隣の芝は,青いかも。

或るエスパルスファンに、

昇格おめでとう、とメールしたら、

その返信。

―ありがとうございます、ただJ1で戦えるかは疑問。
レンタル選手が多いし。
反町氏に色々なツテを使って補強していただきたい。(原文のまま)。

なるほど、上がれば上がるで、次の心配の火種なのか。

ジュビロにしたって、

現在18位で、降格の残り2枠を回避しようと苦闘中。

鹿児島ユナイテッドは既に、1シーズン限りの2部からの転落が決まり。

愛媛が、ようやく、17位で降格を逃れた。

……他人様のことは、まぁ、都合よく視野に入れておいてだ、

山雅の人々よ、今はどんなでも、日々を楽しまないとね。

では。

素人の浅はかさよ (宮崎戦レビュウおしまい)

僕には、ひとつ疑問があった。

それを、菊井 悠介ご本人に訊いてみたのです。

― 宮崎戦、ゴールの起点になった、あのクロス。
誰か(と誰か)がきっと飛び込むだろうと信じて、あそこに蹴り込んだの?

― いえ。野々村だけを見て入れました。

なるほど、なるほど。

あのシーン、時間もかなり押し迫っていたこともあるしと、

素人の考えることは、やはり浅はかで乱暴なことです。

また。

山本 龍平ご本人には、

― 宮崎の #20をうまくマッチアップして抑えていたと思うんだけれど、
あなたの自己採点はどうなの?

― うーん。けっこうチャンス作られることもあったりで、評価は、ずいぶんむづかしいですね。

なんとも自己に厳しくて、頼もしいではありませんか。

ところで。

これまた、素人のうっかりで、

野々村 鷹人ご本人に、

― 菊井君が、あなたに照準を絞ってクロスを投入したと、信じて飛んだ?

これを尋ねるのを、失念してしまいましたとさ。

いやはや……。

では。

雨の日と月曜日は (宮崎戦レビュウ❷)

一夜明けたら、すがすがしい好天の秋日。

朝、会社で会うなりヴァン氏が、

― 5位に上がって浮かれてるね。

― もちろん、狙ってた流れですけどね。
ただ、勝ち点のつまり具合(=混戦)からして、1ゲーム毎、何が起こるかヒリヒリです、と返答しといた。

現況、唯一の安堵は、勝ち点が減らないことくらい。

上位にいたところで、戦いに望む姿勢が変わるわけでもなし。

さて。

くどくなるが、あのゲームの価値と、次につながる成果は、

精緻なゲーム戦術などが役に立たなくなる状況下、

武器は〈飛び道具〉

つまり。

ハイなロングボールか、プレイスキックが、得点の糸口だろう、が両者わかった中で、

山雅のほうが、自分の武器の使い方と相手の封じ込めにおいて、より明確な意思統一がなされたこと。

総体の上背は、宮崎に分があったが、空中戦がほぼ、#11FWの単発勝利だったので、そこのセカンドボール狙いで対応。

さらに、相手#20、#44の突貫的侵入に対しては、佐相、山本の両サイドを中心に、危ないシーンもあったが、なんとかマッチアップできた。

次節。

最下位が決まり (おそらくはJFL降格の)いわて、となれば、むづかしいゲームになることは必至で、

ピッチの11人とベンチには、戦い方における、強固なる一致が在ること、を願います。

『Rainy Days And Mondays 』は、ポール ウイリアムズとロジャー 二コルズが作った曲。

1971年カーペンターズが歌って世に出て、その歌唱が有名。

このブログでは以前に採りあげましたが、

再度、ポール自身のカヴァーを聴きたくなる、平穏な秋……。

……おまえ老けたよな、と自分に言ってみる
時々 やめてしまいたくなって
すべてがしっくりこなかったり
なんだか宙ぶらりんで
しかめっ面ばかりして過ごす
雨の日と月曜日はたいてい心が沈んでしまうんだ

でも、愛してくれる人がいることは良いこと
走っていって、愛する人を見つけようか
なにかおかしくなるが、それがやるべきことかも……

では。

雨は友達……(2024.11.2宮崎戦レビュウ❶)

……だった、と言うべきなレビュウ(速報)です。

降雨で、水を含み、あるいは、湛えた重いピッチでのゲーム。

ハーフタイムに、チノ氏とは、

後半どこかで、集中が切れたり、交代カードが切られてマークがずれたりをきっかけに、得点が入るかな?、とか話していて、

その80分過ぎ。

コーナーキックのクリアボールを宮部が回収。
それを、直前にCKを蹴って右サイドに居残ってる菊井へフィード。

菊井のクロス投入に、ヘッドでキッチリ反応したのは野々村 鷹人だった。

その得点を守り切って、1 – 0 で制す。

他のゲームの帰趨がわからず、

まぁ順位は上がるんだろうけど、連勝の旨味は久しぶり、そんなでスタジアムをあとにした。

〈雨でなければ〉
パスを狙って蹴っても、場所によって、ボールは止まるわ、滑っていくわ。

そんなデメリットを多く負ったのは、素早いパスワークとドリブルを心情とする宮崎のほうでした。

対し、山雅は、パスも満足に繋げないピッチコンデションから、

グラウンダーサッカーを棄てた戦法をひたすら敢行。

そのことにおいて意思統一が明確で、かつ、徹底していた。

ルーズボールへは直線的に寄せていたし、ボール回収に執着さと執拗さがみられた。

もちろん、それで良くって、

あのコンディションで選択すべき最良なやり方だったと思います。

はからずも前方、前進一択のサッカーが実現してしまったのは、まさに、雨が奇貨となった、と言えましょう。

チノ氏いわく、

あれだけ蹴り出しを徹底する山雅は久しぶり。

良好な芝でやっていれば、もっと厄介な相手でしたよ、宮崎は。

ゆえに、昨日に限れば、雨は友達、雨は恵み、我がチームにとっては。

終盤、入場者8,500人のアナウンスがありましたが、実感的には、5,000人そこそこ。

途中(あるいは端から?)でお帰りになった皆様、

共に歓喜を味わえなかったのはまっこと残念なことでした。

では。

なぜ勝てたのだろう? (宮崎戦プレビュウ)

プレビュウを書くに、熱心になれない自分がいる。

なぜか?

雨予想のせいもあるが、

気持ちの盛り上がりを削ぐいちばんの理由は、

前節、宮崎が勝利した(1 – 0)対FC大阪戦を観てしまったからでしょう、きっと。

スコアは最少得点だが、内容は、9割方が宮崎のゲーム。

シュート2本が語るように、大阪は、全然、まったくゲームを創れていなかった。当時、5位のチームが。

これほどに一方的な試合は、そうそうお目にかかれない、とくに 3部では。

で。

宮崎と、約8か月前の開幕戦であたった山雅は、

内容もそこそこ良くて、2 – 1 で勝っているんだが、

これほど素晴らしいサッカーをする宮崎に、

では、どうして我らは勝利できたのだろうか?、などといった自問が湧いてくる始末なのです。

相当に、足元、ドリブル、走破力に優れたタレント(J2経験者多し) を有していることもあるが、

やってることは、いたってシンプルで、宮崎のサッカーは、実にオーソドックス。

ピッチを広く使い、ボールを手早く運び、散らし、そして、ペナルティエリアに入れて来る。

ボールを保持してパスもよし、サイドチャンジもよし、裏狙いのロングボールもござれ。

とにかく、なにごとにも躊躇、逡巡しないスピード、という感じ。

大阪は、これに対し、

布陣を、あたかも面のように仕立てて守備に向かうが、寄せに緩慢なせいか、ことごとく交わされて、ボールを運ばれる。
けっこう、強度の高いサッカーをやる印象の大阪が、です。

……では。

山雅はどうしましょう?、なのだけれど、

素早い相手の前進に翻弄されないためには(山雅の最弱点!!)

受けてしまう守備に追い込まれる、その前段で、押し込んでしまう攻撃、それを精力的におこなうことだろう。

こっちが後退、背走する局面には極力陥らない、ということです。

❶たとえば、

相手がピッチをサイド目いっぱいに使ってくるのなら、こっちは拡がった宮崎の布陣の〈疎〉のスペースへとボールを鋭く縦に挿し込む。

いかに中盤(ボランチ)を締めるか、前を向いてボールを配球できるか?

❷たとえば、

サイドチャンジを、頻繁に試みる。

❸たとえば、

比較的に反則が多い相手なので、被ファールの際は、

プレイスキックを、巧く時間を使いつつ工夫する。

……これらを、倦まずに、先手先手で繰り出そう。

前節を、今シーズンの原点回帰と定義した(萬年の)タテマエ、

開幕戦をうわまわる首尾で、勝ちを獲たいものです。

では。

たとえ雨でもアルウィンで。