球には、勇気凛々、

単純明快に、気力みなぎって前向きでありたいものだ。

ナンノ、ナンノ、クボ、クボ、とやたらメディアが騒がしい。

けれど、冷静に見つめてご覧な。

ミナミノは、なんだかんだのベンチ要員に甘んじ、タケフサは、リーガ エスパニョ―ラは1部でも、13位あたりのチーム(ヘタフェ)で、そこそこ出場機会を得ているに過ぎないのだ。

いくらスペインリーグといったところで、中位以下のチームのゲームを観れば、クオリティーで J1のそれをたいして上回ってもいない。

しかも、第20節、タケフサのヘタフェは、アスレティック ビルバオ(9位)と対戦して、1 – 5 と大敗。

きっと日本のメディアは、タケフサが得点に絡んだぞ!、とばかり報道するんだろう。
そして、申し訳程度に、なお、試合は、5 – 1でビルバオが勝利しています、とスラっと付け加える。

ヒーローやヒロインが出てくれば、それでご飯が食べやすくなるから、メディアがヨイショするのは理解できなくもないけれど、そういう大騒ぎが、かならずしもサッカー愛だとは、決して思わない。

ヒーローはみづから現われるもの。君らが大言壮語で創り出すものでもない。

……で、愚痴ばかりだと楽しくないので、背筋がスッと伸びる様な曲を聴いて、同時に、チャントを封印されているうっぷんも晴らそう。

ジョー氏には、アンサーソングとしての『五番街のマリーへ』(1973年)を紹介したことがあるが、萬年、この旋律に、どうしても『ロッホ ローモンド』(スコットランド俗謡)が想い出されてならない。

なお、『Red Is The Rose』は、ロッホ ローモンドの替え歌。

では。

挑発には 報え (レアンドロ ぺレイラ移籍)

今季も、ゴール裏で掲げるつもり、某選手のゲートフラッグ。

そのユニフォーム部分を、2021仕様に塗り直して完成させた。

準備も、あとは、オーセンティックユニフォームくらいか……。

実は、ホームのデザインがかなり気に入らなくて、購入をためらっている。
どうしても、ということならば、アウェイだろうな。

たとえば、アスレチック バルビオ(スペイン1部)のユニフォームを、ご覧あれ。

赤白のストライプで、ブラックのパンツとあわせて、100年間ほとんど不動だ。

毎シーズンの変化は、ストライプの太さ(本数)、襟スタイル、ストッキングの差し色の入れ方、といったごく細部のみ。

我が山雅も、毎季ほとんど違いがわからないくらいの路線でいけば良い、と思っている。

それでこそ、100年構想のクラブでありましょう。

萬年の押しは、クラブ創設時に戻って、緑と白の縦ストライプとすること。

ホームはほぼ不変にして、お遊びならば、アウェイ用でやってもらいたい。

自動車のデザインなどもそうだけれど、日本人はとっかえひっかえが早すぎる。

さて、ついに、クラブ公式で、レアンドロ ぺレイラがガンバ大阪に完全移籍することが発表された(1/22)。
結局は、クラブ予算50億円超のところが争奪戦を制する、ってわけだ。

ぺレイラを活かせなかった山雅が、どうこう言えることでもないか。

前々からの報道があったから、今さら感が否めないが、コメントが洒落ていて気に入った。

J1のステージ、アルウィンで山雅と対戦する、それがぺレイラドリーム、だと。

たとえ、リップサーヴィスであったにせよ、こういう挑発に報うためにも奮戦だ。

来年、その対戦が実現するように。

では。

しあわせ、最高潮の頃。

さぁ、メンツも決まり、キャンプが続く。

思うに、これからのひと月あたりが、ファンにとっては、期待感に満ちた、いちばん幸福な時季、かも知れん。

いざリーグ戦に突入すれば、一喜一憂のルーテイン、それに反し、今は、楽しみしかないのだから。

ひらチャンこと、平畠 啓史氏といえば、Jリーグを丹念に愛するサッカー通。

彼が、2021山雅について、(笑いながら!)出入りが多過ぎて、〈わからない〉と評してくださっている。

たしかに、どういうフォーメーションを採って、誰が先発を獲るのか、皆目、見当がつかない。

せいぜい、これだけのタレントを使いこなしてもらいたい、と願望するのみ。

好き勝手な夢想、妄想、ドキドキをこんなにもプレゼントしてくれる我がチームには、それこそ感謝してもし切れない。

去る22日には、シーズン42戦の日程が発表された。

このスケジュールとおりに進行することを祈らずにはいられないけれど、日程をスクロールしていると、気の抜けない難敵ばかりとの対戦が続くなぁ、という思いばかり。

最終戦は、12月5日。

ホームでVファーレン長崎とやるんだが、果たしてその時、どうなっているのか?

最後の最後まで、昇格競争がもつれるていることの予兆であってもらいたいような、もらいたくないような……。

では。

レジェンドは ここに居る。

〈カリスマ〉は、やたら居ると価値を下げるが、〈レジェンド〉は多いのがいいに決まってる。

栃木SCを満了になった岩間 雄大が、藤枝MYFCに移籍となった日。
早速、京子さんから、その旨のメールが入った。

岩間こそが、レジェンド of Kyoko。
これで、南長野へ会いに行くチャンスも生まれたわけだ。
そこでは、岩間と宮阪 政樹が、ディビジョン3で、敵として戦うことになる。

安藤 淳(京都サンガ)が、このたび、現役から引退するという。
山雅で2年半。最後のほうは、怪我に悩まされていた。
かつて知人からは、某温泉施設で一緒になった折、彼、しきりに怪我のことを気にしていてね、と聞いた。
そのチャントの最後。一呼吸おいた『じゅん!!』には、力が入りましたよね。

2015年、トップリーグに初参戦していた6月。

安藤(当時はC大阪)、それと工藤 浩平(京都サンガ)が、ともに完全移籍で加入するという報に接した時には、ほぉ、山雅も一丁前のチームになりつつあるんだ、という実感に浸ったものだ。

その元山雅#10の工藤は、今回ジェフを満了となって、栃木シティフットボールクラブ(旧栃木ウーヴァFC)へ移籍、背番号#8を背負う。

クラブ戦略統括責任者の、岸野靖之氏(元喫茶山雅、やきにく岸野店長) に誘われたんだ、と思いたい。

栃木シティFCは、昨季関東1部リーグで優勝、全国地域サッカーCL2020に出場した。
決勝ラウンドまで駒を進めたが、最後の最後、得失点差で3位、無念にもJFL昇格を逃している。
今シーズンこそ、昇格を果たしてもらいたいたく、その動向もチェックせねば。

こうやって挙げたら切りなきレジェンドたち。
いずれも、我がチームを、画期的に飛躍させてくれた恩人だ。

山雅での献身をこころから感謝しつつ、新しいステージでの活躍を願ってやみません。

では。

我がチームを知る ❻ (マジメに順位予想)

順位予想のタイトルの下、どうやらご贔屓のチームを第1位にしているやつ。

で、そのあとに、第2位以下が客観視を装うようにズラリ並んでいるのをみると、なんとまぁ、身勝手な厚顔かと、笑ってしまう。

こういうのはキチンと、〈順位願望〉と断わるのが仁義だと思うんだが、せいぜいこの記事が、その二の舞にならないようにしなければ。

まづは、我がチームの自動昇格圏入りの願望をば、棚上げ。

で、J2の順位予想となると、その判断基準は、おおよそ決まっていて……、
①クラブ営業収益(=予算)の多寡
予算が多ければ、人件費(年俸)を用意して、より優秀な選手を集められる。クラブ施設もより快適であろうから、プレイヤーにとっては魅力。

②指揮官の手腕
チーム創りの継続性(指揮年数)と深化もそれに含まれるので、初年度の場合、評価は慎重にならざるを得ない。

③チームスタイルとプレイヤーの適合可能性
個の優秀性ばかりではダメで、戦術に見合ったカードと、その組み合わせであるか?、ということ。……、と、 こんなところ。

これらを、昨季の、特に終盤戦績と、そこから差し引きされた陣容をみて、予想の鉛筆をナメるわけだ。(表現が前時代的?)

萬年の場合、基準項目の比重は、①が 80%、② 10%、③ 10%、そんな感じ。

極論は、クラブ予算こそが、決定要素の大半、と思っている。
で、以下のとおり。

〈昇格争いトップグループ〉
2019年決算からすると、次の6チーム。
磐田(37.5億円)、大宮(34.5億円)、千葉(28.4億円)、山雅(27.1億円)、長崎(25.6億円)、新潟(22.5億円)。

要は、20億円規模でないと、昇格をなかなか語れないのが、リアルなお話。

京都(20.9億円)は、指揮官1年目であるから、変化の吉凶不明で、あえてこのグループから外す。

それと同じ理屈で、大宮はチト評価が落ちる。

長崎も1年目だが、コーチからの内部昇格、加え、主力がほぼ残留して高評価。

磐田は、補強になんだか熱心さを欠く、というか、現状オーライみたいなローカリティが鼻をつくが、やがて来日の外国人が不気味。

千葉は補強によって戦術の浸透を図りたいんだろう。
けれど、昨季の勝ち負け凹凸の激しさをみて、不安定感がどうしてもぬぐえない。

山雅の場合、降格救済金の恵みも消えて厳しい予算運営に加え、出入りの多さを不透明感としてネガティブに評価してみると……、順当にいって、

❶長崎 ❷磐田 ❸新潟 ❹山雅 ❺大宮 ❻千葉、こんなもんか。

長崎が本命、次に磐田で、あとは横一線。

〈トップグループを追う者〉
ここには、山形、京都、甲府、水戸、金沢あたりがランクイン。
中では、山形がソツなく補強しており、スタイル深度によれば、6位以内も可。

水戸と金沢は、プレイヤーを引き抜いた山雅への怨念で頑張りそう?

〈あとは わからん〉
残る半数11チームについては、失礼だが、どうでもいい、がホンネ。
(正直は、萬年の弱みでもある)

ただ、興味が湧くのが、北九州と秋田。

昨季躍進したばっかりに、主力大量流出の憂き目をみた北九州。
けれど、それを、どこまで挽回してみせるか。
小林式精錬術を楽しませてもらおう。

昇格の秋田は、J3連合みたいな実装をほどこした様子。
昨季の北九州のごとく、新奇性と初顔対戦で突っ走れるのか。

同じく新参者の相模原。
J2経験者も多く在籍していて手堅い陣容だけれど、その手堅さが、吉と出るか否定的に作用するのか?

〈最後に お願い〉
1年前の今頃も、同様な予想をしていて、けれど、自動昇格の2位以内を死守だ、とか言って、我がチームのお尻を叩いておった。

今年もまったく同じとは。
嘆息まじりのワクワク、とでも申しましょうか。

それでも昨季、勝ち点をモノにできなかった相手は、千葉と琉球のみ。
今季は21チームすべてから勝ち点を獲ること、加え、千葉と琉球のふたつからは、それぞれ勝ち点6奪取の意地を見せていただきたい。

では。