あまり煽るのも,どうかと思う。


蓼科山山頂、後方にみえるのは浅間山と佐久平 (2022.2.28)  版権帰属先:オフィスウエストウッド

― ねぇ、山雅に関する番組やるから、ちょっと来てみたら?

と家人に誘われて、居間へ入っていって、しばしの視聴。

串本町(和歌山県)キャンプからの、インタビュウも交えながらの制作だった。

こうして、プレイヤーやスタッフの生の声を聞けるのは良いことだ。

あとは、喫茶山雅に来店の、ファン&サポーターの感想とかが交じる。

それに、ニッチローに仕事を頼む、ってのは、嬉しいわ。

で、その中で、信州ダービーマッチの話題へと話が振られていく。

話題のひとつとして、淡々と語られるのはけっこうだけれど、必要以上に煽る感じがどうしても出て来てしまうので、正直、いただけない。

まさか、同じように、北方でも、発信しているんだろうか?

これは、僕のルーツが北信であるからでは決してなくて、ダービーを話題にするならば、面白がっている余裕がどこかにないと、インテリジェンスに欠けて、ギスギスしてしまう。

そういうのは、傍でみていて、見苦しい。

今季は、リーグ戦で2回、そして、(おそらく)天皇杯代表決定で1回。

すると、計3回、対パルセイロ戦が予定あるだろう。

もちろん、これに勝つに越したことはない。

けれど、そればかりに没入するあまり、他のゲームで負けが込んだりした日には、それこそ目も当てられませんぜ。

ところで、同僚のルノワール氏が、#3 にちなんだ、松本マラソンのシャツを譲ってくれた。

― もらっちゃっていいの?

― 女房のやつでしてね、本人、着ないみたいだし。

今度、奥様にお会いすることがあったら、感謝とお詫びを申し上げないと。

さて、本日で鹿児島キャンプが打ち上げ。
開幕の讃岐戦に備え、、果たして、チームは西国にとどまるんだろうか?

では。

印象強きことは,ふたつ。

ウクライナへの武力侵攻のことで。

昔、チェコスロバキアかなんかで流行ったジョーク、が想い出される。

― 我々にとって、ロシア人は、兄弟なのか?、と問われたら、もちろん、イエスと即答する。

なぜなら、友人ならば、好きな時につきあいをやめることもできるが、〈兄弟〉であるからには、一生つきあわなければならないから。

自国の魅力が失せてしまい、西方の友達とつきあうよ、といわれ、力づくでつなぎとめようとしているから、どうみたって、権力者および国による〈私怨〉の戦争にしか見えないわけだな。

極東のここ(あるいは世界のどこでも?)に居ると、もともと交戦してる同士が、情報戦ということで、自己都合のプロパガンダを流し続けていることに加えて、(中立を装う)日本のメディアが、それらを安直に引用しまくるものだから、状況の真偽が、まことにわかりづらくて困る。

そんな呑気な立場で、ふたつだけ、ココロに来たことがあった。

❶第1回めの停戦協議(2/28)がおこなわれた地は、ベラルーシ国内の、ゴメル。
この地名、エゼキエル書 38章 (旧約聖書)には、

ゴグとよばれる大王が、ゴメルや、北の果てのベテ トガルマの軍隊を動員して、イスラエル (神の軍勢のこと― 追記) との間に、大戦争をおこなう、と預言してある。

黒海の北のあのあたりは、ずいぶん昔からキナ臭いところなんだ、という感慨。

❷今度の戦争、西欧、米国が、いまのところは直接前面に出て武力行使をしていないのは、実は、日本にとっては、まことに喜ぶべきこと。

かつての湾岸戦争の時、我が国が、金(戦費)だけ出して血を流すことをしない、と責められたのを、日本人は、すでに忘れているようだ。

ここらへん、これから巧く立ち回らないと、と国の要人が考えていればいいんだが。

義勇兵の志願行為に、外務大臣がわざわざ冷水を浴びせるようなコメントをするようじゃあ、心配ですね。

無責任ついでに、ムソルグスキーの、キエフの大門(展覧会の絵より)を聴くばかりでは、他人のこと、どうこう言えないか。

では。

すぐそこに在る詐欺。


(2022.2.20 @美ヶ原、版権帰属先:オフィス ウエストウッド)

他人様の参考になれば、くらいの気持ちで、この記事は書きます。

一昨日の午後、他の用件があったので、携帯電話を取り上げると、

SMS(ショートメール)を1件、受信していた。

ふむ、なになに?、と開いてみると、一字一句をそのままで、こういう文面。

差出人は、14桁の番号のみ。次に、本文は……、

お客様サポートセンターです。
ご使用中の携帯電話について、確認事項がございます。
本日中にご連絡ください。03-3525-**** 

****は4つの数字だが、ここでは、伏字とした。

(ダマす奴にも、個人情報です)

読んだ途端に、はは~ん、と来る。
本日中に、とか、とにかく時間を与えないところが、常套手段ですな。

数千件メールしまくって、10件、20件ひっかかってくれれば、元が取れるのだろうか?

ま、それでも、宝くじで億円単位を当てるよりは、いい。
なんせ、あれは、百万分の一の確率ですから。

一体、どんなダマシが待つのか、訊いてみたい誘惑にかられたが、知らん顔。

念のため、裏を取るべく、怪しい電話番号に関するサイトを覗いてみる。

すると、****の部分が違う、アタマ同じの電話番号から、まったく同一の文章が送られてきた、という報告が、直近で、数十件書き込まれてあった。

僕は、今後もガラケーで押し通す派であるから、そろそろ新ジェネレーションに対応した機種に変えないとなぁ、と考えていた矢先。

そういうタイミングを、狙っているんでしょうかねぇ?

もちろん、そのまま放置するにせよ、コールバックする料金がこちら持ち、ってのも、なんだか図々しい話ではありませんか。

なけなしのアタマをひねって、新しいウソの開発と実行に余念がない業界の方々。

それに対しては、我が方も、つたない智恵で対抗しなければならない、それがせめてもの敬意というもの。

そんな日常の一端、ではあります。

どうか、読者諸氏よ、くれぐれも御用心あれ。

では。

ありがとう,これからもよろしく。 (こだわりの #9へ)

去る1日づけで、高崎 寛之が、現役引退を発表した。

追いかけて、山雅公式(ツイッター)が、その労をねぎらう報をリリースしたのは、これはもう、当たり前。

鹿島在籍当時、ACLのゲームで得点した男が松本に来てくれるのか、と思ったものだ。

強力なセンターフォワードとして、我がチームで一時代を築いて魅せた。

あのころの高崎ほどに、チームメイトに要求するくらいのエゴイストでなければ、シーズン二桁得点は、到底おぼつかないよ、と榎本 樹あたりにはハッパをかけたい。

聞けば、今後は、松本の街を拠点に、いろいろと事業に取り組むとのこと。

あいかわらずご多忙、というのが、人生、いちばんいいことだ。

機会がゆるせば、サインを入れてもらうことで、このゲートフラッグを完成させたいなぁ、とか思っているのです。

では。

あまりに,プライベートな戦争。

武力行使のニュースを聞いて、『海の向こうで戦争が始まる』(by 村上 龍)というタイトルが、ふと、頭をよぎった。

発表された45年前(1977年)からこっち、いくつもの戦争が海のかなたで起きてきたが、今度のやつは、ちと違う。

大義名分、普遍的な価値、といったものを疑ってかかるのが、ポストモダンの思考態度だとして、そのなかにどっぷり浸っている僕からしても、この事態が、

青年時代に諜報員として仕え、いまや侵食されつつある偉大なるボルシェビキロシア。

それを再興しようとする、ひとりの男の怨念から始まった武力侵攻、と映ってしまう。

7年前のクリミア半島併合が巧くいったもんだから、今度もできる、という読みだったんでしょうか。

味を占めた〈私怨〉がふたたび、世界屈指の国家に、その統治システム、軍事力を総動員させて、隣国を侵し始めた。

ひとりの野望に、ひとつの国家とその民が、奉仕するのか?、まるで、80年の時を越えて。

世界がそう感じたからこそ、圧倒的な劣勢に立つウクライナを、それぞれの思惑と立場を持ちながらも、支えようとしている、どうも、そんな構図。

だから、この戦争をめぐっては、これからも極めて〈プライベートに〉旗色をはっきりさせることを、国家からはじまって一個人に至るまでが要求されるようになるだろう.

いわば、踏み絵的に。

そのひとつが、アスリートに起こっている。

ほとんどすべての国際大会から追放されつつあるロシア、ベラルーシの選手たち。

戦争支持を表明している者は論外だが、残りの者は、こう問われている。

― たしかに君たちを敵視しているわけじゃあない。けれど、ならば、おたくの国のリーダーのこの度の言動、これについては、一体どう思っているんだ?、と。

こういった無言の圧力に対し、はっきりと意思表示しない個々人は相手にされなくなるとは、けっこう辛い時代だ。

俺は、スポーツだけやっていたいんだ、は、こういう時勢ではもはや通らないことを、読み取らなければ。

では.。