平穏であること。

The Band (1967~1976年)の、音楽的な極みは、アルバム『Northern Lights – Southern Cross』(1975年発表) のあたり、と思っている。

ついでに言うと、ボブ ディランの『Planet Waves』(1974年)で披露したバック演奏も、同じように最高な出来だ。

アルバム『Northern~』(日本名タイトルは、南十字星)は、是非、この時季、厳冬に聴くことをお薦めしたい。

さて、今回の『Christmas Must Be Tonight』。

アルバム『Islands』(1977年)に収められた曲。

このアルバムは、バンドとしての絶頂の後、どうもレコード会社との契約上発表せざるを得なかったもののようで、なんだか気抜けしたような仕上がりで不評だったためか、あまり注目もされない。

そのあおりを受けて、ほとんど話題にならない曲のように受け止めて聴いていた萬年。

でも、なかなか味わいのある曲で、けっこうカヴァーされているようだ。

今年は、バンビのクレープをほおばりながら、静かに、この曲を聴いている。

では。

 

昇格と故郷 の話

―福岡がね、トップリーグに昇格を決めたよ。

―アビスパのことやろ?、まぁ、どうでもいい、って感じ。
たとえギラバンツでも、北九ではほんと、マイナーです。

―ふーん。

―福岡と北九州では、そんなかな。
ただし、ソフバン(※プロ野球のソフトバンク)となると、分け隔てなく好きです。
こっちでは、松本と長野がやはり、仲の悪い街なんでしょう?

―反目し合っている、って訳でもないと思うけどね。
ところで、福岡/北九州は、下道で、車だとどのくらいかかるの?

―国道を走ると、2時間半くらいですかね。

―なるほど、松本/長野と似たり寄ったりの距離なんだ。

で、ジョー氏との会話は、この後、北九州発祥の〈資さんうどん〉(すけさん)の話題に移り、
さらには、『喝采』を作詞したのは、北九州の若松出身のお方である、という話になっていくのであった。

……、みたところ、ジョー氏はいまだに故郷北九州に格別の思いを抱く。

松本で見上げるこの空は、ずっとかの地まで続いているなぁ。

なんてことを想いながら、米国西海岸の陽光が溢れる曲『Ventura Highway』を聴く。

アメリカ(バンド名)による、1973年の楽曲。

では。

 

 

久々に新譜を楽しむ の巻。

ひと月前の11月18日、
宮本 浩次(みやもと ひろじ 1966年~) が、カヴァーアルバム『ROMANCE』を発表した。

かねてよりの、熱烈なる〈ミヤジファン〉であるジョー氏、早速、これを購入なさった。

お気に入りの歌手(グループでも)の新譜を楽しみにして待つ。
幾つになっても、そんな生活があれば嬉しい。

で、そのおこぼれにあずかった萬年は、CDをお借りして自分のパソコンにダウンロード。
時にメディアプレイヤーで再生して、過ごしているのだ。

ボーナスを含める全18曲が女性歌手の持ち歌であるところがミソなんだが、案外! と素直な編曲でカヴァーしているなぁ、と思った。

冒頭の『あなた』から、ファルセットでストレートに押してくるところなんか、マジメ気質が満載、といった感じ。

鼻濁音を大切にする歌唱には、東京放送児童合唱団出身という経歴が、どうしてもチラつく、といったら、こじつけ過ぎか?

ジョー氏、このアルバムによって『ジョ二ィへの伝言』を知った、と聞いたので、
―実は、それにはアンサーソングがあってね、『五番街のマリー へ』と言うんだよ、とお教えした。

もしも、ルノワール氏が、このアルバム中の『木綿のハンカチーフ』を聴いた日にはどんな反応をしめすのか?、と秘かに思ってはいるのです。

今、気づいたけれど、『喝采』は、『木綿の~』とは恋人を捨てるのが男女入れ替わっている曲なんだね。

では。

なんとなく グリーティングの頃。

喪中により云々、の葉書も、そろそろ一段落しただろうか。

今年も、何通か届く。

特別のホリデーシーズンもない、年末年始がまたやって来る。

グリーティングカードのやりとりもだんだん減って……。

といっても、別に、寂しくも残念でもない、のですけれどね。

ただ、こんな曲を、ふたたび聴きたくなるような日々。

題名の、 It Doesn’t Have to be That Way とは、あんなのは おかしかないかい? という決まり文句なんでしょうね。

―僕たちが別れてしまうなんて、間違ってるんだよ。
寂しい男の背中が、見えるだろう?

クリスマスの季節、元の彼女とよりを戻したい男の未練を切々と……、そんな歌詞です。

果たして、この作戦は、巧くいくんだろうか?
相当に悲観的っぽいところが、曲の魅力でしょうけれど。

では。

 

アヒルこそ美しい お話。

グラマンJ2Fダックは、米国製の水陸両用機

1933~1945年の間に、600機あまりが製造されたようだ。

映画『マーフィーの戦い』(1971年公開) で、ピーター オトゥ―ル演ずる主人公が、飛べるように整備したのが、これ。

それに搭乗して、ドイツ海軍のUボートに対し、たったひとりの交戦を挑むために。

先日、松本駅前のホビーショップで、これのプラモデルを見つけたんだが、店内をあれこれ物色中に、どこに在ったのかを見失ってしまった。

再度出かけていって購おう、とひそかに思っている。

数日前、ダックの飛行動画を見つけ、その美しさに感じ入ってしまった。
特に、水面のさざ波にだんだんと近づいていく着水シーンは素敵。

ひょっとしたらこれ、映画で使用されていたのと同一機で、現在は、米国空軍博物館に展示されている機体だろうか?

なお、クリーデンス クリアウォーター リバイバル(CCR)の曲『Fortunate Son』が使われているが、ウォーター(水)に掛けた洒落なのだろうか?

それとも、支配階級に生まれた〈幸運な〉連中(=息子)が、俺たち(大衆)を戦争につぎ込むのさ、という皮肉な歌詞のためなのか、どうなんでしょうかねぇ?

では。