思いっ切り演ってくれ『Stand by Me』

チュービスト (チューバ奏者)の御方から、ご厚意でコンサートのチケットをいただいたのは、かれこれ、2年前のこと。

その方が所属している楽団の演奏会のやつだったんだけれど、COVID – 19の自粛騒ぎによって、結局は、中止になってしまった。

その後も、演奏会は復活していないようだ。

あれから、それなりの月日が経った。

だが、僕たちが、現在やらされている、この流行り病対策は、だらだらと惰性化していて、とても科学的でもないように思われるし、

ただあるのは、ワクチン打って、のそれだけ。

なにかにつけて制度的にも手厚い保護を受けているご高齢の者は、大人しく粛々と、その勧告に従っている。

けれど、一体この先、どれだけワクチン打つのかいな?、とその胡散臭さに気づいた者がだんだんと増えているから、接種率が一向に高まらないようだ。

という僕も、繰り返される〈波〉議論にうんざり。

ワクチン漬けの乱暴さを疑っている者のひとりだから、舞い込んで来た接種勧奨の葉書は、そのまま打っちゃってある。

さて、名曲『Stand by Me』(1961年発表) は、僕のそばに居ておくれ、と訳したくなる。

けれど。

動詞 stand には、~の側につく、~を支持する、という意味が込められているらしい。

となると、〈僕を支えておくれ〉くらいの気持ちで聴きたい。

ブラスには、たまった憂さを、楽しく吹き飛ばす効能があるようです。

では。

山雅を気づかう 埼玉県人。

昨日、僕は日帰りで、浦和市に出かけた。

埼玉スタジアム2002で開催 (11/16 19:30~ )の、

浦和レッズ vs アイントラハト フランクフルト (ドイツ1部) のゲームを観戦するためでは、

もちろんありません

旧友の、K君、O君と3人で、別所沼公園の陽だまりの中、秋を楽しんでいたのだ。

別所行の目的などについては、またの機会にご報告するとして、

K君をとおして、僕が松本山雅のファンをやっていると伝え聞いていた O君 (所沢市在住) 。

事前に直近情報を下調べしたらしく、

― 山雅、今シーズンは残念だったね、と慰めてくれる。

― でもね、最後まで手に汗握らしてドキドキさせてくれたしね、と僕。

― ところでさ、名波さんは続投なんだろうか?  契約のからみもあるんでしょうけど。

― うん、僕としては、3年くらいはかけて、じっくりやってもらいたい、と思う。

― ジュビロを昇格させたのも、足かけ2年かかった?

― 今年にしたって、自分の望むメンツが大勢を占める中で闘っていたわけでもないだろうから。

(強化部がそろえた現有勢力で結果を出すのが、現場指揮官の使命とは言え、

やはりそこには、指揮官の意見吸い上げや摺り合わせが必要だろう。

監督が、プレイヤーのチョイスの分野で、それ相当の影響力をクラブ内で持つには、ある程度の年月は必要ではあるまいか)

……、とまぁ、こんな会話を交わしていたんだが、

O君は、かつて10年ほど浦和レッズのシーズンパスホルダーであったほどのサッカー通でもあるから、

大宮NACKスタジアム、清水IHIスタジアムでも観戦歴があって、スタジアム談義などで話が尽きない。

で、来週からのカタールワールドカップに話を向けてみた。

すると、既に、対戦相手と日程が頭に入っていて、O君なりに(かなり緻密に) 、ゲーム、および予選突破のためのシュミレーションをしてあるようだ。

ならば、日本代表のゲームレビュウを、その都度彼から聴取してみようかしらん。

すべては、こっちのリーグ戦が終わってからにはなりますが。

では。

風のランナー。

ルノワール氏は、つつがなく、松本マラトン (11/13) を完走した。

タイムを聞くと、3時間57分、とのこと。

ひっくり返すと、7 – 5 – 3 となるから、いかにもこの季節らしい記録ではありませんか、と申し上げたんだが、あまり嬉しくもない反応だった。

途中、32キロメートルあたりで、山雅の、ガタイのいい方を抜きましたよ。

あぁ、それ、飯田 真輝でしょ、きっと。

おまけの話として、スターターを務めた小平 奈緒氏に話題が移っていって、

それについて感想もうかがったんだが、どういうわけか忘れてしまった、ということにしておきます。

軽井沢出身の、孤高の長距離ランナー、ルノワール氏には、この曲を捧げて敬意を示そう。

では。

【有益かも】これは詐欺です。

たまには、世の中に役立つことを書かねばなりません。

この前、僕の携帯に、こんなショートメールが入った。

お客様が不在の為お荷物を持ち帰りました。
こちらにてご確認下さい。http:// ※※※※ (※は伏字です)

よく考えてみれば、(きちんとした)大手宅配業者なら、かならず〈不在伝票〉を残す。

だから、こういうのは、疑ってかかって当たり前なんだが、

ふと、反射的に、そのアドレスを検索してしまうと、やがて怪しいところへご案内、という仕込みだろう。

そういう智恵を、いいことに使えば良いのに、他人をダマす手段はいくらでもあると見えて、新しい手法が登場する。

某国が打ち上げたミサイルが、頭の上に落ちて来るよりも、

アルウィンでスポンサー抽選が当たるよりも、

こんな詐欺メール(電話)に曝される確率のほうが、おそらくは、ずっと高い。

読者諸氏よ、ご注意あれ。

では。

残菊の不義理。

昔お世話になった或る御方の命日には、つとめて墓参するようにしている。

が、今年は、いつしか忘れてしまい、一箇月あまりが過ぎてそれに気づく始末。

あぁ、いけない、ということになって、さて、手向けの花はどうする?

見回すと、庭のそこかしこに、株分けした菊が、今は盛んに群れをつくって咲く。

そうだ、これを持ってお墓にうかがおう、と決めた。

これから毎年こうならば、なにも命日などにこだわらず、今時分に、自前の花束持参でいいではないか、などと不届きなことを考えながら。

  

 残菊を 手向けん西日 背に負うて by  萬年

では。