これがまあ 終(つひ)の栖(すみか)か 雪五尺 一茶
註☞ 五尺とは、150㎝くらい。
かつては、(娘や息子とともに)南ゴール裏の住人だった、家人。
先日。
― どうして、北ゴール裏へ移ったのさ?、と訊ねてみた。
― 忘れちゃったけど、……疲れたのかもね。
北へ来てみたら、南で見かけた人が、こっちにもあっちにも、だった。
娘息子が家を離れたために、一緒に観戦することがなくなった事情も、引っ越しを後押ししたはずだ。
他方。
僕は、バックスタンド、あるいは、B席の住人だったが、
ひとりひとりバラバラ観戦もなんだから、ここ数年は、北ゴール裏に定住だ。
おかげで、同士チノ氏とそのご家族も出会えたことだし、2024季も、やはり、ここからの観戦にしよう。
最終戦後、
南ゴール裏は、(僕の予想とおり) BOOと怒声と激励が入り混じった、カオスの様相を示していて、
こっちからは高みの見物、それなりに楽しめた。
あすこが、組織化された応援における〈前衛〉であることには違いない(感謝している) が、
チームへの文句、不平の代表としての特権を持つ、という勘違いはいただけず、
或る世間で、デカい声ばかりがとおるようになったら、お終いです。
北では、セレモニー時に、散発的に、2,3度、親父とおぼしき者のヤジが湧いたくらい。
南とは、ひと味違った基軸で応援したい、というコールリーダーの意向は、なんとか貫けた、としておこう。
皆が、それぞれ身銭を切って席を占めているのだから、
周囲を不快、不穏にするような言動が慎しまれる場所でありたい。
では。