開幕まで10日の 明日には、

〈2021年 Jリーグ選手名鑑(サカダイ版)〉が、発刊になるはず。

毎季購入に走るほどの律義さもなく、かと言って、決して入手せず、と決め込んでいるわけでもなし。

店頭でページを繰ってみて、それから、その時の気分次第で……、となりそう。

ひとつ注文をつけるとすれば、審判名鑑の充実だ。
ルーペ越しでないと到底見えないような活字で、しかも、たったの一ページに押し込まれた情報は、少な過ぎないか?

ところで、キャンプレポートを読みながら思ったことがありまして。

鹿児島で、山雅が使わせてもらっているのは、主に白波スタジアム。

これ、鹿児島ユナイテッドの本拠地。

で、当の鹿児島ユナイテッドは、どこでキャンプを張っているかというと、どうも、鹿児島市内らしい。

たとえる、とですよ。
よそのチームのキャンプ地としてアルウィンを提供し、地元チームは、市内の他のところで開幕に備える、という図式。

薩摩のお国の気前の良さには、頭が下がるばかり。
こういう懐の深さを、僕たちも持ちたいもんだ。

さて、キャンプは今週いっぱいで終わる。

開幕は2/28、長州の地で。

となると、一週間の間隙を、すくなくとも、ゲーム登録メンバーはどう過ごすのだろう?

天然芝がいまだ使えない松本に、一旦戻ってからまた、本州アイランドの最南端へ出かけていくのだろうか。

風がやけに強い曇天の朝。
あぁ、こうなったら、いっそ雨でも降ってくれないかい。

では。

転がる石であり続ける。

― 変化はコントロールできない、ならば、せいぜい変化の先頭に立て。

ドラッカー先生の言葉だ。

転がる石に、苔は生えない。(だからじっくりと腰を据えろ)

ではダメで、陳腐化しないために、転がり続けなければならない世の中か。

かと言って、変化についていけない年寄りを追いつめ、その息の根を止めてしまうやり方も好きになれないが。

さて、役者の世界。

キャリヤに停留することなく進む。

そんなのは、梶 芽衣子(1947~ )くらいになってしまった。
(もちろん、萬年の知る狭い範囲、という条件で)

沢口 靖子(1965~ ) は、もっといろんな役を演ずる力量を持つ女優だと思うが、なんで、科捜研に仕事を絞ってしまうんだろう?

最近、とみに、残念な気がしてならない。

では。

夢の名残りに (セルジ―ニョと)

セルジ―ニョの契約満了が、2/7、公式にリリースされた。

契約の裏話などは、この際、どうでもよくて、彼のようなクオリティが、4シーズンにもわたり山雅戦士でいてくれたことが、むしろ出来過ぎ。

違いを演出するテクニカルなプレイを、僕らはずいぶんと楽しませてもらった。

山雅史上、最高のパフォーマンスを披瀝した外国籍プレイヤー。

いい夢をみられた、と思うべきでありましょう。

だから、セルジ―ニョを呼んできた編成関係のスタッフはずいぶんと良い仕事をしたのだ。

ここでは、萬年式の、メモリアルなベストパフォーマンスを、三つ挙げて、心からの感謝を伝えたい。

❶2017.7.12 天皇杯3回戦におけるゴール
山本 大貴からのパスに反応、ペナルティエリアへ斜めに侵入すると、ツータッチで打ったシュート。
バーを叩いてのゴールは、見事だった。

❷2020.12.6 第39節ホーム新潟戦におけるアシスト
55分、阪野のゴールをお膳立てしたシーン。
常田から出た縦パスを、スルーすることで新潟ディフェンスを置き去りにして阪野に繋げたプレイ。
ボールを持たずして、決定的な局面を創ってみせる腕前。

❸レフェリーへの無言の抗議
特にオフサイドなどの判定に対し、ルールに抵触することなく、けれど、不満を訴える視線。
こういうのは、ゲームをこちら側に引き込む伏線を作ってるわけで、重要な仕事。

Boa sorte ,  Serginho !

ご縁があれば、またいつの日か。

では。

球には、勇気凛々、

単純明快に、気力みなぎって前向きでありたいものだ。

ナンノ、ナンノ、クボ、クボ、とやたらメディアが騒がしい。

けれど、冷静に見つめてご覧な。

ミナミノは、なんだかんだのベンチ要員に甘んじ、タケフサは、リーガ エスパニョ―ラは1部でも、13位あたりのチーム(ヘタフェ)で、そこそこ出場機会を得ているに過ぎないのだ。

いくらスペインリーグといったところで、中位以下のチームのゲームを観れば、クオリティーで J1のそれをたいして上回ってもいない。

しかも、第20節、タケフサのヘタフェは、アスレティック ビルバオ(9位)と対戦して、1 – 5 と大敗。

きっと日本のメディアは、タケフサが得点に絡んだぞ!、とばかり報道するんだろう。
そして、申し訳程度に、なお、試合は、5 – 1でビルバオが勝利しています、とスラっと付け加える。

ヒーローやヒロインが出てくれば、それでご飯が食べやすくなるから、メディアがヨイショするのは理解できなくもないけれど、そういう大騒ぎが、かならずしもサッカー愛だとは、決して思わない。

ヒーローはみづから現われるもの。君らが大言壮語で創り出すものでもない。

……で、愚痴ばかりだと楽しくないので、背筋がスッと伸びる様な曲を聴いて、同時に、チャントを封印されているうっぷんも晴らそう。

ジョー氏には、アンサーソングとしての『五番街のマリーへ』(1973年)を紹介したことがあるが、萬年、この旋律に、どうしても『ロッホ ローモンド』(スコットランド俗謡)が想い出されてならない。

なお、『Red Is The Rose』は、ロッホ ローモンドの替え歌。

では。

【秘話】東京五輪を人質にとれ

〈かつてからの萬年の主張〉
もうオリンピックという壮大な浪費は、ヤメにしたらどうか?

しかも、ナショナリズムを殊更に煽ってどうする。

どうしてもやりたければ、開催地固定で十分、それで経費も抑えれらるし。
名乗りを挙げ、ゼニをかけての誘致競争など、調子づいた見世物だ。

〈潜行するプランとは〉
一年先送りしたものの、COVID-19蔓延の状況下、とてもじゃあないが開催できないから、中止にすべき、という議論があちこち湧き起こっている。

日本医師会(=政治的な圧力団体)も、おら、知らね、と言い出した。

そんな中、日本政府や実行組織の幹部が、あくまで開催準備を怠りなくやる、と発言するので、一斉に反論、批判の集中砲火となる。

実は、こういう批判の高まりこそ、政府の思うつぼであり、その狙っているところ。
裏で手を回して、医師会にも悲観論を発言してもらっているのだ。

演説や会見の揚げ足取りばかり、さも、支持率が政権の生命線のごとくに吹聴する、アホなメディアには、この件、中止、中止と騒がせておけ。

もちろん、某公共放送には、五輪を目指すアスリート特番をさかんに打つよう、総務省をとおして手配を怠らない。

惜しむらくは、東京都トップが、あまり開催決意をアピールしないことか。

やりたくもない緊急事態宣言を発令して尻ぬぐいしてやったんだから、その義理を果たせ、と電話しないと。

東京(と日本国)の立場からすると、止めるなら、あくまで〈返上〉というのがスジ。
中止うんぬんは、国際オリンピック委員会が決済する権限を持つはず。

で、日本としては現状、安全な開催には自信のカケラもないのがホンネ。

数万人規模の渡航者の監視手続きと収容などは、非現実的だ。

けれどですよ、ここで自分から返上を言い出してしまうと、膨大なお金が動く権益構造のゆえに、中止による多額の賠償を引き受けなければならない。

ならば、最後まで決して音を上げずにこのまま進み、IOC自身に、残念ながら開催が不可です、を言わせねばならない。

リーダーたちの、一見優柔不断、硬直的な発言は、こういう青写真の存在のほかに説明のしようがない。

あなたが日本国民なら、かような秘匿のストーリーをキチンと理解したうえで、あたかもそれを知らぬかのように、行動しなくてはいけませんぞ。

でないと、更なる税金を、この茶番に投入しなくてはならないのだ。

なお、ここだけの極秘話なんだが、
開催国として、あくまで万全の体制をつくるので、ワクチンを日本に優先的に回せ、と裏交渉していることも付記しておこう。

五輪を人質にして権益を引きこもうとは、したたかな外交ではないか。

こんなこと、老いた君の母さんだって、知ってるはず。

では。