大人であることのむづかしさ (2022.10.15岐阜戦レビュウ❶)

田中パウロ淳一の 2ゴールで、2 – 1 の逆転勝利 !!

残り6ゲームで、5 or 4つの勝ち積み上げ必達のうち、まづは、ひとつ達成です。

後で知りましたが、岐阜殿におかれましては、ゲーム直前にCOVID – 19陽性者が多く出ていたんですね。

どおりで、ゴールキーパーをふたりベンチ登録するといった苦肉の策だったんだ。

そのFC岐阜をひと言で表現するならば、きわめて紳士的なチームでした。

ゲーム前の挨拶、バックスタンドにまでキチンと一礼。
そのしぐさは丁寧で、大人の雰囲気。

で、サッカーも同様に、上品かつ優等生的、個々のプレイも洗練されている。

律儀に4 – 4 – 2 の布陣を形成して、攻守には手を抜かず。

前線やサイドに、なかなか活きの良いプレイヤーも目につきました。

ただしですね、ガツン!!とくるような迫力に欠ける。

守備時は、両サイドの外縁にかなりスペースが出来ていて、山雅は、そこをけっこう自由に使わせてもらいました。

当方にもっと力量と練度があれば、緩急を織り交ぜて、そこのところをもっと活用できたはずですが、ま、これからの課題。

と、レビュウ❶は、対戦相手の、3部リーグらしからぬ、落ち着き、鷹揚さといったことに焦点を当ててみました。

こういうスタイルを持っていて、なぜ負けが先行してしまうのか?

なんとも惜しいこと。

思うに、落ち着いたプレイスタイルでは、このリーグでは成功しないのかも知れません。

つまり、大人しいのは、武器とならない?、ここにあってはですよ。

では。

タメがないからこその (FC岐阜戦プレビュウ❷)

攻撃のポイント、ふたつめ。

それは、相手センターバックを縦方向にはがす仕事。

これは、もう、センターバック、あるいは、サイドバックからの縦パス供給と、それに呼応する横山とルカオのランニング(=走力)、それに尽きます。

相手ディフェンスを縦横、いずれに動かす場合であっても、

(以前指摘しましたが) 手早く速くやるべきプレイを、どれだけ正確にできるか? です。

かつてセルジ―ニョが受け持った、タメを創ってボールをさばく作業を、今は省略しているようなもん。

だから、特にボールの受け手には、よい準備とスピードを克服したプレイが望まれます。

よい準備とは、出し手の意思を感じ取って走り込む体勢であること。

スピードを克服するとは、焦らずにミスなく。

そこが、深まっているかどうかに注視しましょう。

で、もしも 3バックでやって来たら?
申し訳ない、ノーアイデアでございます。

では。

双方 負け戦の後で (FC岐阜戦プレビュウ❶)

そうなんですか、FC岐阜さんは、ここ6ゲーム勝ちがない。

2分4敗。

負けのうち、3失点が 3つ、2失点が ひとつ。

ただし、藤枝戦をのぞけば、すべて 1得点。

この部分では、3連続無得点のどこぞのチームよりは、ずっと救いはある。

とにかく、勝利に渇望した相手とやるのは、チト厄介なココロモチです。

さて、ゲームのポイントは、岐阜がどんなシステムを採るか?

今季は、4バックを 17回、3バックを 11回と、かなり選択的に採用してきた。

システムばかりでゲームをやるわけでもないが、山雅にとっては、4バックで向かってきてくれたほうがいい。

4バックの場合、左右サイドバックが高い位置を獲りたいので、そうなると、相手の(固定的な)守備は、センターバックふたりでまかなう。

こちらは、おそらく、ツートップ。
そこに菊井 悠介が時にスリートップ気味に前進すれば、当方に、3 対 2 の数的優位が生まれますからね。

加え、ここ3ゲームの反省を活かすならば、どうやって相手のセンターバックを横方向に引っ張り出すか?、という点。

これは、こちらのサイドバック(外山/下川) とセンターバック(常田/野々村)が、それぞれ連係して、そのサイドを深く侵す、これを、諦めずに繰り返す。

でないと、中央に人数をかけられないので、分厚い攻撃になっていない。

要は、駆け上がる常田と野々村を、(たとえ囮としてでも) もっと使え、と言いたい。

では。

コロンボを真似て。

『刑事コロンボ』の第2作、〈死者の身代金〉(1971年) の、毎度お決まり土壇場の、対決シーン。

身代金誘拐に見せかけて夫を殺害した女性弁護士 (リー グラント) を落とす場所は、エアポートのラウンジ。

自分はシェリーを注文した犯人に薦められてコロンボ (ピーター フォーク) が選んだのが、ルートビアだった。

ルートビア(root beer)は、米国発のノンアルコール炭酸飲料で、その名のとおり、樹木の根や皮を主原料に作られる。
ハーブやいろいろな植物の香りもブレンドしてあるらしい。

グラスに注ぐと、泡が生まれ、まるで黒ビールのような趣きだから、酒の酩酊とはまったく縁がない下戸の僕でも、それなりの雰囲気を味わえるので好物にしている。

僕の知る限り、松本では輸入食品を扱うお店ふたつぐらいでしか手に入らない、そもそも日本人には馴染みの薄い飲み物。

なんで、先ほどのコロンボの日本語吹き替えでは、ルートビアでは通じないと考えた翻訳者が、なんとかジュース、としてあった。

さてと、A&W社のルートビアをチビチビ飲んで、せいぜいコロンボにあやかっては、ラスト6戦を前に、山雅勝利の方程式を解くことにいたしましょうかねぇ。

では。

口からでるもの。

新約聖書には、こうある。

― 口に入るのものは人を汚さず、されど口より出づるものは、これ人を汚すなり。(マタイ伝 15:11)

口から摂った食物は、やがて排泄されてしまっておわり。

けれど、心に在る思いは言葉になって口から表れ、それがやがて、殺人、淫行、盗み、嘘、誹謗となって人を汚す。

たしかに、そうだ。

何を、どうやって食するか?、ってことに囚われずに生きていきたい、と思う。

……、と格好をつけているんだが、

たかが小松の牛乳パンを食べるのに、今や、いちいち予約しなきゃあならないのかよ、と毒づきつつ車を運転していたら、目の前を、そのお店の看板をつけたバンが横切って行った。

きっと、昨日、
― お前、口から出るその誹謗中傷に注意しなさい、と神様が教えてくれたんだろう。

では。