Who’ll Stop the Rain ?

― そりゃあ、岐阜にしてみたら、前節あれだけ大勝してますからね。
その勢いに水を差したくもないだろうから、ゲームは予定どおり催行したいでしょうね、とソネさん。

対し、山雅は、むしろ間を置きたいんでしょうか?

雨が降らないと、日照りだ、不作だ、と不満を言い、

降れば降ったで、冠水が心配だと、騒ぐ……。

ひとの身勝手さには、ウンザリもする。

ところで。

アサガオが、いま盛んに花をつけていて、

はて?  8月も終わろうとしているこの時季に、いちばん美しく咲く花だったっけ。

では。

相性は良いはず (FC岐阜戦プレビュウ)

時間が過ぎるにつれ、蹴来が先のばされているものの、

台風 10号は、列島縦断の予想。

よって、31日のゲーム(@岐阜市)は、かなり高い確率で催行不能、と考えている。
岐阜さんの公式サイトでは、開催がスタジアム環境の確保次第、みたいなもの言いだけれど、

スタジアムの安全とアクセスだけの話ではなく、地域で大変なことになっているのに、たった数千人が楽しむための興行が世に受け入れられるのかどうか?、がポイントのはず。

だから、プレビュウにも、その分、身が入らないのがホンネ(この投稿、29日15:00に書いてます)。

❶FC岐阜を、覚え書き。

ソネさん曰く、

― 前節の 対ys横浜戦で、5得点。岐阜さん、息を吹きかえしちゃいました。

たしか、それまで 3連敗していた。

ただし。

5ゴールは素晴らしいが、

サッカーのクオリティが格段に上昇したわけでもない(だろう☞ゲームを観てない)から、やっと一息が、ホンネではないか。

いつか(ここ数箇月以内) 岐阜さんのサッカーを観たことがあって、

4 – 4 – 2 で、パスを多用するオーソドックスなサッカーをやり続けているのはわかったが、切れ味に乏しく、山雅とやった時より、そのサッカーが深まっているとも思えなかった。

ただ、この夏.

チーム内得点王は流出したが、

ボランチ、サイドバック(左)に、上位リーグからタレントを獲っていて、強化の手は打っている。

……となれば。

カウンターに特化することなく、中盤でボールを保持し、それをサイドへ転送すると、クロスに飛び込んで決め切る。

そういう方式を、より研磨しようとしているのだ。

❷きちんと胸は合う。

互いに、そこそこ自分流で立ち会えるだろう、いづれかが変に対処的サッカーに走らない限りは。

飛び道具の豊富では、セットプレイ(含スロウイング)への執着からみて、山雅に分がある。

いちばんの課題は、岐阜さんのやり方にかんがみて、

中盤と、左右サイドの制圧を、いかに引き寄せるのか?

何べんも繰り返しますが、これは、

ひとつ。センターバックから、どれほどサイドバックへと、時間的、体勢的に余裕あるパスが供給できるか。

ふたつ。センターバックと連係するボランチ、あるいはウィングの活発さ。
彼らが、相手ディフェンスを引き出すことで、サイドバックが奥へと侵入する。

……にかかっている。

できれば。

ここへ、2022季には観られた、センターバックが、外からタッチライン沿いに駆け込んでくるような分厚さが在っていいんですけどね。

宮部にとっては、本来的タスクではないか。

さて。

よしんば、開催されるにせよ、

ピッチが洪水状となって、すべての施策が台無しなるようなゲームでありませんように。

では。

怒りの自由研究。

テーブル上の〈公報まつもと〉を見ながら、

― 今月号(8月)で特集しても意味ないじゃん、とずいぶん御立腹のご様子。

巻頭の、今月の自由研究は『観光』を指して、家人が、

― 夏のシーズンは先月からなのに、今月に掲載するのはもう遅いでしょう。

たしかに、わからなくもない。(事実、家人が読んだのは、8月末に近い頃)

ただし、これほど鋭く反応するのは、

どうやら。

この夏、小学三年生に協力した際の、

〈自由研究〉に投入したエンス―ジアズムの余熱が、いまだ残っているために違いない。

同学年の従弟が教えてくれたところでは、

自由研究には、踏むべき起承転結があって、

❶なぜ、研究しようと思ったのか (テーマ選定の理由、動機)

❷じっさいに調べたこと (調査内容)

❸わかったこと (結果)

❹まとめ (感想など)  ……の流れが定番のようだ。

実際、公報の記事もそれを模するような体裁になっている。

ただ、致命的なのは、

多数の市民に披瀝するほどの濃い内容でなく突っ込みも大甘。

市政の担当者の顔写真をそえてあるが、プライヴァシイを曝す、という意味では好ましくない。

課長級の公務員が、紙面に引っ張り出される必要もある?

市職員の仕事でないし、だいたい、(本心)彼らが望むはずもなかろう。

自由研究……。

でも、自由だから僕はやらない、という選択はゆるされていないようであるから、どこが自由か?、と思うし、

せいぜい、家族の協力や指導はどうぞよろしく自由にやってよ、の自由なんでしょう。

日本の学生は、こうやってでも一律に強要しないと、

自分発でなんらかの世界を掘り下げることをしない、と思っているのか、教員は。

でも、放っておいてほしい、僕は。

では。

中村 仁郎は,ココをめざす?

相模原戦時、北ゴール裏での談話。(with チノ氏)

― 中村、来季は完全移籍へ移行。
なんて、あるわけないか、だいたいガンバが手放さないわね。

― レンタルの延長だったらあり、かも。
ところで、彼、プレイスタイルが、久保 建英(くぼ たけふさ)に似てるという評判らしい。

その名が出て来るについては、本人も、ひとつの目標にしているのかも知れません。

ところで、僕が驚いたのは、

彼、フォレストグリーンのユニフォームが、実にしっくり似合っていること。

いままでずっと、それをまとってプレイしてきたかのように……。
(もちろん、山雅ファンとしての贔屓目と溺愛)

山雅サッカーのなか、上手く活き、活かされれば、なにより。

こういうタレントを獲ってくること自体に、

山雅がテクニカルなクオリティを標榜していることが、明々白々なんですが、

たまたま、その久保 建英(現在、レアル ソシエダ所属)の、

直近のゴールシーンを、ここでご紹介。

リーガエスパニョーラ(スペイン1部)の第2節、対エスパニョーラ戦。
0 – 0 の膠着したゲームでの、決勝点です。

ディフェンダーふたりを一気に切り裂くのも大したもんだが、

あの位置からだと、どういう弾道で蹴り込めばゴールできる、ということが心身に刷り込まれているんですな。
ゴールマウスなど視ずに打ってますから。

突破を図ってシュートまでいこうとは、決意の結果であるから、

たしかに、そこには〈精神、気持ち〉は作用しているんでしょう。

俺は、(皆と違って)チンタラやるもんか!!、といった風情のゴールパフォーマンスからも、相当な気合いが感じられる。

ただし。

それ以前のこととして。

自分の技量(=個人技)への自信と信頼がなけりゃあ、すべては始まらない話。

きっと!!、中村も、このゴールは観ているに違いない。

ならば。

ゲームに出たなら、エゴを発揮してでも、こんなをめざしてもらいたい、今の山雅で。

では。

強みでしか勝負できない (富山戦レビュウ❸)

とことん対策的であること(富山)と、対策には専心しないこと(山雅)。

今節は、そういったふたつのサッカーの対戦でもありました。

で、それぞれのやりたいことにおいて、富山側のクオリティのほうが優った。

❶ロングボール作戦に、どう向き合うか?
こっちの前線に高さが期待できない以上、実直にやりあえば、9割方はああなる。

これからの対戦相手が、山雅とやる時に、富山戦をベンチマークにするとしたら、なんらかの答えも必要かも知れない。

僕は、米原を1列下げて、スリーバック的に野々村、米原、常田を並べ、

そこで空中で競って、クリアボールを、どうやって前方へ渡すのか、

あるいは、ピッチに落としてしまうのか、ハッキリしたほうがいいと思う。

それと、応酬策としての、こっちのロングフィード。

大内のフィード多用が、今の前線だと、生産性が低い。

思い切ってサイドへ出すとか、あるいは、もっと奥へ供給するかで、距離を稼ぐほうが、リスタートによって布陣を高く上げるに好都合では?

❷今節のMIPは、常田 克人。
安永らのロングスローは、ゲーム中、数回は常田が後方から駆け込んで、ボールを後ろにそらす方式が、もはや定番化。

33分、安永が右サイドからスロウの準備をしていると、常田は逆サイドにて給水。

あぁ、これ相手を欺くサインだろうね、と思って観ていると、やはりそういうチャレンジだった。

常田からのを浅川がヘディングで狙ったのは、得点の可能性が高い。

さらに、コーナーキックでも、常田から後方へそらすことをやった。

のほほんと、しかし、巧妙に狙う。

〈狡猾〉をウリにすべきですよ、常田は。

❸中村 仁郎でフィニッシュするのか?
今節の不足は、

クロスの投入と質が、中のプレイヤーとジャストミートしなかったこと。

それ自体は、精度を高めるしかないけれど、

あとは、中央突破において、中を固めた守備網に引っかかるシーンが多かった。
ラストパスがずれて、味方に渡らないとか。

これ、ペナルティーエリア外縁から遠くても、シュートを狙うべきでしょう。

でないと、ワンタッチを狙っている浅川の位置取りも活きてこない。

中村 仁郎が、カットインからファーへシュートを撃ったこと。

コーナーキッカーを務め(49分)、菊井へショートで出し、それをヒールで繋いでもらってシュート(バーに嫌われた)までいったこと。

このふたつ、魅せました、お金を払っても観る価値あるプレイ。

チームとしてだんだんと彼を使うように、彼も、自分を打ち出すようになった。

こういう個人技の発動願望は、今の山雅流なんだから、もっと期待します。

❸リスタートを巧妙に。
フリーキック、コーナーキック、ロングスロー(する,しない)。

ゲームが中断されるこういったシーンを、できるだけ巧く使おう。

相手にファールが多いし、また、ヴェテランに頼らない山雅は、こういうことでゲーム優位を引っ張るのが現実的。

得点したチームが、ピッチに散開してスタートの笛を、今かと待っていて、

失点した側は打ち合わせをしていてようやく位置につく。

チームで考えて修正をかけるなら、そんな愚直さでいい。

❹あとは、妄想。
米原に代えて、國分を、ボランチ投入。

独特のリズムとパスセンスは悪くない。

こうなったら、体幹がそれなりで長躯の米原をディフェンダーへ転用し、

村越をボランチで起用もあり、と僕は思うが。

妄想過ぎますかね。(それよりも、時間が待ってくれないか?)

では。