ありがとう,ごめんなさい (滝と小松)

滝 裕太が、レンタルの身分から、完全移籍による所属になった。

今年も2部で戦わざるを得ないエスパルスの事情を、巧く衝きましたね。

もちろん、清水さんには感謝、感謝。

同時に。

沼津の地で袖すり合った、滝君の、あの熱心なエスパルスファンの御方には、

そっと、ごめんなさい、をしなければ。

そして、願わくば、

是非、アルウィンにご来場いただき、山雅の戦士として躍動する滝をご覧ください、と。

ユース出身者が来れば、他方、ユース生え抜きの 小松 蓮が去る……。

それぞれが、十数年来の人生にひとつの区切りをつけるんだから、大きな決断だ。

獲得に動いたブラウブリッツ秋田の思わくは、かなり明快に理解できる。

ポゼッションを棄て、手数少なくカウンター攻撃に徹し、得点の46%がセットプレイから、というサッカースタイルを採用。

堅守ではあるが、得点力の無さ(リーグ最下位)に悩むなら、

そりゃあ、ボールを放り込む標的となり、かつ、それを収められるフォワードを、渇望するはず。

ピッチにおいて、ボールがたくさん小松めがけて出るならば、信頼されるフォワードとして道は拓けるだろう、きっと。

攻撃的サッカーで、あれだけゴールを積んだけれど、

次は、それとは真逆なサッカーで結果を出せれば、たしかに、ひとつの飛躍。

まぁ、おおかたの山雅ファンサポーターのココロには、

小松よ、チャレンジの場が、秋田かよ、といったひっかかりが在ることは間違いないだろうが、

今は、その秋田であっても、立派な挑戦と飛躍の対象である、という教訓。

で、貴重なフォワードが去るニュースの直後に、

今季、3部リーグで 10得点のプレイヤー(MF登録) の加入を差し込むところなんかは、好きですけどね。

では。