12月のルーティン『ThanksGiving』

一年最後の月になると、引っ張り出しては、聴いているのが、

ジョージ ウイントンの、『December』(1982年発表) 中の曲たち。

このアルバムが世に出て、今年でちょうど、40年だ。

僕の場合、知って30年以上が経ってしまったが、いまだに、ここへ戻って来たりしている。

師走、などといって、喧騒の中に暮らすのは極力避けて、ひたすら冬ごもり、というのも、やはり無理。

なので、せいぜい曲の中に浸るんですが、なぜか、亡くなった方の仕草が急に想い出されなどして、なんとも。

では。

かういふ人を,推されてしまふ。

決まったぁ?

これが、僕に向けられる言葉なのだ、ここ数日の。

どなたが、山雅の新監督になるのかは、けっこう注目されているトピック。

僕に訊けば、なにか情報が得られるかも、ということで複数人から問われることになる。

― いや、まだ発表はないです、オファーは出しているんでしょうけど。

新聞のたぐいは一切読まないので、僕の情報源は、唯一、山雅公式サイトに過ぎないのだが。

一昨日も、庭で土いじりをしていたら、拙宅に配達にみえた宅配便のドライバーとそんな話題になって、

彼、曰く。

― とにかく、名のとおった人じゃなけれりゃあ、だめだね。

要は、松本の街(=人々) には、名前の知れた人物でなければ訴求しないということなんです。

フツーに山雅に関心を向ける人の、こういった希望にこそ、大切に耳を傾けないとならないなぁ。

松本の街には山雅が在る、のあかしのひとつでもあるわけだ、この意見が。

そう、山雅が上手くやってきた秘訣とは、こんなところかも。

……と僕は、去って行く軽トラックを見送りながら、たたずんでいた初冬の日であった。

では。

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松本山雅の、次の指揮官の件。

その選定も、チーム創りの手順として、詰めの段階に入っただろう。

あとは、リリースの時期うかがいだけ、そんな進捗かも知れない。

そこで、萬年的妄想を、いま時点でアリバイ的に記しておきます。

監督交代を、ひとつの起爆剤ととらえた場合、僕の眼には、

相馬 直樹氏が、最も適任に映る。

氏が、FC町田ゼルビアに浸透させたスタイルは、
ボール保持にはこだわらず、セカンドボールを拾いまくると、主に左右サイドをえぐることで、手数をかけずに(最小限のパスで) 相手ゴールへと向かい、とにかく、シュートを多く打ち込む、そんな流儀だった。

4 – 4 – 2 システムを採るが、密集と偏りを敢えて犯すといった、かなり偏執的、かつ、攻撃的な姿勢にもかかわらず、

悲しからずや。

2019季は、最後の決め手(=ゴール数)にあまりに乏しく(9得点のロメロ フランクが居てさえも)、最終順位18位で、そのシーズン限りでの退任となる。

相馬さんのやり方が、いままでチーム山雅がたどった方向と、どの程度同調するかは別として、

良くも悪くも、極端なまでのアイデンティティ追求のサッカーでないと気が済まないのではないか、おおかたのガンズ達にしてみれば。

相馬氏のヴィジョン達成のためには、
かなり有能で、とにかく、走り込めるフォワード陣が必要なんだが、そこらはなんとかなりそうな、山雅。

ただ、ひとつ、なんとも悩ましいのは、相馬さんが最近、来季も大宮アルディージャで指揮を執る、要は、契約更新したことがリリースされたこと。

もしも、甘さを排したのであれば、山雅の上層部は、いかなる交渉事や資金を使ってでも、その契約を撤回させ、山雅との契約をモノにしなければならない。

天下のNTTグループと大宮のファン&サポーターを、この先ずっと敵に回す。

果たして、その覚悟は、あるや無しや。

では。

歓喜と無念と。

昨27日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2022の、

決勝ラウンド第3日 (最終節) がおこなわれた。

(中1日の、5日間でゲーム3つをこなす苛酷な日程は、大半のプレイヤーが、別に仕事を持っている環境による)

結果。

ブリオベッカ浦安(優勝) と、沖縄SV (エス ファウ とドイツ語で読ます、第2位) のふたつが、来季日本フットボールリーグ (JFL、国内4部リーグ相当) への昇格を決めた。

浦安は、6季ぶりのリーグ復帰。

沖縄SVは、創設7年にして、初めて JFLのステージへと飛躍。

他方、チャンピオンズリーグで、第3位となったのが、栃木シティFC。

あぁ、無念にも、JFL再昇格に、勝ち点でたったの 2及ばず。

(同じような勝ち点差で2部昇格を逃したどこぞのチームみたい)

しかも、栃木シティは、今季、関東一部リーグで優勝しておきながら、同リーグで 6位だった、ブリオベッカに、決勝ラウンド最後の最後に、1 – 3  痛恨の敗戦、とは。

栃木シティには、工藤 (浩平)ちゃん、戸島 章、表原 玄太が在籍だから、陰ながら応援していんたんだが。

では。

〈甘さ〉を排した現場作り?

― 名波さんは、いつまでも3部あたりでやってる人でもないので仕方ないとしてもですよ、田中パウロとか、契約満了にしてしまっていいんですかねぇ?

これは、職場で会う、某サポーター(女性) のご意見なんである。

山雅について、自分の感じたことを素直に表現できるとは、いいことだ。

― ラストゲーム後、社長が言っていた、組織内の甘さ。
それを一掃したい意思が、形になってきたんじゃあない?、と僕。

監督交代は、結局、昇格逃がしが決定的要因のはずだから、新監督選定に入って2週間が経過、ということか。

名波氏以上の、リーダーシップと手腕を求めるという意欲なのだ、と考えておこう。

ただ、昇降格(参戦ステージ) が山雅存在の全てでもないだろう、というのが僕の意見。

そこにフォーカスし過ぎるのは、どうも好きになれない。

でなけりゃ、こうも多く山雅OBでクラブを固めるような組織カラーでもないはず。

  川ありて つひに渡れぬ 枯野かな      漱石 (1907年頃)

ふと、こんな句を想い出しています。

では。