夏枯れのブログ。

月曜日。

並柳のツ〇ヤで、かつての山雅戦士と、お遭いした。

おそらくは、前日のOBマッチにご来松の、翌日の買い物中に。

かれこれ10年前に、一緒にフォトに収まって、そこに署名をいただいたことがあったので、

公私分別への配慮はともかく、

家人は早速とお声がけをして、楽しい一瞬を過していた。

 

……世の中と、山雅界隈が、夏季休暇になったこともあって、

このブログも、サッカーは、ひとまづは夏枯れ、といたしましょうか。

実際は、もう初秋になってるんですけどね。

でも。

未練がましく、ひとつのデータを、ご紹介。

どうしたって、中断明けに克服していきたい課題として。

2023年 ☞ 15.1 本(リーグ2位)、4.7 本(リーグ3位)

2024年 ☞ 13.9 本(リーグ4位)、4.6 本(リーグ1位)

2025年 ☞ 10.9 本(リーグ16位)、3.8 本(リーグ8位) ☜ 21節まで

上の数字は、

ゲーム平均の総シュート数と、枠内シュート数の、ここ3季の推移

ハッキリとわかるのは、

今季は、シュート数がめっきり減っていること。

また、枠内率は、31%、33%、35%で、微増傾向。

リーグ内地位は、突出しなくなって、平凡な位置にいる……そんなところか。

こうなった背景として、思いつくことはあって、

いくつか、都度、指摘してきたけれど、

ともかく。

順位を上げるには、

(守備よりも)攻める局面での、現状突破が必須なことだけは確かであって、

次節琉球戦は、浅川 隼人に魅せられるのではなく、

山雅の、ハッとさせられる攻撃の新鮮さを観たい、これで決まり。

では。

今こそ思う 松田 直樹のこころ (FC岐阜戦レビュウ❸として)

ゲーム日程からすれば、今節が、そのタイミングか、と思い、

萬年、年に一度の祈念に、#3 ユニフォームで参戦したが、

ピッチ練習に現れたチームとスタッフ全員が、#3を身にまとっていたのには、

ありがたかった。

それを観て、北のリーダー氏が、

#3シャツのいわれを、ゴール裏の民に説明してくれている。

その配慮に感謝するとともに、

ここに北ゴール裏の大きな魅力がある、と信ずる。

かつて。

トップリーグでやった、というだけで、

残留のための決定的力量の不足なども忘れ

(つまりは、当時だって資金的にアップアップなクラブだったのに)

いつしか。

不当で、過大な自己評価が生まれてしまったか、それが手枷足枷となって、

それからの、苦闘するチームとの連帯もどこかに吹っ飛んで、

会社経営も知らない者が、経営者を無能呼ばわり。

ゲーム内容を、よく吟味することもなく、

ただ勝ち負けだけで、浮かれ、あるいは、憤懣を無遠慮にぶつけている現況。

一体、だれに、ワンソウルの精神が必要なのか?

僕からすると、明々白な話だが、

勘違いは、おそらく、これからも続くだろうなぁ。

競技であるからには、リーグのヒエラルキーが存する限りは、

上を望んで仕事をすることは自明の理

が、そこが偏重されると、結果だけで、ギスギスの毎週末……。

かつて。

あれだけの、トップリーグでの実績を持ちながら、

敢えて、JFLに昇格したばかりの我がチームに飛び込んだ松田 直樹。

そこでは、参戦リーグがなんだかんだの執着心を超えて、

ひたすら、サッカーを現役として楽しみたい、のチャレンジ精神がまさっていたはず。

ならば、僕らも、批評は、はばかりなくするにせよ、

共闘の仲間を、身もフタもないような言動で貶めるのは、いい加減にして、

まづは。

山雅のサッカーを、現況の苦闘も含めて、楽しんだらどうか?

責めるのでなく、支えることで。(支えることとは何なのかは、ひとりひとりが違って当然)

もちろん。

それでも、よほど底意地の悪い輩は、人の悪口が愉快なだけの救いがたい者として、

蚊帳の外にしてしまうしかありません。

では。

チョッとした工夫と変化を (FC岐阜戦レビュウ❷)

リーグ戦を時系列にながめると、試される戦法、メンツには変化があるだろう。

なにせ、進化すべき余地が我がチームには多くあって、チャレンジは続くのだから。

でも。

チームのやることが、ゲームの度に、コロコロとめまぐるしく動くようでは、積み上げができません。

チーム好不調の、ゲーム毎の乱高下は、

そのおおかたが、観ている側の、感情にろ過された印象論のおもむきが強い。

感情的で、不当な評価に、上手くつき合わざるを得ないのは、クラブもチームも、ご苦労さんの話。

そもそも。

〈おまえら〉というコトバで応戦したくなるようなシーンを、なんの特権があるかは知らんが、

挑発的にしかける者に、こちらから降りていって、いい子いい子する必要などまったくないが、

負けの腹いせのご表明であっても、

たとえ、それが下劣な者であっても、やんわり応じるように指導しました……というのが、クラブからの発信内容に相違ない。

おっと、話が逸れた。

岐阜戦は、山雅手法の基軸を保ったまま、

わづかな調整、工夫を織り込んでいて、それがけっこう〈きぼう〉に思えた

その前提は……、

岐阜さんが、オーソドックスな4バックを採り、育ちのよいサッカーをしてきたのと、

攻撃のスイッチを、多く、#7中村、#22ムン、それと途中投入の #97福田が入れるのが了解されていたことと、

岐阜によるサイドからの侵入に、手厚い態勢で迎撃したこと……このみっつ。

(それでも、#7,#22 からは、鋭いキラーパスが何回か出て、あわや!決定機ものでありました)

さて、山雅の工夫のひとつ

ゲーム開始10分頃までは、田中 想来ねらいの単調なロングフィードが、〈それでも競れません〉といった趣きで幾度も試された。

ゆえに、ゲームの入りは、こっちにとって、面白い状況は生まれず。

やがて。

相手からの奪取、イーブンなボールへの速い寄せをベースに、

入手したボールを、カウンター気味に、大きくサイドを変えて、フォワードに供給することをやるようになる。

たとえば、26分あたり、菊井が逆サイドの村越目がけて、大きく蹴り出す。

ダイナミックにピッチを使うことで、岐阜の攻守の網目を拡げ、そのゴールに迫るシーンが創れるようになっていった。

こういう流れのなか、ペナルティエリア侵入が、あのPKゴールの発端になったのだから、勝機を引き込んだ工夫というべき。

ふたつめは

これは、タッチライン沿いに張って前進をうかがう樋口には、成長のヒントだと思うけれど、

サイドバック馬渡 和彰の、変幻な動き。

16分、46分。

馬渡は、左サイドから、するするとサイドを変えて、右に回り込むと、クロスを蹴り込んで魅せた。

こういうのは、相手守備を攪乱して、こちらに待望のスぺ-スを創り出すから、

ゲーム中、何度かやっていた、センターバックの攻撃スペースへの駆け上がりを含め、おおいに要望します。

いわば、ドリブルを咬ませた、スペースの創出、ってやつで、

村越 凱光は、その意味で、今の前線には、必須なカードですね。

では。

見ごたえありの 辛勝 (2025.7.26 岐阜戦レビュウ 速報版)

1 – 0 の勝利。

ペナルティキック(by 馬渡 和彰)によるゴールを、勝ちにまでつなげられた。

ゲームにおいて仕事をして魅せること

それを見せてもらう。

特に、なんでも走ればいい、ってもんじゃあないってことを。

#7馬渡が先発したことで、左サイド奥が、菊井とともに活性化したし、

ボールの持ち出しということで、樋口 大輝が学べることは多かったと思う。

後半 50分以降は、押し込まれる展開が多かったけれど、

守功両面において、ルーズなボール局面をふくめ、

マメに、執拗にボールに寄せ続けた点が、高評価で、

それを体現した宮部 大己(敢闘賞)は、馬渡と並んで 実質的 MVPに推します。

……ゲーム前半の戦いぶりを、もっと深掘りすれば、活路になる、との思いで、

チノ氏とは、大芝生行きシャトルバスの最後尾をめざして歩きながら、

北西から、東南東へと輝いて飛行していく国際宇宙ステーションを、

嬉しい気分で見上げられた夜の余韻……。

岐阜さんでは、やはり。

#7 中村 仁郎がトップ下で、ドリブル、他を活かす縦パスなどで良い仕事をやってのけた、昨季の山雅でやっていた時の数倍も。

ゆえに、☞ ふたりの #7が光ったゲーム、がサブタイトル

― でも、(山雅の)今季のチームでやっていたら、仁郎は、もっと活きているよ、とチノ氏。

また。

― コンスタントに 10ゴールをあげられるプレイヤーを放出してしまうといった山雅のゲーム戦術とは、一体なんなんでしょうかね、

と、チノ氏。

決して後ろ向きでないココロで、

山雅を去ったふたりのプレイヤーから、今後の山雅をみつめる感慨です。

浅川 隼人の加入で大いに刺激を受けた高木 大輔が活躍することで、次の対戦相手であるFC琉球が、長野に、2 – 0 で勝利する、とは、なにかの因縁か。

となれば。

2勝3敗で、結局は、負け越しの 7月につづいて、

リーグ中断明けも、苛酷なゲームが続きそうですね。

では。

仁郎,石丸さんが やって来る(FC岐阜戦プレビュウ❶) 

#7 仁郎は、前節奈良戦では、とびきりの存在感を示したばかり。

さらに、石丸氏は、采配 2ゲーム目として、それぞれアルウィンに、ご来蹴。

なんとも言えない、舞台設定ではありませんか。

ところが、キャプテンマークを巻く外山 凌は、警告累積による出場停止。

水臭いぜ、外山。

岐阜さん、現在、 19位に低空飛行。

だが、

攻撃的スタッツに関しては、我がチームと、トントンな実績であるから、

そして、おそらくは、新監督は、その守備を攻撃的にテコ入れするだろうから、

まったくもって、気の抜けないゲームであることは、明々白。

我が方にすれば、万が一、勝ち点3を差し上げることになると、直近 5ゲームで、1勝 4敗となって

山雅丸は、いやでも、指揮官更迭の議論が浮かぶ喫水線へと入る。

……さて。

ゲームのポイントは、ざっくり、ふたつ。

❶攻撃面について、サイドのスペースを、いづれが、多く、上手く使えるのか。
(サイドからのカットインを含めて)

❷守備陣が、いかに多く、攻撃に参加できるか。

山雅が、

前節長野戦から取り出すべき課題は、

前半20過ぎまで相手を捕まえきれない試合運びであったことと、

その後、形勢を挽回してからも、拙攻に終始したこと、この2点。

それも、観ていて、場当たり的で、納得感や、やり切った感に乏しい攻撃。

ゲーム後半は、相手に、シュートを1本も打たせなかったほど、こっちが攻め続けていたのだから、余計に残念だった。

(☞ 相手に圧倒された、というのは、印象に惑わされた不当な評価に過ぎない)

今節。

その難題を、どう修正してくるのか?、興味は、そこに尽きてしまう。

ロングフィードとグラウンダーパスを織り交ぜるとして、

ロングボール一本槍、あるいは、お決まりのボール移転だけでは、相手の意表も衝けない。

パスで前進するならば、

そこには、(個の)ドリブルと縦パスを挿し込むサイドチェンジを有効に使う、そういった変化をつけないと、相手守備に穴は開きません

石山 青空を獲ったのは、高い位置で、ボールを活発に動かすサッカーをめざすからだと思うが、

緩急の変化が、最近は、菊井のワンタッチパスでしか観られないのは、寂しい。

では。