アリバイを説く日。

アリバイ、とは。

本人が、犯行現場には不在だったことの事実(= 間接的な証拠) を言う。

昨日(日曜日)、会社に行ったら、4人くらいの人が、別々に、

― 萬年さん、昨日は、大阪に行ってた?、と挨拶してくれた。

僕は、ゲーム当日は、公休。

自宅で、小学生らを預かる(プラスDAZN観戦)ためだった、のだけれど、

職場では、〈大阪遠征〉による休暇取得に違いない、と断定されたらしい。

周囲の同僚は、

(正確には) 山雅を応援する僕を応援してくれる。

とにかく、気にかけてもらっていて、感謝しています。

その分、メディア報道ではわからない、〈萬年独自な観点による〉チームの情報を、できるかぎり共有するわけ。

たとえば、FC大阪戦であれば、僕のアリバイを説明しつつ、画面を通した、花園のピッチ状況や、ゲームの創り方、評価などなど。

で、帰り際は、

ソネさん(南ゴール裏中旗振りの同志) と立ち話。

あのレフェリングについての感想の後、ソネサンは、

― 大宮の勝ち方を観る限り、1枠はアルディージャに走ってもらって、残る枠を狙う、ってことでしょうかねぇ、とおっしゃる。

― やはり、夏の移籍で、(高井 和馬離脱の穴を)なんとかしたいですね。

対宮崎戦(3/23、3 – 1で勝利)を受けて、と思うが、ずいぶんと弱気なことではありますよね。(僕は、ハイライトさえ観ていないので)

冬の移籍ウインドウが閉まるまで、あと一週間。
それは、強化部門に〈秘かに〉期待するとして、

とにかく、上位に離されないためにも、

ひょうたんから駒(=勝利)、などはあり得ないのだから、

山雅は、とにかく、プラクティス、プラクティス。

そして、その内容を、ゲームで再現。これに尽きる。

では。

これで御の字,いたって上等 (2024.3.23 FC大阪戦レビュウ)

0 – 0 、雨中のドローゲーム。

一人の退場者(佐相 壱明)など、

そもそもが、水を含んで、蹴ったボールが止まりまくり、

かつ、そこかしこの芝生には、穴凹のピッチ。

そこでやるしかない式のサッカーからすれば、

大勢を決める要因にもなりませんでした。

つまり数的不利な劣勢が生まれるような、精巧、洗練のサッカーなどは、端からありえなかった。

FC大阪は、ひとり少ない状況を活かすようなやり方ではないけれど、
ここ花園をホームにするには、持って来いのサッカースタイルに仕上げているのは評価に値いします。

もちろん、赤いカードは、貰わないがいちばん。(出場停止がセットだから)

記録上、掲げられたイエロー が9枚 だっただけの話で、

特段、荒れて粗暴なゲームでもなくて、

特に、佐相の 2枚目のイエローは、チト、その蓋然性がわからない。

観ていて、今回の主審は、プレイヤーの反応(憤懣)によって、ポッケのカードに手が伸びてしまう感じ。

かなり情緒的な御方なんでしょう、
今頃、これだけ俺がカードを出したおかげで、ゲームが壊れなかったんだ、と言っていそう。

主審(と審判団)による、ひとり相撲の被害者が多数出た、くらいに思うべきか

こういう荒天、不出来なピッチなどに対し、

山雅は、プロチームとして、現状で採るべき策を忠実に実行していた、と思います。

山口、佐相、 藤谷の先発は、前節から予想できた (だから、昨日の投稿には藤谷をあしらったつもり)。

ゲームに移調を挿し込んだり、締めるためには、山本、馬渡、高橋を取り置きする。

戦術として、パスワーク、特に、基底からの組立ては、封印。

空いた前方のスペース狙いで、ロングボール……。

つまり。

フツーの我らのサッカーが期待できない中、

完全なる相手の土俵において、

これらを、高身長フォワードが不在の条件下

常田を前線へ上げるなどして、なんとか、やり切ったのではないか。

(かつての、ロングボール競り合いサッカーをいまだに思慕するようなファン&サポーターは、こいうい時こそ、称賛の声をあげないといけないはず)

さらに、ゴールキーパー神田も、再三のセーヴィングが光ったし、パンチングしたボールが、そのまま相手に渡らなくてよかった。

欲を言えば。

こういう時でも、山雅はひたすら〈実直〉だったけれど、

相手にはロングスロウがあり、コーナーキック(セットプレイ)狙いがあからさまなので、もっと、ゴールマウスより遠方へクリアするとか、

ブロックにしても、ボールが自分に当ってゴールラインを割るような身体の入れ方はいかがなものか?、とは思う。

でも、この不出来なピッチ(花園ラグビー場) で勝ち点1、はきわめて貴重。

それは、今後、アウェイ八戸あたりについても、そうかも。

とにかく、(いまのところ) 負傷者がなくて、安堵。

そし 、500人(と聞く)の現地参戦ファン&サポーターに、厚く感謝します。

では。

雨の降る日は,天気が悪い。

悪いはずだよ、雨が降る。

ゲーム前日の降雪が 2回あって、強風や降雨まじりの荒天……。

春先の気まぐれな天候に翻弄されてる、今季のスタート。

それなりに、工夫してやるしかないが、

今節のメンツ選択と、(あるのならば)対策のあり様は、けっこうな楽しみ。

空中戦をどうやってはぐらかし、なおかつ、相手のイヤなスペースに、ロングボールを織り交ぜるのか。

そして、アジリティ(俊敏)において、断然うわまわる、そんな感じ?

被ファールによって怪我をしないように、祈ります。

DAZN観戦です。

驚愕の? FC大阪。 (対戦プレビュウ)

今月9日から始まった 過密連戦は、ここまで、2勝2分1敗。

(ゲーム内容はともかく) まぁまぁソツなくこなしている、と考えます。

さて、今度の対戦相手は、FC大阪。

そこだって、同じような日程を消化してるには違いないが、
チョッと調べてみたら、抱えるプレイヤーが全部で、39名とな。

なんと、フォワードに至っては、12名の在籍、なんです。

こっち(山雅)が、30人体制(実際は、29人)でやりくりすることを考えれば、

アウェイでもあるし、あわよくば勝ち、引き分け上等、の気分が強まってしまう。

(これほどの大所帯を保持できる、FC大阪の財政事情については、いまは把握できず)

で、その総勢 39人のうち、新加入が、24人。(昨季メンバーからは 24人が去った)

そこへもって来て、監督も、置き換えた。

昇格2年目のチームにはありそうな〈大刷新〉ではありますが、新しい〈顔〉となってスタートしたわけだ。

☞ 逆境になると、神〇社長、役員をかえろ、霜〇監督をかえろと騒ぎ出す、どこかの、自称正統ファン&サポーター(実は、無責任な野次馬)は、

これくらいにチームが変容すれば、満足するのか知らん? (茶々です)

さて。

FC大阪の、容貌とは……、

❶全得点における、セットプレイからの比率が、70%。

❷コーナーキック数、リーグ第3位 (ロングスロウあり)。

❸パス回数、リーグ最下位。

❹反則数は、リーグ堂々の 4位で多い (ちなみに、トップが岩手)。

❺攻撃回数は、少ないほうだが、得点は、ゲーム平均 2点。

……どうやら、

高身長を活かして、一気呵成に相手陣内まで入ると、すかさずペナルティーエリアへボールを投入してくる、そんな流儀が思い浮かんでならない。

3バック(いわて)と、4バック(FC大阪)の違いはあれど、

前節同様に、剛腕なチームを相手の、タフなゲームが予想されます。

と、ここまで、あまりいい材料がなく、弱気な筆者。

でも、そこには、

相手がどうであれ、自分流を追及し続けるしか今の山雅に活路は開けまい、といった覚悟もある。

天候(風ありなし)にもよりますが、

いわば、ガタイで優る象に対し、こっちは、俊敏、勤勉な蜂のように、行ったり来たりで上まわること。

前線で競うならマトモにはやらず、裏抜け、ワンタッチパスでスペースを侵す。

連戦による〈頭脳〉の疲れをカヴァーするには、無闇と走らず、ここぞという時に走る。

考えてやろうよ、山雅。

では。

ターニングポイントとなれ。 (2024.3.20 盛岡戦レビュウ)

― 山口 一真のワントップも、いいんじゃあないの?

ゲーム後、チノ氏(北ゴール裏同志)による感想。

萬年的MVPは断然、70分過ぎに投入された山口だったから、まぁ、同様な見解かな、と思う。

ゲームは、先制点を守り切って、1 – 0 の勝利。

ウノゼロを目指しているわけでもないから、複数得点で勝てれば、がホンネですが、

なんとか参戦できた6,000人のうちのひとりとして、いいゲームをみせてもらいました。

フラッグが音を立ててなびく強風は、ゲームに、良くも悪くも影響する。

前半、風上(のピッチ)を獲ったグルージャは、長短のボールを駆使して山雅陣内へ侵入してくる。☞ここらは、巧いチームだった。

山雅がボールを持った際には、5 – 4 – 1の陣形を採るので、中盤4人が、こっちのダブルボランチに対し、倍の数的優位。

このエリアで、たとえば、安永 玲央は動きを絞られる中、なかなかパスコースを拓けない。

菊井 悠介としては、相手の最終ライン5人と中盤4人の間を使いたかったんだろうが、岩手はここも堅く閉じていた。

ゲーム開始直後の押し込みも一段落すると、拮抗した前半になったけれど、まあまあ上手く、要は、守備力で、乗り切った。

〈なぜ、山口がMVPであるのか?〉

50分過ぎ、コーナーキックから、佐相のボレー空振りを乗り越える格好で、安藤 翼がゴールネットを揺らして、先制。

すると、当然、グルージャは同点を狙って攻撃圧を強め、山雅ゴールに迫る。

ここ何季かは、こういった展開になると、

劣勢の流れを断ち切れずに、持ち堪えれないで失点、逆転を浴びる。
結果、ゲームを落とすなんて光景が、まるでデジャブの反復だった。

そんな苦境が、10分あまり続くなか、投入された山口は、前線を駆けずり回り始める。

で、左タッチライン沿いに出たボールを拾うと、単騎ドリブルを開始、ふたりを次々に交わして、相手陣内奥に突入。

このワンプレイが、向こうに傾いた流れを断ち切り、ここでゲームがリセットされたように思う。

残り、20分、山雅はふたたび(グルージャの疲れもあって)息を吹き返す。

前へ、縦に、ボールを運べるようになった。

できれば、ここで追加点があれば、もっと楽にゲームを終わらせたとは思いますが、少なくとも、相手陣内でプレイを続けている限りは、こっちのもんでしたね。

……劣勢に陥ったゲームの傾向を、ひっくり返してしまう。

これこそ、昨季から僕が山雅のサッカーに望む、ゲームコントロールの要諦のひとつ。

これが、よりしたたかなサッカーへの転回点となりますように。

同時に、ゲームを淡々と崩してしまう悪しき山雅の、ヴァニシングポイント(消滅点)でありますように願います。

次に、準MVPは、ラストのラストまで、前線に張り出すと、

ゲームを、こっちへ手繰り寄せるべく奮戦していた山本 康浩、としたいが、いかが?

捕捉 ☞ 最終盤、野々村 鷹人を入れて3バックにしたのは、今回は、効いてました。

では。