0 – 0 、雨中のドローゲーム。
一人の退場者(佐相 壱明)など、
そもそもが、水を含んで、蹴ったボールが止まりまくり、
かつ、そこかしこの芝生には、穴凹のピッチ。
そこでやるしかない式のサッカーからすれば、
大勢を決める要因にもなりませんでした。
つまり数的不利な劣勢が生まれるような、精巧、洗練のサッカーなどは、端からありえなかった。
FC大阪は、ひとり少ない状況を活かすようなやり方ではないけれど、
ここ花園をホームにするには、持って来いのサッカースタイルに仕上げているのは評価に値いします。
もちろん、赤いカードは、貰わないがいちばん。(出場停止がセットだから)
記録上、掲げられたイエロー が9枚 だっただけの話で、
特段、荒れて粗暴なゲームでもなくて、
特に、佐相の 2枚目のイエローは、チト、その蓋然性がわからない。
観ていて、今回の主審は、プレイヤーの反応(憤懣)によって、ポッケのカードに手が伸びてしまう感じ。
かなり情緒的な御方なんでしょう、
今頃、これだけ俺がカードを出したおかげで、ゲームが壊れなかったんだ、と言っていそう。
主審(と審判団)による、ひとり相撲の被害者が多数出た、くらいに思うべきか。
こういう荒天、不出来なピッチなどに対し、
山雅は、プロチームとして、現状で採るべき策を忠実に実行していた、と思います。
山口、佐相、 藤谷の先発は、前節から予想できた (だから、昨日の投稿には藤谷をあしらったつもり)。
ゲームに移調を挿し込んだり、締めるためには、山本、馬渡、高橋を取り置きする。
戦術として、パスワーク、特に、基底からの組立ては、封印。
空いた前方のスペース狙いで、ロングボール……。
つまり。
フツーの我らのサッカーが期待できない中、
完全なる相手の土俵において、
これらを、高身長フォワードが不在の条件下、
常田を前線へ上げるなどして、なんとか、やり切ったのではないか。
(かつての、ロングボール競り合いサッカーをいまだに思慕するようなファン&サポーターは、こいうい時こそ、称賛の声をあげないといけないはず)
さらに、ゴールキーパー神田も、再三のセーヴィングが光ったし、パンチングしたボールが、そのまま相手に渡らなくてよかった。
欲を言えば。
こういう時でも、山雅はひたすら〈実直〉だったけれど、
相手にはロングスロウがあり、コーナーキック(セットプレイ)狙いがあからさまなので、もっと、ゴールマウスより遠方へクリアするとか、
ブロックにしても、ボールが自分に当ってゴールラインを割るような身体の入れ方はいかがなものか?、とは思う。
でも、この不出来なピッチ(花園ラグビー場) で勝ち点1、はきわめて貴重。
それは、今後、アウェイ八戸あたりについても、そうかも。
とにかく、(いまのところ) 負傷者がなくて、安堵。
そし 、500人(と聞く)の現地参戦ファン&サポーターに、厚く感謝します。
では。