ゲームに集中すべきはずが (沼津戦プレビュウ❶)

正直言うと。

アスルクラロ沼津については、いまだに、

山雅でプロとして始めた、蔵田 岬平、鴇田 周作の移籍先、それがいちばんの印象なんである。

誠に申し訳ないこと。

3部リーグで幾度か対戦したが、このチームへの感想が、どうも、10年間停止してしまったかのよう、僕の中で。

そういえば、今年の前期ホームでは、4 – 0 で勝ってるんだっけ。

だから。

伊東 輝悦が、ここで引退すると聞いても、その存在価値が皆目わからず、

10数年前、山梨の中央市で、深夜のスーパーマーケットでお見かけした彼の姿が浮かぶばかり(☞ 当時はヴァンフォーレ甲府に所属)。

富士山の裾野が、伊豆半島の東側の付け根まで下ってきて、駿河湾と出会うところに在る街、沼津。

ここへと、朝霧の富士を観ながら、久しぶりに出かけるんだ。

若山 牧水の記念館には、時間的に立ち寄れないか。

……そんな雑念ばかりが、先に立ってしまう。

でも。

気を取り直して、遠征の装備をつくりながら、臨時駐車場の場所をナヴィに登録しつつ、

中山監督率いるチームとの対戦テーマを探ることで、ゲームに集中しなくてはならない。

というわけで、本論は、プレビュウ❷になります、ごめんなさい。

では。

せっかくだから,ダメを押す (プレビュウのプロローグ?)

この前の記事で、

直近の、

山雅の反則ポイントが、フェアプレイ賞をもらえる圏内(点数が少ない)に入ってきたことを指摘した。

ここで言ってるだけでは、能もないから、

霜田さんには、直接お願いすることにした。

― 監督、いつの間にやら、フェアプレイ賞が狙える位置です。

どうか、ファールの少ない、規律あるサッカーをお願いします― と。

〈規律ある〉とは、ルールでプレイヤーを縛れ、ということでない。

チームとして、臨戦モラール(士気)を高めて、結束してゲームをやってくれ、との意味を込めている。

言いかえると、技量(上手いこと) ばかりではなくて、

戦術的な理解度や、局面の把握度(心理面のこと)を、

より高次元なレヴェルに統一してもらいたいのだ。

……で。

監督曰く、

― (そこに)こだわってやります。

このテーマは、アウェイ沼津戦プレビュウ(明日投稿予定) の入り口でもあるので、

お願いした手前、それを確かめ、かつ味わうためにも、

当日は、愛鷹連峰のふもとに向かおう。

では。

気づけば,なんと (FC琉球戦レビュウおしまい)

こんな話を聞いたことがある。

……日本が太平洋戦争をやってた頃、世の中では英語を、敵性語として禁止していた。
或る大学生が、学徒出陣の中、軍隊(海軍)へ入隊して、
初の訓示を受けた際、

教官が、冒頭に、

「帝国海軍は、タフネスとスマートネスを本分とする!!」と(英語で)言い放ったのにはびっくりした……。

今の山雅がめざしているのは、まさにこの、スマートネスとタフネス

技量を上げて、強度の高いサッカーをやる、ということに違いない。

僕は、そこに、〈抜け目のない〉を加えてもらいたい、と願うけれど、この姿勢は、セットプレイ(含むCK)によく見られるので、満足だ。
☞結果、セットプレイからの得点が多い。

スマートネスとタフネスの両立。

その指標のひとつが、Jリーグが定める〈フェアプレイ賞〉と考えている。

主に呈示されたカードの多少によって算出され、ゲーム当り 1ポイント以下、

つまり、今季だと、38点以下のチームが受賞できる。

要は。

いかに非紳士的なファールが少ないサッカーをやったのか?

言いかえると、どのくらいスマートに戦ったのか?

ボール奪取や、1対1の攻防(=デュエル)といったタフな局面で、ファールを犯すことなくやってのけるのは、技量の向上のあかしだろう。

もともとファールのすくなさでは、リーグでベスト3くらいだった山雅、

ここへきて、気がつけば、反則ポイントにおいて、ついに!!

第2位に上昇しているではありませんか (11/17更新)。

37ゲーム消化して、ポイントは、30。

(註;最後に、キックオフ時刻遅延分数が加算されますが)

過去2年は受賞できず、

3部リーグに参戦して、ようやくここまで来たか、という感慨に浸っています。

では。

なんとか,ここまで(琉球戦レビュウ❷)

チノ氏(北ゴール裏同志)が、しみじみと、

― これだけ、3バックでやれているのは、4バックで積み上げた経験があるから、と考えたいね。

巷間、3バックの採用は守備の安定、と評されるかも知れないが、

3バックになって、いちばんの賜物は、攻撃の起点と果敢さが増したことだと思う。

たとえば、センターバックの左右どちらかが、前方へボールを持ち出す、サイドバックが、よりバランスを保って上下する、

そして、機をみて前線へロングフィードを敢行する、そんなこと。

こういう手馴れ感がベースにあって、

特に、ボールを持ちたい相手に対しては、

陣形を、縦にかなりコンパクトに保っておいて、

相手のボランチ(アンカー)を前向きで仕事をさせないように寄せ、そこからのボール配球を窮屈にする。

かりに縦に通されたら、次なるボールホルダーを攻めて自由にさせない。

琉球戦でも、5 – 2 – 3、5 – 4 – 1、5 – 3 – 2 と変幻に連動しながら、

パスワークと、時折見せる裏狙いのロングボールには対応できていた。

以前から望んでいた、〈守功一体型〉サッカーが、ひとまづは、ひとつの到達点を確保した。

で、なんとか。

勝ち数を負け数に対して数個上まわることができ(プラス5個)、

残り1節を残して、プレイオフ圏内の順位を確保できた……と。

リーグ戦をやってる中、僕が、リアルなシナリオだろうと診たことが実現しつつあるんですが、

これはこれで、やはり、

恍惚と不安のふたつ、我にあり、ですかね。

では。

【心象速報】敢闘賞は彼に…… (2024.11.16琉球戦レビュウ❶)

レギュラーシーズンのホーム最終戦は、

2 – 1 の勝利。

MVPは、1ゴール1アシストの、安藤 翼 に違いない。

で、敢闘賞は

右サイドで、相手の左サイド攻撃(藤春ら)を抑え込んで果敢に走り回った、

佐相 壱明、これも納得できる。

でも、萬年式だと、

さらに。

ディフェンス陣の安定のお蔭もあったけれど、

飛び出し、位置取りの判断、キャッチングの確実性などを魅せた、

GK大内 一生を推したいと思います。

先制点の安藤のゴールを、正確なフィードでアシストしたのも、大内でした。

さらに、さらに。

機転が利いたチャントの選択によって、共闘するアルウィンを演出した

コールリーダー氏には、敢闘賞の誉れは十二分にあった、と思います。

繰り出すチャントが、すべてアルウィンの高揚と、あと3ゲームに向くファンサポーターの気分に、ピタリと合致していて、素晴らしかった!!

で、プレビュウで望んだ、

チームが〈巧く〉戦った内容に関しては、プレビュウ❷で少々。

では。