ようやくの〈原点回起〉 (ys横浜戦レビュウ❷)

4バック ☞ 3バック への変更。

これ自体は、これまで、交代カードのやりくりであったり、ゲーム締めの一手段で用いていたから、

(山雅をキチンと観ていれば) ある意味、自然な流れであって、ことさらどうこう言うべきことでもなし。

もしも、これが負け試合だったら、無意味なあがき、と酷評されたに違いなく、

監督交代ズレした一部の山雅民による文句が、一週間は静まった。
……それくらいのことにとらえている。

ただし。

診るべきポイントが、3バック採用にまぎれて、今節の登録メンバー(先発、控え)には在った点を見逃せない。

つまり。

シーズン当初の、ゲーム登録メンバー(の序列) の青写真に限りなく近いメンツ戦えた、という感触なのだ。

今季のチーム編成の狙いが、ようやく充足され、ここまで復するのに、8か月の時間を要してしまった、そんな感じ。

もちろん、30人の所帯をもって参戦するに際しては、

すべてが望み通りの人選ができるはずもなかろうが、

けれど、一昨年の旧い用語を持ち出せば、

これが2024シーズン当初の目論みへの復帰、つまり、〈原点回起〉

おおざっぱに言えば、

若手、中堅、熟練、それら世代の融合による攻撃的サッカー

さて。

あと、6戦(含むプレイオフ)。

けっこうなゲーム数を残すからには、

今節の戦い様は、かなり綿密に評価検討されて、その再現性をトレーニングで高めなければならない。

もちろん、今回登録から外れたプレイヤーらの、奮起を望む。

総力戦ですから。

で。

戦い様の中身うんぬんについては、レビュウ❸で。

では。

数的優位をしのぎ,パーフェクトゲーム(ys横浜戦レビュウ❶)

バスを降りると。

交差点を渡って、スタジアムを周りながら、坂を下るにつれて高まるゲーム期待感。

(あぁ、追憶の相鉄ジョイナスよ!!) ☞ 今回の僕は、DAZN参戦。

そんなアウェイ横浜三ツ沢で、

2 – 0 の勝利。

数的優位の局面をその都度つくり出せ。

とはプレビュウで書いたものの、

予期せぬ数的優位(11人 対 10人)に置かれてしまったら

これはこれで、ゲームがやりにくくなるのも事実であって。

少ない ys横浜からすれば、

5 – 3 – 1 の布陣をしっかり組んで、ひたすらカウンター攻撃をもくろむ、で徹底しやすい。

では、こっちは。

どれくらいにボール保持に執着しながらやるのか?、

さらに、鋭いカウンターをどう守るか?、そういうやり繰りに頭を使うことになる。

でも、その状況下、

プレビュウでなかば予想した 3 – 4 – 3 を、そつなくこなし、

結局は。

守備疲れが増して足が止まり気味の相手に、70分過ぎて、ダメ押し点を見舞う。

……こんなのは、ほぼパーフェクト。

ほぼ、としたのは、あれだけ攻め立てていた中、

真ん中へ持っていったボールを、サイドへ拡げずに、そのまま撃ち込んでも良かったのかな?、という身勝手な感想のゆえ。

3バックにしたら、村越と二郎の躍動性を犠牲にせざるを得ない?、という部分は、

浅川 隼人と高井 和馬を控えに取りおくことで、ハーフタイムをはさんで、2人を 45分間づつ活かす。(かなり贅沢なことです)

これは、かなりの名案でした。

2点目は、たしか、中村からのクロスが起点。

その2失点によって、横浜の戦意はガクッと折れたので

文字どおり、ゲームの明暗を分けた采配、と言えましょう。

では。

数的優位の作り方 (ys横浜戦プレビュウ)

木曜日に、ソネさんと話したら、

前節の高橋 祥平の先発起用については、おおいに唐突だった、という感想。

ただし、山雅の現有ディフェンダーだと、(タイプ的に) 3バックで並ぶのがしっくりくる、という評価でありました。

先季。

20数試合ぶりにビクトル(GK)を先発させた実績があるので、

僕は、そう驚きもしなかったけれど、ディフェンダーのところのボール捌きには、かなり閉塞感があってのテコ入れだったんだろう。

さて、今節のこと。

❶ys横浜は、おそらく、3 – 4 – 3 (3トップ)を採るだろう。

つまり、こっちが 4バックの中、センターバックふたりでボールを運ぼうとすると、それよりも多い員数をかけて、ボールホルダーとボールを追い込んでくるわけ。

ゆえに、それをどう交わして、ボールを前へ挿し込んでいくのか?

❷同時に、ysは、3バックを配置するから、そこに対して、どれほどの枚数で、プレッシャーを与えて、

ボール奪取、あるいは、苦し紛れに前方へ蹴り出させるのか?

……この2点をクリアしながら、ゲームを進めるとなれば、

考えられる手法は、

相手を前傾にしておいて、その最終ラインの裏を狙うか、

あるいは、サイドを深く侵すかのいづれかが有効であろう、とは思いますが、

ひょっとしたら、今節の山雅は、最初から、3 – 4 – 3 でやったりして。

そのほうが、布陣的には、組しやすいことは確か。

でも、そうなると、村越や仁郎の機動性を活かせなくなることもあるから、

なんとも悩ましいことです。

ま、どんな布陣で、どんなサッカーをやるにせよ、

ゴールマウスの幅内の正面へとボールを入れて、そこから、フツーに撃ってもらえれば良いのですよ、とにかく。

では、DAZN画面越しに参戦します。

時には,真面目に。

家人は、僕のことを、他人を怒らせる存在、と思っている。

揶揄したり、ひとの話にチャチャを入れたりするから。

― そんなことをやっていると、いつか、カッとなった相手に刺されるわよ、と注意される。

ま、不真面目な奴、と評価されるほうが、

偽善者と言われるよりも 100倍は胸を張れるから、僕はそれでいいのだが、

心配なのが、今、小学3年生の孫が、(僕のように)人を怒らせる言動に長けていること。

僕が人生の長い時間をかけて身につけた特質を、

9歳にして、早くも〈強み〉として使っているのだから、この先、彼の人生における懸念材料ではあるまいか?

では。

『Change The World』(1996年)

この曲を最初に歌ったのは、

ワイノナ ジャッド(1964~)だった。

……もし世界を変えることができたら、私はあなたの宇宙を照らす光になろう……。

実に、ロマンティックなラヴソングです。

映画『フェノメノン』(1996年米、ジョントラボルタ主演)では、この曲が使われ。

音楽の総指揮に当ったロビー ロバートソンが、この曲を採りあげて、

(音楽界の重鎮である)エリック クラプトンベイビーフェイスにそれを演出させる。

……これ、趣味はわかるけど、チトやり過ぎ!!、ロビー。

狙いとおりに、相当ヒットしたらしいです、全世界で。

サウンドトラック(11曲ほど)の中では、

アーロン ネイヴィルが歌い、ロビーがギター演奏をつけている『Crazy Love』もなかなかの味わいで、聞かす。

映画は、

達者な役者を多く配しているし、音楽にも〈豪華〉なメンツを集めているのだが、

ファンタジー作品を好まないわけがない僕が、

今日まで観ていないとは、やはり、それなりの理由があるように思われる。
しかも、これからもおそらく観ない。(これからも、のほうは体力的なこと)

ま、それはいいとして、

結局のところ。

もともと持ち歌にしたワイノナ ジャッドの歌唱が、僕にはいちばん聞きごたえがございます。

といったお話でありますが、

ギター3本の伴奏のアイディアは、どこの誰の発案なんでしょうかね。

……もしも、世界が変わって、

こういう素敵なバンドが、僕の庭で一曲でも演ってくれたら、

きっと、いつでも死ねる、の心境になるだろう。

では。