ソネさんの期待 (2022トップリーグ開幕)

同じように、2部リーグも本日からスタート。

発足してから、満30年目のプロサッカーなのだな、今季は。

それまで、スタジアムには閑古鳥が鳴いていた実業団サッカーリーグ。

そいつに、新しい衣装を着させるためには、地名(ホームタウン)にプラスして、ヘンチクリンで面妖な、和製造語のスパニッシュやら、フレンチやらが続くクラブ名でなけりゃダメだったのかしらん?

なにかにつけて西欧の後追いをしてきた日本が、ここにもあったわけです。

それからワンジェネレーション分の時間が経過してみて、フト、立ち止まってみると、まるでよそよそしく、不思議に思えるクラブ名の数々。

見直しを、なんて議論は起きていなさそうです。

ま、わけもわからん球団名が地域に定着したのかどうか?なんてのは、うちらのチームと街にとっては他人事か。

職場でソネさん (アルウィン南ゴール裏の中旗紳士、レッズサポーター兼任) とすれ違いざま、

― レッズ、今季は、けっこうやりそうだよね。

― はぁ。3年くらい前のフロンターレは、メンツが良すぎましたからね。

と、今の川崎ならばそれほど怖れるに足りず、と言外にいってみせるこのが、ソネさんらしいや。(註:そのフロンターレは昨夜、元東京ガスに勝利)

監督交代(昨季)あたりから、チーム創りに、なにか明確な意思が感じられるようになっていて、強化(チーム編成)と、現場におけるサッカースタイルの創造といったものが、巧く噛みあっているのを感じます、トップリーグにおいてはもっとも。

2年をかけて、色を根本から変えてきた、という印象。
もちろん、完成形は承知していませんが。

色、とは言い得ていて、クラブなりチームに他とは一線を画す特長、そんなものが不動であればあるほど、サッカーチームは活きが良い。

それがどんな色であろうとも、3部リーグから抬頭を図るのならば、思いっきり自分カラーに染め上げよ、山雅。

では。

準国歌の無い,寂しさ?

組織ぐるみの薬物使用が認定されて、国として、主要な国際大会から締め出しをくらった時、表彰における国歌使用も、差し止められることになった。

そこで、国歌に代わる曲を、なにか選定しなければならない。

それならば、お国のフォークソング、カチューシャを使いたいと希望した。

いやいや、その曲は、貴国を連想させることにおいて露骨過ぎる、ということで却下。

結局は、チャイコフスキーに落ち着いた、という経緯らしい。

この話を聞いて、国歌のように愛唱されている曲があるってことは、幸せなことだと思った。

自分の国には、そういうものが、すぐに思い浮かばないからだ。

80年くらい前までは、『海ゆかば』が第二の国歌として推奨されていて、なかなかいい曲だとは思うが、チト好戦的過ぎるし……。

読者諸氏には、準国歌としてお奨めの曲はありやなしや?

ということで、『Deer Hunter』(1978年、米)のエンディング、God Bless America が、およそ喜ばしくなく歌われるシーンを聴いている。

では。

イタチごっこを笑い飛ばす。

それが、お国の名誉のためなのか、指導者としての権威アップなのか、または本人と家系の稼ぎのためなのか?

とにかくどんなことをやっても、クロをシロと言い張ってでも、競技会でトップを獲りたいのだ。

これって、追いつめられた学生諸君が眠眠打破を使って、徹夜でレポートを仕上げたり、愛を込めとか言って旦那に、タウリンの入った清涼飲料を飲ますのと、ほぼ同じノリで投薬しているんだろう。

若年だからどうのこうの、オリンピック委員会からの派遣ならば参加可だとか、ダブルスタンダードが組織の都合で推し通される事例は、この世にゴマンとあるわけで、こういうときに、さも正義をかざして責めるのも、大人げない。

とか言いいながら、チャイコフスキー、ピアノ協奏曲第1番(変ロ短調)を聴いているだけなんだけれど……。

註:『父と娘の歌』(1965年 日活)、シーっ!と、引用。

では。

居残り感の 不思議 (鹿児島キャンプ イン)

いろいろと一段落する日の入り頃に、山雅公式ページを確認したりしているけれど、

リリースされて数分後の動画に、すでに数百人がアプローチしている。

こういう熱量、誰が誰に誇ることでもないが、開幕前の期待感が高まっているんでしょうね。

昨日から、鹿児島キャンプがスタート、来月6日まで、3週間の長丁場。

チームとスタイルが巧く仕上がることを望むわけだけれど、明後日にはトップチームが開幕するなか、どうしても、独り居残り、の印象が強くてやり切れない部分がある。

だいたいが、仕上げに向かっての確認作業であるテストマッチは、どことやるのか?、とか要らぬ心配が頭をよぎってしまったりして。

せめて、鹿屋体育大学さんクラスとやらせてもらえるんだろうか?、とかね。

3部に居て開幕に備えるというのは、こういうことなんだ、とはじめて知る、これも学習なんだろう。

こうなったら、三遊亭 圓生 (六代目 1900~1979年) の『居残り佐平治』でも聴いてみようか。

古今亭 志ん朝 (三代目 1938~2001年) のやつもいいが、あれは巧過ぎて、むしろ心地良い軽妙さに流されてしまっていけません。

と、ここまで来たら、居残り佐平治のスジを取り込んだ、映画『幕末太陽傳』(1952年 川島 雄三 監督)へと、ひとっ跳びしたくなる。

南田 洋子の秀麗さが懐かしくなる春の雪……、とか言いながら。

では。

葉書を前に。

勤務ローテーションのため、早朝、まだ暗いうちに出勤した家人。

数分したら携帯が鳴ったので、事故でも起きたか? と思って出てみると、

― なによ、並柳まで来たら、積雪なんて 3センチよ、まったく!

― ま、そのための四駆でしょう、気をつけて。

昨日、拙宅の庭に、メジャーを突き刺して測ってみると、積もった雪は 20㎝。

吹きだまりのところはもっと深くて、30㎝くらい。

どうも、下界とは違った世界だったようです。

家の近く数百mの坂をあがるためだけに四輪駆動に乗っているんだから、そんなもんか。

で、僕は、雪中の中、のうのうと非番。

便りをしなくてはならぬところがいくつかあるから、引き出しから、葉書を引っ張り出してきて、机の上に置く。

これが50円の葉書で、つまりは、2013年以前に購入したやつ。

この前、郵便局で、10円、2円、1円切手を買ってきて 63円にした。

……ところで、カレーラリー松本に、喫茶山雅がエントリーしているのか。

そう言えば、インディアンキッチン(石芝3丁目)にも、しばらく行っていないなぁ。
気さくなオーナー、元気かしらん?

しかしだ、食べ物ばかりが楽しみな人生になったら、オシマイだよな。

寝食を忘れてでも、打ち込めることがなくっちゃあ、とか考える。

いやいやながら、終活とか称して、ためてあった給与明細なんかを整理しだしたはいいが、結局、葉書は書かれずに、いまだ、机の上にあるのです。

では。