久方ぶりの驚嘆。

8年ぶりに、スタッドレスタイヤを新調した。

さすがに、もう限界ですと、かかりつけのガスステーションの担当者から宣告されたのだ。

見積もりと、予算の限界の駆け引きの中で、(B社は断念) Y社の製品を履くことに決定。

最近まで、チェルシーFC(イングランド1部)の、ネームスポンサーだった会社です。

ユニフォームの胸マークからは消えたものの、現在でも、グローバルスポンサーと称し、支援、提携体勢にある。

で、先週。

履き替えてもらって、早速と、自宅へと向かったのだが、

自分がいままで、スタッドレスタイヤ装着で走行した時に聴いた騒音、というか独特のうなり音が、まるでしないではないか!!

帰宅して、スタッドレスに替えたの?、とタイヤを確かめてみてしまうほどに。

外見では、接地面の両端のエッジが、従来より丸みな形状であることぐらいしかわからんが、とにかく、いままでになかった、その静粛性には驚いた。

リーボック社のワークアウト(スニーカーの銘柄) をはじめて履いた時(30年前)ほどのものではないが、それに次ぐくらいの驚嘆、といえる。

これで降雪、凍結の路面で効いてくれれば、文句なし。

こういった製品クオリティー向上の努力は、すなおに、称賛したくなる。

では。

そういえば,そうだった。

定年で退職となったが、

今だけ、繁忙期のアルバイトで勤めているカサイ氏。

彼と、雑談していたら、

― 昔は、傘のことを、こうもり、と言ってたよね。
小学校の頃、非常用として学校に備えてあったのは、番傘(唐傘)だったっけ。

古い古い記憶が、忽然と蘇えるような気がして、なんとも不思議な心持ち。

こうもり……、か。

そのカサイ氏の口から、

『けんかえれじい』(1966年公開、鈴木 清順監督、脚本新藤 兼人)が出た時には、もっと、驚愕してしまった。

― 高橋 英樹の出世作だよね、それまでは任侠物が多かったけど。

この作品、ロマンティックな青春物だが、強引でデタラメな筋(北 一輝が登場したりする)が破天荒で、

日本では、カルト(=熱狂的な支持を得ている)映画のひとつだろうが、

僕は、劇中、主人公(高橋)に、喧嘩の極意を伝授する役の、川津 祐介(1935~2022年)を推します。

その僕は、いたって軟派ではあるけれど、

直球勝負の、剛直で、痛快さの迫力、といったもの。

時には、そんな心情に身を置きたくなります。

歌唱でいえば、レイニーウッド(バンド名)の解散コンサート(1981.12.19)における、

柳ジョージのそれが、ピッタリくるだろうか。

歌詞にある、〈PX〉は、ご幼少の僕には、けっこう馴染み深い言葉だったこともあって……。

では。

息子の挑発にもめげず。


ありがとう、渡邉 千真!!

土曜日。

息子家族が来てくれて、午後の2~3時間を過した。

TV画面では、天皇杯の決勝戦がおこなわれていて、話をしながら、

要は、各自が集中を欠きながら、それでも、ゲームを観戦している格好。

息子によれば、

柏のほうが、効果的に攻撃ができている、らしかった。

公式記録では、延長戦までやって、0 – 0 のスコアレスドロー。

僕は、離れたテーブルで、小学一年生の宿題を一緒にやっていたから、それこそ、マジメな観方でなかったが、

互いに、攻撃が完遂できない、いわば、中途半端で、イマイチなゲームの印象。

でも、どっちかを勝たせなければならないから、PK戦になる。

― キーパーは、柏のほうがいいよね、と息子。

でも、最後は、そのキーパー(柏の) が外して、敗戦なんだから、

なんとも、勝敗とは残酷なものだ。

気持ちがわからないではないが、いっちょ前の男が、ああまでして泣くことはなかろうに。

(ただし、賞金が、3分の1になってしまった悔しさの号泣だったのなら、そのプロ根性に免じて勘弁する)

で、なにを思ったのか、ふと会話のやりとりの中、息子が、

― 山雅愛については、父より自分のほうが深く、優っているね。

なにかと、その言葉を口にする僕への、ジャブみたいなもんだけれど、

我が家における、山雅ファンサポーターの先駆けは、まさしく彼だったから、

反論はしないことにした。

では。

僕の●居る●場所。

これがまあ  終(つひ)の栖(すみか)か 雪五尺  一茶

註☞ 五尺とは、150㎝くらい。

かつては、(娘や息子とともに)南ゴール裏の住人だった、家人。

先日。

― どうして、北ゴール裏へ移ったのさ?、と訊ねてみた。

― 忘れちゃったけど、……疲れたのかもね。
北へ来てみたら、南で見かけた人が、こっちにもあっちにも、だった。

娘息子が家を離れたために、一緒に観戦することがなくなった事情も、引っ越しを後押ししたはずだ。

他方。

僕は、バックスタンド、あるいは、B席の住人だったが、

ひとりひとりバラバラ観戦もなんだから、ここ数年は、北ゴール裏に定住だ。

おかげで、同士チノ氏とそのご家族も出会えたことだし、2024季も、やはり、ここからの観戦にしよう。

最終戦後、

南ゴール裏は、(僕の予想とおり) BOOと怒声と激励が入り混じった、カオスの様相を示していて、

こっちからは高みの見物、それなりに楽しめた。

あすこが、組織化された応援における〈前衛〉であることには違いない(感謝している) が、

チームへの文句、不平の代表としての特権を持つ、という勘違いはいただけず、

或る世間で、デカい声ばかりがとおるようになったら、お終いです。

北では、セレモニー時に、散発的に、2,3度、親父とおぼしき者のヤジが湧いたくらい。

南とは、ひと味違った基軸で応援したい、というコールリーダーの意向は、なんとか貫けた、としておこう。

皆が、それぞれ身銭を切って席を占めているのだから、

周囲を不快、不穏にするような言動が慎しまれる場所でありたい。

では。

これだよ,これなんだよ (攻撃サッカーのヒント)

2024季から、3部のリーグ戦は一切、DAZNでは配信されない。

果たして、You Tube ってことになるのか?

どうなるやら。

特定のゲーム以外は、チーム独自でハイライトをつくれないのなら(両チーム共通ばっかり)、DAZNはもう、いいや、と強がってはみる。

さて。

先般11/25 の、マンチェスターシティ vs リバプールFC。(DAZNでは配信なし)

そのハイライトを観ていて、山雅のやりたい攻撃サッカー、にとってひとつのお手本だろうな、と思った。

10分超と少々長いが、ご紹介。

〈ポイント〉
●むずかしいことはやらず、シンプルに、前に速く。

●基本、ボールは、前方向へと動く。

●ペナルティーエリアには人数をかけて入り、ボールを受けられる位置取り(ディフェンダーの影には入らないなど

●サイドプレイヤーは、ボールを中へ入れるところまで、を完結する。

●一気に局面を作ってしまう縦パスと、それを受けられるポジション採り。
☞ パスがキレイに通った時の、スタジアムのどよめき!!

●ボールを置いて足を振るまでの速さ(シュート時)。

……高い個人技があるからこそ、互いにやらせ合う、整然としたサッカーができている。

他方、我らがJ3だと、無駄なラフプレイ、意図しない跳ね返り、そんなのが多い。

だったら、攻撃は出来る限り速くやり上げよう、となるんでしょうが、

その欲求に、ボールを握る、というロマンチシズムをどうやって共存、融合させるのか?

それを見守る1年になるのでしょうか。

では。