敢えて,敵役(かたきやく)の汚名を着ても。

菊井 悠介が、契約更新したよ、と話したら、息子が、

これで、ますます菊井のチームか……、とつぶやく。

ま、そういう道をトコトン追求すれば良い、と僕は思う。

今季の反省を踏まえれば、前線(フォワード3枚?) の配置、

それと、誰が誰を使うのか?、どうやって自分が活かされるのか?、といった連携の深掘りが来季の要点、に違いない。

で、矢継ぎ早に。

今季3部リーグで、16得点(浅川)、10得点(安藤) の点取り屋を、完全移籍で獲得。

けれど、これ、小松が流出したリカバリ、と単純に考えるのは早計であって、

プレイスタイルが違うし、このふたりは、小松よりむしろ守備範囲が広い点で、新しい風が吹くかもしれない。

奈良といった、J歴が浅いクラブのファン&サポーターにしてみれば、青天の霹靂、呆然、唖然。

そして、さぞかし山雅憎し、というのが、正直なところだろうが、

敢えて、悪役と呼ばれる、不安と恍惚のふたつ、山雅に在り、ってところか。

最終節にゴールを献上した浅川を獲るのも、山雅らしいが、

僕は、同じようにゴールに飛び込める、たとえば、いわてグルージャ盛岡の、和田 昌士あたりを狙うものと、思っていました。(アウェイでは、被弾したことだし)

前線プレイヤーについては、今後、まだ、整理整頓がありそうですね。

では。

2024季,ユニフォーム評。

来季のユニフォーム、萬年氏の評価はいかが?、と問う御方があったので、

ひと言。

断然、評価できる点は、

生地に、松本ゆかりのものなどを、柄に織り込むことをやめたこと、にあると思います。

とにかく、ユニフォームは、すっきり、シンプル(無地)が、いちばんよいのだから。

〈赤〉を差し色で配すやり方は、そろそろやるんだろうな、と予想していて、パンツを白黒にしたことと併せて、精悍さが、強調された。

最後に、賛否をわけそうな、ジャパニーズ ロック タ―ミガンズ(雷鳥) を、胸にあしらった点について。

具象性を棄てた意匠なので、鳥類が嫌いなご婦人方にも、それほど嫌われそうもないし、まぁ、うまく処理した、と思います。

以上、全体として、僕の中では、高評価。

ちなみに、ゴールキーパーのやつも、けっこう狙い目かも。

サマーユニフォームは、ゴールキーパーの黒いところへ、ライチョウのデザインを、たとえば、あかるい黄色で入れたら?.

そうしたら、ニワトリになっちゃうから、カドミウムグリーン(明るい緑)か。

では。

なんでもできることの,落し穴。

田中 隼磨氏が、山雅の〈エクゼクティブ アドヴァイザー〉を、辞任とな……。

僕の思うに、〈特別、or、上級顧問〉と、体裁のいい名前だが、

具体的に、どんな成果が期待され、そのため、どんな権限と人材が与えられ、どこまでやっていいのか?

アサイメントで、そこがハッキリしないから、成果も、どれだけ出たか出ないのかの物差しがない、そんな感じがしますね、外から見てて。

ここらへんは、飯田CB2にも、言えることで、

組織の中、なんでもできる、ってのは、案外、辛い状況になり得る。

隼磨には、相当な意欲もあるだろうから、サッカー界であろうとなかろうと、

むしろ、自分を追い込むような状況を求めるべきでは?

でも、今はまづ、ありがとう、お疲れさまでした。

その隼磨には、プレイヤーとして 9年、一緒に戦ってもらった。

橋内 優也は、それに次ぐ8年目のシーズンのため、契約を更新した。

あいかわらず、クールで、俊足、気の効いたプレーを頼んます。

では。

ありがとう,ごめんなさい (滝と小松)

滝 裕太が、レンタルの身分から、完全移籍による所属になった。

今年も2部で戦わざるを得ないエスパルスの事情を、巧く衝きましたね。

もちろん、清水さんには感謝、感謝。

同時に。

沼津の地で袖すり合った、滝君の、あの熱心なエスパルスファンの御方には、

そっと、ごめんなさい、をしなければ。

そして、願わくば、

是非、アルウィンにご来場いただき、山雅の戦士として躍動する滝をご覧ください、と。

ユース出身者が来れば、他方、ユース生え抜きの 小松 蓮が去る……。

それぞれが、十数年来の人生にひとつの区切りをつけるんだから、大きな決断だ。

獲得に動いたブラウブリッツ秋田の思わくは、かなり明快に理解できる。

ポゼッションを棄て、手数少なくカウンター攻撃に徹し、得点の46%がセットプレイから、というサッカースタイルを採用。

堅守ではあるが、得点力の無さ(リーグ最下位)に悩むなら、

そりゃあ、ボールを放り込む標的となり、かつ、それを収められるフォワードを、渇望するはず。

ピッチにおいて、ボールがたくさん小松めがけて出るならば、信頼されるフォワードとして道は拓けるだろう、きっと。

攻撃的サッカーで、あれだけゴールを積んだけれど、

次は、それとは真逆なサッカーで結果を出せれば、たしかに、ひとつの飛躍。

まぁ、おおかたの山雅ファンサポーターのココロには、

小松よ、チャレンジの場が、秋田かよ、といったひっかかりが在ることは間違いないだろうが、

今は、その秋田であっても、立派な挑戦と飛躍の対象である、という教訓。

で、貴重なフォワードが去るニュースの直後に、

今季、3部リーグで 10得点のプレイヤー(MF登録) の加入を差し込むところなんかは、好きですけどね。

では。

オリジナルで,春を待つ。

2024シーズンの、リーグ日程が発表された。

2月23日(金、祝日)の開幕で、11月24日(日)が最終節。

ホーム&アウェイの 全38ゲーム。

その後に、3~6位による、3番目の2部昇格者を決するプレイオフが、12月第1週まで実施される。

で、リーグ開催の期間中には、ルヴァン杯と天皇杯(県代表決定より)が、織り込まれる。

……お楽しみの 9か月がやってくるまでの 、これからの 2か月。

たとえば、自分だけのオリジナルグッズを創って、開幕に備えている萬年氏。

㈱松本山雅では、グッズ開発担当者が、鋭意、商品開発に奮闘のことと存ずるけれど、

どうも、最近、面白みに欠ける、というのが、家人のご意見。

ひととおり、アイデアが出尽くした、とも言えるんだろうが、

Jリーグと山雅が、登録商標上の権利によって、二重にピンハネするから、市価の同等品よりかは、3割程度は高く買わされる、のはいたしかたないにしても、

クラブカラー(緑) や、観戦の〈お伴〉的発想に執着し過ぎることで、魅力に乏しい。

特に、アパレル関連品は、街着としては、まったく敬遠されるだろう。

……と文句を言うばかりでは、すこしも建設的でないから、

この際、萬年式の山雅キャップを、創ってしまえ。

ベッチンに似せたポリエステル生地の帽子(780円也)を買ってくると、

無料フォントから気に入った書体を拝借し、白いフランネル地から大文字〈Y〉を切り抜いて、

それを、友人の奥様に頼んで、うすいピンク糸で縫い付けてもらった。

こういうのは、帽子は格安でも、副材や手間に、ずいぶんと手間ひまかけることになるのが必定。

でも。

一見、意味不明のエンブレムが、なんとも密やかな悦楽ではないか。

これを目深にかぶり、ピーコートを着込んで、今冬を過します。

では。