
かなり有能で、とにかく、走り込めるフォワード陣が必要なんだが、そこらはなんとかなりそうな、山雅。

ただ、ひとつ、なんとも悩ましいのは、相馬さんが最近、来季も大宮アルディージャで指揮を執る、要は、契約更新したことがリリースされたこと。

もしも、甘さを排したのであれば、山雅の上層部は、いかなる交渉事や資金を使ってでも、その契約を撤回させ、山雅との契約をモノにしなければならない。

天下のNTTグループと大宮のファン&サポーターを、この先ずっと敵に回す。

果たして、その覚悟は、あるや無しや。

では。

歓喜と無念と。

昨27日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2022の、

決勝ラウンド第3日 (最終節) がおこなわれた。

(中1日の、5日間でゲーム3つをこなす苛酷な日程は、大半のプレイヤーが、別に仕事を持っている環境による)

結果。

ブリオベッカ浦安(優勝) と、沖縄SV (エス ファウ とドイツ語で読ます、第2位) のふたつが、来季日本フットボールリーグ (JFL、国内4部リーグ相当) への昇格を決めた。

浦安は、6季ぶりのリーグ復帰。

沖縄SVは、創設7年にして、初めて JFLのステージへと飛躍。

他方、チャンピオンズリーグで、第3位となったのが、栃木シティFC。

あぁ、無念にも、JFL再昇格に、勝ち点でたったの 2及ばず。

(同じような勝ち点差で2部昇格を逃したどこぞのチームみたい)

しかも、栃木シティは、今季、関東一部リーグで優勝しておきながら、同リーグで 6位だった、ブリオベッカに、決勝ラウンド最後の最後に、1 – 3  痛恨の敗戦、とは。

栃木シティには、工藤 (浩平)ちゃん、戸島 章、表原 玄太が在籍だから、陰ながら応援していんたんだが。

では。