
つばくろが フットボールの芝 掠(かす)め by 萬年
3月16日 ふたたび、ツバメが飛来。
3月23日 辛夷(こぶし)、開花。
3月24日 春雨の中、盛んに開いたフキノトウを、いただく。
相方を失ったキジバトは、今も、一羽電線で啼いている。
季節の憶えとして。

では。

まんねんしきにちじょう

つばくろが フットボールの芝 掠(かす)め by 萬年
3月16日 ふたたび、ツバメが飛来。
3月23日 辛夷(こぶし)、開花。
3月24日 春雨の中、盛んに開いたフキノトウを、いただく。
相方を失ったキジバトは、今も、一羽電線で啼いている。
季節の憶えとして。

では。

3/19 第3節、奈良クラブは、J初のアウェイ戦を、南長野でおこなっていた。
vs 長野パルセイロ。
(DAZN観戦の限りでは)山雅と対戦したゲームからは想像もつかないほどに、奈良のプレイヤーはのびのびとやっているではないか。
あの時、ロートスタジアムで明瞭だったフィジカル差は、ほとんど感じない。
手に入れたボールを、テンポよく繋いでゴールに迫る、といった自分たちのサッカーを自信ありげに遂行。
これを観ると、山雅戦に際しての、相手に敬意を払い過ぎた、といった告白は、たんなるエキスキューズでもなかったんだな。
それと、長野の、〈ついていくだけの〉緩慢な守備もあって、あれだけ自由にやれたのも確かで、すると、山雅の寄せが、いかに剛直で執拗だったか、ということがわかる。
結果は、3 – 0 で奈良の完封勝ち。
これで、3部リーグでやっていく算段と自信も増すだろうから、収穫の多い長野遠征になった。
対して、長野。
システムは、3バックを採用。
3 – 2 – 3 – 2 のような感じでいて、それが攻撃時は、3 – 2 – 1 – 4 へと変化。
要は、4~5人が最前線を形成して、ゴール前に殺到していく、といった風情。
攻撃圧を高めたサッカーをめざしているんだろうが、中盤が省略されがちになるので、そこから有機的な縦パスも入らず、ボールが前線で巧く動かない印象を受ける。
プレイヤーが偏在する態勢を作っておいてから、
フリーになった右サイドの #4にサイドチェンジして突進させることを再三おこなっていたが、この日は、奈良の #11がかなり良くそこを抑え込んでいた。
パルセイロの(現況の)戦いぶりからすると、2箇月後、南長野でやるについて山雅が遂行すべきは、あくまで強度高いサッカーで押しまくること、それと、中盤の制圧ということかなぁ、と思っています。
では。

6、7歳の男子が好きなモノというと、きょう日は、ダイナソー、すなわち、恐竜というのが多い。
研究分野で続く新しい発見と知見が、若い好奇心と感動を触発している。
これは、わかる。
が、話を聞いていると、ウルトラマンとか、ウルトラセブンといった名が平気で出てくるわけです。
あと、キン肉マン、とか。
どうも、TVや雑誌で、リバイバル視聴しているらしい。
自分なりのヒーロー、ヒロインを持つ、というのはわけるけれど、
ウルトラセブンなんてのは、せいぜいいい歳をしたオヤジが、回顧趣味で愛でるべきものじゃないだろうか?
クラシックなものを尊重するのは好いとしても、
いまだに60年前のヒーロー(架空)を引っ張り出して来るなんてのは、この分野での創造力、企画力の衰退を、意味してはいませんかねぇ?
では。

yscc横浜戦の、MVPですか。
ゲームメイキングを、多く演出した菊井 悠介、というのが正論でしょうけれど、
衝撃度、ということから今回は、鈴木 国友、を推したい。
90+4分、かなり長い距離を、相手ディフェンスふたりをぶっちぎって小松 蓮へクロスを送った、あのプレイも良かったけれど、
86分、右サイドを駆け上がって、左でフリーなポジションを採っていた菊井に出したビッグスイッチ、相手ゴールキーパーが出るに出られない絶妙な場所に落としたやつ、これには痺れました。
投入されて10間で、あれだけ濃密なプレイをするとは。
昨季はレンタルで2チームに在籍した鈴木の場合、
返り咲き、というより〈帰り咲き〉というべきでしょうか。
今節は、それが、国友だったとして、
もともとがCOVID-19による緊急避難的な施策であったものが、いまや、スタンダードなルールとなった、
〈交代は、3回まで、最大5人まで〉
このルールが及ぼした影響はかなり大きくて、ゲーム自体がリフレッシュされてアクティブなものになったことは、ともかく、
フィールドプレイヤーの半分を入れ替えられる、を前提にした戦術論が可能になった。
つまり、ゲームの締めから遡って計算する采配が、濃厚になった。
これはもうブレイクスルー思考の典型、と呼んでいい。
ゆえに、監督の意思判断が、ゲーム結果のすべてを負う、というわけでもないですが、
途中投入されたプレイヤーの仕事の出来栄えが、そのまま勝敗を決定するようなゲームは、これからも、しょっちゅう在りそうです。
では。

後半終了間際のアディショナルタイムに得点を重ね、
終わってみれば、3 – 0 の勝利!!
アウェイ3連戦、負けなしの勝ち点7 でホームに帰還、というのが素晴らしい。
(首位は、今のところ、どうでもよく、ゲーム平均勝ち点2超積み、が大切)
得点経過にシンボリックに表れているように、
我慢を重ねてボールを繋ぐことを追求したことが、勝機を呼び込んだ、そんなゲームでした。
前半は、あまり見どころもなく、
後半早々、小松 蓮の地道な、相手ゴールキーパー追い込みから菊井 悠介のゴールで先制できたものの、けっこう相手にボーを握られた。
ただ、ys横浜の、狭いエリアでボールを繋ぐ攻撃に固執したやり方には中央に人数をかけて守ることで、また、ロングボールには、常田と野々村が巧く身体を入れることで対応できていて、ほとんど危なげがなかった。
菊井ですか?
まぁ、彼の技量からすれば、これくらいはやるだろうと思っているので、いまさら驚きもしないけれど、チームの調子が上がってこない時間帯を、彼なりに、集中を切らさずに上手く凌げたのではないでしょうか。
途中投入のプレイヤーにしても、短時間でもなにか仕事をしてやろう的な意思が盛んでしたし。
……、となると、なかなか低調な時もふくめ、じっと自己スタイルを勤勉にやり続けようとしたことが、(もしも居るとしたら)勝利の女神の気持ちを動かした最大要因であった、としておきましょう、このゲーム。
もちろん、これは、チーム山雅と、それを見守るファン&サポーターへの最大賛辞でありまして、好不調にかかわらず、自分のドメインを持つことは、なんとも大切でありますね。
それによって、(昨季のような)不安定なゲーム運びがチョコチョコと顔を出さなければ、なにより。
さらに、これで、ホーム開幕戦のチケット販売にも拍車がかかりそうで、なにより。
では。