字数制限か 生存か。

季節の憶え ☞  9/28、庭の金木犀が開花した。

その同じ日、唐沢集落の『根橋屋』で、ざる蕎麦を頬張っていたら、

―  400字でしょうね!!   せいぜい。

と引導を渡されたのです。

目の前で、エビ天を食す家人から。

とにかく、短く平明を旨とすれば、もっと多くの読者を獲得できます!!、とご自分をスタンダードに見なして、譲らない。

―  いやね、サッカー戦術を語ればどうしても長くなるし、そもそも読んでくれる方に読んでもらえば本望なのよ、僕は、と抗弁してみたんだが。

ロシアの男ならば、青くなって国から逃亡すれば、軍への召集を回避できるやも知れないけれど、僕の場合、強い勧告への違背は餓死を意味する、つまりは、生存があやしくなるという境遇。

あの『天声人語』が 600字、『編集手帳』でさえ 460字なんですよ、と新聞のコラム字数を引っ張りだしたところで、なんの足しにもなりはしまい。

では。

(以上、400字です)