創設2年目の今年は、北信越リーグに参戦している山雅レディース。
アルウィンで、シュロス松本との対戦(前期第3節) がおこなわれたので出かけていった。
大会の詳細を承知していなくて正確を欠くが、参加は、7チーム。
これをふた組に分けて総当たり戦をおこない(前期)、各組の順位が決まった後、同一順位同士の決定戦(後期)という日程らしい。
山雅レディースの戦績(前期)はここまで、1勝1分1敗。内訳は……、
9/19 対 グランセナ新潟 2 – 0
9/20 対 アルビレックス 0 – 2
9/22 対 シュロス松本 2 – 2 (萬年観戦のゲーム)
当日のアルウィンは翌日の琉球戦の準備がされてあった。
観戦者は、ほぼ保護者親族と指導者スタッフで、およそ100名前後。
会場入り口では体温測定、アルコール消毒などCOVID-19対策がされていた。
ゲーム前ピッチ練習では、小林陽介コーチが快活かつはつらつと指導をおこなっている。
〈進化をみせるチーム〉
ちょうど一年前に小坂田でみたチームに比べると、(メンバーは変わったものの) かなり強化されている印象を受けた。
ボールを受けてターンして交わす、相手と身体を入れ変える、ボールを失わず運ぶ、そういった基本技術は上がっていて、ほぼ全員がこれを難なくこなす。
4 – 4 – 2のシステムを採る。
サイド攻撃は、サイドバックとアウトサイドハーフの連携もよくて、かなり強力だ。
スピードを持ったプレイヤーをここに配しているのがわかる。
ツーボランチはテクニカルでボールの扱いに優れる。
今後は、視野をより広くすることが課題だろうか。
といっても、いいタイミングの縦パスも入れていて、巧くサイドへ配球もする。
出足の速さと寄せの強さは山雅にだいぶ分があって、挟み込んでのボール奪取にも手を抜かない。
特に感銘を受けたのは、アウトサイドハーフがみづからが前に走ることを前提にして、後方のサイドバックに向かってボールをはたく以外には、ボールを下げることをほぼしないことだった。
これは、トップチームにも望みたい、と強く思ったくらい。
さて、ゲームは、先制されて、逆転したものの、追いつかれるという展開。
2失点は、ディフェンスの裏に抜けたボールを、相手の大型フォワードに、GKと1対1の状況下で決められたもの。
シュロス松本は、前線に強力なカードを3枚揃える、というのが強みのようだ。
この年代にとって、最終ラインの裏には広大なスペースが空いてしまうから、こういう失点は事故のようなもの、と割り切って良いと思う。
GKが勇気を持って飛び出し、結果防げたシーンも何回かありましたよ。
山雅の2点のうち1点は、エリア内での被ファールによるPKで決まった。
それだけ、ペナルティエリアへの侵入を繰り返していたんだが、しぶとい波状攻撃では、もうすこしシンプルに打っても良かったか。
あまり表面には出てこないかも知れぬが、日々強化に励むプレイヤーとスタッフに感謝しつつアルウインを後にした、穏やかな秋の午後でした。
では。