戻りつつある日々❷

自分の経験則や感覚だけでは、心もとないので、

観客数の変動要因についてのデータ(研究)をチラ見して、前回❶を補足します。

研究は、2018~2019季の名古屋グランパス、および、比較に用いた川崎、神戸、長崎のデータを使用。

それによると……、

❶増加(=正)の要因
グッズ、イベントは、大きな影響を及ぼす
ヴィッセルと対戦すると、観客は増加する

❷影響を与えない項目
失点数、チームの勝率は(観客数に)関係ない

減少(=負)の要因
悪天候により、観客数は減少

……ざっとこんなであった。

ただし、報告者は、この研究では、変動要因の、40% が証明されたに過ぎない、と付記している。

当時、グランパスはトップリーグ所属していたこと、ヴィッセルは、2018年5月にアンドレス イニエスタ、2019年は、ダビド ビシャらビッグネームのスパニッシュが何名か入団したこと。

これを踏まえ、アルウィンに置き換えた、萬年式仮説は、次のとおり。

❶魅力的なイベントによって、観客数は増加する (開幕、花火などの楽しみ)。

❷魅力的な、ネームバリューを有するアウェイチームは、観客数を増やす。

❸荒天、低温は(屋根および暖房システムがほとんど無いアルウインでは)、
観客数を減少させる。

要は、今季と今後を見すえれば、こうなるだろうか。

a.魅力的アウェイチームの多い、トップ、あるいは2部リーグ、つまりより上のディビジョンに参戦すれば、観客数の増加は、ほぼ確実に見込まれる。

b.今季でいえば、リーグ戦を通じて〈昇格〉の可能性が高まれば、それだけ、観客数の底上げが期待できる。

なんだそんなことか?、って感じですが、

つまり、今、クラブと周辺の人々にできることは、昇格圏内を保持し続ける、続けさせる、に尽きます。

天候など、僕たちの手に負えませんから。

では。

わかっているなら 止めるだけ (北Q戦プレビュウ)

北九州は、今季、J経験プレイヤーを、4名加入させた(2部から1名、3部から3名)。

で、既に、その全員を、ゲーム登録メンツ(ほとんどレギュラークラス)として用いている。

この、手堅い補強と律儀が、田坂式サッカーの実直さとソツの無さだ。

よって、前に指摘したとおり、対山雅戦においても、今季の生命線、つまりはウリの、岡田 優希、さらに、その後方に乾 貴哉が張る左サイド、ここで、存分にボールを動かして山雅ゴールに迫るだろう。

岡田からのクロス、またはカットインして、ゴールマウスのファーを狙いすましたシュート、これくらいのことは覚悟して、対策を決めておく。

また、ギラヴァンツは、かならずしもボール保持にこだわらないから、最前線から強圧をかける山雅陣形の、その裏を狙ってロング、あるいは、ひとつ飛ばしのボールを多用するかも知れない。

となると、ボールの蹴りあいで落ち着かない様相が、前半のかなりの時間帯で続く可能性は大きい。

されば、

❶スカされたようなサッカーを堪えて、ひたすら、自分の流儀に忠実なサッカーへと移行し、相手をねじ伏せる。

❷左を囮にして、右サイド(野瀬 龍世)で崩してくることもあり得るだろうけれど、やはり、ここは、(定石ならば)  滝 ↔ 藤谷 ↔ 野々村の連係によって、北Qの左サイドと対峙、制圧する。

藤谷には、意地も技量も総動員を、期待。
僕からすると、やはり滝との連携が、しっくりと感じる。

滝は、シュートが惜しくも逸れたりしたが、クロスへの飛び込みは続けるべき。
つまりは、もっとシュートを打たせたいプレイヤーです。

もちろん、国友しかり。

❸サイドをえぐられた代償として、コーナーキックを与えた場合、上形、乾の高さには要注意。

……、とまぁ、こんなところですが、交代枠を利用したリフレッシュ(活性化)で走り、圧迫し続ける、これがポイントでありましょう。

では、DAZNで。

戻りつつある日々❶

アルウィンの観戦者数(統計)は、もちろんのこと、

素人評論家のためにあるわけではない。

やれ、昔はもっと高揚してた、とか、こんなゲームをしているようじゃあ観衆が減るなどと、アタマの凝り固まった年寄りみたいな戯れ言は、いい加減にしたほうがいい。

(こういうと、高齢者に失礼か)

早い話、そういう議論は、クラブやチーム、あるいは横で観戦する者への不満を、入場者数をネタに、憂さ晴らししているに過ぎない。

リーグが上になるほど(特に、関東圏にチームがある場合だと)、アウェイサポーターがそれなりに増加すること、また、ネームバリューに愉しみを覚えて足を向ける松本民が増える、これくらいが、参戦リーグによるところの(増加の)変動要因。

あとは、過去3年が、COVID-19によるもろもろの観戦制限が致命的であったことを別にすれば、

天候、地域行事、最後に、リーグ開幕と終幕、このみっつが、いままでの定常的な増減要因として挙げられるくらい。

アルウィンがより満杯に近づけば、クラブ収入増、ゲーム白熱の効果があるから、それはもちろん、オーライなんだが、(だから増大のための、クラブ目標や営業的な努力は必要だ)

その伸長や低減を、そのままクラブの浮沈のようにあげつらうのは、とてもいただけません。

僕の診立てでは、

前節鳥取戦が、昨季の平均である約8,500人を記録したので、COVID-19のダメージからは、そこそこ回復基調に乗りつつあるか、といったところ。

そもそも、それぞれが自分の生活や家計を抱えての観戦、参戦なんだから、そういう事情をすっ飛ばして、ガタガタ騒ぐことでない。

人々は、カウントされる数のために集ってはいない。

では。

早めにきづくと楽になる? 原理 3箇条(赤で加筆)

なんのことはない。

モンテーニュ(1533~1592、仏哲学者) が、おんなじことを、何百年も前に言っている。

わかっていると、つまらん時間を過さずに済む現実をみっつ、ご紹介。

❶問題(=障壁、悩み) すべてが、解決されるために存在するわけでもない。
 ☞どうしようもない事は放っておいて、できそうなことに集中する

❷自分に、あらかじめピッタリと適合する職業は存在しない。
☞価値観と衝突する仕事に就くこともないが、仕事を高めようとする努力が、自分を磨き、仕事が板についてきたらシメたもの

❸知らないことはわからない、が、わかっていても変わらない、変われないのが、おおかたの人間である。
☞他者を変えようとするなかれ、模範はみづからが示すもので、求めるものにあらず

(註 ❸の前半部分は、ほとんどゲーテ (1749~1832、独文学者)の言葉)

これらの真理を、自分が生きていく具体的シーンごとに当てはめてみて、そして行動を起こせば、ムダな苦労をしなくてよく、時間を効果的に使える、と僕は思っていますが、

ただし、敢えて苦労する道を選ぶのも、また人間なんですね。

実際、二者択一を求められた時、より困難と思われるほうを採ったことが、自分にもあったっけ。

では。

次戦を見すえて (鳥取戦レビュウ ❸兼 4/9プレビュウ)

今節は、國分 龍司というフレッシュなタレント(大卒) が初登場したんですが、

これからも交代枠 5人制を、巧く活用することで、新しいカード(=人)と、ゲーム活性を導くこと。

これが、勝ちを呼び込むための、大切な鍵、采配のポイントと考えます。

たとえば今節。

交代カードを切ることによって、

右サイドは、藤谷 ↔ 村越から、下川 ↔ 滝へと変化していくことで、はたして迫力を増すことができたんだろうか、否か?

同様に、左サイドは、下川 ↔ 菊井が、山本 ↔ (鈴木) ↔  國分へと移る中、上手く機能したのかどうか?

リーグ序盤の第二関門、アウェイ北Q戦を視野に入れると、

サイドへのこだわりは、いっそう重要度を増します。

ギラヴァンツは、現在、その左サイドで、岡田 優希(新加入)、岡田、岡田……、を徹底することで、仕留めに来る戦略と予想されますが、

この新加入プレイヤに、#10を与えるとは、いかに重用したいか、の象徴です。

となると、山雅の両サイドが、果たしてそれに耐えつつ、反転攻撃へと向かえるのか?

鳥取戦、ボールを持って出しどころをうかがう下川を見て、

あぁ、昨季だったら、ここで横山 歩夢が縦に一気突貫していたんだよなぁ、と懐かしくはなったけれど、では、今のチームでは、どうする?

最後に。

久しぶりの左で、ボールタッチの感触が、いまひとつだったのか、

クロスを、2本高々と相手ゴール裏に打ち込んでしまった(ミス) 下川には、今後の奮起を期待するとして、これを軽々に非難するのは、禁物。

下川 陽太の、攻撃機会のスイッチオン、クロスの創出の度数はともに、リーグ第1位(もちろんチーム内断トツ)であって、それを決して見逃してはなりません。

では。