贔屓チームでなければ、そのゲームや浮沈について、情や興味を寄せはするものの、
その程度は、山雅の場合とは、比べものにはならない。
それが、サッカー熱の偏狭さでもあるし、同時に、健全性でもある、と僕は思っている。
ひとつ。
アルゼンチンで開催中の、U20 ワールドカップ2023 (男性)。
その準々決勝で、イスラエルが、ブラジルを破った件。
ちなみに、FIFAランキング(A代表の)をみると、ブラジル第3位、イスラエル第78位。
ハイライトしか観ていないけれど、ブラジルと撃ち合って勝利するとは見事。
強豪相手に、なんら物怖じしないサッカーをするところに、好感が持てる。
ハイライトを引用するが、延長までいってそこで逆転して、しかも、ペナルティキック2本の失敗がありながら、と内容が盛り沢山で、こういうのは面白い。
面白い、という感想が、もう他人事として観ている証拠なんですがね。
参考までに、日本代表(予選敗退)は、予選でこのイスラエルと対戦し、相手が10人になったが、逆転負けを喫した。(日本のFIFAランクングは、20位)
ふたつ。
イングランドプレミアリーグ(1部相当)への、昇格プレイオフ決勝戦(5/27)。
23年ぶりのトップリーグ復帰をめざして戦った、コベントリーシティFCは、
PK戦までいって、ルートン タウンに敗れた。(ルートンは5部にいたこともあるクラブで、今回が初昇格)。
コベントリーシティFCは、創設が 1883年のクラブ。
2018~2020季は、4部リーグまで落ちたけれど、2部に復帰して3シーズン目でトップリーグまで、あと1勝のところまで迫っていたのだ。
スバル自動車が胸スポンサーだった時期もあったので、
僕は、コベントリーには親近感を持っていて、たまあに公式サイトを覗いたりしたが、所属リーグがどうこうでないクラブの気品というか、落ち着きを感じる。
たとえば、なんとも無残な結果を負った直後であっても、
すでに、来季契約更新プレイヤーの特集記事を載せていたりする強靭さ、
そういうものに、惚れ惚れしてしまうが(これはかなりの共感)、
できたら、140年の歴史を持つクラブを支える、コベントリーのファン&サポーターの生の声にも触れてみたいな、と思う。
では。