
10ゲームも残ったうちの、まづはひとつを勝てて、とにかくは、ひと安堵。
素晴らしいには違いないが、5連勝などとフリーハンドで喜んでもいられないのが、正直なココロ。
〈昇格競争に残ったことを喜ぶ〉
現況、昇格(2位以内) の可能性を残しているのは、いわき、鹿児島、山雅、藤枝、富山、今治、この 6つに絞られた。
というのは、2位(鹿児島、山雅) の勝ち点53から、その差9位内を確保しているのが、今治(勝ち点44) までだからだ。
これは、リーグが残り4分の1強辺りまで来た場合、昇格圏から残りゲームの数以内に勝ち点差を縮めていないと逆転がむづかしい、という過去実績によるデータによります。
(※本日の対沼津戦で、藤枝が引き分け以上の勝ち点を獲っても、事情は変わらない)
(外交辞令で) 申し訳ないが、他の12チームには、来季を準備しつつ、消化ゲームを活かしてもらうわけだ、せいぜい上位チームを苦しめながら。
〈条件をつければ、何とでも言えるけれど〉
昇格集団に残った6つについて、その可能性の順位を、不等号で表現すれば、
いわき>山雅>藤枝>鹿児島>今治>富山 かなぁ、と思う。
まぁ、この不等式が成立するためには条件があって、それは……、
❶いわき ☞ いわきの、数少ない得点力の起点をキチンと抑える策と、その攻撃力に耐性を持つ対戦相手が、そうですね、残り6ゲームくらいで現れなければ、ほぼほぼ、今のペースで勝ち点を積めるだろう。
いわき戦だけはどうしても落とせない!!、と意気込む対戦相手は、どうだろうか、鹿児島ぐらいじゃあないか?
(案外、鳥取、讃岐に勝ちを献上する感じもしますけどね)
で、鹿児島との直接対戦(11/6)まで、2位以内に踏ん張れれば、可能性はかなり大きい。
❷山雅 ☞ 今後の対戦相手、ということでは最も恵まれてはいる。
特に、ムダに熱くなるような長野戦(10/30)を、冷静にこなせられれば。
敗戦が4、に現われたシブとさ、こういうサッカーに執着して戦う限り、そうそう取りこぼしはないだろうと診る。
ここへ来て、スタイルに迷いがない、ってことがいちばんの強みだろうか。
怪我による離脱にも、大きく影響されていないのも好材料。
新加入も含めた個の技量の充実が、チーム要員としてタスクを忠実にこなす有り様は、2020年以降では、最大値でしょう。
❸藤枝 ☞ 3部に多い、攻撃を身上とするチーム中、いちばん戦績を挙げている。
どこからでも、どの方法でも、だれでもがゴールをゲットできるのが、最上の強み。
これには、中盤の安定と攻撃コミットメントが、大きく貢献。
ボール支配(リーグ4位) を、ほぼ勝利に結びつけているのは立派で、リーグ戦が進むほど順位を上げてきたのは、スタイルが深化した証拠。
❹鹿児島 ☞ たとえ、ゲームの出来が悪くとも、結局は、勝ちをモノにすることのできるチーム。ここがイチオシの部分。
ヴェテランが多く老獪でもあるから、ゲームの進め方に精通。
で、強みが、そのまま弱みにもなる。
特に、守備の脆さ、淡泊。
それと、スタミナの不足から、後半、走力が落ちてファールは犯す、プレイが雑になる。
それとともに、陣形がソリッドでなくなって、スペースを与えすぎる。
これだけスキがあっても好成績なのは、3部リーグのチームが、あまり対策型に向かってこないからだろう。
カード累積による出場停止、ヴェテランの不調(疲労も増している)、怪我離脱があれば命取りになりそう。
ラスト4戦の対戦相手に、愛媛、いわき、岐阜、富山、と並ぶなんて、かなり厳しいから 4位での着地予想。
❺今治 ☞ 半ばあてずっぽですが、三浦三門 雄大(前大宮) の加入、それだけの理由です。
それと、今後の対戦相手は、松本をのぞき、過去、すべてから勝ち点が獲れているから苦手にもしないだろうし、松本にしても、ホームでできる。
良い意味、そのサッカーからは、失うものがない、という楽しさを感じます。
❻富山 ☞ 5位の成績で、監督を更迭し、後任は、内部昇格。
どうでしょうか、これ今季における挽回策となり得ますかね?、という懸念からこの順位に。
解任理由である、明確なサッカースタイルの進化が見られない (by 社長声明) が在ったにせよ、内部昇格程度で、そこを即改善できるのか。
修正にもたつくようだと、調子は上向かない、と診ます。
……、以上、だらだらと申し訳ありません。
結論。
これからは、出入り (=勝ち負け) が多くなれば脱落、
強みは弱みと表裏一体なれど、弱みへの転化が命取りとなりそうな順から脱落、
そんな視点で無責任に語りました。
では。