ためしてガッテン (長野戦レビュウ❶)

0 – 1 の敗戦。

昨季の、ホーム対長野戦よりも、

ちょうど4,000人増の、13,000人超な舞台装置アルウィン。

おかげで、リーグ通算の平均は、10,000人を超えた、その中で、

あまりすがすがしい負け方ではなかったように思う。

〈整理されていたパルセイロの手法〉

山雅の強烈なハイプレスを無効化し、かつ、自分の最終ラインで守備をしないための、徹底したロングボールの多用。

パスを3本以上続けることを禁じ、山雅の中盤(ボランチ)の頭越しに、それも、サイドを活かして前進するやり方。

特に、長野がミゴトだったのは、先制点を守り切りたいからこそ、決して自陣にひきこもらなかったこと。

ラフな捨て球を承知で、ボールを前方に蹴り出し、山雅の基底ラインに向かってプレッシングを敢行した。

なるほど、その手なのか……。

小林監督からすると、試して合点、だったわけだ。

……これだって、〈組織的な守備〉であって、

洗練されていない頃の、FC大阪のサッカーが想起された。

となると。

これが、対山雅向けにデザインした長野式サッカーなのかどうかは不明ですが、

8月以降のレギュラーシーズンでは、大いに、起こり得るゲーム様相に違いない。

〈熱い、粗い、荒い〉山雅。

宮部 大己の負傷交代がかなり影を落としていたと思うけれど、

プレーがそこここで、雑に、つまり、粗くなった。

(サイドチェンジにおける)パスのずれ、

(主に守備陣による) 単なるキックミスの連続、

攻め急ぎるためか、淡泊に撃ってしまうシュートや、クロス投入、などなど。

こういうところに、個の資質と技量に頼るサッカーの、悪しき部分が顔を出してしまう。

先制されるものの、残り30分もあるのだから

後半になって、存在感を回復した澤﨑らの巧さがあって、

しかも、ボール保持そのものは、容易であったのだから、

バタバタと相手のサッカーにつき合ったり、合わせることをせずに

自分たちの攻撃リズムとペースをしっかり取り戻せばいいのに。

へんに熱く気負っていた(熱い、荒い)、とは思いたくないが、

結果として、イエローカード 3枚、はいただけない。

相手のセットプレイによって、せっかくのこっちの時間帯が、途切れてしまう。

初期布陣から、ツーボランチ(3トップ)、さらには、4バックへと工夫は凝らしたんですが、

急いてばかりで、意識あわせ、呼吸あわせに希薄だったのでは?

……26/27シーズンの、我がチームの課題が先見できた、ということにしておきましょう。

では。

ふたつの場合に適応せよ (長野戦プレビュウ❷)

山雅のやり方は、

相手がどう来ようと、基本、それほど変わらないと思う。

ひとつは。

❶前から陣形的に連動しながら、強烈にプレッシングすることで、

高い位置でボールを奪ったら、そのままゴールをめざす。

または、サイドへ展開し、そこを経て、ゴールマウス中央で勝負。

❷ロングボールで、あるいはセットプレイから、

こっちの最後衛に刺しこまれた場合は、ボールを入手したら、

すかさず、ロングカウンターの態勢に入って、できるかぎり枚数をかけて、ゴールを陥れる。

これらは、互いに、いったり来たりして、攻守が交代する場合。

もうひとつは。

(おおくは相手が先制して) 守備隊形をしっかり固め、あわよくばカウンターで追加点を狙う場合。

または、本来のリーグ戦で、相手が弱者として向かってくる時。

これは、もう、前節の札幌戦の 60分以降にやったことの連携と精度を上げて、

相手ゴールに向かうしかない。

札幌戦は、けっこう見応えのある保持型サッカーだった。
(保持せざるを得なかったので)

特に、深澤と、澤﨑のたちまわりが効いていた、と思う。

要は、インサイドハーフのところで、ボールをさばいて、ラストパスを出し、フォワードに撃たせることについて。

相手の出方、ゲーム展開で、このふたつを上手く運用しよう。

あとは。

アクチュアルプレイングタイムを短くしようとも、セットプレイに入念な工夫を凝らすこと。

おそらく、山雅の攻撃における最大テーマは、

相手の守備(態勢)が整うまえに、攻撃をやり切ってしまう、これです。

では、プレイヤーの招くアルウィンで。

まづは敵を知る (長野戦プレビュウ❶)

最近のパルセイロはどうだい?

で。

対いわき戦(4/19)と、対ジュビロ戦(4/12) を、チラ見した。

いわき戦は、1点先行された後の前半に、GKがレッドで退場となって、10人で闘うはめに。
それからスコアは動かずに、ゲームセット。

ただし、これは、

いわきが、数的な優位を衝いたサッカーをやらず(おそらくはできない)に、

かつ、そのシュート精度がかなり悪かったことが、おおく起因する。

(なので、いわき戦は参考にならず)

次に、磐田戦。

こっちは、最終的に、1 – 1 のドローだった。

前半、磐田が先制するまでを観たが、

長野は、4 – 4 – 2。

ロングフィードを多用して、前に早く(速く)やって前線FWへボールを入れて競わせる。

ただし、僕の注目は、対戦相手におおく向いてしまう。

つまり、このゲームにおける磐田サッカーの魅力のなさに、驚いた。

なんらの持ち味もなくて、ちっとも面白くない。

相手にあわせるがごとくに、ロングボールの蹴り出しばかりが目につく。

ここと、長野戦から中二日(4/29)で、ナイトゲームでやるのかと思うと、チト感慨深い。

いや、長野同様に、監督交代を敢行したジュビロゆえに、ここから変化があるかも知れないが。

 

……話が逸れてしまいました。

パルセイロに戻れば。

ざっくり言うと、

飾り気のない、実直なサッカーで、〈前方向〉を意識している、そんな印象。

ジュビロ戦では、ボール支配が、55%くらいだったもよう。

通期だと、これが、45%だから、

ボールを持つ持たないについて、流儀の変更があるのかも知れん。

けれど、

いわき戦が、壊れたゲームだったので、現時点では判断はできません。

監督交代によってどうなったのか?

萬年所感は、詳細がわからないこともあって、

ひたすら、アタリマエのサッカーをやってる。(チームの良化は、また別の話)

これに尽きます。

では。

なるほどの かりがね。

信州まつもと空港が、4年ほど前から、

新千歳空港事務所在の、〈航空管制運航情報官〉(航空管制官ではない)からの、無線によるリモート運用下にあるのを、つい先日に、知った。

松本のように交通量が少ない空港13を、新千歳が対空センターとして管轄。

パイロットは、情報官からの交通や気象情報によって、離発着をおこなう。

だから、松本の管制棟は無人で、

離発着時、有視界飛行に責任を負うのは、パイロット。(ほとんどの場合、そうなんだろうが)

さて。

……これと同じような事象を、かりがねサッカー場で目撃した。

今季はじめて、山雅の公開練習へ出向いて、小一時間ほどみていたのだけれど、

ここで、詳細は書けないが、

ハーフコートで、攻守に関することをやっていたが、プレイが止まる毎に、

選手が、具体策(と思われる) の打ち合わせをしていて、

または、選手間で、厳しい注文があったりで、

みづからが考えてプレイを組みたてる気風を感じた。

ほかにも、工夫を凝らした練習であったり、属人的なメンツの入れ替えも、それなりに緻密(にみえた)。

ああいった仕掛けは、

頭で考えることを、瞬時に、身体で再現できるところまでを狙っているのだ、きっと。

プレイスピードを落とすことを禁じて、実戦レベルを要求している。

メディアを含めた万人公開の場で、これだけ見せているなら、

非公開時に、もっと深い部分に落とし込んでいれば、これは、なかなかいいじゃあないの。

最後に、指揮官と言葉を交わした際、

― どうか、鍛えて、鍛えて、よろしくお願いします、と申し上げた。

では。

球には 海の向こうの。

山雅の公式サイトで、株主総会における経営陣の刷新、

それと、当期の決算内容が発表された。

財務内容は、つっこみどころのない堅実さを示している。

企業の価値は、

良質の商品やサーヴィスを社会に提供することにより、雇用する者の生活を保障し、かつ、国民の義務としての税金(法人税)を納めること、にあるから、

まづ、黒字化は評価できる。

が、その背景には、

(家人がコピーしてくれた) 新聞報道によると、トップチーム人件費の削減があって、それなりの緊縮をしたのだ。

つまり、過去サイコウだった頃よりも、総年俸では、約5億円減少した。

けれども、もちろん、良質なサーヴィス(最高のファンサーヴィス=勝つこと)は、望みますよ。

退任役員には、いままでの貢献に感謝し、

新任/再任マネジメントには、より一層の奮闘を期待するのみ。

先日、大宮戦の際、(前社長)小澤 修一氏に、これからも(CROで)よろしく、とご挨拶したら、

― いやいや、これからのほうが大変です、とのご返事であった。

売上的には、今後、1.5~2倍をめざすとか。

すると、収益30億円のクラブになるということだから、ざっくり言って、

トップリーグになんとか手が届く(定着は相当困難)、といった楽しみが待っている。

さて、海の向こう。

イングランドの 2部リーグ(EFLチャンピオンシップ)では、

コベントリーシティFCが、25年ぶりの、1部(プレミヤ)リーグ復帰を決めた。

一時は、4部リーグにまで落ちたこともあったので、他人事でも嬉しいニュース。

イングランドでは、

2部といっても 平均観客は、30,000人、3部で 10,000人、4部で 5,000人。

我等の感覚では、とても想像が及ばないが、

その経営状況もかなりなもので、2部クラブのほとんどは大赤字。

たとえば、売上15億円の山雅でいうと、選手年俸に30億円以上を使っている。

これは、1部リーグに昇格すると莫大な放映権料がふところに入るのをアテにした、一攫千金狙い。

とても、持続的でまっとうな経営とは言えないけれど、

それができるのは、これらクラブのオーナーの多くが、外資系(富裕の)だから。

さすが母国、イングランドサッカーの持つ市民レベルの根っこの深さは目指すべきだが、

すくなくとも、我が山雅には、こんな博打みたいな経営はしてもらいたくない。

そもそも、できやしまいか。

では。